新カレー作戦
何日か前のことだけど、朝からスタートしたお仕事が、モデルさんの都合で押しまくりで、バタバタしてて、お昼ご飯を食べる時間がとれなかった‥‥って言っても、午後1時か2時くらいには終わったんだけど、朝ご飯を食べてなかった上に、前の日の夜も食べてなかったあたしは、お腹がペコペコになっちゃった。それで、あたしは、お昼用として、梅干とオカカのオニギリを2個作って持ってたので、この日はカケモチじゃなかったから、お家に帰ってからオニギリを食べようと思った。だけど、お家に向かって運転してるうちに、ホントにヤバイくらいお腹がペコペコになって来ちゃった。
これが、食べ物を何も持ってなかったんなら、とにかくお家へと急いで、帰ってから何か作って食べるしかないんだけど、この日は、助手席のバッグの中にオニギリがあった。そして、水筒代わりの500のペットボトルにお茶も入れて来てるので、いつでも食べることができる。だから、駒沢通りを走ってたあたしは、あと10分もしないでお家に着くような場所だってのに、オニギリの誘惑に負けちゃって、駒沢公園の前で車を停めた。ここは、知ってる人にはオナジミだと思うけど、道路のワキにズラーッと車が停まってて、みんな休憩してる場所だ。ほとんどは、タクシーとか外回りの営業の人とかがサボッてるんだけど、一般の車もいる。
で、そこに車を停めたあたしは、小さい車載テレビを観ながら、オニギリを食べ始めた。誰が言ったか知らないけど、「空腹こそ最高の調味料」とか何とかってセリフがあったけど、ホントにその通りだと思った。そして、お腹がペコペコの時って、ヘタに豪華なものよりも、オニギリとか、白いご飯とお味噌汁とお漬物とか、そういったシンプルなものほど美味しく感じるし、「ああ~ニポン人に生まれて良かった~♪」って思える今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、車の中でオニギリを食べながら、テキトーにつけたテレビのワイドショーを観てたんだけど、「今年は花粉の飛散が去年の2倍から3倍になるから、去年は大丈夫だった人も今年は要注意」ってことを言ってた。それで、街ゆく花粉症の人たちに、「完全に花粉症が治るならいくらまでお金を出してもいいか」っていうアホなアンケートをとってたんだけど、一番多かったのが、「5万円~10万円」だった。でも、中には、「完全に治るのなら500万円以上出してもいい」って人もいれば、「お金を払ってまで治りたいとは思わない」って人もいた。
500万円出してもいいって人は、きっと、ものすごく重症の花粉症で、ものすごい大金持ちなんだと思う。そして、お金なんか払いたくないって人は、ものすごく軽い花粉症なんだと思う。だから、こうした極端な人たちは除外するとしても、「街の声」としてOAされてた何人かの人たちの中には、「年金暮らしなのでギリギリの生活をしてるけど、それでも花粉症が治るのなら、何とかして10万円くらいまでは出す」っていうおばあちゃんもいた。それから、20代後半くらいの若いサラリーマンは、「50万円払っても治したい」って言ってた。この人は、決してお金が有り余ってるワケじゃない。営業のお仕事をしてるそうで、お客さまの前で鼻水が止まらなくなって営業にも支障をきたすから、お仕事のために「50万円払ってでも治したい」ってことだった。
年金暮らしのおばあちゃんにとっての10万円も、若いサラリーマンにとっての50万円も、それぞれの収入で見れば「約2ヶ月ぶん」てことになるから、これはどっちも大金だ。つまり、金額は違うけど、どっちも、「大金持ちにとっての500万円」とおんなじくらいの大金なのだ。そして、それだけの大金を払ってでも治るもんなら治したいって思うほど、つらい思いをしてる人たちがいっぱいいるってことだ。
‥‥そんなワケで、あたしも花粉症だけど、最初は漢方で良くなったんだけど、お薬の値段が高くて続けられなくなったら、また症状が酷くなった。それから、自己流でいろいろと試してるうちに、前にも紹介したけど、ついに、オリジナルの「花粉症対策カレー」を作り出すことに成功した。今ころの早い時季と、本格的な花粉シーズンに入ってからの2回、このカレーを作って食べれば、マスクもお薬もなしで、そのシーズンを乗り越えられるようになった。詳しい作り方や食べ方は、2005年3月10日の日記、「花粉症対策カレー」に書いてあるけど、これは、あくまでも、「あたしには絶大な効果があった」ってだけで、それは、あたしの、あたしによる、あたしのための「花粉症対策カレー」だからだ。
