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2008.03.06

大魔王きっこ降臨?

何年もインターネットをやってると、自分では登録した覚えがないのに、いろんなメルマガとか宣伝のメールが届くようになって来る。それで、興味のあるものならいいんだけど、ほとんどは手を替え品を替え何かを売りつけようとしてるメールばかりで、いちいち削除するのもメンドクサイほどイライラしちゃう。だから、あたしは、多くの人たちとおんなじように、ゴミ箱へ直行するように設定してる。こうしたメールには、必ず最後のとこに「登録解除のためのURL」ってのが書いてあるんだけど、悪質なものになると、そこをクリックしただけで、ヘンテコなサイトに飛ばされて、ヘンテコな契約をしたことになっちゃうものもある。だから、あたしは、登録は解除しないで、届くたびにゴミ箱へ直行するようにしてる。

そんなあたしでも、「タマには見てもいいか」って思ってるものとか、自分から進んで登録したものは、ちゃんと届くようにしてるんだけど、この「タマには見てもいいか」って思ってるメールを久しぶりに開封してみたら、あたし的にツボな商品が紹介してあった。それは、「ランボルギーニの自転車」だ。ずいぶん前に、「フェラーリの自転車」っていうのを雑誌が何かで見たんだけど、それは200万円くらいしてたから、あたしは、この「ランボルギーニの自転車」もすごい値段なんだろうと思って、見てみることにした。そしたら、意外や意外、2万4500円だった(笑)‥‥で、説明を読んでみて、またまた小ウケ! 説明には、こう書かれてたのだ。


「トニーノ・ランボルギーニ地震が監修した、正統ランボルギーニのフォールディングバイク。シノマグリップシフト6段変速機搭載です。リサスペンション、泥除け付です。」
http://item.rakuten.co.jp/auc-giftcrown/08-594-48/


「トニーノ・ランボルギーニ地震」とか「シノマ」とか「リサスペンション」とかって、 なかなか面白いんだけど、噴き出すほどでもなかったから、「大ウケ」じゃなくて「小ウケ」ってワケな今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、インターネットのショップに限らず、何かを売る場合に、何よりも誤植したらマズイのが、商品の値段だろう。実際の値段よりも高く書いちゃった場合には、謝罪の文章と正しい値段を出せば済むけど、実際よりも安く書いちゃった場合には、悪質なヤツラから「その値段で売れ!」って脅される場合があるからだ。何年か前に、たしか北海道かどこかの中古車屋さんだったと思ったけど、新聞の折り込み広告で、中古車の値段の「万」がみんな抜け落ちてて、「50万円」の車は「50円」、「30万円」の車は「30円」になってるってミスをしちゃったとこがあった。そしたら、それに目をつけたホニャララ団の構成員が、そのチラシを持ってその中古車屋さんへ行って、120円かそこらで3台の車を売れって言って脅かしたそうだ。

あたしは、このニュースを見た時に、「ホニャララ団が悪質だ」って思うよりも、「どっちもどっち」って思った。だって、出来上がったチラシを確認もせずに新聞に折り込みさせるようことはアリエナイザーで、この中古車屋さんの人が、印刷ミスに気づかなかったことが第一の原因だと思うからだ。つまり、この中古車屋さん自身が、何よりも大切な商品の値段をキチンと確認もせずに、そのチラシを配布したんだから、中古車屋さんのほうにだって責任があるってことだ。もちろん、普通に考えたら、車を30円とか50円とかで売ってるワケはないんだから、誰でもが「万」が抜け落ちてるって気づくハズで、このホニャララ団だって、それを知った上で買いに行ったに決まってる。だから、悪質なのはホニャララ団だけど、ホニャララ団にツケ入らせるようなミスをしたのは、中古車屋さんのほうだってことになる。

だけど、こうした、誰でもが印刷ミスだって分かるような間違いじゃない場合は、一般人がホニャララ団とおんなじ立場になる可能性がある。たとえば、チラシに、定価が10万円くらいするブランド品が、「0」が1つ抜けてて「10000円」て書いてあったとする。そして、それが、バッタモンを売ってるような怪しいお店じゃなくて、有名なデパートの中の正規代理店のチラシだったとする。そしたら、そのチラシを見たほとんどの人は、そのお店に駆けつけるハズだ。そして、そこで、店長がペコペコと頭を下げて、「印刷ミスでした。本当は10万円なんです」って言ったら、わざわざ駆けつけた人たちは、「ああ、そうだったんですか。ははははは~」って言って、おとなしく帰って来るだろうか?

あたしだったら、少なくともヒトコトは文句を言うと思うし、あたしより激しい人だったら、「1万円で売れ!」って大騒ぎする人もいるだろう。こうなって来ると、「1万円で売れ!」って大騒ぎする人のほうが正しくて、お店のほうにすべての責任があるって図式になっちゃう。それは、中古車屋さんのケースみたく、誰でもが明らかに印刷ミスだって分かるものとは違っても、特別セールとしてなら理解できる範囲の印刷ミスだったからだ。つまり、このお店に駆けつけた人たちは、みんな、印刷ミスだとは思わずに、単に「ものすごく安くなってる」って信じてたってことだ。

