センチメンタル飛島ジャーニー
テレビ局の中で、テレビ東京が一番好きなあたしとしては、できる限り12チャンネルの番組を観るようにしてるんだけど、金曜日の夜の「所さんのそこんトコロ」は、大好きな清水ミチコさんがレギュラーだから、観られない日は録画して観てる。で、オトトイの16日の金曜日のぶんも録画して観たんだけど、この番組の中の、毎週どこかの島を訪ねる「島ダス」ってコーナーで、山形県の「飛島(とびしま)」を紹介してた。カラテカの矢部が、お約束の川口浩探検隊みたいなカッコで、酒田港から連絡船で渡って、自分の身長くらいあるタコを獲ったり、島に1軒しかないっていうラーメン屋さんで、たった1つしかないっていうメニューの「飛びっこラーメン」を食べたりしてて、すごく楽しそうだった。ちなみに、壁のメニューの紙には「飛っこラーメン」て書いてあって、矢部が「び」が抜けてることを指摘して、マジックで書き足してた。
ま、これだけなら普通のことなんだけど、この次の日、つまり、昨日の土曜日は、夕方には帰って来られたから、5時半から「ザ・フィッシング」を観て、6時からは児島玲子ちゃんの出る「釣りロマンを求めて」を観て、ダイワがスポンサーの番組とシマノがスポンサーの番組との使用釣り具の違いとかをチェキしつつ、大いそぎでお風呂に入ってお酒の用意をした。なんでかって言うと、7時からの「土曜スペシャル」が「思わず一句/新春ぶらり旅」だったからだ。
前にも書いたけど、あたしは、テレビ東京の旅番組を観ながらお酒を飲むのが好きなので、ゆうべも、キャベツの浅漬けとミョウガを刻んだのを梅肉で和えたのをオツマミにして、焼酎のロックを飲みながら楽しんでた。三笑亭夢之助と藤田弓子が奈良を訪ねたり、中島誠之助と浅香光代が会津若松を訪ねたり、大橋巨泉と奥さんが能登を訪ねたりして、行く先々で俳句を詠んで、大ゲサな短冊に筆ペンで書いて披露する‥‥って内容だった。俳句はどれも酷かったけど、ま、せっかく楽しんでるのに、そんなとこにツッコミを入れてもジンジャエールってワケで、あたしは、マッタリとした時間を過ごしてたら、最後の5本目の旅が、ナナナナナント! 山形県の「飛島」だった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、これは、マンガ家のやくみつると奥さんが行ったんだけど‥‥って、ここまで書いて来て、ふと気づいたのは、「清水ミチコさん」とか「児島玲子ちゃん」とか敬称をつけてるのに、他の人たちは、みんな呼び捨てだ。特に、浅香光代先生のような大御所を呼び捨てにできるのなんて、そのまんま東くらいのテングじゃないとムリってワケで、急にアセリ始めたあたし(笑)
ま、そんなことは置いといて、話はクルリンパと戻るけど、やくみつると奥さんは、空港からリムジンバスで鶴岡市へと向かい、鶴ヶ丘城址を散策した。そして、町で老舗のお菓子屋さんを覗いたり、庄内平野と出羽三山を眺めながらお昼を食べたり、羽黒山の2446段の石段をヒーヒー言って上ったり、頂上で松尾芭蕉の句碑を見たりしつつ、1日目の旅を終えた。
そして、2日目、酒田港から飛島へと渡る連絡船に乗り、「海から眺める鳥海山」を堪能しつつ、約みつる‥‥じゃなくて、約1時間半で、到着した。ちなみに、船の料金は、片道2000円ちょいだった。で、やくみつると奥さんは飛島に降り立ったんだけど、あたし的には、前日の金曜日の深夜に、録画した「所さんのそこんトコロ」で飛島の風景を観たばっかだったから、ミョ~な「ただいま感」があった。
やくみつると奥さんは、まずは海釣り公園に行ったんだけど、釣りをするワケでもなく、透明度の高い海を見下ろして、泳いでるイカとかカンダイとかを眺めたりしつつ、ウミネコの繁殖地を見たりしつつ、タマゴを守ろうとしてるウミネコに威嚇されそうになったりしつつ、俳句を詠んだりしてた。そして、みんなで海辺へ行きましたとさ。めでたし、めでたし‥‥ってことじゃなくて、海辺に行って、昔はくっついてた「ジジ岩」と「ババ岩」が、波によって引き離されたのを見学したりしてた。
