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2008.06.30

お姫様な日

子供のころのあたしは、別に貧乏でご飯が食べられなかったワケでもなく、ツギアテだらけのボロボロの服を着せられてたワケでもなく、ましてや、働かない親に命令されてアルミ缶を拾って歩いてたワケでもない。毎日ちゃんと美味しいご飯を作ってもらい、お洋服も普通に着せてもらい、本やオモチャも普通に買ってもらい、母さんの愛情タップリに育ててもらった。だから、あたしは、自分の生い立ちや育てられ方には何も不満はない。細かいことを言えば、そりゃあそれなりにあるけど、大人になった今、あえて言わなきゃならないほどの不満なんかなかった。だから、子供のころに体験したホニャララによって、その後の人格形成に問題が生じた‥‥ってこともなけりゃ、子供のころに受けたハニャララによって、お金に執着するミジメな大人へと成長した‥‥ってこともない。

だけど、女の子ならほとんどがそうだと思うけど、ちびまる子ちゃんが花輪くんの家に行って「おおーっ!」って思うみたいに、お城みたいなお家に住んでるものすごいお金持ちのご令嬢とか、本物のお城に住んでる本物のお姫様とか、そういう女の子に憧れてた時期がある。自分と同い年なのに、フリルがたくさんついたドレスを普段着として着てて、ニポン人なのに茶色い髪で、さらにはパスコの「十勝スティック」を何本もぶらさげてるみたいな立て巻きロールで、目の中にはオリオン座が輝いてて、下校時間になると校門のとこにロールスロイスが迎えに来て‥‥って、こんな女の子を見ちゃうと、いくらマンガの中の話だって分かってても、「一度でいいから見てみたい、自分がセレブになったとこ、歌丸です」って気持ちになっちゃう。

だから、決して自分の生い立ちや現在の生活に不満があるワケじゃなくても、マンガに出て来る「ご令嬢」とか「お姫様」とかに憧れちゃうのは女の子のサガってワケで、あとは、憧れだけで終わらせるか、ホントにそれを目指しちゃうかの違いしかない。だけど、目指すったって、自分の親をチェンジすることはできない。普通のサラリーマンのお父さんをどこかの大富豪のおじさんとチェンジすることなんてできないから、生まれながらにしての「ご令嬢」にはなれないし、ましてや「お姫様」になるためには、自分のお父さんをどこかの国の王様とチェンジしなきゃなんないんだから、どう考えてもムリだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ほとんどの女の子は、妄想の世界の中だけで「ご令嬢」になったり「お姫様」になったりして、それで満足する‥‥っていうか、それで満足するしかないと思って現実の世界に戻って来る。だけど、あまりにも憧れが強くて、どうしても「ご令嬢」や「お姫様」になることを諦められない「ごく一部の女の子」は、雰囲気だけでも近づこうと努力してみたりする。それが、「天蓋付きベッド」と「シャンデリア」の2点なのだ。この2点が、雲の上の人たちの生活を象徴するものだと思ってるのが、あたしたち庶民てワケだ。

「ちびまる子ちゃん」でも、まる子が「天蓋付きベッド」に憧れて、ダンボールか何かでヘンテコなベッドを作るってお話があった。まる子のお母さんは、「またいつものが始まった‥‥」って感じで冷めた目で見てたけど、まる子としては夢中だった。まる子の場合は、自分が「ご令嬢」や「お姫様」になりたいってことよりも、この「天蓋付きベッド」そのものに強い憧れを抱いてたワケだけど、そこには、「こんなにステキなベッドで眠ったら、どこかの国のお姫様みたいな気分になれるだろうな」って気持ちがあった。

人によって違う場合もあるだろうけど、たいていの場合は、この「天蓋付きベッド」と「シャンデリア」の2点が「脱・庶民」のメインアイテムになるワケで、その次に来るのが、例のライオンの口からお湯が出てる大理石のお風呂だ。だから、まず目に見える部分から入りたがる庶民としては、自分のベッドの上に、長さが調節できるツッパリ棒を渡して、それにインドの布かなんかを掛けて、天蓋付きベッド風味にしてみたりする。狭いマンションの部屋に、歩く場所もないほどの大きなベッドを入れてみたりする。天井の低い部屋に、リサイクルショップで見つけて来たキャバクラかどこかの整理品のシャンデリアをぶらさげてみたりする。

本物の大富豪のご令嬢から見たら、こういうのって完全にオッペケペーだと思われちゃいそうだけど、あたしには、分からなくもない感覚だ。これは、「あたしは興味ないけど、そういうことをしたがる人たちの感覚も分からなくもない」ってことだ。そして、どこかの地方都市で流行ってる「姫ファッション」てのも、ハタから見たらバカ丸出しだけど、あたしは嫌いじゃない。ヤマンバだの汚ギャルだのと比べたら、清潔感があるだけマシだと思うし、何よりも、女の子たちの永遠の憧れである「お姫様」を雰囲気だけでも味わおうと必死に具現化してんだから、ある意味、コスプレの一種として捉えてあげるべきだろう。

‥‥そんなワケで、あたしにも、マンガや映画の世界でしか見たことのない「ご令嬢」や「お姫様」に憧れた少女時代があった。でも、あたしの場合は、子供らしくない、どこかさめてた部分もあったみたいで、「どうせ自分がお姫様なんかになれるワケがない」ってことをよく分かってた。もちろん、よほど能天気な子じゃない限り、どの子もみんな自分がお姫様なんかになれるワケないってことは分かってる。だけど、それでも無邪気にお姫様ごっこをして、お姫様気分を味わえるのが子供の特権てワケで、あたしの場合は、その部分が他の子たちよりも大人っぽかった。

つまり、あたしは、子供のころから、「どうせ自分がお姫様なんかになれるワケがない」っていう脳内の基礎工事がシッカリしてて、妄想は妄想、現実は現実として、クッキリと区別してたってことだ。だから、あたしが、今の時代にハイティーンだったとしても、ムリして耐震偽装の「姫ファッション」なんかには走らなかったと思う。そんなことしても、虚しいだけだって分かってるから。そんなことすれば、ヨケイに虚しくなるだけだって分かってるから。

憧れが遠くて、現実的には手にすることができないから、せめてコスプレまがいのことをして、雰囲気だけでも味わって、自分の気持ちを満足させたい‥‥って、理屈はよく分かるし、実際にそうしてる子たちを否定するつもりもない。あたし的には、どっちかって言えば、応援したいくらいの気持ちを持ってる。ただ、あたしは、この手のパターンは、あんまりやりたくない。たとえば、銀座の高級なお寿司を食べたいと思ったけど、自分にはそんなお金はないから、回転寿司へ行く。ブランド物のバッグが欲しいけど、自分にはそんなお金はないから、コピー品を買う。あたしの場合は、なんかこういうのと一緒で、やればやっただけ虚しくなっちゃうのだ。

せっかく回転寿司に行くんだから、あたしなら最初っから「回転寿司だ~♪」って気分で行って、回転寿司そのものを純粋に楽しむ。これがあたしの好きなやり方で、「銀座の高級なお寿司を食べられない穴埋めとして回転寿司でガマン」だなんて、あまりにも虚しすぎる。狭い部屋いっぱいの大きなベッドにしても、低い天井に吊るしたリサイクル品のシャンデリアにしても、あたしには虚しさしか感じられない。

ま、そんなこんなもありつつ、あたしは、今、ついに開眼したのだ!‥‥なんて大ゲサな言い方をしちゃうけど、3年くらい前に、あたしのことを探ろうとしてる人たちが何人もいて、いろんなテレビ局や撮影スタジオ、女性誌の編集部など、カタッパシからあたしのことを聞いてまわられた。それは、週刊誌の記者とか探偵とかなんだけど、その人たちのバックには、自民党の某議員と癒着してるホニャララ団の幹部や、右に傾いてる団体や、中には有名な総会屋までがいた。つまり、単なる興味本位とかじゃなくて、あたしの身元を調べて、あたしに何かするために記者や探偵を雇ってたってことだ。

あたしは、「きっこ」なんて名前でお仕事はしてないから、あたしの身元が割れることはなかったけど、それでも、あたしが「きっこの日記」を書いてるってことを知ってる数少ない仲間から、「昨日、○○のスタジオに、きっこのことを調べてる人が来たそうだよ」なんて話を連日聞かされてたから、ものすごく怖かった。それで、あたしは、ギャラがいいから受けてた芸能関係のお仕事をジョジョに奇妙に減らしつつ、本来のメインだった商業広告のスチールのお仕事を増やすようにした。そして、それだけじゃ収入が半分になっちゃったから、過去に何度もやったことのある写真スタジオのお仕事と、ブライダルのお仕事も受けるようにした。

‥‥そんなワケで、ケガから復活したあたしは、今、ブライダルのお仕事をメインにしてるんだけど、一生に一度‥‥じゃない人もいるけど、基本的には一生に一度の「結婚披露宴」てのは、その名の通り、愛する人との門出を「披露」する場だ。だから、女優やアイドルやモデルじゃない一般の女性が、一生で一度だけ、自分のために用意された舞台の上に立ち、スポットライトをあびて主役になれる日なのだ。それも、台本のあるお芝居に出演して誰かを演じるんじゃなくて、人生という真実の舞台に、自分自身として立つワケだから、純白のウエディングドレスにしたって、誰かを演じるための衣装じゃなくて、自分自身の美しさを引き出すための衣装ってことになる。そんなの当たり前のことだけど、これは、「お姫様」になりたくてもなれない女の子たちが、「姫ファッション」に身を包んで「お姫様気分」に浸ってるのとは違って、人生で一度だけの、自分が自分として、本当の「お姫様」になれる瞬間なのだ。

だから、あたしは、しばらく前から、ブライダルのヘアメークに対する考え方をリトル車線変更をした。以前のあたしは、「一生に一度の披露宴なんだから、新婦さんの美しさを最大限に引き出そう」って考えでお仕事をしてた。だから、最初の打ち合わせの時に、新婦さんの顔とドレスとを見て、どんな形のヘアメークを作るのが「一番美しくなるか」ってことばかり考えて、いくつかのパターンを提案して来た。そして、自分の方法論にも自信を持ってた。

だけど、披露宴を「一生に一度の晴れ舞台」ってだけじゃなくて、それプラス「一生で一度だけ、女の子が本物のお姫様になれる日」って考えるようになってから、あたしは変わった。もちろん、基本的なプランはあたしから提案するし、全身全霊を傾けてお仕事と向かい合うことも変わらないけど、それだけじゃなくて、できるだけ新婦さんとヘアメーク以外のお話もするようにした。どんな少女時代を送って来たのか、どんな少女マンガが好きだったのか、どんな映画が好きなのか、いろんなお話をして、その新婦さんが「どんなタイプの女性に憧れてるのか」ってことを感じ取り、その理想に少しでも近づけるようなプランを出すようになった。

「それなら最初から『どんな女性タレントに憧れてるか』って聞けばいいじゃん」て思う人もいるだろうけど、それじゃダメなのだ。たいていの女性は、自分にないところを持ってる女性タレントに憧れてるワケで、それは、外見的な部分にも言える。だから、その希望を叶えるってことは、大ゲサに言えば、「本人とは正反対の顔を作る」ってことになっちゃう。技術的には可能なことであっても、誰かを演じるお芝居じゃなくて、自分が自分として一生に一度の舞台に立ち、本物の「お姫様」になれる日なんだから、これじゃあダメなのだ。

だから、あたしは、ナニゲない会話から相手の少女時代のことを聞き出して、本人も気づいてないかもしれない「潜在的に憧れてる女性像」を感じ取り、その姿に近づけるようなプランを作ることにした。そして、今までの数パターンの基本的なプランに、そのプランも添えて、それらの中から選んでもらうことにしたのだ。

それで、この方式を始めてから、まだ11人しか担当してないんだけど、恐るべきことに、そのうちの10人が新しいプランを選んでくれたのだ。だから、まだまだ試行錯誤の段階だけど、ワリと早いうちに、何かが掴めそうな予感がしてる‥‥って、ココまでは前向きでワンダホーな話なんだけど、披露宴を「一生で一度だけ、女の子が本物のお姫様になれる日」って考えるようになってから、あたしは、ある虚しさにとらわれるようになった。それは、「このままだと、あたしは、たくさんのお姫様を誕生させることはできても、あたし自身は、お姫様になれないまま一生を終えちゃいそうだ‥‥」ってことだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、この虚しさを吹き飛ばすために、「お姫様」はムリでも、せめて「ご令嬢」の気分を味わおうと思って、あたしの大好きなご令嬢、神崎すみれちゃんのブログを作って、すみれちゃんになりきってウソ日記を書くことにした。なんせ、花組の強化合宿で、みんながお布団を並べて敷いて寝てるとこで、1人だけで「天蓋付きベッド」で寝てるほどのお嬢様なんだから、間違いなく本物ってワケだ。それで、あたしは、普段は使わないお嬢様言葉で文章を書いてたら、何だかホントに自分がご令嬢になったみたいな気分がして来て、すごく楽しくなってきちゃった。この「きっこの日記」を書いてる時のあたしは、あたしのまんまだけど、「スミレ大戦」を書いてる時のあたしは、完全にすみれちゃんになりきってて、六畳間の隅でセブンスターをふかしながらキーボードを打ってても、何だか、ゴージャスな広いお部屋で、紅茶かなんか飲みながら書いてるみたいな気がしてきちゃう。それで、今は、「きっこの日記」よりも「スミレ大戦」のほうを優先して書いてるんだけど、コレって、「姫ファッション」を身にまとってお姫様気分に浸ってる子たちとおんなじなのだ。だから、もうしばらくすれば飽きて来ると思うんだけど、あたしの心に芽生えた虚しさが癒えるまで、あと1週間くらいは、「きっこの日記」の更新が1日遅れになっちゃうと思う今日この頃なのだ。


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2008.06.29

後生うなぎ

テケテンテンテンテンテンテンテン‥‥‥‥ええ~~東京メトロの副都心線が開通したおかげですか? 本日もお運びがよろしいようでしてぇ、本当にありがたいことでございますねぇ。あたしら噺家の中には、テレビやラジオにばかり出て金儲けに忙しい商売人もおりますが、噺家の仕事場ってえのは、お客さま方と直接ふれあう寄席でございます。こうして寄席に足を運んでくださるお客さまがいてくださってこそ、あたしらもオマンマを食って行けるのでしてぇ、本当にありがたいことでございます。

あたしら噺家も皆さんと同じで、動物界、脊索動物門、脊椎動物亜門、哺乳綱、霊長目、真猿亜目、狭鼻下目、ヒト上科、ヒト科、ヒト属、ヒト種に属する「ヒト」でありますので、オマンマを食わなきゃ死んじまいます。すき焼きだのトンカツだのと贅沢は申しませんが、朝は飯と味噌汁と漬物、昼は蕎麦でもたぐって、晩は飯と味噌汁と漬物にメザシの2~3匹でも添えていただけりゃあ大満足でございます。

毎日毎日、贅沢な食事をしているセレブなんてぇ人種もおりますが、世の中、上を見たらキリがありませんので、あたしは下を見るようにしております。道を歩いていましても、上を見て歩いていてもハトの糞くらいしか落ちて来ませんが、下を見て歩いていれば10円玉や100円玉、年に一度くらいは500円玉とのご対面もございますので、そんな日は、晩飯のオカズが一品増えたりするんですねぇ‥‥なんて申しましても、これは噺のマクラでして、本当にそんなことをしたら拾得物ナントカ罪で捕まってしまい、飯は飯でも「臭い飯」を食わされることになってしまう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしでげすか?


‥‥そんなワケでしてぇ、いくら質素な食事でも、原油高に物価高、自殺者の数や失業者の数がうなぎ上りの昨今では、三食のオマンマにありつけるだけでも幸せなのでございます。それに、あたしの場合には、常に下を見て生活しておりますので、飯と味噌汁と漬物にメザシの2~3匹でも添えてありゃあ、坊さんたちの精進料理よりは遥かにゴージャスってぇことになるんです。

昔から仏教では、戒律五戒で殺生が禁じられておりますので、動物を食べることができません。そのため坊さんたちは、穀物や野菜だけを食べて生活していて、今どきの「ベジタリアン」なんてぇ呼び方をすればカッコ良くも聞こえますが、実際にはつらいものがあるんでしょうねぇ。

それにしましても、あたしのような凡人になりますと、銭がないから質素な食事をするってぇことは理解できましても、宗教上の理由でアレを食うなソレを飲むなってのは、どうしても理解ができません。まあ人間にはいろいろありますから、別に坊さんでなくても、長く生きているうちに世の中のいろんなことが分かって来て、悟りのようなものもひらけて来て、自然と殺生を嫌うようになって行くこともあるんでしょうねぇ。

お金持ちの家に生まれたことから、若いうちから焼き肉にステーキ、トンカツにしょうが焼き、鶏の丸焼きに親子丼、鯛の活き造りにアワビの地獄焼きと、殺生まみれで贅沢三昧の食事を楽しんで来た男も、家督を継ぎ、莫大な遺産を手にし、人生の晩年を迎えたころになりますってぇと、何かを悟ったのでしょうか? ある日突然、いっさいの殺生を嫌うようになり、とても信心深くなってしまったのでございます。

それまでとは正反対の、穀物と野菜だけの質素な食事をするようになり、もちろん虫1匹、殺さなくなってしまいました。夏になっても蚊遣火などは点さず、腕に蚊がとまれば、静かに血を吸い終わるのを待っているほどです。

そんなご隠居さんが、二子玉川の玉川大師を詣でた帰り道のことでございます。駅まで戻って来た時に、二子大橋のたもとにあるうなぎ屋をふと覗くと、その店の主人が、ちょうど割き台の上に1匹のうなぎを乗せたところでございました。


隠居 「おいおい、お前さん!いったい何をしようってんだい?」

主人 「何をって、そりゃあ、うなぎをひらいて蒲焼きにするんですよ」

隠居 「なんて残酷なことをするんだ!うなぎにだって命があるんだよ!」

主人 「そんなこと言われましても、こちとらこれが商売ですから‥‥」

隠居 「わたしの目の前で殺生をするなんて、絶対に許さないよ!」

主人 「何を言ってんですか、ご隠居さん。これは2階のお客さんから注文を受けたうな丼の蒲焼きなんですよ。お客さんが注文したから作る。これがうなぎ屋の仕事ですよ」

隠居 「そうか‥‥ところでお前さん、うな丼はいくらなんだい?」

主人 「うな丼は1000円ですが‥‥」

隠居 「よし!それならわたしが、そのうなぎを倍の2000円で買い取ろうじゃないか!それなら文句はないだろう?」

主人 「はあ?」

隠居 「お客には、今日はうなぎが売り切れてしまいました、あいすみませんと言って、帰ってもらえばいいだろう」

主人 「そこまでおっしゃるなら、そういたしましょう」


‥‥そんなワケでしてぇ、あと一歩で割かれるところだったうなぎを買い取ったご隠居さんは、そのまま多摩川の河原へと降りて行き、玉川高校のカップルたちがイチャイチャとしている間を抜け、うなぎをポチャンと川へ逃がしてやったのでございます。


「ああ、これでひとつ徳を積んだぞ」


ご隠居さんは、1匹のうなぎの命を救ったことに大満足で、意気揚々と帰って行きました。一方、うなぎ屋の主人のほうも、思いがけない臨時収入に、ニヤニヤとしていました。何しろ、手間をかけて調理をして、ようやく1000円の売り上げだったところが、何もせずに倍の2000円が手に入ったのです。うな丼を待っていたお客には、ご隠居が帰ったあとに、別のうなぎでうな丼を作って出したのですから、こちらでも利益が出ております。まさしく、濡れ手に粟の臨時収入でございました。

そして次の日のこと、主人が「昨日のご隠居、また来てくれたらいいのになあ‥‥」などと思いながら開店の準備をしておりますってぇと、本当に昨日のご隠居がやってまいりました。


隠居 「お前さん、今日は何匹のうなぎを仕入れてるんだい?」

主人 「はあ?」

隠居 「あれから考えたんだがね、わたしが1匹のうなぎを買い取ったところで、わたしが帰ったあとに、お前さんが他のうなぎを殺生していたら意味がない」

主人 「はあ‥‥」

隠居 「それでだね、今日はお前さんの店にあるうなぎをすべて買い取ろうと思って、やって来たんだよ」

主人 「本当ですか!」

隠居 「ああ、今日は何匹のうなぎを仕入れたんだい?」

主人 「今日は30匹でございます」

隠居 「そうか。それなら1匹2000円として、30匹ぶん6万円払うから、ぜんぶ買い取らせてもらおうじゃないか」

主人 「へ、へい!」


主人は足元の木桶ごと、30匹のうなぎを渡しました。大変な思いをして30匹のうなぎを蒲焼きにしても3万円の売り上げにしかならないのに、何もせずに、仕入れたうなぎを右から左へ渡すだけで倍の6万円になるなんて、主人は内心「こりゃあ、しめたもんだ」と思ってニンマリとしました。そして、ご隠居さんのほうはと申しますと、木桶を抱えて多摩川へと降りて行き、うなぎたちに「元気で暮らせよ」と声をかけ、ザバーッと逃がしてやったのでございます。


「ああ、今日もたくさん徳を積むことができた」


ご隠居さんは、満足して帰って行きました。


‥‥そんなワケでしてぇ、それからと言うもの、ご隠居さんは、毎日毎日、開店時間にやって来ては、すべてのうなぎを倍の値段で買い取り、多摩川へと逃がし続けたのです。一方、笑いが止まらないのが、うなぎ屋の主人のほうでございます。仕入れたうなぎをセッセと調理して、大変な思いをしていたころと比べると、ほとんど何もせずに倍の儲けになるのですから、これほど面白いことはございません。いい金ヅルを見つけたものだと、こんなことを繰り返しているうちに、わずか半年ほどで、主人の貯金は1000万円を超えてしまいました。貧乏していたころと比べると、夢のような話でございます。

