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2008.02.20

ウヨクの耳クソ

ものすごく前に書いたことがあると思うんだけど、あたしは、耳そうじをするのとは別に、綿棒の先にシーブリーズをつけて、それで耳の穴をホジホジするのが大好きだ。耳そうじ自体も好きだから、ほぼ毎日のようにやってるんだけど、毎日のようにやってるから、当然、耳クソはほとんど取れない。耳そうじって、大きな耳クソがポロッと取れたりするのが嬉しいワケだから、あたしは、「2週間くらい耳そうじするのをガマンして、耳クソが溜まったころにそうじしてみよう」って思ったことが数え切れないほどある。だけど、耳そうじをガマンするのは3日が限界で、とてもじゃないけど2週間なんてガマンできない。だから、未だに、綿棒の先にちょっとだけつく粉みたいな耳クソしか取れなくて、悲しい気持ちになる。

それで、あたしが考えたのが、シーブリーズをつけた綿棒でホジホジすることだ。最初に、乾いた綿棒で耳そうじをして、ほとんど耳クソが取れなくても、そのあとにシーブリーズをつけた綿棒でホジホジすると、耳の中がスースーして、もう、たまんない。特に、お風呂で温まりながらコレをやると、「創聖のアクエリオン」で大当たりした時に台から流れて来る声みたく、「気持ちいい~~~♪」って叫びたくなっちゃう。だけど、コレにも問題点があって、あんまり毎日毎日やってると、耳の中がヒリヒリしてきちゃうから、シーブリーズを使うのは、2~3日に1回くらいにしとかなきゃなんない。

いろんなことを妄想したり実験したりするのが好きなあたしとしては、「シーブリーズでもこんなに気持ちいいんだから、アンメルツヨコヨコだったらもっと気持ちいいかも?」とか、「キンカンだったら気絶するほど気持ちいいかも?」とか、「ミンティアのドライハードを10粒くらい、歯で細かく噛み砕いてから耳の穴の中に詰め込んだら、気持ちよすぎて失神しちゃうかも?」とかって、いろいろと考えてみた。だけど、現実的には、アンメルツヨコヨコくらいなら何とかなりそうだけど、キンカンだと死ぬほど痛くなりそうだし、ミンティアのドライハードだと、耳に入れる前に、10粒も歯で噛み砕いてる時点で、ベロがヒリヒリ痛くて大変なことになりそうな気がした今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、耳の穴がスースーすると気持ちいいワケなんだけど、別にMってワケじゃないから、スースーするのにも限度がある。あたしは、あくまでも、一般的に気持ちいいレベルのスースーを求めてるのであって、痛みをともなうコイズミ的なモノは求めてない。だから、今んとこは、毎日の耳そうじの仕上げには化粧水を使ってて、2~3日に1回くらいシーブリーズを使ってる。化粧水をつけた綿棒でも、それなりにスースーして気持ちいいし、あたしは、この方法で満足してる。

で、何で耳そうじの仕上げに、化粧水やシーブリーズをつけた綿棒でホジホジするのかって言えば、もちろん、「気持ちいい」ってことが何よりの理由だけど、もう1つ、「耳の穴の中に残ってる微量の耳クソの粉が取れる」って理由がある。あたしみたいに、耳そうじを毎日してると、1mmもあるような立派な耳クソなんかお目にかかれなくて、すべて粉末の耳クソだけだ。だから、乾いた綿棒でホジホジしただけじゃ、完全に取りきれない。そこで、最後に、化粧水やシーブリーズで湿らせた綿棒でホジホジすると、それに付着してキレイに取れるってワケだ。

「きっこの日記」の賢明なる愛読者なら、ここまで読んで来ただけで、あたしの耳クソが「乾いたタイプ」だってことが分かったと思うけど、ニポン人の場合は、約8割が「乾いたタイプ」で、約2割が「湿ったタイプ」なので、あたしは、多いほうの部類に入るってことだ。だけど、これは、あたしたちニポン人が「モンゴロイド」だからであって、白人や黒人の場合は、ナナナナナント! 全体の9割以上、だいたい98%くらいの人たちが「湿ったタイプ」の耳クソなのだ!