‥‥そんなワケで、おんなじテレビ東京で、二夜連続で「飛島」を観ちゃったセイで、あたしは、ものすごく行ってみたくなった。実は、あたしは、北海道は当然として、青森、秋田、岩手、福島、宮城には行ったことがあるし、北陸なら、新潟も富山も石川も行ったことがある。だけど、どうしたワケか、山形だけは行ったことがなかったのだ。こういうのって、なんかパズルのピースが1個だけ抜けてるみたいで、気になって仕方ない。それで、あたしは、チャンスがあれば山形に行ってみたいって思ってたんだけど、そのチャンスに恵まれずに、もう人生の半ばを迎えようとしてる。
で、なんで今まで行かなかったのかを考えてみたら、山形に対するあたしのイメージが、「いも煮」と「将棋の駒」と「出羽三山」だけだったからだ。まるで、外国人から見たニポンのイメージが「スシ」と「ソニー」と「フジヤマ」ってみたいなもんで、あまりにもフランク・ザッパなんだけど、正直、この程度だった。それで、「いも煮」は東京でも食べられるし、「将棋」よりもマージャンのほうが好きだし、芭蕉も登った「出羽三山」には興味があるけど、あたしには山登りはムリだし‥‥ってことで、あんまり積極的には気持ちが向かなかったのだ。
だけど、今回、二夜連続で「飛島」を観たことによって、ものすごく積極的に行ってみたくなった。何よりもあたしの琴線に触れたのが、飛島はサンゴの北限だってことだった。飛島は、対馬暖流の影響でとても暖かくて、真冬でも10cmくらいしか雪が積もらないそうだ。山形は雪国だから、飛島だけが特別みたいなのだ。そして、飛島の周りの海には、美しいサンゴが見られる。これが、ニポン海のサンゴの北限で、ここより北ではサンゴは見られない。
それに、カラテカの矢部が食べてた「飛びっこラーメン」も、飛び魚の干物でダシをとってる和風ラーメンなので、綾波レイの気分で「チャーシュー抜き」って言って食べてみたいし、壁に貼られた「飛びっこラーメン」て文字の「び」を見て、「これがカラテカの矢部が書いた文字か~」って思ってみたいし‥‥って、そこんとこはどうでもいいんだけど、飛島にも「魚醤」があるそうだから、それも味わってみたい。あたしの予想では、飛島の位置的な見地から、能登の「いしる」と秋田の「しょっつる」の中間みたいな感じだと思うんだけど、こういうのを想像してると、ホントに行ってみたくなる。
そして、島の中の交通手段が、徒歩とレンタル自転車だけってのもいい。周囲が12kmの島だから、自転車だけで十分だし、島全体がのんびりしてるとこがいい。せっかくのんびり自然を満喫しようと思って行ったのに、名物だお土産だ観光だって感じで、観光客目当てのお店が林立してるようなガツガツしてる観光地は、なんか、着いたトタンに疲れちゃうし、ウンザリしちゃう。
‥‥そんなワケで、あたしは、母さんと温泉に行きたくて、その計画は立ててるんだけど、それとは別に、山形県に行って、飛島に渡ってみたいと思った。もちろん、ひとり旅だ。そして、どうせ行くのなら、1泊とか2泊とかじゃなくて、1週間くらいのんびりしてみたいと思った。もちろん、そんなの現実的にムリだから、最高でも3泊くらいが限界だと思うけど、夢は大きなほうがいいから、とりあえずのあたしの夢は、「山形と飛島に1週間のひとり旅」ってことにしとこうと思う。で、漠然とした夢にリアリティーを持たせるために、プロフィールの「今一番行きたいところ」を「山形県の飛島」に書き換えようと思った今日この頃なのだ。
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