しかし、人間の欲というものは際限のないものでございましてぇ、一度でも楽して金儲けをしてしまった人は、今度はもっと美味しい思いをしてやろう、今度はもっと儲けてやろうと思い始めるものなのでございます。企業と政治家、企業と官僚の癒着がズブズブと深みにはまって行くのも、これと同じことなんですねぇ。一度でも美味しい思いをしてしまった人間は、モノゴトの良し悪しの感覚がマヒしてしまい、「真面目に働いて正当な賃金を得る」という当たり前のことが、バカバカしく思えて来てしまうのです。

このうなぎ屋の主人も例外なく、もう真面目に働く気などサラサラなくなってしまいました。そして、ある日のことです。すっかり楽して儲ける味を覚えてしまった主人は、さらに儲ける手段を思いついたのでございます。


「うちからうなぎを買い取ったご隠居は、うなぎを蒲焼きにして食べるわけではなく、そのまま多摩川に逃がしてるんだよな‥‥ってことは、何も仕入れ値の高い浜名湖産のうなぎを仕入れる必要なんてないってこった!」


そう思いついた主人は、国産の半値以下で手に入る中国産のうなぎをまとめて仕入れて、それを今まで通りの値段でご隠居に買い取らせようともくろんだのです。食べれば味の違いでバレてしまうかもしれませんが、川へ逃がすだけなのですから、どこのうなぎでも変わりありません。

それで、主人は、ここ一番の大勝負に出ることにしたのです。今までご隠居からせしめて来た1000万円をすべてつぎ込み、中国からうなぎを大量に輸入する。そして、うまいことを言って、それをまとめてご隠居に買い取らせる。中国のうなぎは1匹100円程度ですから、それを2000円で買い取らせれば、元手の1000万円は、20倍の2億円になるのです。聞けば、あのご隠居は、大きなお屋敷に住み、莫大な財産を持っているという話ですから、このくらいの金額はすぐに出すでしょう。そうすれば、一生を左うちわで暮らすことができるのです。

そして、主人は、全財産をつぎ込んで、中国から大量のうなぎを輸入したのでした。その数、なんと10万匹です。うなぎ屋の中も外も、何十匹ものうなぎが入った箱が積み上げられ、ご隠居の到着を今や遅しと待ちかまえています。主人の頭の中には、札束に埋もれてブランデーを飲む自分の姿が浮かんでいて、これぞまさしく「獲らぬタヌキの皮算用」でございます。


‥‥そんなワケでしてぇ、主人のもくろみなど何も知らないご隠居さんは、今日も開店の時間に、ひょっこりとやってまいりました。そして、店の前に積み上げられているうなぎの箱に驚きました。


隠居 「おいおい!これはいったいどうしたことだい?」

主人 「ご隠居、実は、うちがいつも仕入れていた問屋が潰れてしまったのでございます。それで大量のうなぎの在庫が残ってしまい、このままだと畑の肥やしにしてしまうと言うので、うちが引き取ったのでございます。たとえ、うなぎと言えども、命ある生き物を殺生して畑の肥やしにしてしまうなんて‥‥ねえ、ご隠居!」


主人は、用意しておいたセリフを言いました。信心深いご隠居なら、こう言えばすぐに、「それならわたしがすべて買い取ろう!」と言い出すと思ったのでございます。しかし、ご隠居は腕組みをしたまま、じっと黙っているのです。


隠居 「‥‥‥‥」

主人 「ご隠居!」

隠居 「‥‥‥‥」

主人 「ご隠居!どうなすったんですか?」

隠居 「う~ん、どうも分からんのだ‥‥」

主人 「何が、何が分からないのですか?」

隠居 「いやね、うなぎたちの言ってることがだよ」

主人 「ええ?」

隠居 「お前さんは、わたしがどうして高いお金を払ってまで、お前さんからうなぎを買い取り続けていたのか分かるかい?」

主人 「そりゃあ、ご隠居は信心深いお方で、うなぎを殺生するのを見ていられないからでしょう?」

隠居 「もちろん、それはそうだが、わたしには聞こえるんだよ」

主人 「何がですか?」

隠居 「うなぎたちの声が聞こえるんだよ。『助けてください!』『殺さないでください!』って言っている、うなぎたちの声がね‥‥」

主人 「ええ!」

隠居 「最初にこの店の前を通った時、割き台の上に乗せられたうなぎが、わたしに向かって『助けてください!』って叫んだ声が聞こえたんだよ。だからわたしは、そのまま通り過ぎることができなくて、倍のお金を払ってまで買い取って、川へ逃がしてやったんだ」

主人 「そうだったんですか!」

隠居 「わたしが肉や魚を食べなくなったのも、虫1匹、殺さなくなったのも、ある日突然、動物や魚の声が聞こえるようになったからなんだよ。どの生き物も、わたしに向かって『助けてください!』『殺さないでください!』って言ってるから、気の毒で食べられなくなったんだ。腕に蚊がとまっても『どうか殺さないでください!』って言ってるから、かわいそうで叩けなくなったんだ」

主人 「ご隠居、そうだったんですか‥‥でも、それならなおのこと、これだけたくさんのうなぎたちが殺されようとしているのですから、ご隠居がドンと太っ腹ですべて買い取って、命を助けてやったらどうでしょうか?」

隠居 「それがな、不思議なのだよ。昨日までは、うなぎたちの命乞いの声がハッキリと聞こえたんだが、今日のたくさんのうなぎたちは、何を言っているのか分からないんだよ」

主人 「はあ?」

隠居 「うなぎたちが何か言ってるのは聞こえるんだが、それが中国語のようで、私には何と言ってるのか理解できないんだ。お前さん、これは本当に浜名湖のうなぎなのかい?」

主人 「ううっ!」

隠居 「わたしだって、そこら中のうなぎを片っ端から買い取って助ける義理はないんだよ。あくまでも、わたしに『助けてください!』って声をかけて来たうなぎを助けていただけなんだ。だから申し訳ないけれど、何を言っているのか言葉が分からないうなぎまでは、とても助けることはできないんだよ」

主人 「‥‥‥‥」


‥‥そんなワケでしてぇ、欲に目がくらみ、人の良心につけ込んで美味しい思いをしようとしたうなぎ屋の主人は、全財産を失ってしまい、山積みにされた10万匹ものうなぎの箱を前にして、茫然と立ちすくむのでございました。まあ、ナニゴトもホドホドが肝腎というお噺でございましたが、いつの世も、人を騙して金儲けをしようとする悪人が途絶えた試しはございません。ひと昔前は、「騙すより騙されたほうが良い」などと申しましたが、今やそんなキレイゴトなど言っておりますと、ケツの毛どころが、全身の毛という毛をすべて抜かれてしまい、うなぎのようにツルツルにされてしまう時代でございます。どうか皆さん、くれぐれもお気をつけくださいね。まあ、今のこの国は、政府自体が巨大な詐欺師グループのようなものでございますが‥‥ってなワケでしてぇ、おアトがよろしいような今日この頃でございます‥‥テケテンテンテンテンテンテンテン‥‥‥‥。


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【今日のオマケ】

紙芝居「後生うなぎ」(廣島屋さん)

その1

その2

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2008.06.28

皆さん、ありがとう♪

ぜんぜん見てなかったから、ずいぶん過ぎてから気づいたんだけど、「きっこの日記」のアクセスカウンターが、7000万を超えてた。それで、5000万の時に、キリ番を踏んだ人にサイン入りの本をプレゼントするって企画をしたんだけど、そしたら、ものすごくたくさんの人から「5000万を踏んだ」っていうメールが来ちゃって、プチパニックどころか、中規模のパニックになったことを思い出した。

この「さるさる日記」のカウンターは、不正ができないようになってて、1つのパソコンからは、1日に何度アクセスしても、最初の1回しかカウントされないようになってる。だから、プレゼント企画を思いついた時にはそこまで頭が回らなかったんだけど、あとから落ち着いて考えてみたら、こうなることは十分に予見できたってワケだ。

ようするに、キリ番を狙ってる人たちは、あとちょっとで5000万になるってとこから、何度も何度もアクセスしてたけど、その人のホントのカウントは、その日の最初の1回だけで、あとはすべて、他の人たちのアクセスによるものだった。でも、アクセスするたびにカウンターが進んでるから、自分のアクセスによるものだと思ってたのだ。だから、ホントの5000万を踏んだ人ってのは、その日の最初のアクセスが5000万だった人であって、2回以上アクセスして5000万だった人たちは、みんな、ホントの5000万の人の直後に何回目かのアクセスをして、カウンターを見た人たちだったってワケだ。

で、パチンコが大好きなあたしとしては、7777万7777番を踏んだ人にも何か記念のプレゼントをしたいなって思ってるんだけど、今のシステムだと、激しく手間がかかる。キリ番が近づいたあたりで、一度、カウンターとアクセスIPとの照合をして、「そこから何アクセス目がキリ番」てことを把握して、自己申告して来た人たち全員のアクセスIPと照合して、誰が踏んだのかを見つけなきゃなんない。あたしだけが大変ならいいんだけど、これだと読者の人たちにも迷惑をかけちゃうし、現実的にはムリそうだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、長いこと日記を書き続けて来て、自然に学んだことがたくさんある。その中で、何よりも分かったのが、「出る杭は打たれる」ってことだった。日記を書き始めたころは、少しでもアクセス数が増えたらいいなって思って書いてたんだけど、実際にアクセス数が多くなって来たら、いろんな嫌がらせを受けるようになった。嫌がらせをして来る人たちの中には、あたしの書いてる内容が気に入らないって人もいれば、自分の日記よりもあたしの日記のほうがランキングが上だから、それが気に入らないって人もいれば、ただ単に、誰かに嫌がらせをしてスカッとしたくて、そのターゲットをあたしにしただけの人たちもいた。

ま、ネット上の嫌がらせの場合は、ほとんどが3番目の理由だから、これは、目立った者がターゲットにされる。あたしとまったくおんなじことを書いてても、1日のアクセス数が100人前後のブログなら、誰からも嫌がらせなんか受けない。だけど、たとえ当たり障りのないことを綴ってるだけのブログだったとしても、それが何十万人もの人がアクセスする人気ブログであれば、必ず嫌がらせをして来る人たちが出て来る。

だから、「アメブロ」でブログをやってるアイドルやタレントみたく、専門チームが24時間体制でコメント欄を監視してるようなとこは別だけど、あたしみたいな一般人が、普通のブログでコメント欄をひらいてれば、1日のアクセス数が1万を超えたあたりから嫌がらせの書き込みをする人が現れ始めて、アクセス数の増加に従って、嫌がらせをして来る人たちも増えて来る。これが、「出る杭は打たれる」ってことだ。

こういう人たちは、とにかく相手が困ったり嫌がったりするのを見るのが楽しみだから、そりゃあもうしつこい。北朝鮮掲示板で陰気な仲間を集めて、何人もで1人を攻撃して来る。そして、ネット中で笑い者にされてる例のバカニュースサイトが、そこにガソリンをぶっかけた煽り記事を書いて大騒ぎするから、そんなブログの存在すら知らなかった野次馬たちまでがドッと押し寄せて、良くてもコメント欄の閉鎖、悪ければブログ自体の閉鎖に追い込まれる。

ホントに問題のある発言をしたんなら自己責任だけど、こんなことくらい個人のブログに書いたって、別にアカの他人がギャーギャー騒ぐようなことじゃないじゃん!‥‥ってレベルの発言が、まるで大犯罪でも犯したかのように巨大化しちゃう。ま、それで食ってるのが、マッチポンプでオナジミの例のバカニュースサイトだけど、あんな朝日をリストラされたバカがやってるサイトなんかの記事を鵜呑みにして、ミゴトに踊らされてるヤツラがいるってのが、あたしは悲しい。これじゃあ、テレビや新聞の偏向報道を鵜呑みにしてる能天気たちと何も変わらない。

‥‥そんなワケで、あたしは、2005年に「きっこのブログ」を作って、この「きっこの日記」のミラーサイトにした。便宜上「ブログ」って言葉を使ってるけど、単なる「ログ置き場」として開設しただけだから、コメント欄もトラックバックも閉じたままだ。だいたいからして、あたしは、今でも自分のことを「ブロガー」だとは思ってなくて、「単なるWEB日記を書いてる人」だとしか思ってない。だから、「きっこのブログ」って名称は、本家の「きっこの日記」と区別するためだけの意味しかない。

だから、あたしが「ナントカブロガー」みたいな賞をいくつかいただいたのは、せっかくくれるって言ってるからいただいただけで、自分から応募したことなんか一度もない。誰かが「きっこのブログ」を推薦してくれて、それで受賞したんだけど、あたしは、受賞したっていう連絡があるまで、そんな企画をやってることすら知らなかったし、ましてや、自分がノミネートされてたなんてぜんぜん知らなかった。だから、何ヶ月か前に、「アルファブロガーアワード」とかいうとこから「ぜひ参加してください」ってメールが来たけど、まったく興味がないからスルーした。

で、話はクルリンパと戻って、最初は「ログ置き場」として開設した「きっこのブログ」だったけど、あとから、思わぬ副産物が得られるようになった。それまでは、この「きっこの日記」にだけ集中してたアクセスが、2つに分散されるようになったのだ。当時は、1日のアクセス数が20万以上もあったから、ものすごく目立ってて、ヤタラと嫌がらせを受けてた。北朝鮮掲示板には、あたしの悪口を書き込む専用のスレッドが10本以上も乱立してたそうで、たくさんの人から「こんなことが書かれてますよ」っていうメールが来てた。

だけど、「きっこのブログ」を作ったことによって、約半分の人たちがブログのほうを読みに行くようになって、「きっこの日記」のアクセス数は半分になった。「きっこの日記」を書いてる「さるさる日記」のほうが読みやすいって人もいれば、「きっこのブログ」を書いてる「ココログ」のほうが読みやすいって人もいて、読みに来てくださる人が、自分の読みやすいほうを選択できるようになったからだ。そして、アクセス数が半分になったら、嫌がらせも半分になった。これは、予想もしてなかった収穫だった。

それでも、「きっこの日記」が8万から10万、「きっこのブログ」が10万から12万くらいのアクセスがあったから、嫌がらせや脅迫はそれなりに続いてた。あたしは、この日記の上では強がりを言うことが多いけど、実際には何のバックもない1人の女だ。自宅マンションを探されて襲われたら終わりだ。それで、1年くらい前から、日記のスタイルを変更することにした。どんなに美味しい情報があっても、日記では取り上げない。ようするに、それまでの「自分から情報を発信する」ってスタイルを封印したのだ。

「きっこの日記」を読みに来てくださる人は、大きく分けて2種類の人たちがいた。1つは、純粋に「きっこの日記」を好きで読みに来てくださる人たちで、もう1つは「情報源」として読みに来る人たちだった。それで、あたしは、何も、嫌がらせや脅迫を受けてまで、自分だけが危険な思いをしてまで、無償で情報なんか提供することはないや‥‥って思ったのだ。それで、どんな情報が入って来ても、それを日記に書くことはやめた。くだらない芸能人の情報とかなら、それまで通りに書くけど、自分の身に危険が及ぶような情報に関しては、いっさい書かないことにした。

そしたら、ジョジョに奇妙にアクセス数が減り始めて、1年それを続けてたら、「きっこの日記」は4万前後のアクセス数になった。これは、1年前のちょうど半分で、「きっこのブログ」のほうと合わせても10万前後だから、実質的に半分になったんだと思う。そして、これはあたしの想像なんだけど、今読みに来てくださってる人たちのほとんどは、純粋に「きっこの日記」を好きな人たちなんだと思ってる。それは、1年前に方針を転換してから、アクセス数の減少とともに、嫌がらせや脅迫のメールの数も一緒に減り始めて、今はほとんどゼロって言ってもいいくらいに減ったからだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、「きっこの日記」を好きな人たちだけが読みに来てくださる今の状態が、とっても気がラクなワケで、これなら、7777万7777アクセスどころか、1億アクセスでも2億アクセスでも楽勝で書き続けて行ける自信がマンマンだ。だから、これからも、「他の個人ブログの批判は絶対にしない」っていうポリシーを守って、読みに来てくださるすべての人が「今日も読んで良かった」って思えるような日記を目指して、明日からもずっと書き続けて行こうと思った今日この頃なのだ。

いつも読みに来てくださる皆さん、あらためて、どうもありがとうございます。
これからも、「きっこの日記」をよろしくお願いいたします。

きっこ


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2008.06.27

完全失業者数、5年ぶりの大幅増加

「完全失業者数、5年ぶりの大幅増加」(世田谷通信)

27日に総務省が発表した5月度の完全失業者数は270万人で、前年の5月度よりも12万人増加した。これは13万人増加した2003年1月以降、5年ぶりの大幅増加で、歴代ワースト2位の数字であることが分かった。男女の完全失業者数を比べると、女性が1万人増の106万人であるのに対して、男性は11万人増の163万人と、圧倒的に男性の完全失業者が増加している。専門家は「原油高によって各企業が雇用者数を減らしていることが主な原因」と分析しているが、値上がりを続けるガソリンは7月には180円を突破すると予測されている。一度期限切れになったガソリン暫定税を数の暴力で再可決した自公与党に最大の責任があることは紛れもない事実だが、原油高に対してこのまま政府が何の対策もとらなければ、失業者の増加はさらに加速して行くだろう。また25日に廃業を発表した人材派遣大手の「グッドウィルグループ」では、内勤者約4100人が解雇され登録派遣者約7000人が登録を抹消されるため、この一社だけでも1万人以上の失業者を出すことになる。在任中に何の成果も残せない福田首相にとって、唯一の手土産が「洞爺湖サミットの成功」であろうが、国をあげての「見せかけだけのエコ運動」などに莫大な税金を投入するよりも、働きたくても働く場所のない国民を救済することを優先すべきではないのか。(2008年6月27日)

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080627


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「今日という日が最後なら、」

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「今日という日が最後なら、」

何をしたいか考えました、大切な人と今を生きたくて。

ありのままの八丈島の魅力と、様々な文化の出会いがもたらす感動をフィルムにおさめることを目的に、若い監督を中心としたスタッフ・キャストと島民が一丸となり、瑞々しい青春映画が誕生した。

ヒロイン聖子に『ブラブラバンバン』、『歌謡曲だよ!人生は』の森口彩乃。聖子の双子の妹・舞子は監督の妹で映画初出演の柳裕美。『実録・連合赤軍 あさま山荘への道』の本多章一、『式日』の藤谷文子他、実際に八丈島に住む島民たちが、ヒロインたちを支える魅力的な八丈島の人々として出演している。

キャスト・スタッフ
■脚本・監督・編集 : 柳明菜
■プロデューサー : 辻井一郎、松谷健史、岡田恒明
■出演: 森口彩乃、柳裕美、清水増子、岡田真由子、本多章一、真鍋敏宏、遠藤るか、藤谷文子

6月28日(土)から シネマート六本木にて

http://www.cinemart.co.jp/theater/roppongi/lineup/20080512_1787.html


映画 「今日という日が最後なら、」上映開始
初日舞台挨拶有り サンプラザ中野くんの歌唱あり

11:00~
13:15~(初日舞台挨拶)
15:40~(初日舞台挨拶・やる予定です)

会場で当日、サウンドトラックWillows Mixを発売

「ippozutsu」も入っています。
サンプラザ中野くんが歌っています 。
5曲入りで1000円です 。

http://web.mac.com/bakufu3

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ウナギのヒラキナオリ

今日の日記は、昨日からの流れで、ウナギの蒲焼きの産地偽装について書こうと思うんだけど、1年も前から「ニポンで売れられてるウナギはほとんどが産地偽装」だってことを書いて来て、書籍版の「きっこの日記」でも、この問題を取り上げて来たあたし的には、激しく「今さら」って感じがマンマンだ。だけど、そうも言ってられないので、まずは、去年の6月23日の日記、「マジメな人がバカを見る美しい国」で紹介した1通のメールをここに再掲する。

 

 

お名前:YT
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさんこんにちは。社名は言えませんが、私は西の方に本社のある中堅の水産物問屋に勤めてます。私は主に「うなぎ」を扱っているのですが、そのことできっこさんにお伝えしたいことがあります。きっこさんはご近所のスーパー等で「うなぎの蒲焼き」を買ったことはありますか?そこで「四万十川産」と表示してある蒲焼きを見掛けたことはありますか?今はネット通販でもよく見掛けますが、あれは殆どが中国産です。いわゆる「産地偽装」です。四万十川の養殖うなぎは全国のスーパーや通販で販売できるほどの数は絶対に確保できません。僅かな本物の四万十川産は、養殖場と直接契約している高級店等に納品されてしまい、一般には殆ど流通しません。中国産うなぎを国産と偽って販売するのは十年程前から激増してきましたが、その現状は酷いものです。たとえば、国内のどの養殖場もまだ「新仔」を出荷していない四月に、東京の有名なデパートの地下食品売り場では、国産の「新仔」のシールを貼った蒲焼のパックが並んでいます。日本中の全ての養殖場が出荷していない「新仔」をどうしたら四月に売ることができるのでしょうか?食肉産業の産地偽装は今や当り前ですが、水産物も同じです。きっこさん、四万十川のうなぎを食べたかったら、高知まで行って下さい。本物を食べたらスーパーやネット通販の「四万十川産」が偽物だということがすぐに分かります。味が全然違います。(後略)

 

 