おんなじお薬でも、効く人と効かない人がいるように、このカレーも、「花粉症がピタリと治った」って人もいれば、「ずいぶんラクにはなったけど、まだクシャミや鼻水は出る」って人もいれば、「ほとんど効果は感じられなかった」って人もいる。そして、これは、花粉症の程度や、タイプや、その人の普段の食生活とかにも関係してることだと思う。
たとえば、あたしは、「できる限りケミカルなお薬は飲まない」ってことを徹底してる。サスガに、インフルエンザになったら病院に行くけど、普通の風邪の場合は、病院なんて行かないし、市販のお薬も絶対に飲まない。葛湯を飲んで体を温めたり、ショウガ汁にキビ砂糖を加えて熱湯を注いだものを飲んだりして、あとは、おへその下のチャクラにエナジーが集中するように瞑想して、自己治癒能力を高めてから、ひたすら寝る。これで、ほとんどの風邪は治る。
そして、普段の食べ物も、できるだけ添加物の入ってないものを食べるようにしてるから、あたしの体は、ワリとケミカルレス状態のほうだと思う。だから、肺炎になりそうなくらい酷い風邪を引いて、仕方なく市販のお薬を飲む時には、箱に書いてある成人の規定量の半分で、絶大な効果がある。鎮痛剤とかって、常用してると、だんだんに効かなくなって来て、服用する量が増えてくけど、これの正反対の状態ってワケだ。
‥‥そんなワケで、コンビニやスーパーで売られてる食品も、ファーストフード店やファミレスをはじめとした外食のお店で提供されてる食べ物も、現代の食品て、ほとんどが添加物だらけだ。まったく自炊をしないで、3食すべてコンビニや外食で済ませてると、1年間に摂取する添加物、つまり、食べた物に含まれてた防腐剤や漂白剤などの総量は、軽く30キロを超えちゃうそうだ。もちろん、これらの添加物は、「一度に摂取しても危険のない量」しか添加されてないし、基本的には体外へと排泄されるワケだから、みんなそれなりに生きてるってワケだ。
だけど、食品の見栄えを良くしたり、食品を長持ちさせるために、こうした添加物が次々と作られて、こうした食品を何も疑わずに口にする人たちが増えて来てから、ガンの発生率は何十倍も激増した。そして、いろんなアレルギーに苦しむ人たちが増えて来たり、成人病を発症する子供が増えて来たり、精神的に不安定な子供も増えて来て、「イライラしたから人を殺した」なんていう少年犯罪までが増えて来た。ま、この変のことが、食べ物と関係があるのかどうかは分からないけど、「ナチュラルなものしか食べないように食生活を変えたら、性格まで穏やかになってイライラすることがなくなった」っていう人もたくさんいるんだから、一概に無関係とは言えないと思う。
それで、「できる限りケミカルなお薬は飲まない」ってことを徹底してるあたしは、ものすごくタマに風邪薬や鎮痛剤を使うと、驚くほど良く効く‥‥ってことを踏まえた上で考えたんだけど、あたしたちが食べても何ともない現代の食品でも、タイムマシンに乗って、地球上に添加物も農薬も存在しなかった原始時代へ行って、ナチュラルなものだけを食べて暮らしてる原始人に食べさせたとしたら、最低でも具合が悪くなって倒れちゃうだろうし、ヘタしたら死んじゃうかも?って思ったのだ。つまり、何代にも渡って、長年、添加物を摂取し続けて来たあたしたち現代人には、何でもないような微量の毒であっても、まったく摂取したことのない原始人にとっては、致死量に値する猛毒になるんじゃないのか?ってことだ。
‥‥そんなワケで、話はクルリンパと戻るけど、あたしの花粉症が一番酷かった時って、あたしは、今とはずいぶん違う食生活をしてた。もちろん、基本的には自炊がメインだったけど、買ってくるお野菜は、生産地なんて気にもしてなかったし、何よりも「安いもの」を選んでた。そして、普通に外食もしてたし、今じゃ死んでも口にしないようになった吉野家の牛丼も食べてたし、デニーズのハンバーグも食べてた。マックやケンタッキーをはじめとしたファーストフード店も利用してたし、今の一般的な人たちとおんなじような食生活をしてた。
だけど、この「きっこの日記」を書くようになってから、それまでは気にもしてなかった社会問題とかに目を向けるようになって、いろんなことを自分で調べるようになったら、この世の中って、あまりにもトンデモな世の中だってことが分かって来た。特に、食べ物に関することだ。それまでは、何の疑いも持たずに口にしてた食べ物が、実は、トンデモないシロモノだったってことが分かって来た。それで、あたしは、どんどん利用できるお店が減って来て、どんどん食べられる物がなくなって来て、今じゃ、自分で食材を選んで、自分で調理したものじゃないと、安心して食べることができなくなっちゃった。だから、今は、99%は自分で作ったものを食べてるし、1年くらい前からは、何よりも危険なお肉をできる限り口にしないようになった。
