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2008.04.17

マイ・ブルーベリー・ナイツ

あたしは、先週から川崎のスタジオに通ってたんだけど、そのお仕事も今日で最後だった。今日は、補足ぶんの撮影だけだったので、2時間ちょいで終わって、午後1時にはフリーになった。それで、まっすぐ帰って来るつもりで川崎駅まで戻って来たんだけど、駅前で「今日は水曜日じゃん!」てことに気づいた。そう、1800円の映画が1000円で観られる「レディースデイ」だ。それで、あたしは、ずっと観たかったウォン・カーウァイ監督の「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を観られるかどうか、ケータイで調べてみた。そしたら、川崎チネチッタで、2時すぎからの回があることが分かった。すぐに電話してみたら、少しなら空いてるって言うので、あたしは観に行くことにした。

世界一好きなウォン・カーウァイ監督だし、大好きなノラ・ジョーンズが初めて出演した映画だし、さらには、この映画のためにノラが書いた曲の他にも、ライ・クーダーやオーティス・レディングをはじめとした新旧のワンダホーな楽曲が散りばめられてる‥‥って、これだけで、メッタに劇場に行かないあたしでも、絶対に劇場で観るしかないと思ってた。それに、ウォン・カーウァイ監督が大好きで、すべての作品を何度も何度も観て来たけど、前作の「2046」だけは、ニポンが誇るダイコン役者、キムタクが出てるから、とてもじゃないけどあたしは観てない。

あたしは、宮崎駿監督のアニメも大好きだけど、「ハウルの動く城」だけは観てない。それは、キムタクが声優をやってて気持ち悪いからだ。顔が気持ち悪くて足が短い上に、演技はダイコン、セリフは棒読み、台本の漢字は読めない、プライベートで話すことは下ネタとオヤジギャグだけ‥‥って、何でこんなタレントが人気あるのか、あたしにはまったく理解できない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、久しぶりに、1人で映画を観に行った。いつも節約ばっかしてるから、タマには自分のためにゼイタクしてもいいかな?って思ったからだ。それにしても、サスガ、「レディースデイ」だけあって、99%は女、女、女、女、女‥‥ってワケで、あたしは、キョロキョロしながらハァハァしちゃったよ(笑)

まだ公開中の映画なので、ネタバレ的なことは書けないけど、ハッキリ言って、ウォン・カーウァイ監督のマニアじゃないと、楽しめない部分がたくさんあった。ストーリーとしては、ノラ・ジョーンズ扮するエリザベスが、立ち直れないほどの大失恋をして、ニューヨークからサンタモニカまで旅をする‥‥ってだけのことで、行く先々で小ネタがありつつ進んでくロードムービーなんだけど、ストーリーだけ追って観てたら、ソコソコしか楽しめないと思う。

「欲望の翼」や「恋する惑星」、「天使の涙」や「ブエノスアイレス」など、今までの作品を繰り返し観て来た人にしか理解できない「カーウァイ節」とも言えるカメラワーク、映像と挿入曲とが織りなす瞬間芸術、こうした味わいの部分。これこそが、あたしがウォン・カーウァイ監督を愛してやまない部分なので、たくさんの観客のうち、いったいどれだけの人がちゃんと味わえてんのか、リトル心配になっちゃった。でも、マニアのあたしには、「おおっ!」って思ったシーンがメジロ押しで、もうたまんないほど素晴らしかった。それに、「ここはやっぱライ・クーダーだよな~」って、欲しいとこに欲しい音がキチンと置かれてて、相変わらず痒いとこにちゃんと手が届いてた。

大スジとしては、お店に通い続ける日常の繰り返しから、現実として許容できる範囲の非現実への飛翔ってパターンで、基本的には「恋する惑星」とおんなじスタイルだった。ただ、セリフがすべて英語だってことと、「恋する惑星」でノイローゼになるほど流されるパパス&ママスの「夢のカリフォルニア」みたいな、シツコイほどの洗脳BGMがなかったので、ひと皮むけた感じがした。あたし的には、ウォン・カーウァイ監督の洗脳パターンも好きなんだけど、毎回アレをやられるとつらいので、今回みたく、ゆったりと楽しめる作品も定期的に撮って欲しいと思った。