このメールを読めば分かるように、この国の食品の産地偽装は、今や日常茶碗蒸しだ。賞味期限を改ざんした「吉兆」のデザートや「白い恋人」が売られてたのも一流デパートの地下の食品売り場だし、そんな場所でも当たり前のようにインチキ食品が売られてるんだから、そこらのスーパーなんか「何でもアリ」の世界だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、あたしは、去年の9月26日の日記、「そのまんま偽装大国」でも、ニポン中に流通してるウナギのうち8割は「産地偽装」のインチキウナギだってことを書いた。わざわざ過去ログを読むのがメンドクサイ人のために、要点だけを書くけど、現在のニポンの年間のウナギの消費量は、約12万トンだ。そして、そのうちの国産は約2万トンだけで、残りの10万トンは、中国からの輸入が約7万5000トン、台湾からの輸入が約2万5000トンだ。この数字だけ見れば、ニポン国内に流通してウナギのほとんどが、輸入モノだってことが分かるだろう。

 

でも、ニポン中でウナギを食べてる人たちの多くは、自分は国産ウナギを食べてると思ってる。それは何でかって言えば、1人前2500円も3000円もする「うな重」が、マサカ、中国産のウナギのハズはないと思い込んでるからだろう。お店の看板やメニューに「宮崎産」て書いてあるからだろう。ウナギの産地の「浜名湖」まで来て、そこのお店で食べてるからだろう。スーパーに並んでる蒲焼きのパックに「愛知産」て書いてあるからだろう。ネットショップの宣伝文句に「四万十産」て書いてあるからだろう。

 

だけど、そしたら、全国を流通してる85%近い輸入モノのウナギは、いったいどこで消費されてるの? すべてのお店のウナギが、看板通りにちゃんとした国産で、スーパーに並んでるパックも表示通りに国産で、ネットで売られてるウナギも、宣伝文句通りに国産だったら、中国産や台湾産のウナギはどこに行っちゃったの? さらに言わせてもらえば、国産のウナギは全体のわずか15%しかないのに、全国のお店やデパ地下やスーパーやネットショップで売りまくれるほど、あるワケないじゃん。

 

ニポンの人口は1億2000万人以上いるけど、このうちの2000万人を「ウナギを食べない人」だとする。固形物の食べられない赤ちゃんとか、ウナギを嫌いで食べない人とか、チョー貧乏でウナギなんか食べられない人とか、そういう人もいると思うからだ。すごくフランク・ザッパだけど、全人口の中で、1年間に1回以上ウナギを食べる人が1億人だと仮定する。そして、「ちゃんとした本物の国産のウナギ」は、最初に書いたように年間に2万トンしか生産、流通してないんだから、この2万トンを1億人で割り算すると、1人に割り当てられるのは「200グラム」しかない。これが、あたしたちが1年間に食べられる「本物の国産のウナギ」の量なのだ。

 

中には、ウナギが大好物のお金持ちで、ものすごい高級店に何度も何度も通ってて、年間に何キロもの国産ウナギを食べてる人もいるだろう。そしたら、あたしたち庶民に割り当てられる量は、さらに少なくなる。こんな流通の状況で、あたしたちが年間に数回ほど口にするウナギが、果たしてホントに「本物の国産のウナギ」だなんて信じられるだろうか? こんな流通の状況で、スーパーに並んでる、たった1000円前後のウナギの蒲焼きが、果たしてホントに「本物の国産のウナギ」だなんて信じられるだろうか? 高級デパートの中の有名店ですら「産地偽装のインチキウナギ」を並べてるってのに。

 

‥‥そんなワケで、今回の「魚秀」の産地偽装は、文字通り氷山の一角でしかない。今回摘発されたのは、わずか256トン(約205万匹)だけど、これはあくまでも「今回摘発されたぶん」ってだけのことで、「魚秀」は年間に約1300トンのウナギを中国から輸入してるのだ。だから、残りの1000トン以上のウナギに関しては、キチンと中国産として出荷してたのかどうかは、まだ何も分からない。

 

そして、もしも「魚秀」が1300トンのウナギをすべて国産に偽装して出荷してたってことが明らかにされたとしても、こんなもん、年間に10万トン以上も輸入されてる中国産、台湾産ウナギの「わずか0.1%」の話でしかない。残りの99%以上の輸入ウナギは、数えきれないほどの似たような会社が、似たようなことをしてるってワケで、現実的には、ほとんど野放し状態なのだ。さらに言えば、ニポンの水産業界では、中国産や台湾産のウナギを国産に偽装することは、もはや「当たり前」のことであり、どの会社もやってる「普通のこと」なのだ。

 

その証拠に、今回摘発された「魚秀」の中谷彰宏社長は、記者からマイクを突きつけられても、まったく悪びれる様子もなく、ハッキリと、「悪いことだとは思っていましたが、国産に偽装して出荷しないと売れないので、やっていました。特に毒ギョーザの問題が起こってからは、中国産の食品は見向きもされないので、こうするしかありませんでした」って言ってた。もちろん、やってたことは悪質だし、過去に摘発されたものよりも大規模だけど、ここんとこ、往生際の悪い社長たちの大ウソ会見ばっか見せられて来たから、ちゃんと不正を認めて謝罪した中谷社長が、不思議と「立派な人」に見えちゃったよ(笑)

 

ま、輸入ウナギを国産に偽装しただけじゃなくて、そのまんま東のシールまで貼って「宮崎産」として出荷してた「原田穂積商店」や「石橋淡水」なんかにしたって、バレた時にまったく悪びれてなかったもんね。「石橋淡水」の取締役の石橋政男なんか、謝罪するどころか、「うちだけが産地偽装をしてるわけじゃない」とか、「全国の業者を調べたら日本中が大変なことになる」とか言い放って、アジならぬウナギのヒラキナオリを炸裂させてたことも記憶に新しい。

 

でも、この石橋政男が、去年の9月に摘発された時に言ってたこれらのセリフこそが、ニポンのウナギ業界の「真実」なんだよね。ようするに、産地偽装しなきゃ売れないワケで、どこの会社もみんなやってるワケで、バレても「改善命令」を受けるだけで何の罰則もないから、「産地偽装しなきゃ損」だってワケだ。そして、バレたらバレたで、どっかの病院の院長や、どっかの肉屋の社長みたく、大ウソを連発して見苦しい姿なんか晒さずに、潔くトットと謝罪して、また次なる悪事を始めればいいって思ってんだろう。

 

‥‥そんなワケで、ホントなら、悪いことなんかしないで、マジメに正しく生きてる人が「立派」なハズなのに、これほど次から次へと悪質なことをしてる会社だの病院だのが発覚して、そのたびにウソにウソを塗り重ねた往生際の悪いイイワケ会見を見せられちゃうと、もはや、悪いことをしてるのは「当たり前」で、その人が立派かどうかは、「バレた時の謝罪の仕方」で決まっちゃうような世の中になったんだろうか? そう言えば、「アパ」の耐震強度偽装がバレちゃった時に、本谷夫妻のドス黒い涙の謝罪会見のあと、アベシンゾーのお友達の塩崎官房長官(当時)は、こともあろうに「アパは立派だ」ってコメントして、全国民をダッフンさせてたよね。アベシンゾーにしても、数々の不正がバレ続けてる「グッドウィル」に対して、「コムスン(グッドウィル)は素晴らしい会社だ」っノタマッて、広告塔までやってたんだよね。ま、企業も政治家も、マジメに正しくやってる人たちよりも、悪の限りを尽くしてるコイツラのほうが世の中を牛耳ってんだから、これからも似たような問題は次々と出て来ると思う今日この頃なのだ。

 

 

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2008.06.26

庶民のパンとセレブのパン

インリンの大好物のヤマザキの「アップルパイ」って、あたしも昔は好きで食べてた時期があるんだけど、アレって、味は美味しいんだけど、唯一の欠点が、食べてると周りがボロボロと崩れて来て、スカートのヒザとかが粉だらけになっちゃうんだよね。でも、インリンの場合は、水着でM字開脚で食べてると思うから、粉は下に落ちるか‥‥なんてことも言ってみつつ、水着でもなくM字開脚でもないあたしの場合は、お部屋の中が汚れるのがイヤだから、公園のベンチとかで食べることが多かった。そうすれば、いくら粉が落ちても、ハトポッポが食べてくれるからだ。

で、あのアップルパイって、アップルパイと言いつつも、ケーキじゃなくてパンのジャンルに分けられてるから、コンビニに行けば、パンのコーナーに並んでる。それで、いろんな添加物をタップリと混ぜ込んであるみたいで、賞味期限が何日もある。ま、そんなことはどうでもいいんだけど、アレって、何年もの間、ずっと100円だったのに、ついこないだ116円に値上げしたと思ったら、それから2ヶ月くらいしか経たないのに、またまた127円に値上げしちゃった。

もちろん、ヤマザキの他のパンも、軒並み値上げしてる。ずっと72円だったコッぺパンのシリーズも、あれよあれよと言う間に100円を突破しちゃったし、今まで100円前後だったパンは、ほとんどが125円前後になっちゃったし、もともと115円とかの高かったパンなんか、147円とかって、ジンジョーじゃない値上げっぷりを炸裂させちゃってる。だから、キチンと計算したワケじゃないけど、平均して25%くらい値上がりしてる感じだね。

お昼をコンビニのパンで済ませてる人も多いと思うけど、今まで100円のパンを2個食べてた人なら、200円の予算が250円になっちゃったワケで、1ヶ月にしたら1500円も多く支払うワケで、1年にしたら1万8000も多く支払うことになったワケだ。そして、その上、消費税まで引き上げられちゃったら、お昼のパン代だけで、年間に3万円以上も多く支払わされることになるワケだから、これがすべての商品の課税されるとなると、1人暮らしのサラリーマンでも、年間に何十万円もの出費になると思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、コンビニには、ヤマザキのパンの隣りに、それぞれのコンビニのオリジナル商品みたいなパンが並んでる。絵の描いてない透明の袋に入ってる菓子パンやお惣菜パンだ。だけど、アレも、袋の裏を見ると「山崎製パン株式会社」って書いてあるんだよね。それで、そうしたパンもジャンジャン値上がりしてるんだけど、こっちのほうは、3つの値上げのパターンがあることを発見しちゃった。まず、ホットドックのパンみたいなのに焼きそばがはさまってる「焼きそばパン」の場合は、前は100円だったのが、今は125円になってて、見た目は変わらない。だから、普通のヤマザキパンとおんなじで、値段だけを25%ほど値上げしたワケだ。

そして、ねじりパンみたいなのにホイップクリームがはさまってて、周りにチョコが掛けてある菓子パンは、前は125円だったけど、今も125円で変わらない。だから、サービスしてくれてんのかと思ったのもトコノマ、全体の大きさが3割ほど小さくなってるのだ。前は、右から左までおんなじ太さだったのに、今は、右から左に行くにつれて細くなってって、ドリルみたいな形になっちゃった。つまり、値段は変わってないけど、内容量が3割減ったワケで、結局は焼きそばパンとおんなじ比率で値上げしたってことになる。

そして、3つめのパターンは、「コロッケパン」だ。コロッケパンも、焼きそばパンとおんなじパンに、タテ半分に切ったコロッケが直列にはさまってるんだけど、前は100円だったのが、今は115円に値上がりしてる。だから、焼きそばパンよりは値上げ率が低いんだけど、そのぶん、パンが小さくなったのだ。前は、焼きそばパンもコロッケパンもおんなじ大きさだったのに、今は明らかにコロッケパンのほうが小さくなった。前は、2つのコロッケがタテに並んで入ってても、両端はパンだった。つまり、どっちかから食べ始めると、最初のヒトクチはパンで、フタクチめからコロッケの部分が食べられるって感じだった。だけど、今は、パンの両端からコロッケがはみ出してるのだ。コロッケの大きさは変わらないから、それだけパンが短くなったってことなのだ。

だから、内容はそのままで値段だけ値上げしたパンと、値段はそのままで内容を減らしたパンと、その両方で対応したパンとの、3つの値上げパターンがあるってことだ。それで、あたしは、どのパンをどの方式で値上げするか、どんなふうに選択したのか考えてみたんだけど、いろんなパンをひと通り見て分かったことは、「前から高かったパンは、そのまま値上げするととんでもない値段になっちゃうので、できるだけ内容を減らして対応する」って雰囲気が伝わって来た。

こうしたパンとは別に、お弁当とかが並んでるコーナーのほうにあるサンドイッチとかは、最初から値段が高い。安いものでも200円近くするし、高いものだと300円以上もするサンドイッチもある。コロッケパンみたいな形のにしても、白身フライとキャベツとタルタルソースがはさまってるゴージャスぶりで、200円以上もしたりする。だから、こっちの「セレブコーナー」で買う人たちは、パンの値段なんか大して気にしないような生活水準の人たちってワケで、製造元もあんまり気にしてないんだと思う。内容を悪くして値段をキープするよりは、今まで通りの内容で値上げをするだろう。

でも、お金のないあたしたちが利用する「民間人コーナー」に並んでるパンの場合は、最高でも150円が上限だと思う。あたしの場合は、パンは1個100円を目安にしてるから、150円のパンなんて手が出ないけど、一般的に考えたら、だいたい150円が上限だと思う。だって、こっとの「民間人コーナー」のコロッケパンが160円も170円もするんなら、あとちょっと足して「セレブコーナー」の「白身フライのタルタルパン」を買ったほうがいいと思うもん。

つまり、もともと125円もした菓子パンが、内容を減らしてまで値段を据え置きにしたのは、この「150円のボーダー」っていう庶民感覚を考慮した対応だったってワケだ。125円のパンを100円の焼きそばパンとおんなじ比率で値上げしたら、125円×1.25=156.6円てワケで、もう庶民には手も足も出なくなっちゃう。

‥‥そんなワケで、ここで1つの疑問が浮上した。それは、コロッケパンの謎だ。100円の焼きそばパンを125円に値上げしたのに、何でおんなじ100円のコロッケパンのほうは、大きさを小さくしてまで、115円なんていう中途半端な値上げにしたんだろう? 焼きそばパンとおんなじに、そのまま125円にすればいいじゃん‥‥って思うのはシロートなのだ。もちろん、あたしもシロートだけど、あたしは、今までに何度も、焼きそばパンとコロッケパンを1個ずつカゴに入れてる人を目撃してるのだ。

あたしの場合は、パンは1個で十分だから、たいていはメロンパンを1個とか、焼きそばパンを1個とか、その日の気分で選ぶんだけど、もしもお腹がペコペコで、パンを2個買うようなことがあるとしたら、たぶん、焼きそばパンとメロンパンとか、コロッケパンとアップルパイとか、こんなふうに、お惣菜パンと菓子パンを1個ずつ選ぶ。そうすれば、菓子パンをあとから食べることよって、デザート感覚も味わえるからだ。

だけど、お腹を空かせた男の人の場合は、甘い菓子パンよりも、シッカリとした食事っぽいお惣菜パンを好む人が多いみたいで、安い予算でお腹いっぱいになりたい人の場合は、焼きそばパンとコロッケパンを1個ずつ買う人も多いのだ。だから、その両方をおんなじ比率で値上げしちゃうと、今までは気軽に2つのパンをカゴに入れてた人たちの何割かは、どうしようか考えるようになるハズだ。今まで200円だったものが250円になったんだから、当然だろう。

メーカー側にしても、全国のコンビニでどんな風にパンが売れてるのかなんて、レジのデータを集められばすぐに分かるんだから、1人の人が焼きそばパンとコロッケパンを1個ずつ買ってるってパターンが、いっぱいあったことは分かってるだろう。そこで、メーカー側が考えたことは、「片方の値上げ率を抑える」って作戦だ。そして、コロッケパンのほうの値上げ率を抑えて、焼きそばパンとコロッケパンを1個ずつ買った場合には、若干、値上げ率が低く感じられるようにしたんだと思う。

‥‥そんなワケで、これは、あくまでもあたしの推測だけど、ワリと当たってそうな予感のする推測だ。そして、そんなことよりもスゴイと思うのが、焼きそばパンとコロッケパンの話だけで、こんなにもダラダラと長く書き続けて来ちゃったってことだ。だって、最初に書き始めた時には、ヤマザキパンの値上げのことはサラッと触れる程度にして、そこからいろんな食品の値上げの問題へと話を広げて行き、最終的には中国産のウナギの蒲焼きを国産に偽装して売ってた問題へと流れてくようにしようって考えてたのに、もう、そんなこと書いてる余裕がなくなっちゃったからだ。だから、その辺のことは、明日書こうと思う今日この頃なのだ。


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2008.06.25

沖縄戦でのプロパガンダに警察も協力

「沖縄戦でのプロパガンダに警察も協力」(世田谷通信)

太平洋戦争末期の沖縄戦において、日本軍が住民たちに「米兵に捕まったら男は戦車で轢き殺され女は強姦されて殺される」というプロパガンダを行ない、手瑠弾を配布して集団自決を促したことは歴史的事実だが、今回、当時の米軍側の文書が見つかり、こうした行為に日本の警察までが加担していたことが明らかになった。この文書は1945年に沖縄を侵攻した米軍第27歩兵師団司令部の7月7日付の報告書で、関東学院大の林博史教授が米国立公文書館で発見した。この中には米軍が没収した名護警察署警部補の勤務日誌の内容を英訳した記述があり、米軍が上陸した後の4月23日から6月30日までの署員たちの任務行動が詳細に書かれている。日本軍のゲリラ部隊「護郷隊」とともに偵察活動や破壊工作を行ったという記述や、避難壕のある地区へ頻繁に出向いて住民らの動向を監視し、戦闘終結後は住民たちに「投降阻止」を強要している。2005年には、上陸した米軍を撹乱させるために沖縄の警察が多くの住民を「おとり」に使ったという記述のある「戦闘活動要綱」が発見されているが、今回発見された文書と合わせると、歴史の教科書には書かれていない真実が見えて来る。発見者の林教授は「この文書は、住民の命を軽視し、住民から警察官まで根こそぎ動員してゲリラ戦を続けようとした日本軍の方針が実際に実行に移されていたことを裏付ける貴重な史料である」とコメントしている。(2008年6月25日)

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080625


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言葉が自由な人たち

ヤタラと「テレビブロス」からの話題が多くて申し訳ないんだけど、あたしが愛読してる雑誌はコレだけなので大目に見てもらうとして、今出てる号の清水ミチコさんの「私のテレビ日記」に、フジコ・へミングさんについて取り上げてあった。ミチコさんが取り上げてるんだから、もちろん、ミチコさん的にツボな人だったワケで、それは、「ものすごく言葉が自由」ってことだった。これは、ヨソ行きの言い方なので、普通に言えば「暴言」ていうか、そこまでは行かなくても、普通の感覚の人なら躊躇しちゃうような言葉を平気で口にしちゃう人、思ったことをそのまま口にしちゃう人ってことだ。

ま、詳しくは「テレビブロス」を読んでもらうとして、一例をあげると、テレビの収録で、ピアノのすぐ横にMCの渡辺満里奈たちが立ってて、それが気になって演奏ができないから、「じゃまだからどいて」って言ったそうだ。そして、「すみません!」って謝る渡辺満里奈に、「すみませんじゃなくて、じゃまだからどいて」ってたたみ込んだってだから、なかなかの豪傑だ。

もちろん、これは、相手に対して文句を言おうとか、相手を叱ろうとか、相手を不快にさせようとか、そんなチッポケな気持ちなんかミジンもないことは明らかだ。フジコ・へミングさんは、ただ単に自分の納得の行くピアノの演奏をしようとしただけで、気が散るような場所にMC陣が並んでたから、「どいてくれ」と言っただけなのだ。つまり、フジコ・へミングさんが求めてたのは、「謝罪」じゃなくて、「そこをどいて欲しい」ってことだったワケだ。だからこそ、トッサに謝った渡辺満里奈に対して、「すみませんじゃなくて、じゃまだからどいて」って言ったのだ。

この流れを見た清水ミチコさんが、「おおっ!」って思ったのとか、その話を聞いたあたしが、「カッコイイ!」って思ったのとかは、あたしたちが、常に「相手に不快感を感じさせないように」って気を使いまくりながら生活してる「ニポン人」だからだ。これが、何でもズケズケと言える欧米人の感覚なら、極めて普通のことで、「じゃまだからどいて」って言われたMCのほうも、謝罪するよりも先に、スッと移動したと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、これは、文化の違いなんだから、どっちがいいとか悪いとかって問題とは違う。絶対に喜ぶと思って買って行ったお菓子を「つまらないものですが」って言って手渡したりすることは、文化の違う欧米人から見れば理解できないことだろうけど、自分を一歩引いて「へりくだる」ってのは、ニポン文化のもっとも美しい部分のキーワードみたいなものだ。この感覚が理解できない民族は、「侘び」や「寂び」などの世界観も理解できないから、どんなにニポン語を勉強しても、決して、俳句や茶道を理解することは不可能だろう。

だから、フジコ・へミングさんの「思ったことをストレートに言う」ってスタイルに対して、あたしが「カッコイイ!」って感じたのは、ホントに心の底から憧れて「カッコイイ!」って感じたワケじゃない。何ていうか、異文化に対するカルチャーショック的な驚きとか、憧れとか、呆れるとか、そういった感覚のゴッタ煮みたいなものなのだ。

たとえば、お家の前の道に、落葉がたくさん散らばってたから、あたしが丁寧に掃き掃除をしたとする。竹ぼうきと熊手でセッセと掃き掃除をして、道の両側にいくつかの落葉の山ができたところで、それを大きなビニール袋に入れる前に、ちょっとひと息ついて、縁側に腰かけて湯呑でお茶を飲んでたとする。そしたら、そこに、7000ccくらいある巨大な排気量のアメ車のホットロッドが爆走して来て、あたしが苦労してお掃除した落葉をぜんぶ吹き飛ばして走り去って行った。

あたしは、お掃除をイチからやり直しだから、普通なら「ムカッ!」っと来るとこなんだけど、普段は見たこともない巨大なアメ車や、それを運転してたフジコ・へミングさんに対して、「カッコイイ!」って感じちゃうのだ。あたしとおんなじ感覚を持った人なら、落葉の山が飛ばないように減速してソッと通過するとこなのに、そんなことまったく考えずに、自分の目的のみで行動する。そこに、ある意味、スガスガしさみたいな感覚すら覚えちゃう。