で、あたしの食生活は、こうしてジョジョに奇妙に変化して来たんだけど、それにともなって、花粉症の症状も、ジョジョに奇妙に軽くなって来たのだ。ようするに、あたしの花粉症が治って来たのは、漢方薬やカレーだけの効果じゃなくて、こうした毎日の食生活にも、ある程度の補助輪的な効果があったんじゃないか?って思ってる。ちなみに、「補助輪的効果」ってのは、今、書きながら思いついた言葉なんだけど、子供が三輪車から二輪車へとレベルアップする時の、アレのことだ。我ながら、うまい言葉を思いついたもんだと自画自賛しつつ、本線に戻るけど、あたしは、今日、すごく久しぶりに、花粉が原因ぽい感じのクシャミが出て、花粉が原因ぽい感じの透明でお水みたいな鼻水が出た。
それで、あたしは、ヒサビサに「花粉症対策カレー」を作ろうかと思ったんだけど、ここで、ハッと気づいたことがある。それは、「花粉症対策カレー」には、挽肉を入れなきゃなんないってことだ。今のあたしは「ヘタレなベジタリアン」だから、どこかで出されたお料理やお弁当にお肉が入ってれば食べるけど、自分から進んで食べることは拒絶してる。で、ただ単に「カレーを作って食べよう」ってことなら、お肉を入れずに作ればいいだけの話なんだけど、これは、すべての材料の組み合わせによって効果が生まれてる「花粉症対策カレー」だから、1種類でも材料を減らすと効き目がなくなっちゃう恐れがあるのだ。
あたしの予想としては、特に効果があるのは、大量に入れるニンニク、ショウガ、タカノツメの三種の神器で、続いて、大量のタマネギ、そして、市販のカレールーに含まれてる、ターメリックをはじめとしたいろんな香辛料なんじゃないかって思ってる。だから、挽肉は入れなくても良さそうな気もするんだけど、こういうのって、それぞれの成分の組み合わせによる相乗効果が大事なみたいな気もする。だから、一見、関係なさそうに思える挽肉を入れなかったことによって、ニンニクの効果も、ショウガの効果も、タカノツメの効果も、タマネギの効果も半減しちゃって、結果、花粉症を抑えるだけの効果が望めなくなっちゃう可能性もある。
もしも、あたしが綾波レイだったら、「にんにくラーメン、チャーシュー抜き」ってことにすればいいんだけど、あたしの場合は鼻水レイって感じだから、「にんにくカレー、挽肉抜き」ってワケには行かない。そこで、あたしが考えたのが、挽肉の代わりに、魚介類による動物性タンパク質を補完計画するか、お豆腐や納豆とかの植物性タンパク質を補完計画するか‥‥って作戦だった。ただ、味を考えた場合、ニンニクやショウガやタカノツメをたっぷり入れたカレーには、牛と豚との合挽肉が合うワケで、シーフードカレーにしちゃったら、ぜんぜん合わないと思う。
シーフードの場合は、エビとかイカとかの具から出たダシの甘みを生かすために、ニンニクやショウガは入れないほうが美味しくなる。だけど、花粉症とは関係ない普通のシーフードカレーを作ったって、そんなもん何の意味もない。だからって、お豆腐や納豆も「パンチの無さ」はシーフード以下だから、これもおんなじだ。
‥‥そんなワケで、あたしが考えたのは、「シーフードの中で、お肉にヒケを取らないほどインパクトのある味のもの」ってワケで、いろいろと考えた結果、たどり着いたのが、「アンチョビ」と「クサヤの干物」だった。そして、両方とも高価だけど、カレーにドバッと入れるほど大量に用意するってことを考えたら、まだ、クサヤの干物のほうが安く済むと思った。だけど、あたしのキッチンでクサヤの干物なんか焼くのは絶対にイヤだし、だからって、焼かずにカレーの中に入れて煮込んだら、劇的な匂いのビフォー・アフターなカレーになっちゃいそうだ。そして、仮に花粉症に効果があったとしても、朝からニンニクとクサヤを食べた日にゃあ、絶対にお仕事に行くことはできない。だから、あたしの「新ヤシマ作戦」‥‥じゃなくて、「新カレー作戦」は、まだまだ花粉のATフィールドを破ることができないので、「みのり園」さんの「べにふうき」でも飲んでみようかと思ってる今日この頃なのだ。
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