前代未聞の天下り補選
国民の代表である野党のがんばりで、「ガソリン暫定税」が期限切れを迎えて、30年ぶりに「正常な税率」に戻ったガソリン代だけど、官僚と天下りの代表である与党は、何とかもう一度「ガソリン暫定税」を復活させようと必死になってる。そのために、野党と国民に向けては「一般財源化」だなんて言ってるクセに、その裏じゃ、道路族議員と癒着してる地方の寄生虫企業に向けて「必要な道路は造り続ける」だなんて言って、あまりにもワンダホーな二枚舌っぷりを炸裂させてる。
ま、そんなのはいつものことだからどうでもいいんだけど、この、一度下がったガソリン代が、今の値段のまま続くのか、それとも、すぐにまたバカみたいな値段に引き上げられて、全国の天下りどもの温泉旅行やゴルフ代、高級車に料亭、マッサージチェアに高級釣り具と、好き放題に使われ続けて行くのか、これは、あたしたち消費者にとったら、1人あたり年間6万円以上ものムダな税金を巻きあげられるかどうかのことなので、激しく大きな問題だ。で、どっちに転ぶのかに大きく影響するのが、明日、15日に告示される山口2区の衆院選補欠選挙だ。
今回の補選は、民主党の現職、平岡秀夫衆院議員(54)と、自民党の新人、山本繁太郎(59)の一騎打ちって言われてるけど、簡単に言えば、平岡秀夫が当選すればガソリン代は安いままで、山本繁太郎が当選すればガソリン代はまたバカみたいに高くなるってことだ。だけど、そんなことよりも、あたしがアンビリーバボーなのは、全国を震撼させた耐震偽装問題で、自民党の森派の癒着議員たちの身を守るために、インペイに次ぐインペイを重ねた上に、民間人にすべての罪をなすりつけた元凶、国土交通省の山本繁太郎住宅局長(当時)が、よくもまあ平然と国民の前に顔を出せたもんだと思う今日この頃、皆さん、呆れ返りませんか?
‥‥そんなワケで、イーホームズの藤田東吾元社長が、政府の圧力に屈して口をつぐんだマスコミに代わって、耐震偽装問題の裏の真実をすべて実名で告発した著書、「耐震偽装/月に響く笛」を読んだ人なら、国交省の当時の住宅局長だった山本繁太郎と、事務次官だった佐藤信秋の2人こそが、この歴史的大犯罪の元凶だったってことをゴゾンジだろう。2007年1月26日の日記、「藤田社長からの緊急メッセージ」で、藤田社長は告発の概要を公開してるけど、この告発文の中に、次の一節がある。
5.重ねて言及しますが、日本を揺るがす「耐震偽装事件」の本質的な原因は、官僚が自らの失策を一部の民間の責任にしようと画策したことにあり、これを行なった者は、国土交通省の佐藤信秋事務次官(当時)と山本繁太郎住宅局長(当時)です。この二名が耐震偽装事件を混乱の極みに導いた責任者です。しかし、この二名は、耐震偽装事件を隠蔽した功績で、佐藤信秋においては夏の参院選の自民党からの比例候補となり、山本繁太郎においては住宅局長から国土交通審議官に昇進してしまいました。偽装マンションの取り壊しや建て直し、補修などにおいて多額の税金が投入される事態に関わらず、引責することも反省の弁の一切もなく、佐藤信秋や山本繁太郎の転進は国民を愚弄し馬鹿にした人事政策の何ものでもありません。
この藤田社長の告発を読めば分かるように、本来は誰よりも先に裁かれなきゃならないような人間たちが、何のオトガメもなかったどころか、「問題が大きくなって自民党の癒着議員たちに飛び火しないように」と裏で暗躍したゴホウビとして、自民党から立候補したり、国交省内で大昇進したりと、アカラサマな特別待遇を受けてたってことだ。そして、今回、国交省の中で異例の大昇進をした山本繁太郎も、佐藤信秋に続いて自民党から出馬するという、あまりにも分かりやすい大癒着劇を披露してくれたってことだ。
それにしても、国家グルミの大犯罪なのに、姉歯秀次やヒューザーの小嶋進など、末端の民間人だけにすべての責任を押しつけてトカゲのシッポ切りをして、その元凶である自分たちは、昇進や天下りを繰り返した挙句に、平然と参議院議員になったり衆院補選に立候補したりだなんて、いったいどんだけのツラの皮をしてるんだろう? ま、山本繁太郎がどれほどの悪行三昧をして来たのかってことは、藤田社長の「耐震偽装/月に響く笛」にタップリと書いてあるから、興味のある人は読んでみて欲しい。
ま、どんな犯罪者であろうと売国奴であろうと、立候補させるのは自由だし民主主義だから「自由民主党」っていうんだろうけど、日銀総裁には財務省の天下り、山口2区の衆院補選には国交省の天下りって、自民党って、なんか、税金を使って天下りの斡旋をするのが仕事みたいだね。そして、こんな腐りきった自民党にへばりついて、セッセと票集めをしてんのがカルト教団のナンミョー党ってワケで、沖縄の補選の時や、岩国の市長選の時みたく、3ヶ月くらい前に、またまたたくさんのナンミョー洗脳信者どもの住民票を山口2区に移させたんだろうね。
‥‥そんなワケで、どんなに汚いことをしても、何が何でも既得権益を死守したい、官僚と癒着企業との橋渡しをして甘い汁を吸い続けたい、国民からは搾り取り続けて自分たちだけがオイシイ思いをしたいってのが、自民党とナンミョー党ってワケだ。何しろ、耐震偽装問題の真実を闇へと葬った元凶を衆院補選に出馬させるなんて、ニポン中の都市を無差別に空爆して50万人以上もの民間人を生きたまま焼き殺した鬼畜、カーチス・ルメイに、最高位の勲章を授与することと同レベルの愚行なんだから、それでも自民党が選挙に勝つ気でいられるのは、よっぽど山口2区の有権者たちのことをバカにしてるんだろうね。じゃなかったら、もうちょっとマシな人間を出馬させるだろう‥‥なんて思った今日この頃なのだ。
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