つまり、一歩間違えれば、これは「KY」ってことになっちゃう。だけど、「KY」と決定的に違う点は、目的意識が明確で、わずかなブレもないって点なのだ。フジコ・へミングさんには、「最高の演奏を披露する」っていう目的があって、そこへ向かってまっすぐに進んでるだけだから、その妨げをするものに対しては、歯に衣着せない言葉でも気にしないで発射しちゃうのだ。目的地へ到着するためには、道の脇の落葉の山など気にもせず、減速などしないのだ。

だから、あまりにもイージーライダーなフジコ・へミングさんに対して、「言葉が自由」って表現をした清水ミチコさんは、とってもワンダホーだと思う。いい悪いは別にして、まさに、人の家の中を土足で通過して行くアメリカンな自由さを感じるからだ。そして、フジコ・へミングさんのことを「言葉が自由」って表現をした清水ミチコさん自身は、自分が「言葉が不自由」って感じてるんだろう。

日常生活でも、常に相手に気を使い、言葉を選びながらしゃべってんのに、テレビカメラが回ってる時には、さらに気を使いまくる上に、ウケることまで考えなくちゃなんないんだから、そりゃあ大変だろう。だからこそ、MCに向かって平然と「じゃまだからどいて」って言ったフジコ・へミングさんに、アメリカの広大な大地を見たんだと思う。

‥‥そんなワケで、テレビやラジオに出てるタレントは、放送禁止用語とかだけじゃなくて、その発言の内容にも気をつけなくちゃなんない。ぜんぜん悪気がなくても、ウッカリしたことを言うと、倖田來未みたく血祭りにあげられちゃうからだ。そして、今までは、テレビやラジオでの発言だけ気をつけてれば良かったタレントたちも、今じゃ猫でもシャクシでもブログをやる時代になっちゃったから、ブログ上での発言も気をつけなきゃならなくなった。

だから、タレントたちにとって、かつてのブログは、テレビやラジオとは違う「素の自分」を出せる場だったし、ファンもそれを見たくてアクセスしてたけど、今じゃマネージャーや事務所のスタッフが事前にチェキして、OKの出たエントリーしかアップしてないアイドルもたくさんいる。さらには、ゴーストライターにブログを書いてもらってるアイドルもたくさんいる。ちなみに、あたしの知り合いで、ワリと有名なブロガーは、バイトで、アイドル3人のブログの代筆をしてる。

そして、そんなタレントたちのブログを管理してるほうも大変だ。タレントの取り込みに必死な「アメーバブログ」なんて、常に30人もの専門の監視スタッフが24時間体制で、すべてのタレントブログのコメント欄を監視してて、少しでも問題のありそうなコメントが書き込まれると、ソッコーで削除してる。これじゃあ、書き手と読み手の騙し合いみたいなもんで、どこにも「好きなタレントとの接点」なんてない。

ま、ほとんどのアイドルやタレントの場合は、その日に食べた物の写真とペットの写真を交互にアップして、1行書いちゃ5行空けて、1行書いちゃ5行空けて、1行書いちゃ5行空けて‥‥っていう、ヤタラと空白だらけの「さしさわりのないエントリー」でお茶を濁してるだけだから、メッタに問題が起こることはない。だけど、こんな退屈なブログでも、書いてるのがアイドルやタレントってだけで、一般人のブログの何十倍、何百倍ものアクセス数があるんだから、ある意味、反則だと思う。ま、ゴーストライターが書いてるアイドルのブログに、セッセとコメントを寄せてるアホなファンもたくさんいるんだし、エントリーもコメント欄も激しく監視されてんだから、今やタレントのブログなんて、テレビとおんなじ「虚の世界」なんだけどね。

‥‥そんなワケで、退屈で退屈でジンジャエールなタレントの「アメーバブログ」の中に、こないだ、「おおっ!」って思うブログを発見しちゃった。それは、6月8日に開設されたデヴィ夫人のブログ、「デヴィの独り言/独断と偏見」だ。現時点では、まだ、開設日の8日に4本、12日に3本、24日に2本のエントリーがアップされてるだけだから、「週に1回程度、マトメて書く」って感じみたいなんだけど、とにかく内容がものすごい。

初日の最初のエントリーでは、「ロス疑惑」の三浦和義のことを取り上げてるんだけど、「最高裁判所で無罪になったと主張されているようですが、三浦さんの場合は、有罪の決め手となる証人、証拠が不十分だったので、無罪になった」だけであって、「無罪になったからといって、必ずしもその容疑者が、犯人ではなかった、ということにはならないのではないでしょうか。」って、誰もが思ってても決して口に出さないようなことを平然と書いちゃってる。あたしは、これを読んで、「フジコ・へミングさんとおんなじ感覚の人だ」って思った。そう、デヴィ夫人は、「言葉が自由」なのだ。

そして、光市の母子殺害事件の犯人の少年(当時)に対しては、少年でもこのような凶悪犯の場合は「顔を出すべき(顔写真や名前を公開すべき)」とした上で、「やたらと精神鑑定というのは本当はおかしいことだと思います。心神喪失状態で責任能力はないとするのは不条理です。殺人を犯しているその時は誰もが異常な状態であるに決まっています。精神鑑定によって責任能力がないとすることは考えられません。」と、あたしとおんなじに、凶悪犯罪における精神鑑定というものの矛盾と不必要性を述べてる。そして、こう言ってる。


「加害者の人権を重視するよりも、被害者の人格を尊守するべきです。」


あたしは、この言葉に、心の底から賛同した。まだ、3日間で9本の短いエントリーをアップしただけなので、何とも言えない部分もあるけど、そのどれもが舌鋒鋭い。特に、秋葉原の事件を取り上げたエントリーでは、この残忍で自己中心的な極悪犯罪者に対して、「死刑反対の方々は、こんな最悪な男に対しても死刑反対を唱えるのでしょうか?」って疑問を呈してる。これまた、あたしとまったくおんなじ意見だった。

‥‥そんなワケで、デビューしたてのアイドルから芸歴の長いタレントに至るまで、そのほとんどが、食べた物の写真だのペットの写真だの買ったお洋服の写真だのを貼ってるだけで、あまりにも退屈なブログだらけで食傷気味なんだけど、デヴィ夫人のブログなら、あたしはそれでもいいと思った。だって、ラーメンやカレーの写真なんか見せられても何とも思わないけど、デヴィ夫人がオカカエのシェフに作らせてるお料理たとか、何千万円もする宝石や家具なら、見てみたいもん。

だけど、デヴィ夫人は、こともあろうに、社会で起こった事件や問題を順番に取り上げて、それに対して自分の見解を書くという、まるで一般人のブロガーみたいなことを始めちゃったのだ。それも、フジコ・へミングさんのような自由な言葉で。だから、今後も目が離せない‥‥って思ってたら、24日のエントリーでは、ショッキングピンクのダイビングスーツに身を包み、「行ってQ」のロケで、出川とタヒチに行ったことが書かれてたから、一瞬、「あららららら‥‥」って思ったんだけど、ちゃんと読んでみたら、やっぱり「言葉が自由」な人だった。

ホテルの料理にシッカリと文句をつけてるし、「カラフル」のことを「カラーフル」なんて書いてて、やっぱ、雲の上で生活してる感じが漂って来る。そして、何よりもワンダホーなのは、タヒチでのことを書いたエントリーの最後に、こんな一節があったのだ。


「帰国したら、また沢山の事件があり、これについて私の意見をのべるつもりです。皆様、愉しみにしていて下さいね。」


‥‥そんなワケで、20年以上も前の「ロス疑惑」から、最近の凶悪な無差別殺人事件まで、自由な言葉でカタッパシから斬って行くデヴィ夫人は、「ブログに自分の考えを書く」っていう楽しさを知ったように思う。だから、海外ロケでしばらくブログを書けなかったストレスを爆発させるように、とりあえずは、三重県の「谷本整形」や岐阜県の「丸明」あたりから料理してって欲しいと思う。何しろ、一般人が言ったら問題発言になっちゃうようなことでも、フジコ・へミングさんやデヴィ夫人が言えば、誰も文句なんか言えないと思う今日この頃だからなのだ。


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2008.06.24

大人は子供のお手本です

最近の「芸のない芸人」たちのバカバカしいお笑いモドキなんかよりも、何百倍も全国の人たちを爆笑の渦に巻き込んでくれたのが、「吉兆」のささやき女将による高度なパフォーマンスの数々だった。そして、あのささやき女将のキャラを超える者などいないだろうと思ってたのもトコノマ、次に登場したのが、三重県の「谷本整形」の院長、谷本廣道だった。

人が亡くなってるって言うのに、終始ヘラヘラと笑いながらの不謹慎極まりない会見をしたかと思ったら、翌日には一滴も涙を出さない泣きマネをしながら、「私の家にはお風呂がないんですぅ~~~!」と来たもんだから、全国のお茶の間でちゃぶ台がひっくり返っちゃったことだろう。あのインチキ臭いヒゲと言い、ヘタクソな芝居と言い、三流のペテン師みたいなオッサンだけど、病院に併設された自宅の豪邸には、ベンツが2台とランドクルーザーが停まってて、広いテラスを望む部屋は、高価な大型犬専用の洋間まで作られてた。もちろん、広いお風呂もちゃんとある。

で、ついに、ささやき女将を超えるキャラの登場かと思ったのもイタノマ、今度は、岐阜県の食肉卸売会社「丸明(まるあき)」の社長、吉田明一が登場しちゃった。工場長以下、すべての従業員が「社長の指示で偽装をしてた」って証言してるのに、「ミートホープ」の田中社長もビックル一気飲みの大ウソの連発で、支離滅裂なことを言いまくってる。すべてを「従業員が勝手にやったこと」と言い切った挙句、「従業員が私に嫌がらせをするためにワザと偽装をした」とまで言い切った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、「谷本整形」のホームページを見てみると、「院長より」として、こんなことが書いてあった。


「私の座右の銘は、安心→信頼→尊敬であることは前述しましたように、患者さんから信頼にたる医療施設になれるように、私を含め谷本整形の職員全員が日々努力することは当然だと考えています。私の診察の基本方針は逆に患者さんの生命の尊さを第一に、信念をもって医療することで信頼を得られ、私自身安らぎを得られることを最大の喜びと考えております。」


何人もの患者を殺しといて、「患者さんの生命の尊さを第一に」って、おいおいおーーーーい!って感じだよ。実際にやってたことに書き直すと、こうなっちゃうじゃん。


「私の座右の銘は、営利→偽装→隠蔽であることは前述しましたように、患者さんを1人でも多くさばける医療施設になれるように、私を含め谷本整形の職員全員が日々点滴の作り置きをすることは当然だと考えています。私の診察の基本方針は患者さんの生命など二の次に、営利のみを追求する信念をもって医療することで報酬を得られ、私自身豪邸や高級車を得られることを最大の喜びと考えております。」


そして、「丸明」のホームページを見てみたら、こんなことが書いてあった。


「飛騨牛の本場の味を丸明にてご賞味ください。選びぬかれた上質な飛騨牛の口いっぱいに広がる豊潤な味覚、おいしい飛騨牛をより多くの皆様に召し上がっていただくため、お値打ちな価格にてご提供しております。丸明は長年飛騨牛の小売りを主体として営業してまいりました。より質のよい肉、鮮度のよい肉のみを当店にてお求めいただけます。」


これまた、おいおいおいおーーーーい!って感じだよね。これも、実際にやってたことに書き直してみると、こんなふうになっちゃう。


「飛騨牛の偽物の味を丸明にてご賞味ください。選びぬかれた三流の偽装牛の口いっぱいに広がるパサパサとした触感、おいしい飛騨牛という先入観による錯覚をより多くの皆様に味わっていただくため、お値打ちな価格にてご提供しております。丸明は長年偽装牛の小売りを主体として営業してまいりました。より質の悪い肉、鮮度の悪い肉のみを当店にてお求めいただけます。」


‥‥そんなワケで、今や、サラリーマンの忘年会の隠し芸みたいな芸人しか出て来なくなっちゃったお笑い番組なんか見てるよりも、次々と登場するトンデモ会社やトンデモ病院のトンデモ会見を見てるほうが、よっぽど大笑いできる時代になっちゃった。それにしても、ホントは、こんなことで笑ってちゃいけないんだよね。仮にも老舗の女将だとか、病院の院長だとか、会社の社長だとか、社会的に見たら「人の上に立つ人」たちが、全国のお茶の間に流れてるテレビで、堂々と大ウソをつき続けるなんて、こういうアホどもを見てる子供たちに、絶対に悪影響が出ると思う。

子供の見てる前で、大人たちが平気で悪いことをしてるのに、子供たちに「悪いことをしたらいけません!」なんて言える? 子供の見てる前で、大人たちが平気で大ウソをついてるのに、子供たちに「ウソをついたらいけません!」なんて言える?

ま、この国で一番偉いハズの総理大臣だったアベシンゾーは、全国の国民に向かって、「年金問題に関しましては、ワタクチの内閣で徹底的に調べ上げ、最後の1人まで、最後の1円まで確実にお支払いするということを国民の皆様にお約束いたちます!」って公約したのに、「最後の1人」どころか、「最初の1人」も調べないうちに、無責任に政権をホッポリ投げちゃったんだから、この大ウソと比べたら、トンデモ病院の院長やインチキ肉屋の社長のウソなんか可愛いもんだよね。

そして、厚顔無恥なアベシンゾーの大ウソにしたって、その前のコイズミの大ウソと比べたら、まだマシだってことになる。何しろ、すでに「国賊」としか言いようがないほど最悪なコイズミの場合は、次から次へと大ウソをつき続けたこともスゴイけど、そのあとのアジのヒラキナオリが核兵器並みだからだ。コイズミが総理に就任した時の公約は、「国債発行額を30兆円以内に収める」ってのと、「社会保障制度の根幹である年金制度の抜本的な改革を断行する」ってのと、「何があっても8月15日に靖国神社へ参拝する」ってのだった。だけど、口先だけのペテン師、コイズミは、これらの公約をすべて大幅に破ったのだ。

たとえば、国債に関しては、たとえ30兆円以内に収めることができなかったとしても、50兆円以内に収めたのならそれなりに評価したし、仮に100兆円以内に収めたとしても、多少は評価した。あたしだって鬼じゃないんだから、「30兆円以内に収めるって言ったんだから、1円でもオーバーしたら公約違反だ!」なんてことは言わない。だけと、この大バカは、「30兆円以内」どころか、「206兆円」もの国債を発行しやがったのだ。それまでの発行額が「107兆円」だったから、これを3分の1以下の「30兆円以内」に収めるって公約したのに、逆に2倍にしちゃったんだよ。こんな大ウソつき、前代未聞だろう。

つまり、コイズミは、何の政策もないノーナシなのに、口先だけで「できもしないこと」を公約として掲げて、国民を騙したってことなのだ。そして、後日、この件に関して国会で野党から追及されたコイズミは、ヘラヘラと笑いながら、こうノタマッたのだ。


「公約を守らないことくらい、別に大したことじゃないでしょう」


これこそが、コイズミ・クオリティーだ。そして、こんなイイカゲンなことを平然とノタマッちゃうペテン師なんかを未だに支持してる国民がいるってんだから、これも「大バカ製造政策」である「ゆとり教育」のタマモノなのか?

だいたいからして、コイズミって、2001年の総裁選で、これらの「できもしないこと」を公約として掲げた時に、「政治家は公約を守るべきだ!」って叫んで、それまでの公約違反をした政治家たちを批判したんだよ。その上でペラペラと自分の公約を羅列しておきながら、たったの1つも守らなかった。このバカでもできそうな唯一の公約、「8月15日の靖国参拝」ですら、在任中にタダの一度も守らなかったんだよ。どこまで腰抜けなんだろう? そして、こんな腰抜けを支持してる人たちって、どれほどオメデタイんだろう?

でも、こうしたオメデタイ人たちの感覚も、分からなくもない。政治のことなんか興味のない能天気な人たちにしてみたら、大ウソをつくだけついて、あとは何の釈明も謝罪もしないで、ホトボリがさめるのをじっと待ってるだけのアベシンゾーなんかよりも、平然とアジのヒラキナオリをしちゃうコイズミのほうに、リーダーシップを感じてるんだよね、きっと。その裏に、どんな利権が渦巻いてるのかも知らずにね。

‥‥そんなワケで、歴代の総理大臣が軒並み大ウソつきなんだから、今さら病院の院長や肉屋の社長が大ウソを連発したとこで誰も驚きはしないけど、あたしが心配なのは、こうした「大人の大ウソ」を毎日のように見せられてる子供たちの将来だ。コイズミを見た子供たちは、「大人は約束したことを破ってもヒラキナオリすれば許されるんだ」と思い、アベシンゾーを見た子供たちは、「大人は途中で無責任に投げ出してもいいんだ」と思い、フクダちゃんを見た子供たちは、「大人は何でも他人ゴトでいいんだ」と思っただろう。だから、今の子供たちの親の世代の人たちが「後期高齢者」にでもなったアカツキには、こうした子供たちが社会の中心の世代になってんだから、あたしたちは、そりゃあ素晴らしい老後を送れるだろうと思う今日この頃なのだ。


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2008.06.23

おかえりテレキャス♪

今までに何度もお知らせして来たけど、以前、「きっこのブログ」のほうで公開してたメールアドレスは、どこかのアホの嫌がらせで使えなくなっちゃった。そのため、公開アドレスは新しいものに変えたんだけど、まだ浸透してないみたいで、読者から送られて来るメールは、この「きっこの日記」のサイドバーの「メールを送信」から送られて来るものばかりが届く。だから、読者メールをチェキするのがラクチンになった。

あと、これも何度もお知らせして来たことだけど、いろいろとメールをくださるのは嬉しいんだけど、何かの情報とか、「この問題を取り上げてください」っていうメールの場合は、「きっこの日記」のサイドバーにある検索システムを使って、過去ログをチェキしてからにして欲しい。1週間前に秋葉原の事件について取り上げたのに、「きっこさん、ぜひ秋葉原の事件について書いてください」なんてメールが来て、そういう人に限って「毎日愛読してます」なんて書いてあるから、あたしはガクッときちゃう。

それから、あたしへの手書きのお手紙とかプレゼントとかを送ってくださる人がタマにいるので、心から感謝してる。ただ、今はメインの窓口が「辰巳出版」なので、以前の「白夜書房」宛てでも届くことは届くんだけど、関係ない部署の人たちにも手間を掛けちゃうので、あたしへの郵便物は、すべて「辰巳出版」宛てでお願いします。以上、業務連絡でした‥‥ってことで、一見、業務連絡っぽい感じだけど、これがちゃんと日記のマクラになってる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、しばらく前に読者メールをチェキしてたら、その中に、1通の丁寧な書き出しのメールがあった。それで、そのメールを読んだら、あたしは、脊髄にビリビリと電気が走り出しちゃった。それは、こんなメールだった。


お名前:●●●●
コメント:きっこさん、初めまして。突然のメール失礼致します。私は●●区で歯科医院を開業しております●●ともうします。先日、友人から「きっこの日記R」を薦められて読みはじめましたところ、多岐に渡った内容がとてもおもしろく、時に噴き出したり時に考えさせられたりと楽しく読み進めていました。そして第四章の「さよならテレキャス」を読みはじめた私は、読み進むにつれ目が点(古いですね)になってしまいました。実は私は去年の6月下旬に、渋谷の●●楽器で黒のテレキャスを●●万円で購入した者なのです。出品者の名前は伏せてありましたが、クレーム等は店側が全て引き受けるということでしたので、安心して購入しました。探していた年代のUS物でしたので、色の塗り替えや傷なども気になりませんでしたし、大変満足しておりました。そして「さよならテレキャス」を読み、これはきっこさんが売りに出したギターに間違いないと確信しました。私は今まできっこさんの日記の存在を知らず、今回「きっこの日記R」を読んで初めて知りましたので、ギター購入から一年後のメールになってしまいましたが、きっこさんにどうしてもお伝えしたい事がありますので、宜しければメールをいただけないでしょうか。どうぞ宜しくお願い致します。●●拝


ギターが売れた時、楽器屋さんの担当者に聞けば、どこの誰が買ってくれたのかを知ることはできたんだけど、あたしは、そんなことを知っても何の意味もないので、別に聞こうとは思わなかった。ただ、大切に使ってくれる人ならいいな‥‥って思ってただけで、それ以上は何も求めてなかった。だけど、買ってくださった人からメールが来たとなると、話は別だ。だって、これは、ものすごいミラクルだからだ。

「きっこの日記R」は、第1弾、第2弾と違って、長編の書き下ろしや対談などをタップリと収録したために、日記の傑作選はわずか27編しか収録できなかった。第1弾と第2弾は、45編前後も収録してるから、半分とは言わないけど、ずいぶん少なくなってる。そのぶん、オリジナルを多くしたってことだ。そして、収録した傑作選は、何百本ものエントリーの中からたった27本を選んだんだから、ものすごく厳しいセレクトをした。で、その中に、タマタマ「さよならテレキャス」が含まれてたってことだ。

だから、「きっこの日記」の存在を知らなかった●●さんが‥‥って、ずっと「●●さん」て書いてくと読むほうも大変だと思うので、ここからは「Aさん」にするけど、そんなAさんが、タマタマお友達から「きっこの日記R」を薦められて読んでくださったミラクルと、その中にタマタマ「さよならテレキャス」が含まれてたってミラクルとが重なって、あたしにメールをくださったってことなんだから、これはものすごいダブル・ミラクルだと思った。で、あたしは、すぐに返信をした。