で、いつものことだけど、ネタバレにならないように映画のことを書くのは大変なので、これ以上は書けないけど、少しだけ補足しとくと、レスリー役のナタリー・ポートマンがとっても良かったってことと、観終わったら、どこかへ旅に出たくなったってことだ。フランク・ザッパに言えば、10点満点として、ウォン・カーウァイ監督のマニアなら8点か9点、ウォン・カーウァイ監督の作品を何作が観たことのある人なら6点か7点、まったく観たことがない人なら4点か5点といった感じだろう。

ただ、残念なのは、この「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を配給してるニポンの配給会社が、まるで珠玉の恋愛映画のように宣伝してるってことだ。ニポンの配給会社のオフィシャルサイトを見てみたら、あまりにもウォン・カーウァイ監督のことを知らない人たちがマトハズレなことばっか書いてるから、あたしは呆れ果てちゃった。こんな宣伝をされたら、今までウォン・カーウァイ監督の作品を観たことのない人たちが、みんな、ストーリーと演技とセリフで胸をジーンとさせてくれる恋愛映画だと思い込んで、劇場へと行くことになる。そして、実際に観てみて、「えっ?」ってことになっちゃう。だから、誤解を招かないように、ちゃんと分かってる人たちに、宣伝のコピーやら何やらを書いてもらって欲しいと思う。

‥‥そんなワケで、作品のみを評価すると、あたしとしては8点か9点くらいだったんだけど、すごく久しぶりに劇場で映画を観たっていうゼイタク感をプラスすると、十分に10点満点だった。で、映画を観終わったら、お腹が空いちゃったんだけど、今日はおにぎりを持って来てなかったので、ゼイタクついでに、久しぶりに外食することにした。それで、ウインドウショッピングがてら、川崎ルフロンに行った。目的は、もちろん「サブウェイ」だ。

あたしは、「サブウェイ」が大好きなんだけど、昔は、値段が高いからタマにしか食べられなくて、今は、ヘナチョコベジタリアンになっちゃったから、お金がある時でも行かなくなった。お肉を食べなくなってから、牛肉や豚肉は別に食べたいとは思わないんだけど、鶏肉だけは、時々食べたくなる。それで、あたしが好きな鶏肉料理のベスト3は、国立にある某焼き鳥屋さんの「軟骨入りツクネ」と、新宿にある某カレー屋さんの「タンドリーチキン」と、サブウェイの「ケイジャンチキン」なのだ。だから、見ると食べたくなっちゃうから、なるべくサブウェイには近寄らないようにしてた。

だけど、しばらく前に、お仕事で三軒茶屋のキャロットタワーに行った時に、スタッフがお昼ご飯を1Fのサブウェイでマトメて買って来るってことになっちゃったので、あたしは、仕方なく、お野菜だけの「ベジーデライト」を頼んだ。昔は、ケイジャンチキンかBLTを食べてたので、脇役のお野菜だけのは物足りないかと思ってたら、それがすごく美味しかった。それで、次の機会には、また「ベジーデライト」を食べてみようと思ってたのだ。

それで、今回は、「タマにはゼイタクする」ってのがテーマだったから、290円の「ベジーデライト」に、プラス30円でチーズを入れてもらって、あとは、パンが閉まらないほどタマネギを山盛りにしてもらって、バジルマヨネーズもタップリと入れてもらった。もちろん、お野菜やドレッシングは無料だから、全部で320円だ。あと、200円のコーヒーを飲んだので、1食に500円以上もかけるという、あたしにとっては前代未聞のオオバンブルマイだ。