だから、「乾いたタイプ」の耳クソのあたしは、ニポン人だからこそマジョリティーってワケで、もしも白人か黒人だったとしたら、100人のうちに2人くらいしかいないマイノリティーになってたワケだ。ま、いくらマイノリティーでも、外から見ても分かんない耳クソのことだから、別にどうでもいいんだけど、あたしの個人的な好みとしては、やっぱ、耳クソは湿ってるよりも乾いてるほうがいい。だって、耳そうじの楽しみの1つ、シーブリーズでスースーの快感は、耳クソが乾いてるからこその快感であって、最初っから耳の穴の中が湿ってたら、「乾いてる場所を湿らせる快感」が薄れちゃうような気がするからだ。

‥‥そんなワケで、民族によって、ずいぶんと差がある耳クソのタイプだけど、2年前の2006年1月に、「長崎大学大学院医歯薬学総合研究科分子医療部門」っていう気が遠くなりそうなくらい長い名前の研究室の新川詔夫(のりお)教授や吉浦孝一郎助教授たちのグループが、126人のニポン人の耳クソの調査をして、耳クソのタイプを分ける遺伝子を調べ、その研究結果をアメリカの科学誌「ネイチャー・ジェネティックス」(2006年1月29日付/電子版)に発表した。

それによると、その人の耳クソの乾湿が決まるのは、遺伝によるもので、「ABCC11」っていう遺伝子の特定の部分が、「アデニン」でできてると「乾いたタイプ」で、「グアニン」でできてると「湿ったタイプ」になる。で、お父さんもお母さんも「乾いたタイプ」なら、その子供も「アデニン」を持った遺伝子によって「乾いたタイプ」になり、お父さんもお母さんも「湿ったタイプ」なら、その子供も「グアニン」を持った遺伝子によって「湿ったタイプ」になる。そして、お父さんが「乾いたタイプ」でお母さんが「湿ったタイプ」だった場合には、その子供は、お父さんの「アデニン」を受け継げば「乾いたタイプ」になり、お母さんの「グアニン」を受け継げば「湿ったタイプ」になる。

そして、お母さんが「アデージョ(艶女)」だった場合には、その遺伝子を受け継いだ息子は「アデオス(艶男)」になる(笑)‥‥なんてことも言ってみつつ、この研究のあと、全国の分布を調べるために、長崎県立長崎西高の山田賢輔君のグループが、長崎大学と共同で、28道府県の32校から、771人の高校生の「爪」を集めて、その遺伝子を解析したりもした。それで、これらの調査や研究も通して、いろんなことが分かったんだけど、一番大きなことは、この遺伝子は、ニポンではもともと「グアニン」だった、つまり、古代のニポン人の耳クソは、みんな「湿ったタイプ」だったってことだ。

人間以外の哺乳類の耳クソは、マウスとラット以外はすべて「湿ったタイプ」で、人間も、古代はみんな「湿ったタイプ」だった。それが、今から2万年から3万年くらい前、シベリアなどの北東アジアに、この遺伝子が「アデニン」に突然変異した人間が1人生まれて、その子孫が広がったのが、現在の「乾いたタイプ」の耳クソの人たちだったってことだ。つまり、あたしを含めて、このニポンにいる約7割の「乾いたタイプ」の耳クソの人たちは、大陸からやって来た民族の血が入ってる弥生人の子孫てことで、歴史的に「純血なニポン人」て呼べるの縄文人の子孫は、約2割の「湿ったタイプ」の耳クソを持った人たちだったのだ。

‥‥そんなワケで、何かにつけて中国や韓国のことを目のカタキにしてるネットウヨクにしても、もしも、その人が、「乾いたタイプ」の耳クソだったとしたら、中国人や韓国人とおんなじルーツを持つ人間てワケで、ようするに、自分の家族の悪口を言ってるってことになる。もちろん、あたしたちニポン人はモンゴロイドなんだから、耳クソのタイプに関わらず、中国人や韓国人、モンゴル人やインディオたちと兄弟なんだけど、もっと細かい部分で言えば、「乾いたタイプ」の耳クソのニポン人は、より、中国人や韓国人と血のつながった家族だったってワケだ。だから、耳クソが乾いてるクセに、中国や韓国のことを叩いてるネットウヨクがいたとしたら、それは、耳クソどころか、「目クソ鼻クソ」ってワケで、「ザ・たっち」のたくやがかずやの悪口を言ったり、マナカナのマナがカナの悪口を言ってるのと変わらないことだと思う今日この頃なのだ(笑)


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