Aさま
はじめまして。「きっこの日記」のきっこです。
メールをありがとうございました。
他にも同じ年代のテレキャスが何本か売りに出されていたと思いましたが、Aさまが買ってくださったものは、時期や金額などを考えると、私が売りに出していたテレキャスに間違いないようですね。
あのように酷いコンディションのものをこちらの希望以上の金額で買ってくださり、本当にありがとうございました。
Aさまのメールの丁寧な文面から、大切にしてくださっていることも伝わってきました。
とっても感謝しています。
可愛がってあげてくださいね。
きっこ


‥‥って感じの返信をした。ホントはもっとプライベートなことも書いたんだけど、そこは割愛した。そしたら、テレキャスの画像を添えて、すぐに返信が来た。


きっこ様
御返信をありがとうございました。
(中略)
私はUSフェンダーのコレクターでして、ストラトとテレキャスを専門にコレクションしております。
今回きっこさんにお伝えしたい事ともうしますのは、失礼でなければ、このテレキャスをきっこさんにお返ししたい、という申し出なのです。
貴女の本の「さよならテレキャス」を読み、後日ブログのテレキャスに関する日記も読ませて頂きました。
貴女がどれほどこのテレキャスを大切にしていたか、どれほど思い入れがあるのかを知り、このギターは貴女の手元にあるべきギターだと思ったのです。
大変失礼とは存じますが、貴女がこのギターを手放すに至った事情も、その後の経過等もある程度は知りましたので、代金の心配は必要ありません。
これは私の気持ちです。
私のコレクションのひとつとして並んでいるよりも、貴女の手元にあった方がこのギターも喜ぶと思ったのです。
(後略)


‥‥そんなワケで、あたしは、頭の中がプチ・パニックになった。いつか余裕ができたら、また中古のテレキャスでも探して買おうとは思ってたけど、長年愛用してたテレキャスに関しては、生活に困って手放した時点で、「二度と戻って来ないもの」って割り切ってた。だから、マサカ、こんなことになるなんて、喜んでいいのか、どうしていいんだか、分からない状態になった。

もちろん、もう二度と戻って来ないと思ってたテレキャスが、またあたしのとこに帰って来るなんて、夢みたいな話だ。だけど、いくら何でも、お金も払わずに返してもらうなんてことは絶対にできない。5000円や1万円くらいの話なら、相手の気持ちに甘えちゃうかもしれないけど、これはケタの違う話だし、何よりも、あたしは、1年前にこのテレキャスを買ってもらったお金で、ホントに助かったのだ。だから、その「恩」に対して、自分の気持ちが済まない。

それで、あたしは、「戻ってくれば嬉しいけど、タダというワケには行かない。Aさんが買った金額で買い戻させて欲しい」ってことと、「でも今はお金がないので、1年後になるか2年後になるか分からないけど、お金が用意できるまで持っていて欲しい」ってことを伝えた。そしたら、Aさんからは、「それなら、とにかく先にテレキャスをお渡ししますので、お金はいつでもいいです」って返事が来た。それで、「そんなわけには行きません」ていうあたしと、「いえいえ、構いません」ていうAさんとのやりとりが続いた。

何だか、前から歩いて来た人とぶつかりそうになって、あたしが右に避けようとしたら、その人もおんなじほうに避けて、あたしが左に避けようとしたら、その人もおんなじほうに避けて、結局、ぶつかっちゃうみたいな、そんな感じのやりとりだった。そして、Aさんに押し切られるような形で、お金は後払いで、先にテレキャスを渡してもらえることになって、「日曜日の夜しか時間がとれない」というAさんのとこに、今日、行って来た。

でも、サスガに、まったくお金を払わずにテレキャスを受け取ることはできないから、コンビニに寄って、ATMで、パチンコの勝ちぶんを預金してる口座から、イザという時のために貯めといた5万円をおろして、おせんべの詰め合わせも買って、それから向かった。

Aさんは、想像してたよりもずっと若い感じで、とってもやさしい話し方をする人だった。テレキャスを受け取って、「とりあえずの5万円」を渡して帰って来るつもりが、歯科医院に併設してる自宅に上げてくださって、ものすごいギターのコレクションも見せてくださって、スカイラインの新車が買えるほどの値段のストラトを触らせてくださった。さらには、奥さんが美人でやさしい人で、お寿司までゴチソウになっちゃって、あたしはどうしていいんだか分からなくなっちゃって、キョーシュクしっぱなしだった。

‥‥そんなワケで、あたしは、1年ぶりに、ずっと愛用してたテレキャスと再開したワケだけど、まだ5万円しか払ってないし、残りはいったいいつになったら払えるのか分かんないってのに、帰って来て早々に、フロントのシングルコイルのピックアップをハムバッキングに交換しちゃった。で、チューニングして、アンプにつないで音を出してみたら、あの懐かしい音が出た。それから、ラスタカラーのストラップをつけて、姿見の前に立ってジャジャ~ン!って弾いてみた。そして、CDに合わせて、フェイ・ウォンの「夢中人」と、シド・ヴィシャスの「My Way」を続けて弾いてみたら、何だか分かんないけど、涙がポロポロと溢れて来て、止まらなくなっちゃった今日この頃なのだ。


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「夢中人」


「My Way」

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世界のAXE CM 第4弾

今までは代理店のスタッフさんたちが選んだベスト3をご紹介して来ましたが、今回は、あたしが選んだベスト3のCMをご紹介します♪


3位「バイクのタンデム編」


2位「あなたとどこまでも編」


1位「恋の連鎖編」


そして、ニポンのAXEはと言えば、皆さんの投稿で、ジョニー君が激しくパワーアップしちゃいました!
どうぞ、お楽しみください♪
  ↓
「フルムーンパーティ」

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2008.06.22

ドライブスルーな夜

今日は「夏至」だったので、1年でもっとも昼間が長い日であり、1年でもっとも夜が短い日であり‥‥って、おんなじじゃん!‥‥とか言ってみたりしつつも、ブラック魔王の相棒のケンケンなら、きっと「ゲシシシシシシ‥‥」って笑っちゃうような気がする。で、「夏至」よりも大事なことは、今、マックで、「今だけフィレオフィッシュが100円」をやってるってことだ。

あたしは、お肉を食べなくなってからは、メッタにマックを利用することがなくなったんだけど、フィレオフィッシュだけは、時々ムショーに食べたくなる。でも、一度100円で食べたものを次に200円以上も出して食べるなんて、そんなの激しく損した気分になるから、あたしはずっとガマンしてた。だから、今回の「今だけフィレオフィッシュが100円」は、そんなあたしにとって「待ってました!」って感じなんだけど、待ってたワリには、17日の初日から今日まで、一度も食べてなかった。

それで、ついに! AT LAST! 今日、お仕事の帰りに買うことにしたんだけど、駅前のマックのとこには車を停めることができないし、当然、ドライブスルーなんかない。だから、とりあえずマンションに車を置いて、それからテレテレと歩いて買いに行くことにした。だけど、お家に帰って来て、アレコレとバタバタしてるうちに、原チャリにガソリンを入れとかなきゃならなかったことも思い出した。あたしの岩石オープンはハイオク仕様だから、政権交代してガソリンの値段が「通常価格」に戻る日まで、少しでもガソリン代を節約するために、なるたけ原チャリを使うようにしてるからだ。

だけど、疲れてるのに、ワリと遠くのガソリンスタンドまで行って来たら、それから駅前のマックまで行くのがイヤになっちゃうし、どうしようかな~って思ってたら、あたしの頭にパッとひらめいたのが、ガソリンスタンドの先にもマックがあったってことだった。ちょうど雨も上がったし、夏至だから遅い時間でも明るいし、原チャリにガソリンを入れに行って、その先のマックで100円のフィレオフィッシュを買って帰って来れば、やらなきゃいけないことと、やりたいことの両方を同時にコンプリートできるってスンポ―だと思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ウィキペディアに「違法改造」だっていう大ウソを書き込まれてるけど、違法改造なんかしてない原チャリに乗って、ガソリンスタンドを目指して発車した。交番の前でウイリーもせず、Uターン禁止の場所でマックスターンもせず、途中の自販機でビールを買って飲みもせず、極めて模範的な安全運転でガソリンスタンドに到着して、1リッターあたり15円割引になる秘密のカードで、レギュラーを満タンにした。それでも、1リッター147円もして、3.5リッターで500円以上もした。原チャリを満タンにして500円を超えるだなんて、世の中狂ってるよ、まったく。

でも、あたしは、ずっと「フィレオフィッシュ♪」「フィレオフィッシュ♪」って思いながら走って来て、頭の中はヒサビサに食べられるフィレオフィッシュのことでいっぱいだったから、ガソリンの値段の法外な高さには、それほど原も辰徳だった‥‥じゃなくて、腹も立たなかった。ま、どんなに優秀な選手を集めても、監督が無能だとお話にならないってワケで、ガソリンの値段も、ジャイアンツ戦の視聴率くらいに急降下してくれたら助かるのに(笑)

で、ガソリンを入れ終わったあたしは、いよいよマックへと向かったんだけど、到着して、手前の駐輪場に原チャリを停めて、テレテレと歩いて行ったら、何だか様子がおかしい。お店の外壁にビニールみたいなのが張ってあって、窓やドアのガラスにも目張りみたいなのがしてある。ナナナナナント! お店は改装中だったのだ! そして、いつもの「月見バーガー」とかの横断幕の代わりに、「27日オープン」っていう横断幕が垂れ下がってたのだ!

あたしは、もう口が完全に「フィレオフィッシュの口」になっちゃってて、食べたくて食べたくてジンジャエールだったから、すごく悲しい気持ちになった。もちろん、帰ってから地元の駅前のマックに行くって方法もあるんだけど、この「フィレオフィッシュの口」になっちゃってる場合って、目的の場所で買えるかどうか、食べられるかどうかが重要なのだ。

前にも書いたことがあるけど、何週間も前からうなぎを食べたくて、ついにうなぎを食べに行く決心をして、うなぎ屋さんへと向かう。そして、やっとうなぎ屋さんの前に到着したら、「臨時休業」の札が出てた。コレって、ものすごいショックなのだ。他にもうなぎ屋さんはあるけど、このうなぎ屋さんに向かって来る間に、あたしの頭の中はうなぎのことでいっぱいで、口は完全に「うなぎの口」になっちゃってる。これは、お店に到着して、中に入って、注文をして、うなぎが出て来る時間を想定して、その瞬間に脳内麻薬の噴出量がピークに達するように、無意識のうちにゆるやかな快楽の坂を上り続けて来たってことなのだ。

だから、目的のお店が閉まってたってことは、精神的にも肉体的にもピークの状態で「オアズケ」を食らっちゃうことなワケで、ここから別のうなぎ屋さんを探して、30分後や1時間後に美味しいうなぎを食べることができたとしても、それは「残念賞」みたいな感じになっちゃうのだ。一度ピークに達した気持ちが、ガクッと萎えちゃって、そこからの自己フォローみたいな感じでうなぎを食べるワケだから、どんなに美味しかったとしても、心の底からの満足、自分が想像してた満足にはホド遠いのだ。

‥‥そんなワケで、今回の場合は、あたしはフィレオフィッシュをテイクアウトするつもりだったので、ここで食べるつもりじゃなかった。だから、うなぎ屋さんの例とは少し変わるけど、それでも、あたしなりの想定があったワケで、あたしとしては、「ガソリンを入れて、フィレオフィッシュを買って、10分後には自宅に着いて、コーヒーをいれて、まだほんのりと温かいフィレオフィシュを食べる」っていう一連の流れが脳内にシミュレーションされてたのだ。そして、ずっと「フィレオフィッシュ♪」「フィレオフィッシュ♪」って思いながら走って来たのに、お店が改装中だなんて‥‥。

これで、地元の駅前のマックに行くとすると、駅前に原チャリは停められないから、一度マンションに帰ってから、歩いて駅前まで買いに行かなきゃならなくて、その手間がメンドクサイ。そして、ガソリンを入れに来たことも、「フィレオフィッシュを買う」っていうメインテーマのツイデとしての給油だったから「損はない」って思ってたけど、単にガソリンを入れに来ただけだと思うと、その往復で消費したガソリンがもったいないと思えて来て、ヤタラと悔しくなって来る。

だから、あたしは、どうしても諦めることができなくて、改装中のマックを恨めしそうに眺めてたんだけど、ふと気づいたのが、店内で、工事の作業員たちの他に、ユニフォームの店員さんたちも動きまわってたのだ。それで、もうちょっと近づいて見てみたら、ハンバーガーを紙袋に入れたりして、バタバタと働いてた。そして、あたしの横のドライブスルーの出口から、1台の車が出て来たのだ。そう! 店内が改装中で、カウンターでの販売や店内での飲食はストップしてたけど、ドライブスルーでの販売だけはやってたのだ!

こうなりゃ、もうイチかバチかだ! あたしは、ハイヒールダッシュで駐輪場へ戻り、原チャリにまたがってエンジンをかけて、原チャリでドライブスルーに入ってみた! そしたら、こんなことしたことないから怒られるかと思ってドキドキしてたんだけど、意外にも普通に買えちゃった!

で、ドライブスルーのお姉さんに聞いてみたら、ドライブスルーが利用できるのは明日までで、アサッテから26日までは「全面休業」に入って、27日に新装オープンてことだった。つまり、あたしは、ものすごくラッキーだったってことで、たまたま空いてた台に座ったらそれが内部確変中だったみたいなもんだったってことで、ゼニヤッタモンダッタってことだったってワケだった(笑)

ブラボ~、ロナルド・マクドナルド♪
ブラボ~、あたし♪

‥‥そんなワケで、ブラボーなあたしは、ホントは1個買う予定だったのに、あまりにも嬉しくて、ついつい2個買っちゃった。だから、1個は予定通りに、帰ってからすぐに食べて、もう1個は夜食にすることにした。ヒサビサに食べたフィレオフィシュは、とっても美味しかったんだけど、これは、フィレオフィシュの実際の美味しさは30%程度で、残りの70%は、あたしの口が「フィレオフィッシュの口」になってたことによる付加価値なのだ‥‥なんてことを言ってみつつも、常に「次のステップ」のことを考えてるあたしの脳内には、「次は自転車でドライブスルーに突入」って作戦が浮かんでるし、さらには、「それが成功したら、次はキックボードでドライブスルーに突入」って作戦までもがチラついてて、成功した時のことを想像すると、思わず「ゲシシシシシシ‥‥」って笑いがこみ上げてきちゃう夏至の夜の今日この頃なのだ(笑)


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2008.06.21

夏だ!祭りだ!SANKYOだ!

最近、ずっと、「おっ!」って思うテレビCMがなくて、唯一、深田恭子ちゃんの「キリン氷結レモン」が琴線に触れたくらいだったんだけど、ここに来て、あたしのハートの内角高めにストライクのCMが流れるようになった。それは、SANKYOの「フィーバー大夏祭り」のCMだ。



ジッタリン・ジンの「夏祭り」をBGMに、「夏だ!祭りだ!SANKYOだ!」って言って、カッコイイお姉さんに、花火に、金魚すくいに‥‥って感じで、お祭り気分がマンマンだ。そして、何よりもグッと来るのが、ねぶた祭りの山車(だし)みたいなので、テンカ、もえちゃん、アチャオ、彩夏(さいか)、ニャ七(にゃしち)っていう懐かしくもオナジミの面々が並んでるってとこだ。この顔ぶれを見ただけでも、あたしは、ホール導入日を待てないほどワクワクドキドキして来る。

タレントやアニメなど、既成のキャラを使ったタイアップ機なら、キャラの知名度だけでそれなりのアピールがあるから、そこそこ人気機種になりえる。エヴァンゲリオンなんかが、いい例だ。だけど、テンカやもえちゃんたちは、すべてSANKYOのオリジナルキャラだから、最初は何の知名度のもなかった。そして、知名度のないキャラを使うんだから、パチンコそのものが面白くないと人気は出ない。

そんな厳しい業界の中で、このシリーズが、これほど人気が出て、現在の地位を築き上げたのは、ヒトエに「作り込みの深さ」だろう。それぞれのキャラ設定もそうだけど、いろんな演出時のショートストーリーで、それまで秘密のベールに包まれてたこと、たとえば「アチャオと彩夏の出会い」が分かったりと、なかなか手が込んだ作りをしてる。

そして、昔の「夏祭り」も楽しかったけど、あたしの場合は、何よりも「湯けむり紀行」にハマッてたから、どのキャラにもいっぱい思い入れがある。信頼度は低いけど憎めないニャ七とか、赤いウチワを持ってショウジの向こうから登場すると、もう、可愛くて可愛くて仕方ない。さらには、大当たりラウンド中に流れる、「夏祭り」をはじめ、「にちようび」や「プレゼント」や「エヴリデイ」などのジッタリン・ジンのヒット曲の数々も花を添える今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

‥‥そんなワケで、しばらく前から流れてたこのCMも、2~3日前からは新バージョンになって、もえちゃんが「いっくよ~!」って言ったりしてる。これは、初代の「夏祭り」で、確変に入る時のオナジミの掛け声だ‥‥ってことは、今度の台でも、もえちゃんが「いっくよ~!」って言うんだね。う~ん、早く打ちたい♪ ここんとこ、導入前から「打ちたい!」って思える台が皆無だった上に、あたしの大好きだった「機動新撰組 萌えよ剣」とか、「サクラ大戦」とかが次々に撤去されちゃって、もう、回らなくなった「エヴァンゲリオン~使徒、再び~」くらいしか楽しめる台がなかったから、ホントに待ち遠しい。

あたしも、一応は、新台が入ってれば試しに打ってみるんだけど、最近は、どうも楽しめる台と巡り合わない。不二子ちゃ~んが3連チャンした上に、3回目には赤いドレスまで着てて、リーチも最後の最後まで伸びたのに、アッサリとハズレる「ルパン三世」とか、ハンマーフラッシュが連発した上に、他の予告まで乱入して、リーチが最後の最後まで伸びたのに、ナゼかハズレる「ワニワニパニック」とか、いろんな予告が乱れ飛び、いくら何でもコレは鉄板だろう!って思って、リーチが最後の最後まで伸びたのに、またまたハズレる「コブラ」とか、とにかく、メチャクチャ長い! タバコ1本吸えるほどズルズルと引き伸ばした挙句のハズレって、ホントにムカツク!

前の「ルパン三世」は、熱い予告はそれなりに当たり、ハズレはサクッとハズレてくれたから、こっちも波を読みやすかったし、ダメな台には見切りをつけられた。だけど、今度の「ルパン三世」は、例のタイプライターでカチカチ打ってくタイトル予告や連続フラッシュなど、激アツを思わせる予告が複数組み合わさった上に、それに合わせてリーチも発展してくのに、ヤタラと時間がかかるだけで、結局はハズレ。そして、当たる時も、おんなじような予告から当たるから、最後の最後まで当たりなのかハズレなのかが分かんない。「ワニワニパニック」も「コブラ」もおんなじだ。

最近の台だと、「寿司屋の源さん」がシッカリ作られてて、早い段階で当たりとハズレが判別できるし、引けばそれなりにつながるから、コンスタントに稼ぐことができる。だけど、「ルパン三世」や「ワニワニパニック」や「コブラ」は、引いても単発や1セットだし、何よりも当たりハズレが判別しにくいから、あたしみたく収入源の1つとして打ちに行くのには向いてない。この現象は、「六三四の剣」あたりから出始めたもので、あたしが思うに、ハデな予告や長い発展でワクワクさせて、パチンコ初心者や遊びで打ってる人たちにムダな期待を持たせることを目的としてるような気がしてる。じゃなかったら、発展中は打ち出しをストップしてるんだから、玉の消費が止まるワケで、ホール側にメリットはないからだ。

‥‥そんなワケで、読みやすい台にも巡り会えず、楽しめる台にも巡り会えず、タイアップ機には食傷気味だったあたしにとって、今回の「フィーバー大夏祭り」は、期待の星だ。ヒサビサに「腰を落ち着けて打ち込める台」って気がするし、何よりも、「CR大夏祭り」じゃなくて、「フィーバー大夏祭り」って名前がいい。今どき、ジョン・トラボルタでも「フィーバー」なんて言わないのに、この能天気なタイトルだけで、20箱以上は積めそうな気がしてきちゃう(笑)

ギャンブルって、負けた時のことは忘れちゃうのに、大勝ちした時のことはよく覚えてる。だからハマる人が多いんだろうけど、あたしがこんなにこのシリーズを好きなのも、「湯けむり紀行」で大勝ちしたことがあるからだ。昔から「きっこの日記」を読んでる人なら覚えてると思うけど、あたしは、まったくのムダなしで32連チャンした。これは、ここ5年のうちのあたしのレコードだ。

当時は、まだ改装前だったから、1号館の通路は狭かった。それで、あたしは入口のほうの先頭台で打ってたんだけど、10連チャンを超えたとこで、店員のお兄さんがやって来て、9箱を台車に乗せて、奥の景品カウンターの横に運んでった。あんまり積むと人が通れなくなっちゃうから、こうしてドル箱を移動するのだ。そして、ブルーの布をかぶせて、台の番号を書いた札を差しとく。

で、あたしの場合は、ホントなら32箱のドル箱に囲まれてる記念写真を撮りたかったんだけど、9箱ずつ2回、奥に運ばれちゃってたから、それはできなかった。そして、大当たりラウンド中に流れるジッタリン・ジンの「にちようび」は、ふだんは10回聴くのが限界だったけど、この時は30回以上も聴かされたもんだから、夜までずっと頭の中で、「マンデーつまったスケジュール~イライラしているチューズデー~ウェンズデーのんびりしたいけど~まだまだ遠いわ日曜日~ラリルレリ~ラリルレリ~ラリルレリリ~ラリルレリ~ラリルレリ~ラリルレリル~♪」って流れ続けてて、ノイローゼになりそうだった。だけど、わずか数時間で16万円も稼ぐことができて、ものすごく助かったのだ。

で、「湯けむり紀行」を打ったことのある人にしか分からないネタで申し訳ないんだけど、テンカたちが行く温泉旅館で、軽のワンボックスみたいな感じの送迎車の前に立ってる番頭さんて、アンタッチャブルの山崎にメチャクチャ似てるんだよね。これ、いろんな人に話してるんだけど、未だに「そうそう!」って言ってもらったことがない。打ったことがない人なら知らなくて当然だけど、打ったことがあって、あの画面を見たことがあるハズの人が、何で分かってもらえないんだろう? それから、温泉旅館の若い仲居さんが、あたしと同じヘアスタイルをしてるんだけど、それも誰に言っても分かってもらえない。

‥‥そんなワケで、あたしの大好きなテンカ、もえちゃん、アチャオ、彩夏、ニャ七たちが大活躍するSANKYOの「フィーバー大夏祭り」だけど、今のCMで、最初に「夏だ!祭りだ!SANKYOだ!」って言ってる声、4パターンあるんだよね。誰にでも分かるのが「カンニング竹山」だけど、あと、男性が2人と女性が1人いて、4人全員が誰かを当てるキャンペーンをやってる。CMをよく見ると、画面の文字の右側に、それぞれのヒントの絵が出てて、竹山の場合なら、メガネが怒ってる絵が出てる。で、残りの3人は、「ゴルフクラブ」と「ベレー帽」と「合体」っていう文字で、オフィシャルサイトのヒントと合わせて考えると、「ベレー帽」は毎朝10時からお散歩をしてるおじさんだし、「合体」はもちろん、あの「気持ちいい~♪」の女性だし、あとは「ゴルフクラブ」の人が分かれば応募できるんだけど、まだ分かんない。声には聞き覚えがあるんだけど、ゴルフが好きな俳優って、いったい誰なんだろう?‥‥なんて悩んでる今日この頃なのだ。


「フィーバー大夏祭り」オフィシャルサイト
http://dainatsu.com/cm/index.html


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2008.06.20

うれしい消費税

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どちらがバカ?