‥‥そんなワケで、ヘナチョコベジタリアンのあたしは、いつも食べるものに困ってる。それは、「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」のどっちに捨てればいいのか分かんないような中途半端なゴミとおんなじで、「食べてもいいもの」と「食べたらダメなもの」の判断ができない中途半端な食べ物についてだ。たとえば、今回、あたしが食べたサンドイッチは、中身はお野菜とチーズだけだから問題ないけど、パンの生地にタマゴが使われてたら、タマゴを食べちゃったことになる。

ラーメンなら、綾波レイみたく「チャーシュー抜き」にしたところで、スープに鶏ガラやトンコツを使ってたり、麺にもタマゴが入ってるから、麺とスープだけでも食べられない。だけど、あたしは、お米がなくなった時には、金ちゃんラーメンを食べてる。いくらインスタントとは言え、何らかの動物性のものが使われてるハズだ。そして、カレーを作る場合にも、いくらお肉を入れないで作っても、市販のカレールーの中に、何らかの動物性のものが入ってるハズだ。だからこそ、あたしは、ヘナチョコベジタリアンてワケで、ちゃんとしたベジタリアンとは一線を画してるってワケだ。

で、今日の「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のレスリー役のナタリー・ポートマンは、気合いの入った本格的なヴィーガンだ。「ヴィーガン(Vegan)」ていうのは、「ヴェジタリアン(Vegetarian)」を縮めた造語で、徹底的なベジタリアンのことだ。お肉やお魚を食べないのは当然として、乳製品から蜂蜜まで、動物に由来するものは絶対に食べないし、さらには、革製品も身につけないほどの徹底ぶりだ。

ナタリー・ポートマンも、あたしとおんなじで、「動物がかわいそうだから」って理由でベジタリアンになったそうで、「動物が好きだから自分の価値観に従っているだけ」って言ってる。それなら、乳製品とか蜂蜜とかは、別に動物を殺して作ってるワケじゃないのに‥‥って思うんだけど、そうでもないらしい。たとえば、乳牛の場合は、1頭から少しでも多く牛乳を搾るために、4本の足のヒヅメをみんな削ったりしてるそうだ。人間の場合、妊娠したり赤ちゃんを産んだ女性は、髪を短く切ることが多い。これは、髪に行く栄養を赤ちゃんや母乳にまわすためだけど、乳牛のヒヅメを削るのも、これとおんなじことだそうだ。だから、ナタリー・ポートマンの場合は、牛を苦しめて作った乳製品は、いっさい口にしないんだそうだ。

そしたら、蜂蜜は何でダメなんだろう? 蜜蜂たちががんばって集めて来た蜜を人間が巻き上げてるから、蜜蜂たちがかわいそうってことなのかな? ま、乳製品も蜂蜜も食べてるあたしとしては、そんなことよりも、「乳牛」と「牛乳」、「蜜蜂」と「蜂蜜」って言葉のほうが気になるけど、それにしても、こんなに厳しいルールだったら、ハリウッド女優でもなかったら絶対に続けて行けないよね。

‥‥そんなワケで、ハリウッド女優じゃないあたしは、単に「お肉っぽいお肉は食べない」っていうだけで、お魚は普通に食べてるし、乳製品も普通に食べてる。そして、それ以前に、値段の高いお野菜だけで生活して行けるほどの収入がない。昨日も、どうしてもマーボードーフが食べたくなったんだけど、スーパーに行ったら、お豆腐は70円だったのに、長ネギが3本で248円もして、バラでも1本128円だったから、諦めたほどだ。挽肉を入れないで作るマーボードーフなのに、さらに長ネギも入れなかったら、単なる「辛く味付けしたお豆腐」になっちゃうからだ。だから、あたしの場合は、「動物がかわいそう」ってことの他に、金銭的な部分もクリアしなくちゃなんないから、ある意味、ナタリー・ポートマンよりも厳しいかもしれないと思う今日この頃なのだ(笑)


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