房総モード、突入!
もうじき、母さんが退院できるので、あたしは、ワクワクしていろんなことを考えてた。その中のひとつが、「1泊で近場の温泉に連れて行ってあげよう」ってことだった。もちろん、退院してすぐはムリだけど、暖かくなるころには大丈夫だと思うから、千葉の房総半島のほうにでも行って、海の見える広い温泉にゆったりと浸かってもらって、のんびりしてもらおうって思ってた。それで、あたしの好きな、テレビ東京の「いい旅 夢気分」が、先週と今週と房総半島の特集だったから、シッカリと録画して、チェキしとこうと思った。
先週は、「早春の南房総/満開の花と海の幸」ってタイトルで、旅をするのは、前田美波里さんと、宝塚の月組の男役トップスターだった紫吹淳さんだったから、そっちの意味でも楽しみにしてた。あたしは、男役だった人が、宝塚を引退してからフェミニンなスタイルになるのが激しくツボで、何でもない普通のスカートを履いてるだけでもドキドキしちゃうから、宿の浴衣を着たり温泉に入ったりされたら、もう満腹なのだ。
で、番組を観てみたら、あたしのツボがメジロ押しで、特に、2人で宿のゴチソウを食べてる時の紫吹淳さんの話が、あたし的にはサイコーだった。宝塚時代に、男役でステージのイスに腰掛けたら、ズボンのファスナーが全開だったって話とか、引退して女性のカッコをしてる時でも、イスに腰掛けると、つい、マタをひらいて座っちゃう‥‥って話とか、思いっきりあたしのツボで、現在発売中の「テレビブロス」の特集をホーフツとさせた。
だけど、このまま行くと「暴走モード」に突入しちゃいそうだから、サクッと「房総モード」に戻すけど、カンジンの旅行のほうも、とっても良かった。南房総と言えば、「お花」「いちご狩り」「シーパラ」だけど、ちゃんとお花を見に行って、いちご狩りもして、鴨川シーワールドにも行って、あたしが母さんを連れてってあげたいと思ってるとこをマンベンなく網羅してくれてた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、自分のことなら、単に妄想して楽しむだけの場合が多いから、一度は行ってみたい「湯布院」とかの非現実的な温泉を脳内で楽しむんだけど、今回は、ホントに母さんを連れてこうと思ってるワケだから、現実的に行ける距離の「房総」ってワケだ。だから、番組を観る上でも、ボヤ~ッと夢見心地で眺めてるんじゃなくて、お花の咲き具合とか、いちご狩りの料金はいくらで何分まで食べ放題なのかとか、宿の値段やお料理の内容とか、温泉のタイプや湯船の広さや展望とか、細かい部分をチェキしつつ観てた。
そして、今日は、房総特集の後編、「ひとあし早い春/花咲く房総ドライブ」ってことで、始まるまでに帰って来られたから、録画しないで観ることができた。前回は電車だったけど、今回は車なので、車で行くつもりのあたしにとっては、これまたチェキしとく意味があると思ってた。ただ、ひとつだけ不安だったのは、旅行するメンバーが、田中律子、加勢大周、有坂来瞳って書いてあったことだ。まあ、田中律子は分別ある大人だと思うし、加勢大周もそれなりに大人だろうと思ってたから、心配なのは有坂来瞳だけだったんだけど、こんな軽いタレントを寄せ集めて、せっかくの旅番組がブチ壊しになんないか、あたしは心配してた。
だけど、そんなあたしの不安は、ちびまる子ちゃんの丸尾くんじゃないけど、ズバリと的中することになっちゃった。番組は、最初、東京湾アクアラインの海上パーキングエリア、「海ほたる」からスタートしたんだけど、この日は寒かったらしくて、ガクガクと震えながら「寒い!」「寒い!」を連発する3人組。そして、車は出発するんだけど、加勢大周が運転、有坂来瞳が助手席、田中律子が後ろっていう配置が、ナニゲに「田中律子だけオジャマ虫」って感じのビミョ~な空気感を醸し出しつつ、館山へと到着した。
