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2008.04.21

便秘の猫と魚の気持ち

もう、とっくに死語になっちゃってるけど、あたしが中学生とか高校生のころって、「地元の人」のことを「ジモティー」って言ってた‥‥なんて書くたびに思うのは、「死語」って言葉自体が、すでに「死語」になっちゃってるってことだ。だけど、「死語」に代わる言葉がないので、仕方なく使ってる。で、この「ジモティー」って言葉、今はメッタに使わないけど、それは、「流行が廃れたから」ってだけじゃなくて、「あたしの環境が変わったから」ってことも理由の1つだって分かった。

流行語には、全国的にものすごく流行ってから廃れたものと、それほど流行らなくて、仲間内だけで使ってたようなものとがある。で、全国的にものすごく流行った「チョベリバ」みたいなものだと、廃れてから使うとダサイんだけど、この「ジモティー」みたいに、全国各地で使われてても、それほど流行ることもなく、普通の言葉の1つのように使われてたものだと、細く長く続いて行くことが多い。だから、あたしが「ジモティー」って言葉を使わなくなったのは、「流行が廃れたから」じゃないのだ。

あたしが「ジモティー」って言葉を使ってた高校時代、あたしの周りにいた人たちは、クラスメートやおんなじ高校の人たち、地元のバイト先の人たち、地元の商店街の人たち‥‥って感じで、ほとんどが「ジモティー」だった。そして、遊んだり徘徊したりする活動エリアも、地元が中心だった。だけど、高校を卒業して専門学校に進んでからは、いろんな地域に住む人たちとの交流が始まって、社会人になってからは、活動エリアも広がった。そして、地元のお友達と会うことも、地元で遊ぶことも、極端に少なくなり、自然と「ジモティー」って言葉を使わなくなって行った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ゆうべ、すごく久しぶりに、高校時代のお友達3人と飲んだ。正確には、定期的に会ってる地元のお友達が1人と、タマに会う地元のお友達が1人と、すごく久しぶりに会う地元のお友達が1人だった。とにかく、あたし以外の3人は、みんな結婚してるし、みんな子供もいるし、なかなか飲みに出たりできるような状況じゃなくて、このメンバーで集まれたことが、ある意味、ミラクルだった。

で、「ダンナの愚痴」と「子育ての苦労話」と「子供の写メの見せ合い」という、独身のあたしにとって、もっとも苦手な3点セットをオツマミにして、久しぶりの再会を楽しんでたんだけど、酔って来たころに、すごく久しぶりに会った地元のお友達が、ナニゲに、「やっぱ、ジモティーと飲むとクダケるよね~」って言ったのだ。この言葉を聞いて、あたしは、一気に高校時代へとタイムスリップしちゃった。「地元の人」のことを「ジモティー」、「リラックスする」ことを「クダケる」って、あまりにも懐かし杉田かおる(笑)‥‥って、こんな寒いギャグが出ちゃうのも、何を見ても笑い転げてた高校時代にタイムスリップしちゃったからだ。

仲良し4~5人での高校の帰り道、誰かがウンコしてる猫を見つけたんだけど、便秘気味だったのか、ミケンにシワを寄せて、耳をジェット機の翼みたいに平たくして、背中からお尻にかけてを波打たせながら、少しずつ少しずつジワジワと前進してた。猫には悪いけど、その姿があまりにもおかしくて、みんなで転げまわって笑っちゃった。

そして、次の日に、その猫の姿がどれほどおかしかったのかってことをクラスで説明したんだけど、言葉だけだとなかなか伝わらない。そうしたら、いつもはおとなしいT美が、床に四つん這いになって、その猫のマネをしたのだ。これが、もう、死ぬほどおかしくて、あたしたちは笑いが止まらなくなっちゃって、あたしは、お腹が痛くなるどころが、笑いすぎてゲロを吐きそうになっちゃった(笑)

それ以来、「便秘の猫」っていうのが、T美の「持ち芸」になっちゃって、学校内にとどまらず、高島屋の屋上でもやるようになっちゃったんだけど、そのT美ってのが、ゆうべの「すごく久しぶりに会った地元のお友達」なのだ。9年前、T美の結婚式に出席して、その何ヶ月後かに一度会ったのが最後だったから、少なくとも8年ぶりってことになる。結婚してからは別の区に住んでるんだけど、週末に実家に帰って来てて、それで、A子に電話したそうだ。で、A子からあたしに電話が来て、ゆうべ、飲むことになったってワケだ。

‥‥そんなワケで、最初は、独身のあたしはカヤの外の話題が続いてたんだけど、そのうち、高校時代の話題で盛り上がり、結局、カラオケに行くことになった。高校時代のジモティーたちと、地元の居酒屋さんで飲んで、地元のカラオケ屋さんに行くのって、ホントに、タイムスリップのフルコースって感じだ。