公約を1つも果たさず、仮病を使って政権をホッポリ投げた前代未聞の無責任男、安倍晋三と、自分のボッキしたペニスをポラロイドカメラで撮影して、その写真を愛人に送りつけた前代未聞のド変態、山崎拓とが、小学生のような口ゲンカをしていて、見てるほうが恥ずかしくなって来る今日この頃です。こんなヤツラが税金で生活してる政治家だとは、世も末ですね。

そこで、アンケートです。

【安倍晋三と山崎拓、どちらがバカ?】

1.安倍晋三
2.山崎拓
3.両方ともバカ


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地球はミネラル

オトトイ、「六甲のおいしい水」が不当表示をしてて、公正取引委員会がハウス食品に排除命令を出したっていうニュースがあった。でも、これだけ次から次に、不正表示だの賞味期限の改ざんだの産地偽装だのが連発してると、今さら驚くこともなくなっちゃって、「へえ、今度は六甲のおいしい水か」で終わっちゃう。たけど、ココに問題があるのだ。こうした新聞記事を目にした場合、多くの人は、その記事の内容だけを「すべての情報」としてとらえてしまい、それ以上のことを知ろうとはしない。だから、新聞が偏向的な書き方をしてれば、それを鵜呑みにして「偏った印象」を持たされちゃう。

 

これは、「新聞に書いてあることは正しい」という前時代の妄想を未だに信じてる人たちがいることと、ヒンパンに発覚する食品偽装事件によって「日常的に偽装が行なわれてる」っていう先入観を持ってる人たちがいるために起こる現象だ。で、新聞をあんまり信じてないあたしとしては、とりあえず「ハウス食品」の言いぶんも聞いてみてから判断しようと思って、ハウス食品のホームページを見てみた。そしたら、6月17日付で、「公正取引委員会からの排除命令について」っていうリリースがあって、一連の流れの説明の中に、ハウス食品側の言いぶんとして、次のように書かれてた。

 

 

「平成19年10月に公正取引委員会より本件について、当社に調査・協力の要請がありました。当社は六甲山地の花崗岩層に接触した雨水が地下水流となり、六甲工場周辺地下にまで流れ込んでいるという専門家の見解もふまえ、その科学的根拠等を資料で示し、指摘を受けた表記が一般消費者に対して著しく優良であると誤認させるものではないとする考えを数回にわたり説明し、理解を求めてまいりました。しかしながら、公正取引委員会において、合理的根拠を示すものではないと判断され、今回の排除命令に至ったものです。」

 

 

ようするに、ハウス食品としては、地下水を汲み上げる場所を移動する際に、ちゃんと専門家の見解を聞いて、新しい場所でも今までと同様の水が採取できるってことを確認したから、おんなじ宣伝文句を書いたペットボトルで販売してたってワケだ。そして、公正取引委員会に対しても、数回に渡って資料を添えて自分たちの主張を伝えて来たんだけど、それが認められずに、今回の結果に至った‥‥ってことで、こうしてちゃんと両者の言いぶんを聞いてみれば、新聞記事だけを読んだ時に感じた「ハウス食品も悪いことをしてたのか」っていう印象はなくなると思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、今回の問題は、2005年1月に、地下水を汲み上げる場所を「神戸市灘区」から「神戸市西区」へと移転したことが原因だそうだ。ハウス食品側は、「おんなじ水脈なのでミネラル分も変わらない」っていう見解だったんだけど、公正取引委員会側は、「途中に粘土質の地層があるため、六甲山系の花崗岩のミネラル分の含まれた地下水は流れて来ない」っていう見解で、そのため、ボトルに書かれてた「花崗岩に磨かれたおいしい水」というコピーに対してクレームがついたってワケだ。だから、水道水をミネラルウォーターとして販売してたとかの「インチキ」とは違って、あくまでも「見解の相違」ってことだ。もちろん、ミスはミスだと思うけど、あたしは、「不二家」や「白い恋人」や「赤福」や「吉兆」のような「悪質さ」は感じない。

 

で、本題からはズレちゃうけど、ものすごく根本的なこととして、あたしは、この「ミネラル」って言葉に対して、世の中の人たちとはリトル違ったイメージを持って使ってる。たぶん、多くの人たちは、「ミネラル」って言葉を「栄養分」とか、「体にいい何か」とか、そんなイメージでとらえてると思う。もちろん、それでも間違いじゃないんだけど、あたしの場合は、「鉱物」って意味でとらえてるから、「ミネラル」って言葉を目や耳にするたびに、美しいいろんな鉱物標本が頭の中に浮かんじゃう。あたしのツボにストライクな「灰鉄ざくろ石」とか、宝石よりも美しい「ペンタゴン石」とか、いろんな鉱物標本が浮かんで、最後には、大好きな「電気石」に囲まれて、小躍りしてる小さいきっこたちが登場しちゃう。

 

NHKの「高校講座・地学」では、2学期の前半で、伊藤孝先生の何回かの授業のあと、久田健一郎先生が鉱物についての授業をしてくださるけど、平野麻樹子ちゃんを連れて鉱物採集に行った回を観て、あたしはすごく羨ましかった。ちなみに、今は1学期の前半の「宇宙」のとこだから、「きっこの日記R」を読んでくださった人は、書き下ろしの「オリオン座を見上げて」とリンクしながら、「高校講座・地学」の放送を楽しんで欲しい。

 

‥‥そんなワケで、「ミネラル」ってのは「鉱物」って意味だから、「ミネラロジー(mineralogy)」ってのは「鉱物学」って意味で、天文学とおんなじくらい楽しい学問だ。だけど、あたしの場合は、単に鉱物の美しさや不思議さに興味をひかれてるだけで、あんまり難しいことは分かんない。図書館で鉱物図鑑を眺めて、「おおっ!」とか、「どひゃっ!」とか、「うへ~!」とか言ってる程度で、すごい標本の写真を見つけると、すぐに値段を知りたくなっちゃうほどの貧乏症だ。そして、1800円とか2300円とか書かれてると「買えそうだ!」って思って喜んだり、17500円とか25000円とか書かれてると「買えないや‥‥」って思ってガッカリしたりって、こんなくだらないことをして楽しんでる。

 

だから、あたしの場合は、マジメに鉱物のことを勉強するって感じじゃなくて、ショーウインドウの中のステキなお洋服や靴を眺めながら、ふぅ~ってタメ息をついてるような感じで、好きな鉱物の写真を観てるってワケだ。だから、どっちかって言うと、宮沢賢治みたいな感じの「鉱物マニア」ってことになる。宮沢賢治も、ものすごく鉱物が好きで、いろんな童話や詩の中にヤタラと鉱物が登場するけど、「気のいい火山弾」みたいに鉱物が主人公のお話もあるし、短編の「ラジュウムの雁」みたいなお話もあるし、ホントにマニアっぷりが伝わって来る。そして、何と言っても有名なのは、「春と修羅」を始めとした詩篇の中に登場する数々の鉱物だ。「春と修羅」の中の「凾館港春夜光景」には、こんな一節がある。

 

 

きたわいな

 

つじうらはっけがきたわいな

 

オダルハコダテガスタルダイト、

 

ハコダテネムロインデコライト

 

マオカヨコハマ船燈みどり、

 

フナカハロモエ汽笛は八時

 

うんとそんきのはやわかり、

 

かいりくいっしょにわかります

 

 

「オダルハコダテガスタルダイト」「ハコダテネムロインデコライト」ってのは、「小樽、函館、ガスタルダイト」「函館、根室、インデコライト」ってことで、この「地名、地名、鉱物名」っていう流れをリフレインさせつつ、「小樽、函館」「函館、根室」ってつなげつつ、「ガスタルダイト」「インデコライト」って韻を踏みつつ、意味は分かんなくても、宮沢賢治は、今から80年以上も前に、現代の堕落したラップよりも遥かに水準の高い詩を書いていたのだ。現代でこれだけのレベルのシュールさを鴨志田くんなのは、PUFFYちゃんのデビュー曲の「アジアの純真」くらいだろう。

 

最初こそ、「北京、ベルリン、ダブリン、リベリア」って、地名を揃えてるけど、すぐにネタ切れしちゃって、「美人、アリラン、ガムラン、ラザニア」だの「火山、マゼラン、シャンハイ、マラリア」だの、単なる語呂合わせと連想ゲームになっちゃってる。それなのに、何とも言えない不思議な世界観を生み出してるのは、井上陽水のアンドレカンドレたるユエンであって、このセンスには、サスガのアンドレ・ザ・ジャイアントも、キラー・カーンのトップロープからのニ―ドロップを食らって、左足首を骨折しちゃうだろう。

 

‥‥そんなワケで、シュールな話題を取り上げてると、あたしの文章までシュールになってきちゃうけど、「鴨志田くん」から「あさってDance」を連想しちゃった人は置いてけぼりにしちゃうとして、話はサクサクと進む。で、宮沢賢治の「凾館港春夜光景」に登場する「ガスタルダイト」ってのは、「藍閃石(らんせんせき)」のことで、「インデコライト」ってのは、「藍電気石(リチア電気石)」のことだ。そして、ここでのポイントは、「インデコライト」が一般的な名称なのに対して、「ガスタルダイト」はほとんど使われてない名称だってことだ。

 

「インデコライト」の「インデコ」は、デニムとかを染める「インディゴ・ブルー」の「インディゴ」のことで、それに「ライト(電気)」がくっついて、「藍色の電気石」って意味だから、そのまんまってことになる。だけど、最初のほうの「ガスタルダイト」のほうは、フランスの鉱物学者、バルトロメオ・ガスタルディ博士の名前から命名されたもので、言葉としての意味はない。そして、この呼び名は一般的じゃなくて、「藍閃石」のことは「グロウコフェン」て呼ぶのが一般的なのだ。これは、ギリシャ語で「青緑色」って意味の「グロウコス(glaukos)」と、「現れる」って意味の「ファイネスタイ(phainesthai)」って言葉を合わせたもので、こっちの呼び名なら、「インデコライト」とおんなじで、「名は体を表わす」ってことになる。

 

だから、もしも宮沢賢治が一般的な鉱物の呼び名を使ってたら、「オダルハコダテグロウコフェン」「ハコダテネムロインデコライト」てなってたワケで、韻を踏まなくなっちゃう。その上、「ダイト」と「ライト」のリフレインによって表現してた美しい函館の夜景が、港に浮かびあがる宝石のような青い灯の数々が、見えなくなっちゃう。つまり、一見、意味不明に感じるような、単なる語呂合わせのような詩の一節であっても、宮沢賢治は、自分の観た美しい夜景を表現するために、たった1つの単語にまで、これほどのコダワリを持って言霊を編んでいたってことなのだ。

 

‥‥そんなワケで、こんなふうに読み解いて行くと、今さらだけど、宮沢賢治の素晴らしさ、深さを再確認することができる。ゴッホと同じく、37才という若さでこの世を去ってしまった賢治だけど、きっと、銀河鉄道に乗って、函館の夜景よりも美しい満天の星空の中を旅してるんだと思う。そして、遥か彼方の宇宙から、この地球を見下ろして、まるで宝物の鉱物標本を愛でるように、愛に満ちた澄んだ目で見つめているんだと思う。だから、あたしたちは、この地球を美しいまま、次の世代へと手渡して行かなきゃならないと思う今日この頃なのだ。

 

 

「宮沢賢治の詩の世界」
http://why.kenji.ne.jp/haruto/sinla4.html

 

 

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2008.06.19

米原子力空母の火災、被害を過少報告

「米原子力空母の火災、被害を過少報告」(世田谷通信)

多くの住民の声を無視して横須賀市の米海軍横須賀基地への配備が予定されている米原子力空母ジョージ・ワシントンが5月22日に起こした火災事故は、当初、米軍側も日本の外務省も軽度の「ぼや」であると発表していた。しかしその後の調査により、実際には「鎮火までに4時間以上もかかった激しい火災事故」であり、この発表は「米軍がねつ造した過少報告」であるということが明らかになった。ジョージ・ワシントンは現在カリフォルニア州サンディエゴの海軍基地で修理中だが、出火場所である艦尾の吸排気装置を中心に数室が全焼し、艦内の80区画に被害が出ている。高熱のために溶けた鉄製の内壁は火災の大きさを物語り、艦載機用エレベーターなどの重要設備にも大きな被害が出ているという。米軍側は現在も「放射能漏れはない」との発表を続けているが、過去に何度も起こった米原子力空母の事故で常に「放射能漏れはない」というコメントが常套句のように使い続けて来たことや、今回のねつ造した過少報告を受けて、横須賀市の住民の間では配備に反対する声がさらに高まっている。戦後60年が過ぎても、日本は未だにアメリカの植民地なのだろうか。(2008年6月18日)

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080619


「配備反対の署名はこちらから」
http://cvn.jpn.org/cvn/


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コイズミ改革よりキッコ改革

どっかの競艇屋のオッサンが、「タバコを1箱1000円にしろ!」って噴飯モノのヨマイゴトをノタマッてて、癒着してるコシギンチャクの政治家どもが、揉み手をしながらヘコヘコとひっついて回ってるみたいだけど、コイツラ、本物のアホだね。サスガ、親の代から数えきれないほどの庶民を食い物にして、サラ金地獄へと追い込んで来た、社会のダークサイドを代表する人間だけのことはある。お金を巻き上げる時に、真っ先にターゲットにするのが、いつでも「庶民」なんだよね。

このオッサンは、イギリスに行った時に、タバコが1箱1000円くらいしてたから、ニポンもそうすれば税金がタップリと集まって、すぐに赤字なんかなくなっちゃうってノタマッてる。で、1箱1000円に値上げしても、3分の1の人たちは今まで通りに吸い続けるから、税収はアップするってノタマッてる。あまりにもワンダホーな妄想だけど、こんなザレゴト、もしも一般の人が言ったら、世界中から笑い者にされちゃうよね。だけど、多くの企業や裏の世界と癒着してる人物が言えば、揉み手で擦り寄って来る腹黒い政治家どももいるってことだ。


「イギリスではタバコが1000円だから、ニポンも同じにするといい」


タバコを吸わない人たちにとっては、「どうぞご勝手に」って感じだろうし、喫煙者のことを憎んでる過激な嫌煙者にしてみれば、「いいぞ!いいぞ!」って感じだろう。だけど、モノゴトってのは、必ず裏がある。目に見えてる部分だけで安易に判断し、「その先のことを推測する」という想像力の欠落した人たちが多すぎるから、この国は、これほどまでに一部の権力者だけがオイシイ思いをしてる大バカ国家になっちゃったと思う今日この頃、皆さん、食後の一服を楽しんでますか?


‥‥そんなワケで、イギリスでは、タバコは1000円だけど、地下鉄の初乗りも1000円だ。だから、競艇屋のオッサンの理屈で行けば、「イギリスでは地下鉄の初乗りが1000円だから、ニポンも同じにするといい」ってことになる。「イギリスではガソリンが240円だから、ニポンも同じにするといい」ってことになる。そして、アレもコレもとイギリスと同じに値上げして行くと、最後に、敵の本丸が見えて来る。その本丸とは、コレだ。


「イギリスでは消費税が17.5%だから、ニポンも同じにするといい」


今回の「タバコを1箱1000円にしろ!」っていう前代未聞の大増税案は、つまるところ、庶民の生活を直撃する「消費税の大増税」へのレールを敷くことなのだ。そして、「タバコなんかいくら増税されたって自分には関係ない」って思ってた人たちは、この時点になって、初めて「他人ゴト」じゃなくなるってワケで、その時には、もう遅いってワケだ。

イギリスは、ニポンよりも物価が高いって言われてる。だけど、それでもイギリスの人たちが何とか暮らして行けてるのは、食糧などの基本的なものがニポンよりも安いからだ。たとえば、あと2ヶ月ほどで店頭から姿を消すかもしれないと言われてる「牛乳」の場合、ニポンでは1リットルの紙パックが主流で、だいたい200円前後もする。160円くらいなら「安い」って感じるし、逆に、低温殺菌の高級なものになると、300円近くもするから、とても庶民には手が出ない。

そして、イギリスの場合には、ニポンよりもたくさん牛乳を消費するため、4パイント(約2.3リットル)単位で売られてるんだけど、これがだいたい1ポンド(約250円)だ。1リットルあたり108円だから、ニポンの半額だ。他にも、人間が生きてくために必要な基本的な食材は、ほとんどがニポンよりも安い。

だから、タバコを1000円にするんなら、お米やパンや牛乳など、基本的な食材の値段を今の半額くらいにまで引き下げろ!って言いたい。それなら、多くの愛煙家も納得するだろう。高いものだけイギリスのマネをして、安いものはみんなスルーだなんて、こういうのを「詭弁」っていう‥‥のかな? ちょっと違うか。つーか、もっと根本的なこととして、そんなにイギリスの方式がいいと思うんなら、この競艇屋のオッサンが1人でイギリスへ移住しろよ。それで話は済むじゃん(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、ナンでもカンでも増税に反対してるワケじゃない。でも、増税を考える前に、まずは、やるべきことがあるだろ?って言ってるだけだ。官僚や天下りによる税金のムダづかいや私物化など、メスを入れなきゃなんない部分がマウンテンだし、こうした部分をすべて解決してから増税しないと、何も意味がない。やるべきことを先にやらなかったら、増税して税収を増やしたことが、逆に税金のムダづかいや天下りの人数を増やすことにつながるだけで、まったくの本末転倒だ。

たとえば、いつもの2倍近い水道料金の請求書が届いたとする。だけど、あたしは、いつもの通りに水道を使ってただけで、何か特別な使い方をした覚えはない。それで、「おかしいな?」って思って、水道局の人に調べてもらったら、水道管の一部から水漏れしてたことが分かった。そしたら、どうするだろう? 普通は、誰でも、水漏れしてる部分を修理してもらうんじゃないの?

自分の支払ってる水道代を「税金」だとすれば、自分が使ってる水は、納税したことによって国から受けてる様々な「対価」だ。福祉や教育や治安維持など、様々な「対価」だ。つまり、2000円の水道代(税金)を支払った者は、2000円ぶんの水(対価)を受け取る権利がある。だけど、この国の水道管は、どういうワケか、アチコチから水漏れしてる。

官僚のゴルフ代から天下りの温泉旅行代まで、癒着企業への接待費から癒着議員へのキックバックまで、ありとあらゆる場所から水漏れしてて、あたしたちに還元されてるのは、支払ってる水道代の半分ほどだ。支払ってる税金の半分ほどの対価しか受け取ってないのに、こんな現状で何が「増税」だ! 何が「タバコ1箱1000円」だ! どうせ、また、お前らが好き放題に使うだけだろが!

‥‥そんなワケで、あたしは、こんなに水漏れしてる水道管をまったく修理せずに、水道料金だけを次々と値上げし続ける政府のやり方は、絶対に納得できない。まずは、水道管をキチンと点検して、水漏れしてる部分をキチンと修理して、大切な水がムダにならないように整備することが、何よりも先に水道局(政府)がすべきことだと思う。水道料金を値上げするのは、どう考えてもそのあとの話だろう。

それにしても、食料品や日用品から、ガソリンや光熱費に至るまで、あらゆる物が大幅に値上がりし続けてて、ただでさえ庶民の生活は激しく圧迫されてるのに、こんな状況でも、政策の基盤が「増税」だなんて、どこまで無能な政府なんだろう。「予算が足りないから増税する」なんてのは、「欲しいオモチャが買えないからお小遣いをねだる」っていうのとおんなじで、サルでも思いつく最低の対策でしかない。こんな大バカで何の工夫もない政策なら、何も高い給料を払って政治家なんか雇わなくても、そこらの小学校の学級会に政治をやらせればいいだろう。政治家が「政治のプロ」だっていうんなら、少しでもプロとしてのプライドを見せて、「減税して庶民の生活をラクにした上に、国の借金も減らす」くらいのことをしてみろよ。

今日のニュースでも、燃料費の大幅値上げによって、全国のイカ釣り漁船が出漁を取りやめたってことが報じられてたけど、それでも「増税」だなんて、この国の政府って、いったいどこを見て政治をやってるんだろう? いったい誰のために政治をやってるんだろう? 国民の生活を少しでも良くするのが政府の役割のハズなのに、一部の特権階級の仲間たちだけを潤おわせて、その見返りで私腹を肥やし、そのためにさらなる痛みを庶民に押しつけるなんて、これほどのノーナシ政府は前代未聞だろう。

タバコを1000円にするなんていうアホのタワゴトなんかをマジメに議論してるヒマがあるんなら、まずはお金持ちしか買えない高級品に高い税率を課すことを議論すべきなんじゃないの? 高級料亭や高級フレンチの飲食代、50万円以上の家電やブランド品、100万円以上の宝石や毛皮、500万円以上の高級車、そして、豪華な海外旅行とかに高い税率を課すことを議論すべきなんじゃないの?