で、先週とおんなじに、またまたお花を見に行ったんだけど、ポピーの咲き誇るお花畑に到着するやいなや、有坂来瞳が「キャ~!かわいい~!」と黄色い声を上げ、田中律子までもが一緒になって「キャ~!キャ~!」と大騒ぎ。それで、あたしは、「あ~あ‥‥やっぱ、このノリなのか‥‥」ってガックリしたんだけど、唯一の「大人」であろう加勢大周の「分別」に、イチルの望みを抱きつつ、そのまま観てた。そしたら、それから一行は立ち寄り湯に寄ったんだけど、温かい室内から寒い展望風呂へと飛び出した加勢大周は、最低限のマナーである「体を流してから湯舟に浸かる」ってことも知らないらしくて、そのままドボンとお湯に浸かっちゃった。
「ダメだ、こりゃ!」
どこからか、いかりや長介の声が聞こえて来たような気がしたあたしは、「ま、タレントなんだから、常識が欠落しててもジンジャエールだよな」って、何とか好意的に見ようと努力はしたんだけど、普通なら、スタッフが注意して、体を流してからお湯に入る絵を撮り直すだろうから、やっぱ、「ダメだ、こりゃ!」ってことになった。
そして、先週とおんなじで、またまた「いちご狩り」に行ったんだけど、先週の前田美波里さんと紫吹淳さんが、番組を観てる人たちも雰囲気を楽しめるように、落ち着いて上品にレポしたのに対して、今回は、こんな小学生みたいなドタバタ3人組だったから、いちごのハウスに入る前から、「キャ~!キャ~!キャ~!キャ~!」と大騒ぎ。ハウスのおじさんが、半ば呆れ顔に見えたのも、あたしの先入観だけじゃないハズだ。
‥‥そんなワケで、味もソッケもない「小学生の遠足」だけど、子供には不相応な立派な宿に泊まり、素晴らしいお料理が運ばれて来て、いよいよ晩ご飯になった。そして、普通なら、一品一品をシッカリと紹介して、その美味しさを視聴者に伝えるのが出演者の役回りなのに、新鮮で透き通った白身のお刺身をお箸を持ち上げた有坂来瞳は、こともあろうに、こうノタマッたのだ。
「キャ~!見て見て!スケルトン!スケルトン!」
おいおいおいおいおーーーーい! お前のボキャブラリーって女子校生どまりか? さらには、軽くあぶって食べる牛肉をお箸で持って、こうノタマッたのだ。
「わ~!激レアよ~!激レア~!」
もしもーーーーし? もしもーーーーし? 大丈夫ですかーーーー?‥‥ってなワケで、1泊が1万6000円もする高級な宿の、その中でも最高級のお部屋で、素晴らしいお料理をレポしてるってのに、三十路まぎわの女性タレントが女子高生みたいにハシャギまくり、せっかくの雰囲気も何もかもが、すべてダイナシティ‥‥。サスガ、TOKYO FMの番組で、ゲストの「GLAY」のメンバーに、「ラルクさん‥‥」って言っちゃって、番組を降ろされただけのことはあるよね。恐るべし!有坂来瞳!(笑)
そして、ここからも、行く先々で「キャ~!キャ~!キャ~!キャ~!」とハシャギまわり、トドメは、最後に立ち寄った「ディズニー・シー」だった。三十路まぎわの有坂来瞳だけじゃなく、30代後半の田中律子や加勢大周までもが、一緒になって大ハシャギ。あたしは、なんか、見ちゃいけないもんをみてるような気持ちになって来て、静かにチャンネルを替えたのであった‥‥。
‥‥そんなワケで、あたしの大好きな番組、「いい旅 夢気分」なんだけど、好きな番組だからこそ厳しい意見を言わせてもらうと、行く先々で「キャ~!キャ~!」と騒ぐようなタレントなんか使わないで欲しい。「出演者が楽しむことによって、その楽しさを視聴者に伝える」ってのも1つの方法だけど、こと「旅番組」に関しては、ゆったりと落ち着いた風情を味わいたくて観てる人がほとんどなんだから、場違いもハナハダしい。それも、実際に若い女の子たちが「キャ~!キャ~!」と騒ぐんなら、まだ「子供だから仕方ない」で済むけど、いい年こいた大人が、お花を見て「キャ~!キャ~!」、いちご狩りして「キャ~!キャ~!」、ミッキーマウスに会って「キャ~!キャ~!」って、見てるほうが恥かしくなって来る。だから、来週の「いい旅 夢気分」は、楽しみにしてた3時間スペシャルだけど、分別のある大人たちが出演してくれることを願ってやまない今日この頃なのだ。
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