‥‥そんなワケで、あたしの大好きなお洋服のブランドは、イタリアの「パオラ・フラーニ」なんだけど、あたしは、このブランドを扱ってるネットショップのメールをいつも楽しみにしてる。何でかっていうと、ブラウスやスカートが5万円くらいから、ワンピが8万円くらいからで、ちょっといいものや新作になると、10万円や15万円は当たり前で、とてもじゃないけど買えないブランドだから、写真だけ見てタメイキをつくためだ。それも、妄想好きのあたしだから、セールの時に、前のシーズンの売れ残りが半額になってる一覧を見たりすると、それでも手が出ない値段なんだけど、ナニゲに買えそうな気分になって来て、ワクワクして楽しくなる。

それで、去年の年末くらいに、このサイトから「パオラの半額セール」のメールが届いたから、あたしは、ワクワクしながら見に行った。それで、欲しかった6万円のスカートが3万円になってたり、欲しかった10万円のワンピが5万円になってたりするのをタメイキをつきながら眺めてたんだけど、1着のコートに、あたしの目はクギヅケになった。スカートやワンピでもこんなに高いブランドだから、コートに至っては20万円、30万円の世界で、あたしは、最初から、コートとかは見ないようにしてた。だって、5万円から10万円くらいのお洋服なら、「何かのミラクルが起こって買えるかもしれない」って妄想できるんだけど、20万円だの30万円だのって世界になると、あまりにも非現実的で、あたしの妄想のレベルを超えちゃうからだ。

で、あたしの目がクギヅケになったってのは、そのコートのデザインとかにクギヅケになったワケじゃなくて、そこに書かれてた値段にクギヅケになったのだ。そこには、「12800円」て書かれてたのだ。一律「50%OFF」って書かれてるんだから、これがホントなら、このコートの定価は「25600円」てことで、これは完全なる間違いだ。だいたいからして、このページに並んでるすべてのお洋服の中で、ブラウスよりもスカートよりも何よりも一番安いのがコートだなんて、絶対におかしい。だから、あたしは、これは「0」が1つ抜け落ちてるミスだってすぐに気づいたワケで、パオラのコートなら、定価が25万6000円で、それが半額になって12万8000円てのがホントだってことも簡単に推測できた。

だけど、あたしの左の肩の上に現われた「小さい黒きっこ」が、あたしの左の耳に、「こんなチャンスは二度と巡って来ないよ。今のうちに『買い物カゴに入れる』をクリックしちゃいなよ」って、悪魔の囁きを繰り返す。そして、右の肩の上に現われた「小さい白きっこ」が、「そんなことしたらダメだよ。ミスだってことが分かってるのに、人のミスにツケ込むなんて人間のクズがやることだよ」って正論を繰り返す。そして、あたしは、そのページを開いたまま、いつもの「妄想ウインドウショッピング」とは違って、ヤタラと生々しい1時間あまりの葛藤の果てに、こんなことで悩んでること自体が、良心の呵責に耐え切れなくなって、後ろ髪を引かれつつも、パソコンの電源を落としたのであった。そして、みんなで海辺へ行きましたとさ。めでたし、めでたし‥‥ってワケで、あたしは、このコートのことがあまりにも気になってたから、次の日にも見てみたんだけど、そしたら、ナニゴトもなかったかのように、平然と「12万8000円」に直してあった。

そして、そこには、何のお詫びの言葉もなけりゃ、「訂正しました」のヒトコトもなかった。だけど、あたしの手元には、念のために保存しといた画面のキャッシュがあるので、あたしのカン違いじゃなくて、サイト側のミスだってことは一目瞭然だった。だから、このミスを発見したあたしが、タマタマ、心がやさしくてセクシーな美女だったから良かったけど、もしも発見したのが悪質なホニャララ団の構成員だったとしたら、このキャッシュを証拠にして、「おい!12800円で売りやがれ!」って脅してたかもしんない。

ま、どっちにしても、あたしは「小さい白きっこ」のオカゲで、人のミスにツケ混むような人間のクズにはならなくて済んだんだけど、一瞬でも、悪魔に心を支配されそうになったことが悔やまれる。だって、普段のあたしなら、「自分のために1着買っちゃおう!」って考える程度の「小悪魔」なのに、この時は、いつも以上にお金に困ってた年末だったってこともあって、「借金してでも5着とか10着とか買って、何倍かの値段でネットオークションに出せばすごく儲かる!」ってとこまで考えちゃったから、これは完全に「大魔王サタン」のレベルだった。

‥‥そんなワケで、あたしは、今でもこのサイトからのメールを楽しみにしてるし、大好きな「パオラ・フラーニ」のページは、必ず「妄想ウインドウショッピング」をして楽しんでるんだけど、先週届いたメールには、このブランドの未発売のエコバッグのプレゼントがあるって書かれてた。大好きなブランドの未発売のものだなんて、「期間限定」や「地域限定」に弱いあたしにとって、ノドから小さな口が出て来るエイリアンみたいに欲しくなっちゃう。で、詳しい説明を読んでみたら、「ミラノで配布された未発売のエコバッグを10万円以上お買い上げの先着1名様にプレゼント!」って書かれてた。「10万円以上お買い上げの全員に」ならともかく、10万円もお買い上げした上に「先着1名様」とは、サスガ、天下無敵の「パオラ・フラーニ」だ。この強気こそが、値段を1ケタ間違えても、次の日にはナニゴトもなかったかのように平然としてられる女王様っぷりってワケで、だからこそ、あたしは、「パオラ・フラーニが大好きなんだな~」って再確認しちゃった今日この頃なのだ。


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