税金は、「取りやすいところ」から取るんじゃなくて、「取っても痛くも痒くもないところ」から取るべきなんじゃないの? 国交省の官僚や天下りたちが山分けするためのガソリン暫定税を復活させるよりも、大企業を優遇し続けてる特別減税を廃止するほうが先なんじゃないの? 庶民の楽しみである第3のビールや発泡酒の税率はどんどん上げられて行くのに、1本何万円、何十万円もする高級ワインや高級ブランデーの税率は上がらない。これっておかしくない?‥‥っていうか、逆なんじゃないの?

‥‥そんなワケで、話はクルリンパと変わるけど、悪名高い「タスポ」にしたって、ぜんぜん普及しないどころか、泣く泣く廃業するタバコ屋さんが続出してる。そして、タスポを導入したことによって大儲けしたのは、「社団法人日本たばこ協会」に寄生してる「日本自動販売機工業会」だけだよね。もちろん、「社団法人日本たばこ協会」も、天下りどもが勢ぞろいしてる悪徳法人としてオナジミだ。

で、ぜんぜん普及しないタスポを爆発的に普及させる方法があるから、サル並みの知能しかない「社団法人日本たばこ協会」のアホどもに、あたしがジキジキに教えてやろう。それは、タスポの中に「年収」のデータも書き込むことにして、タバコ1個の値段を「年収の0.01%」に設定するって方法だ。つまり、年収が300万円の人なら、タバコ1個を300円で買えるけど、年収が1000万円の人なら1000円、3000万円の人なら3000円になるワケだ。もちろん、年収が300万円以下の苦しい生活をしてる人たちも、それぞれの年収に対応した値段になる。

これなら、貧しい人たちは助かるし、1個1000円とか2000円とかの法外な値段で買う人たちも、それくらいの金額を払っても痛くも痒くもないお金持ちばかりだから、何の問題も起こらない。そして、自販機以外の対面販売の場合でも、タスポを提示しないとタバコを買うことができなくする。そうすれば、すべての愛煙家がタスポを持つことになる上に、「税の不公平」も解消される。

そして、あたしは、このシステムをガソリンにも適用すべきだと思ってる。免許証に、その人の年収のデータを入れるようにして、どのガソリンスタンドでも、免許証を提示しないと給油できないようにする。そして、ガソリンの値段を「年収の0.005%」に設定する。年収が300万円の人なら、ガソリン1リッターが150円だけど、年収が1000万円の人なら、1リッター500円だ。そして、営業ナンバーの車両の場合は、個々の年収に関係なく、一律に妥当な金額を設定する。こうすれば、「税の不公平」は解消されるし、くだらない暫定税なんて必要なくなる。

‥‥そんなワケで、あたしは、このシステムをゆくゆくは高速道路の料金や新幹線の運賃、映画館や遊園地の入園料など、あらゆる分野に広げて行くべきだと思ってる。おんなじ新幹線に乗っても、おんなじ映画を観ても、1人1人の年収に応じて、支払う料金が上下するってシステムだ。うなぎ屋さんにうな重を食べに行っても、あたしなら1000円だけど、お金持ちは5000円払わないと食べられない。これこそが、あたしの考えた「格差を是正する方法」であり、「増税せずに税収をアップさせる方法」だ。あまりにもワンダホーで、我ながら感心しちゃう。だから、皆さん、あたしが立候補したアカツキには、どうか清き1票をヨロピク♪‥‥って言っても、あたしは、「人気ブログランキング」以外には参加する気はないけど‥‥なんて感じの今日この頃なのだ(笑)


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2008.06.18

「きっこのブログ」が炎上!

すんごいブログパーツを発見しました!


まず、右上の「Sound OFF」をクリックして「ON」にしてください。

それから、偉そうにしてる将軍にカーソルを合わせて、チョッカイを出し続けてみてください。

すると、そのうちにブチ切れちゃって、このブログが、燃やされたり、水没させられたり、鉄砲でハチの巣にされたり、大砲でデカい穴を開けられたりと、コテンパンにされちゃいます!

これがホントの「ブログ炎上」です(笑)

とにかく、あまりのスケールの大きさにビックル一気飲みなので、ぜひ試してみてくださいね。

誰でも無料で設置できますので、自分のブログにも設置してみたい人は、以下の配布所へどうぞ♪

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週刊きっこの目 「消えた黒猫」

昨日の日記に書いたように、「HNN」が無期限の休止を余儀なくされてるのは、米軍が深く関わってる「ある問題」を取材していた1人の記者が、突然、行方不明になったからだ。もちろん、これは、「HNN」の運営サイドからそう伝えられただけで、あたしに真実は分からない。だけど、運営サイドから届いた1通のメール以外に、何の手がかりもない状況だから、とりあえずは、そのメールに書かれていることだけを頼りに、そこから推測して行くしかない。

 

どっちにしても、1人の人間が、神隠しにあったかのようにパッと消えちゃうなんて、現実的に考えれば、あたしたち一般人には想像もできないような巨大な力、恐ろしい組織が関与してる可能性が高いと思われる。だから、頭脳明晰で優秀な上に恐いもの知らずの、本物のハードボイルドな名探偵でも登場しない限り、その謎を解くことは不可能だ。頭脳は子供でもベッドでは大人‥‥なんて言ってるような迷探偵キッコナンには、手も足もシッポも出ないほどの大事件てことになる。

 

だから、消えた人間の謎を解くのは、本物の名探偵に任せておいて、人畜無害のヘンテコな事件しか解決したことのない迷探偵キッコナンとしては、消えた猫の謎を解くくらいが妥当だと思う‥‥ってことで、ヒサビサの「週刊きっこの目」で、あたしが目をつけたニュースは、コレだ。

 

 

「ゴッホの絵にネコ存在の可能性」(2008年6月16日)

 

ゴッホ「ドービニーの庭」の公開科学調査が15日、所蔵するひろしま美術館(広島市中区)であった。ネコの存在が論争される謎の多い絵。ネコが塗りつぶされたと考えられる部分から鉄元素を析出。鉄を成分元素とする青色絵の具プルシアンブルーでネコが描かれている可能性が高まった。吉備国際大(高梁市)の下山進教授らが微量のエックス線照射で元素を解析し、絵の具の特定を試みた。ネコの後ろ足や頭、胴体にあたると想定される5カ所で鉄元素が出たが、周辺部からは出なかった。下山教授は「探してるネコにちょっと触れたかなという感じ」と話す。調査を続け、7月下旬には隠れたネコの姿を浮かび上がらせたいという。(中国新聞)

 

 

まず、美術なんか興味ないって人のために簡単に説明しとくと、このゴッホの「ドービニーの庭」っていう絵は、世界に2枚ある。詳しく言うと3枚なんだけど、同じ構図のものは2枚だ。もちろん、両方ともゴッホ自身が描いた本物で、1枚はスイスの「バーゼル市立美術館」が所蔵していて、もう1枚が、今回の「ひろしま美術館」が所蔵しているものだ。そして、この2枚の「ドービニーの庭」は、スイスにあるほうが、実際に庭を見ながら先に描かれたもので、それをゴッホ自身がアトリエで模写したとされているのが、今回の「ひろしま美術館」にあるものだ。微妙な色合いやタッチの違いなどはあるけど、全体的な構図や細部のディティールなどは同一で、2枚を見比べれば、誰でもが「同じ絵」だと思うだろう。

 

G1 だけど、この2枚の絵には、たった1ヶ所だけ、決定的な違いがある。それが、左から右へと庭を横切って行く1匹の「黒猫」だ。「バーゼル市立美術館」の絵には黒猫が描かれているのに、「ひろしま美術館」の絵には黒猫がいない。そして、これには、「最初から黒猫は描かれてなかった」という説と、「一度描かれた黒猫をあとから塗り潰した」という説があったんだけど、以前、エックス線で調べた時には、黒猫を見つけることができなかった。それで、前者の説のほうが有力になりかけてたところ、今回の調査によって、後者の説の可能性が極めて高くなったのだ。だから、今回の「週刊きっこの目」では、「一度描かれた黒猫をあとから塗り潰した」という説を土台にして、「なぜ黒猫を塗り潰したのか?」という部分にポイントを置いた謎解きをしてみようと思う。

 

それにしても、ゴッホの絵って、今でこそ何億円、何十億円なんていう信じられない値段で取り引きされてるけど、これらはすべて、ゴッホが亡くなったあとの話であって、ゴッホが生きてる間に売れた絵は、生涯でたった1枚だけなのだ。ゴッホは、37才でピストル自殺するまでの約10年間、画家としての生活を続けたんだけど、その間に描いた油絵900点、素描1100点のうち、お客さんが買ってくれたのは、自殺する1年前に描いた「赤い葡萄畑」だけだった。

 

その金額は、わずか400フラン。1890年当時の貨幣価値は、1フランが現在の500円くらいなので、今の価値にすると、約20万円だ。今なら何十億円という金額がつけられるであろうゴッホの最晩年の作品としては、あまりにも安すぎる金額だけど、それまで10年間、2000点もの絵を描き続けて来たのに、評価されずに1枚も売れなかったのだから、初めて自分の絵が売れて手にした400フランは、ホントに嬉しかったことだろう。

 

でも、せっかくの話に水を差すようだけど、この絵を買ったのは、かつてゴッホが肖像画を描いたモデルの女性だった。だから、ゴッホと何の接点もない人が、作品を気に入って買ったってことじゃなくて、多少は「お付き合い」的な要素があったんだと思う。弟の援助を受けながら、苦しい生活をしていたゴッホに対して、ある意味、カンパみたいな気持ちがあったんだと思う。ま、その辺のことは置いといて、カンジンの「ドービニーの庭」だけど、これは、ゴッホがリスペクトしていた画家、ドービニーの別宅の庭を描いた作品で、一般的には、ゴッホの最後の作品、つまり「絶筆」だって言われている。

 

スイスの「バーゼル市立美術館」に所蔵されているほうの「ドービニーの庭」が描かれたのは、1890年の7月に入ってからって言われていて、完成したこの絵を模写して「ひろしま美術館」に所蔵されてるほうの「ドービニーの庭」が描かれたのは、7月20日を過ぎてからって言われている。そして、ゴッホがピストル自殺をしたのが、7月29日なのだから、「ひろしま美術館」にある、黒猫のいないほうの「ドービニーの庭」こそが、ホントの意味での「絶筆」ってことになる。

 

で、「なぜ黒猫を塗り潰したのか?」って謎については、迷探偵キッコナンが登場する前に、愛知県立大学美術学部の小林英樹教授が、その著書「ゴッホの遺言」(情報センター出版局)の中で、謎解きをしている。この説はNHKでも放送されたので、ご存知の人も多いと思うけど、「黒猫はゴッホ自身だ」という説だ。フランク・ザッパに説明すると、絵の具代から生活費まで、すべて弟に面倒を見てもらっていたゴッホは、弟夫婦に対して、いつも引け目を感じていた。それで、「ドービニーの屋敷から出て行く黒猫」を「弟夫婦の世話のもとを離れて行く自分」に置き換えて描き、猫のいない2枚目を描くことによって、自分が自殺してこの世を去ることを伝えた‥‥という推理だ。

 

まあ、小林教授の説は、2枚目の「ドービニーの庭」を「贋作」と捉えてるから、細かい部分はもっと複雑なんだけど、「黒猫」だけに関して言えば、「意図的に描かなかった」という推測を前提に自論を展開してる。そして、小林教授は、この著作で、2000年に、第53回日本推理作家協会賞の「評論その他の部門」を受賞しているから、それなりに評価された説なんだと思う。だけど、この説は、カンジンの部分が事実に反してるのだ。小林教授の説は、あくまでも「2枚目の絵には黒猫を描かなかった」ということを前提にしたものなんだけど、実際には、2枚目の絵にも黒猫は存在していたのだ。

 

アトリエで2枚目の「ドービニーの庭」を描き上げたゴッホは、その1週間後の1890年7月29日、突発的にピストル自殺をしてしまう。だけど、アトリエに残されていた2枚の「ドービニーの庭」には、2羽ニワトリがいた‥‥じゃなくて、両方に同じ黒猫がいた。現在、「ひろしま美術館」に所蔵されているほうの「ドービニーの庭」は、ゴッホの没後10年目の1900年にオークションにかけられているんだけど、その時の出品物を紹介するためのカタログに、この絵のモノクロ写真も掲載されていて、そこにはちゃんと猫が描かれている絵が写っている。

 

つまり、ゴッホは、ドービニーの庭を見ながら描いた1枚目と、その絵を見て模写した2枚目の両方に、ちゃんと黒猫も描いていたのだ。そして、2枚目の絵の猫は、少なくとも、ゴッホの没後10年目の1900年までは、ちゃんと絵の中に存在していたのだ。だから、あとから何者かが2枚目の絵の黒猫を塗り潰したことは事実だけど、それはゴッホではなく、第三者の筆によるものだということになる。

 

これで、小林教授の説を始め、「ゴッホが何らかの意図を持って黒猫を描かなかった」「最初は黒猫を描いたが、ゴッホが何らかの意図を持って塗り潰した」という説は、すべて崩れた。この点を指摘しているのは、大阪大学文学部の圀府寺司(こうでら つかさ)教授で、圀府寺教授は、ゴッホの没後に、エミール・シェフネッケルが黒猫を塗り潰した可能性がある、と述べている。

 

シェフネッケルは、ゴッホが自分の耳を切り落とすキッカケを作ったゴーギャンとも親交のあった画家で、1987年に「損保ジャパン東郷青児美術館」(当時の安田火災)が58億円で落札したゴッホの「ひまわり」も、このシェフネッケルが描いた贋作だという説もある。まあ、本物であれば、ゴッホは1フランも手にしていないのだし、贋作であれば、わずかな小遣い銭欲しさにどこかの画家が描いたのだろうし、どちらにしても、描いた本人とは無縁の場所で、無縁の人たちが、勝手に値を吊り上げているのだから、もはや芸術とはほど遠い世界のことのように感じる。

 

そして、1枚目の絵を見ながら模写したとされる2枚目の「ドービニーの庭」は、ゴッホの没後に、弟が、ドービニーの未亡人へとプレゼントした。そして、未亡人は、ゴッホの弟へのお礼の手紙に、「ゴッホがアトリエでこの絵を模写している様子を見ていた」ということを書き添えている。つまり、この手紙の内容こそが、この絵が「贋作ではない」ということの証明にもなっているのだ。

 

圀府寺教授によると、ドービニーの未亡人が亡くなったあと、この絵はオークションにかけられて、1929年に、ドイツの「ベルリン国立美術館」が所蔵することになったそうだ。でも、このころから始まったナチスによる「退廃芸術追放」という一種の「魔女狩り」のような思想統制運動の餌食になってしまい、他の多くの貴重な近代芸術作品とともに、没収されてしまった。ヒトラーは、軍国的な芸術作品以外は、すべてを「退廃したもの」「堕落したもの」として、没収して焼き払っていたのだ。

 

もちろん、これは、ナチスの十八番の「表向きの理由」だ。実際には、自分たちの行なう「暴力による略奪」に、それらしい大義名分をぶらさげただけで、目的は、裕福なユダヤ人たちを殺したり強制収容所送りにして、金品や価値のある美術品を略奪することだった。だから、本当に価値のある美術品は、たとえ「退廃芸術」のジャンルだと判断されても、ナチスの資金源として大切に保管され、決して焼かれることはなかった。

 

イギリスの「BBC」の2008年2月20日付の記事、「Looted art seeks owners in Jerusalem.(略奪された美術品はエルサレムで持ち主を探している)」には、1933年から1945年の間に、ナチスがユダヤ人から略奪した膨大な美術品の数々を元の持ち主に返還するために、イスラエルの「エルサレム博物館」に資料の展示を始めたことが伝えられている。そして、この記事の中には、当時の凄惨な様子をうかがい知ることができる、いくつもの記述がある。

 

 

「ナチスがユダヤ人から略奪した絵画は数十万点にものぼり、彫刻などの美術品も入れると、その数はさらに急激に増える」

 

「残されている資料からは、ヒトラーの誕生日に合わせて大規模な略奪が行われたことが分かる」

 

「若干の絵画はナチスの著名なコレクターの手に渡り、残りは保管されたり、ナチスの財源を作るために売却されたりした」

 

「現在、持ち主が分からずに返還できない絵画が約2000点あり、この中には、モネ、ドラクロワ、スーラなど、1点が何百万ドルもする高価な作品も含まれている」

 

 

これらの記述から当時の様子を想像すると、ナチスによって略奪された何十万点もの絵画の中の1点であるゴッホの「ドービニーの庭」が、極東の島国へと辿り着くことは、なかなか難しいと思われる。それで、この絵が、どんなふうに「ひろしま美術館」まで辿り着いたのかというと、まず始めに、この絵が、「退廃芸術」だとしてナチスに没収されたところからスタートする。そして、他の没収した絵画や略奪して来た絵画とともに、ナチスの秘密倉庫に保管されることになった。これが、1933年から1934年のことだ。

 

その後、1937年に行なわれた大がかりな「退廃芸術狩り」のため、数多くの絵画が秘密倉庫から運び出された際に、ヒトラーに次ぐナチスの権力者だったヘルマン・ゲーリングが、自分の小遣い銭を作るために、その絵画の山の中から、何点かの価値ある作品を持ち出して、オランダのアムステルダムの画商に売ったのだ。その中には、この「ドービニーの庭」の他に、同じくゴッホの「医師ガシェの肖像」なども含まれていた。

 

それから、これらのゴッホの作品は、ユダヤ人の銀行家で絵画コレクターのジークフリート・クラマルスキーが買い取った。だけど、オランダにナチスが侵攻して来たため、クラマルスキーは、一族を引き連れて、これらの絵画とともに、アメリカへと逃げたのだ。そして、クラマルスキーのコレクションの一部は、ニューヨークの「メトロポリタン美術館」に寄託されて展示されたりしつつも、少しずつオークションにかけられて、売却されて行った。そして、「ドービニーの庭」は、1974年に広島銀行が買い取り、現在の「ひろしま美術館」に展示されるようになった‥‥という流れだ。

 

ちなみに、1990年にオークションにかけられた「医師ガシェの肖像」のほうは、大昭和製紙名誉会長(当時)の齊藤了英が、8250万ドル(当時のレートで125億円)で競り落として話題になった。この絵は、ゴッホが描いた時には売れず、ゴッホの没後は弟が管理していたんだけど、その弟も亡くなったあとに、弟の奥さんがデンマーク人のコレクターに300フラン(約15万円)で売ったものだ。それが、7人の手を経た90年後には125億円になってしまうのだから、描いたゴッホはやっていられないだろう。

 

で、話を「ドービニーの庭」に戻すけど、この絵も、数奇な運命の果てに‥‥というよりは、苦難の旅路の果てに、現在の「ひろしま美術館」へと辿り着いたということになる。そして、その過程において、どこかで黒猫が塗り潰されたということになる。ここで、ようやく迷探偵キッコナンの出番になるんだけど、こんな波瀾万丈な旅路を知らされれば、考えつくことは誰でも同じだろう。そう、「贋作を装うために黒猫を塗り潰した」ということだ。

 

この絵が、人の手から手へと渡って行った流れを追うと、ナチスの手に渡るまでは、黒猫を塗り潰す理由が見つからない。ここまでは、少しでも価値を高めたいと思っている人たちの手を渡って来たのだから、この絵が「ゴッホの描いた本物」でなければならず、わざわざ筆を入れてオリジナルを改ざんする必要性がない。つまり、キッコナンの推理は、アムステルダムの画商から、銀行家のクラマルスキーが買い取ったあとに、ナチスの目を逃れてアメリカへと逃亡するため、もしもナチスに見つかった時のことを考えて、事前に黒猫を塗り潰しておき、贋作を装い、没収をまぬがれようとした‥‥というものだ。

 

でも、こうした歴史的事実を積み重ねて行く検証方法では、常に「一方向からの視点」しか働いていないために、万人が「なるほど」と思うような推論を導き出すことはできても、そこには何ら「新しさ」はない。これでは、迷探偵キッコナンに登場してもらった意味がない。キッコナンの推理の持ち味は、常人とはまったく別の角度から対象を観察し、目に見えないほどの細い糸口を見つけ、そこから大胆な推理を展開して行く手法にある。一見、理論的には破綻しているように見えても、未だかつて誰も想像しえなかったような結論に到達してこそ、「頭脳は子供でもベッドでは大人」というキャッチフレーズを欲しいままにしているキッコナンの晴れ舞台なのだ。

 