こんな流れだったから、カラオケで歌った歌も、当時の懐かしい歌ばっかだった。プリプリの「ダイアモンド」を皮切りに、ブルーハーツの「情熱のバラ」、リンドバーグの「今すぐキスミー」、森高千里の「ファイト!」、バービーボーイズの「勇み足サミー」、渡辺美里の「センチメンタルカンガルー」、米米CLUBの「浪漫飛行」、ユニコーンの「働く男」、ジッタリン・ジンの「プレゼント」、中森明菜ちゃんの「TATTOO」、爆風スランプの「Runner」、たまの「さよなら人類」、タイマーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」、永井真理子の「ZUTTO」‥‥って感じで、どの歌も、誰かが予約して歌い始めても、結局はみんなで合唱になっちゃって、何が何だか分かんない状態だった。

それで、あたしは、トドメ‥‥ってワケでもないんだけど、カラオケに行くと必ず歌う、ボ・ガンボスの「魚ごっこ」を歌った。この歌には、あたしが高校の時に考案した「魚ダンス」があるんだけど、みんなも覚えてて、みんなで一列になって踊ってたら、生ビールのピッチャーとポテトフライを持った店員さんが入って来やがった!(笑)

‥‥そんなワケで、あまりにもグッドタイミングな店員さんの登場に感謝しつつ、あたしの短い時間旅行は終わったワケだけど、今回、あたしが、すごく感じたのは、「虚(きょ)の世界」で生きてる自分の情けなさだった。結婚して家庭に入ると、世の中の流れとは切り離されちゃうのか、時間がそこで止まっちゃうみたいで、あたし以外の3人は、あたしが何年も使ってない言葉を今でも普通に使ってたり、あたしが忘れかけてたような昔の出来事をよく覚えたり、ずいぶんとギャップを感じたのだ。

でも、そんなふうに感じるのは、あたしのほうがおかしいのだ。あたしは、ファッションだの、ヘアスタイルだの、メークだの、人間が生きて行く上で、ホントはまったく必要のない「虚の世界」で生きてるから、常に流行に敏感でなきゃならない。めまぐるしく動いてる流行に「着いて行く」んじゃなくて、常に「発信する側」にいなくちゃなんないから、落ち着いて1ヶ所に立ち止まってる時間なんかない。だけど、この「流行」ってモノ自体が、大手の広告代理店が作り出してる「虚の世界」なんだから、大衆を騙してお金儲けをしてるカルト宗教やインチキ占い師、ペテン霊能力者たちと大差ないのだ。

それに比べて、結婚して、家庭を築き、子供を産み‥‥って、着実に「実(じつ)の世界」で生きている彼女たちは、3年前に流行したファッションを着てても、5年前から変わらないメークをしてても、10年前の流行語を使ってても、あたしなんかよりも遥かに輝いてた。それは、地に足をつけて、流行なんかに流されずに、シッカリと生きてるからだ。

あたしが、リアルタイムで「魚ごっこ」を聴いてた高校時代、歌ってるどんとさんは、あたしよりもひとまわり以上も年上だった。だから、すごく年上の人だと思ってたし、すごく大人なんだと思ってた。でも、2000年の1月に、どんとさんが37才の若さで亡くなって、それから8年が過ぎて、あたしは、今年で、36才になる。つまり、来年には、どんとさんとおんなじ年になっちゃう。だけど、ゆうべ会ったジモティーたちは、今でも当時のままの感覚を忘れてなくて、彼女たちにしてみれば、今でもどんとさんは、自分たちよりもひとまわり以上も年上の大人なのだ。これは、自分たちが「成長してない」ってことじゃなくて、「周りに流されてない」ってことなのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、久しぶりにジモティーたちと飲んで、歌って、踊って、最後には、T美の16年ぶりの「便秘の猫」で転げまわるほど笑って、何か、大切なことを思い出したような気がした。やっぱ、こんな世の中をうまく泳いで行くためには、魚じゃないとやってらんないワケで、魚なんだからウォウォウォウォウォウォ文句言わせない~ってことなんだと思う。で、そんな魚の心を知っていたどんとさんをトリビュートするライブイベント、「どんとこい」も、今年で9回目を迎えることになった。で、去年は行けなかったから、今年は絶対に行こうと思う今日この頃なのだ。


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「魚ごっこ/どんと」


「遊行寺 春の音祭り 2008 どんとこい」

【日時】5月31日(土)11時から夜まで
【場所】神奈川県藤沢市西富1-8-1 遊行寺 本堂
【料金】2000円
【出演】桑名晴子/PASCALS/HALF MOON/DACHAMBO/FREAKY MACHINE/TEST RIDERS/荒井紀人&小野和哉/ザ・バカボンズ/RABIRABI×PIKO/どんとFAMILYBAND/サヨコ with YAMAN RIDDIM/大久保理/BREATHE LITES/‥‥and more

詳細は、下記のオフィシャルサイトへ。
http://ameblo.jp/dont-yugyoji/

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