そして、今回の謎の原点に戻り、もう一度、最初からチェキしてみたキッコナンの脳裏には、2つの「気になる点」が引っかかった。それは、「黒猫」と「塗り潰した」という点だ。なぜ、トラ猫や三毛猫ではなく「黒猫」なのか。そして、なぜ「消した」や「削り取った」ではなく「塗り潰した」のか。この2点に目を向けた時、キッコナンの頭の中の60ワットの裸電球はパッと灯りをともし、1冊の本の表紙が浮かび上がった。

 

そう、エドガー・アラン・ポーの名作、「黒猫」だ。主人公の男と奥さんは、2人とも動物が大好きで、小鳥、金魚、犬などと一緒に、プルートーと名づけた黒猫を飼っていた。2人はプルートーを可愛がっていて、プルートーも2人になついていた。しかし、数年後、男はアル中になってしまい、泥酔した時に、甘えて来たプルートーのことを疎ましく思い、手元にあったナイフで、プルートーの片目をえぐり取ってしまう。そして、首に輪をかけて、庭の木に吊るして殺してしまったのだ。

 

それから何ヶ月かが経ち、また猫を飼いたくなった男は、行きつけの酒場から、プルートーに似た黒猫をもらって来た。その猫は、片目がなく、体つきや顔つきなども、プルートーとそっくりだった。ただ、ひとつだけ違っていたのは、全身がまっ黒だったプルートーに対して、この猫は、胸のところにだけ白い毛が生えていたのだ。この猫も男になついたんだけど、男のアル中も酷くなって来て、甘える猫をうっとうしく思うようになって来る。そして、猫の胸の白い斑点は、だんだんと大きくなり、絞首刑台の形に似て来たことから、ノイローゼになった男は、またも発作的に黒猫を殺そうとした。そして、止めに入った奥さんのことを誤って殺してしまったのだ。男は、地下室の壁に奥さんの死体を塗り込めて、証拠を隠滅した。黒猫は、どこかにいなくなっていた。

 

しばらくして、警察官が調べにやって来た。男は、どこにも証拠などないと余裕を見せていたが、警察官が地下室の壁の前に来た時、壁の中から唸り声が聞こえて来て、すべてがバレてしまう。警察官によって壊された壁の中から、奥さんの死体が発見され、その頭の上には、真っ赤な口を開けて唸り声を上げている黒猫が乗っていたのだ。

 

これが、ポーの「黒猫」のあらすじだけど、ポイントとしては、奥さんの死体を壁に塗り込める時に、壁の中に黒猫も塗り込めてしまっていた‥‥ということだ。そして、このポーの「黒猫」と、ゴッホの「ドービニーの庭」には、不思議な歴史的符合が見られる。ポーが「黒猫」を発表したのは、ゴッホが生まれるちょうど10年前の1843年なんだけど、その90年後の1934年には、初の映画化がされている。そう、これは、ゴッホの「ドービニーの庭」を「退廃芸術」だとして、ナチスが没収した年なのだ。ポーの「黒猫」が銀幕によって世に公開された年に、ゴッホの「ドービニーの庭」の黒猫は、ナチスの秘密倉庫に幽閉されたのだ。

 

ちなみに、ポ―の「黒猫」の名前、プルートーというのは、ローマ神話に登場する「冥府の神」の名前で、ギリシャ神話では「ハーデス」にあたる。冥王星のことを「プルトー」と言うのも同じだ。そして、この「プルートー(プルトー)」は、核兵器の原料であり人類史上最強の猛毒、「プルトニウム」の語源でもある。そう考えると、被爆地である広島の美術館に、ゴッホの「ドービニーの庭」が辿り着く過程において、どこかで黒猫が塗り潰されたというのは、もしかしたら、「二度と核兵器による悲劇を繰り返してはならない」「人類はプルトニウムを持つべきでない」という冥府の神からのメッセージのようにも思えて来る。

 

もちろん、これは、「ドービニーの庭」を横切っていたはずの黒猫が、ポ―の「黒猫」のプルートーと同一だという仮説の上での話だけど、ゴッホが生まれる10年も前に発表されたポ―の「黒猫」は、ゴッホに読まれていた可能性も十分にある。そして、自身の最後の作品に、「冥府の神」であるプルートーを描き入れることも、極めて自然な行為だと思う。だから、迷探偵キッコナンの導き出した推理は、「これから冥府へと向かうゴッホが、最後の作品に水先案内猫としてプルートーを描き入れた」ということと、ゴッホの没後、被爆地である広島へと巡って来る過程において、「役目を終えたプルートーがキャンバスから去って行った」というものだ‥‥ってことで、今、100年の眠りから揺り起こされようとしているプルートーに代わって、1句詠んで終わりにしようと思う。

 

 

 黒猫のまなことろとろ梅雨晴間  きっこ

 

 

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2008.06.17

タダならぬ事態?

一部のマニアに人気のある「週刊きっこの目」を連載してる新型ニュースサイト「HNN」だけど、4月27日付で「サイトのリニューアルのため5月の中旬まで更新を停止します」っていうお知らせがあってから、そのままホッタラカシだ。再開予定日を1ヶ月も過ぎたのに、未だに何の発表もない。もちろん、「ホッタラカシ」ってのは、一般の閲覧者に対してで、連載を書いてるあたしのとこには、5月11日にメールがあった。

だけど、そのメールの内容が「犯罪の匂いがプンプンするタダならぬもの」だったので、あたしとしては「とりあえず様子を見る」ってことしかできなくて、皆さんにお伝えしようかどうか、ずっと迷ってた。それで、そのメールの最後のところに、「HNNのトップページには、ありのままを5月末から6月頭頃、警察からの捜査状況などを聞いて、告知させていただきます」って書いてあったので、6月の半ばまで待ってみて、それでも何の発表もなければ、あたしが知らされた内容をここに発表しようって決めていた。

それで、あたし自身もよく分からない点があって、自分の言葉に噛み砕いてお伝えすることができないので、5月11日の夜に届いた、執筆陣や関係者宛てのメールを以下、そのまま公開する。


HNN 関係者皆様

お世話になっております
HNNの企画・営業等をやらせていただいております●●と申します。

既にご周知させていただいております通り、
この度HNNはリニューアルの為休止をさせていただいておりました。
トップページや特注で作っていただいたCGIなど、
かなりお金をかけて準備をさせていただいたのですが、
思わぬ面でオープンを延期せざるを得ない状況になりました。
本日はそちらのお知らせでございます。

正規運営後は、独自取材記事をメインに発信する為に、
小規模ですが、取材班を組織して準備をしておりました。
ですが、そのうちの一人が現在行方不明になっております。
メールは勿論、電話での連絡も取れない状況です。

ただの音信不通であればここまで問題視することもないのですが、
気がかりなことに、その者が接触、調べていた部分に、
米軍等が深くかかわりがあることと、四月の中旬からHNNに、
米軍、及びその関係機関からほぼ毎日頻繁にアクセスがあったのです。
警察には既に失踪届けは出しておりますし、
まだ原因を特定した訳ではないですが、その部分を最も心配しております。

原則フリー契約でしたので、何を取材するかまでの詳細は、
管理側では把握しておりませんでした。
そこに原因があったと感じています。
素人の人間では無いので、全て任せていた状態でした。反省しております。
危険な取材であれば止める様促すべきであったと思っています。

この様な経緯があったことと、取材のあり方を一から練り直す必要性、
そして何よりその人間の安否も気になりますので、すぐにリニューアルオープンとは
あいいかない状況であると考えています。
その為、無期限の長期休止に入ることを、先日管理人と●●氏、そして私に
よって決めさせていただきました。

皆様のおかげで仮運営二ヶ月で三十万近くのアクセスがあり、
またデザイナー様やイラストレーター様による新デザインや、
かなりの投資をしてシステムを更改したり、
九月開始に向けての素晴らしい企画を持ち込んでいただいていただけに、
本当に残念であると共に、関係者の皆様にはご迷惑をおかけしまして、
申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ですが、勿論HNNをこれで終わらせる気持ちはございません。
しっかりと準備をし直した上で、なるべく早期に再開したいと思っております。
多少時間をかけてでも、独自の一次発信が出来る媒体となるべく
一から礎を築いて参る所存です。

しかしながら、現時点ではっきりとした日時がお伝えできないのも事実です。
記者の方、各曜日コラムを担当いただいている方、デザイナー様等々には、
はっきりとした日付が決まりましたら、再度ご連絡させていただきます。
勿論、その時の状況でお断りがありましても仕方がございませんが、
またお力添えをいただけるようなものを作り、
「このサイトであれば」と思っていただけるようなものを持って、
再度ご折衝させていただければと考えております故、
宜しくお願い申し上げます。

尚、ご自身でサイトを運営されていらっしゃる方で、
HNNの長期休止になどについて告知される際には、
理由等は特に制限いたす所はございません。
HNNのトップページには、ありのままを5月末から6月頭頃、
警察からの捜査状況などを聞いて、告知させていただきます。

また、当事務所につきましても、不審に思う点があった為、
移転をする都合上、10日ほどメールのご返信出来ない可能性がございます。
急遽の移転であった為、ご了承くださいませ。

最後に、ご迷惑おかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。
短期間でしたが、皆様のおかげで、本当に多くの人から、
「こういうサイトを待っていた」との評価をいただきました。
実質的な管理者をおかない体制がよりセキュリティーを高めると思っていましたが、
取材活動については唯一の脆弱性であったと痛感しております。
多少の障害があることは当然覚悟の上でしたし、
諦めるつもりもございませんが、危険な部分の問題を一度全て取り除き、
対策を講じてから再開するのが筋だと考えます。
もっと多くの人に認知してもらい、評価してもらえるものを目指し、
精進して参ります故、今後とも宜しくお願いいたします。

以上


‥‥そんなワケで、あたしとしては、あくまでも「1人の執筆者」であって、サイトの趣旨に賛同したから無償でコラムを書いてただけで、それ以上の関わりは何もない。だから、いくらメールに「尚、ご自身でサイトを運営されていらっしゃる方で、HNNの長期休止になどについて告知される際には、理由等は特に制限いたす所はございません」って書いてあっても、まず「HNN」のトップページに運営サイドからの正式な告知があって、それからあたしが書くのが、モノゴトの筋だと思った。だから、とにかく、このメールに書いてある「5月末から6月頭」まで待って、「HNN」の正式発表を待ってみて、あたしが何かコメントするのは、それからだと思ってた。

だけど、6月の頭を過ぎて、もう6月の中旬になるのに、未だに何の発表もない。そして、それだけじゃないのだ。あたしは、このメールを読んで、タダならぬ予感がしたから、5月の下旬にこちらからメールをしてみたんだけど、その返信も、未だにないのだ。そして、「HNN」の運営に関わってた人の個人ブログも、ずっと更新されてなくて、まったく連絡がとれなくなってる。そんなこんなもあって、こりゃあ大変なことになってるのかも?って思って、今日、あたしの独断で、この状況を公開することにしたってワケだ。

で、このメールを読んだあたしの直感としては、「何か奥歯にモノのはさまったような感じ」がした。まず、ホントに1人の外注の記者が消えたんだとしても、それが「サイト全体の更新を無期限に延期する」ってことに直結するんだろうか?って思ったからだ。あたしの書いてる「週刊きっこの目」は、政治批判も何もない「娯楽」のコラムだし、あたし以外の人が書いてるコラムも、みんな政治色の薄いものだ。そして、サイト自体が取り上げてた記事も、一般の新聞社のサイトやニュースサイトが掲載してるものとそれほど変わらない。独自の取材に基づいた記事の中には、鋭い視点のものも多いけど、特定の団体などから目をつけられるような感じのものはなかった。

だから、仮に、外注の記者の身に何かあったのだとしても、それが、サイト全体の無期限の休止に直結するというのが、あたしにはよく分からない。つまり、あたしとしては、このメールには書かれてない何か、書きたくても書けなかった何かが、ホントの理由なんじゃないかって推測してる。たとえば、絶対的な権力を持った者から脅迫されて「サイトの休止」を余儀なくされたとか‥‥。

あたし自身、過去に何度も、一度アップしたエントリーを削除して、謝罪文を掲載したことがあるけど、その謝罪文に書いた「削除理由」のほとんどは、ウソだ。これは、ウヨク系の政治家や天皇関係を茶化したようなエントリーの場合に多いんだけど、あたしがそうしたエントリーをアップすると、ソッコーで複数の個人や団体から脅迫メールが届く。ま、そんなのはいつものことなので、そのままゴミ箱へ捨てて無視してるんだけど、中には、無視できない脅迫メールが混じってる。

それは、あたしの母さんが入院してる時期に、その病院の実名が書いてある脅迫メールだ。どこでどうやって調べてるのか知らないけど、さんざん脅しの言葉が並んでる最後に、「●●病院に入院中のお袋さんにも宜しく」なんて書いてある。だから、あたしは、すごく悔しいけど、仕方なく該当のエントリーを削除して、そのメールに書いてあった通りの削除理由を書いて、謝罪文を掲載するハメになる。そして、あたしの謝罪文が掲載されると、ネットウヨクのバカどもが大喜びして、ハシャギまわるっていう「いつもの流れ」になる。

あたしは、こんな経験を何度もしてるから、今回の「HNN」からのメールを読んでも、書いてあることを鵜呑みにはできない。1人の記者が行方不明になったのも、事務所に何らかの「不審に思う点」があったのも事実だと思うけど、それはあたしたちに伝えられる最低限のことであって、もっとディープな「何か」があるように感じる。だからこそ、「サイト全体の更新を無期限に延期する」って判断を余儀なくされたんだと思うし、さらには、未だに運営サイドとまったく連絡がとれないんだと思う。

‥‥そんなワケで、アレコレと考えててもラチがあかないけど、あたしとしては、今後も、関係者たちの無事を祈りつつ、毎日1回「HNN」にアクセスして、何らかの告知がされることを待ち続けるしかない。それから、「週刊きっこの目」は、ちょうど10回目の連載でストップしちゃってるから、これからは、不定期になっちゃうけど、この「きっこの日記」で、続きを書いて行こうと思う。だから、とりあえず、明日の「きっこの日記」は、ヒサビサに、第11回目の「週刊きっこの目」を書いてみようと思う今日この頃なのだ。


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2008.06.16

お知らせを2つ♪

◆ 17日(火)に発売される「週刊アスキー」(692号)の特集「あの有名人が愛用するイチオシのデジタルガジェット(仮題)」に出ます。

「各界の100人の著名人の方に、自分のイチオシのデジタルガジェットを紹介して頂き、コメントと選んだ理由を紹介したい」とのことで、せっかく声をかけていただいたので、お受けしました。

で、お受けしてから、「デジタルガジェット」って何?ってことになったあたしは、ネットで調べてみたら、携帯音楽プレイヤーとかのことでした。

あたしのウォークマン、カセットテープのやつなんだけど(笑)

「携帯タイプのものだけでなく家電などでも電力を必要とするアイテムなら何でもいい」とのことだったのですが、家電のほとんどをリサイクルショップで揃えてるあたしは、人様にオススメできるような文化的なものは何ひとつ持っていません。

それで、あたしは、企画の趣旨に反して、愛用の「電力を使わないアイテム」を回答しました。

100人の中で「電力を使わないアイテム」を回答したのは、きっとあたしだけでしょう(笑)

興味のある人は、17日発売の「週刊アスキー」をご覧くださいね♪

「週刊アスキー」
http://www.ascii.co.jp/books/magazines/wascii.shtml


◆ 17日(火)午後9時から、日本テレビの「THE M」に、我らのMAXが出演しまっくす!

「M’s ヒストリー2」というコーナーで、トークとヒット曲メドレーを披露しまっくす!

「THE M」
http://www.ntv.co.jp/the-m/


「バラ売りの日々」が続いてるので、4人揃ったMAXを観るのはヒサビサですが、あたし的には、MAXの特攻隊長、りっちゃんが、トークで何かやらかしてくれるんじゃないかと期待してまっくす!

無敵のりっちゃんのスゴサを知らない人は、以下の映像で味わってみてください♪


「りっちゃん爆発(笑)」


★ りっちゃんのスゴサを思い知ったという人は、驚きのクリックをヨロピク♪
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2008.06.15

お父さん、ありがとう♪

今日は「父の日」だった。ニポン全国のアチコチで、お父さんに感謝の気持ちを伝えた人たちがいただろうし、これから伝える人もいるだろう。そして、お父さんがご健在じゃない人も、心の中で感謝の言葉を送っただろう。逆に、何の言葉もかけてもらえなかったお父さんもいるだろうし、ホントなら「ありがとう」って言ってくれたハズの子供に先立たれて、さみしい気持ちで1日を過ごしたお父さんもいるだろう。

あたしの場合は、父さんはいるけど、会えないので、心の中で「ありがとう」って言っただけだ。あたしが小学生の時に、母さんと離婚した父さんは、新しい家庭を作った。だから、あたしの父さんであることに変わりなくても、今は「他人の父さん」だ。だから、あたしは、父さんのことを考えるたびに、あたしは何も悪いことはしてないのに、こんな言い方はしたくないけど、なんか、「愛人」とか「メカケ」とか「2号」とかって立場みたいな、自分が日陰者みたいな気持ちになってきちゃう。

あたしは、父さんと会うことはできる。ケータイの番号もアドレスも知ってるし、会社も知ってる。そして、父さんも、あたしが連絡すれば、時間を作って会ってくれる。だけど、今日は「父の日」だ。時別な日だ。だから、父さんに感謝の言葉を伝えたり、プレゼントを渡したり、一緒にゴチソウを食べたり、父さんの大好きなアサヒスーパードライをついであげたりできるのは、父さんの「今の子供」の権利であって、あたしにその権利はない。

それで、あたしは、何でもない日はいつでも会えるのに、クリスマスイブだとか彼のお誕生日だとかの重要な日には常にスッポカされちゃう「2番目の彼女」みたいな気分を味わうことになる。それがイヤだから、あたしは、ずっと「父の日」を意識しないようにして来たし、この日記でも、「母の日」のことは何度も書いて来たけど、「父の日」のことは一度も書かなかった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、父さんは元気でも、「父の日」に会うことのできないあたしは、今までずっと「父の日」の話題を避けて来たワケだけど、もう30代の半ばを過ぎたんだから、いつまでも子供みたいなことも言ってらんないし、自分の気持ちを切り替える意味でも、あえて今日は書いてみることにした‥‥って言っても、何を書こうか考えてるワケでもなく、思いついたことをタラタラと書いてくだけなので、脈絡がおかしかったり、オチもなかったりすると思う。

小学生の時、作文で「父さんのこと」を書かなきゃならない時が何度かあったんだけど、あたしは、そのたびに苦しんで来た。父さんは、月末に一度、母さんにお金を渡しに帰って来るだけで、それ以外は帰って来なかった。毎年の夏休みに数日間だけ、千葉県の房総の海に連れてってくれたけど、作文に書くのは「ふだん父さんのこと」だ。あたしは、ふだんの父さんのことを何も知らなかった。どんなお仕事をしてるのかも、好きな食べ物も、どんな人なのかも、何も知らなかった。当時のあたしが知ってたのは、月末になるとやって来て、母さんと言い争いをして、ドアをバタンと閉めて行くってことだけだった。

あたしの作文は、数少ない数年前の思い出を「今のこと」にして書いたり、母さんのことを父さんに変えて書いたりした「ウソの作文」だった。ウソを書かないと、原稿用紙を埋めることができなかったからだ。だから、クラスで作文を読み上げる時には、「ウソを読んでる」っていう引け目があって、すごくイヤだった。きっと、早く自分の番を終えたくて、抑揚のない棒読みで、早口で読んでたんだと思う。

だから、クラスの子たちが読み上げる、「テレビを観ながら晩ご飯を食べてたらお父さんに叱られた」とか、「お母さんのお洗濯の手伝いをしたらお父さんがお駄賃をくれた」とか、「お父さんに宿題を手伝ってもらった」とか、「お父さんと一緒にお散歩に行った」とか、そうした「ごく当たり前のこと」をすごく羨ましく思って聞いてた。男の子が、「お父さんのオナラの音は大きい」なんて読み上げて、クラス中がドッと笑っても、あたしは、「父さんのオナラの音なんて聞いたことがないや‥‥」って思って、逆に寂しい気持ちになった。

‥‥そんなワケで、あたしは、父さんと母さんが離婚しただけでも大ショックだったのに、中学生の時に母さんから「父さんには子供がいる」ってことを聞かされた時には、ものすごい嫉妬の気持ちが湧き起こって、頭がおかしくなるほど苦しんだ。。「離婚」だけなら、大人が主役の問題だから、子供は口を出しちゃいけないような雰囲気があって、あたしは、自分のほうからは触れないようにしてた。だけど、「子供」の話を聞かされた時には、もう大人だけの問題じゃないって思ったのだ。

母さんは、あたしが中学生になり、もうホントのことを伝えておいたほうがいいと思ったんだろう。あたしが小学生の低学年のころから、父さんには、外に「女の人」がいたってこと。その人のとこに入り浸ってて、家にはあまり帰って来なかったこと。そして、その人との間に子供ができたから、その人と結婚することにして、母さんと離婚することにしたってことなど、詳しい話をしてくれたのだ。

母さんとしては、その「女の人」に嫉妬してたと思うけど、子供のあたしから見たその「女の人」ってのは、「大好きな父さんを奪った敵」ってよりも、「大好きな母さんを苦しめてる敵」って見方をしてた。だから、あたしは、その「女の人」をものすごく憎んでたけど、母さんが感じてたような「嫉妬」は感じてなかった。だから、小学生の時のあたしは、複雑な状況下で苦しみつつも、ワリとノンキにしてられたんだと思う。

でも、中学生になり、母さんから「子供」のことを聞かされたあたしは、初めて、激しい憎しみをともなった「嫉妬」を覚えたのだ。父さんが母さんと離婚するのは、子供には分からない大人の事情があるんだろうから、それは仕方ない。そして、父さんが母さん以外の女の人と再婚するのも仕方ない‥‥って、あたしは、子供ながらに、ここまでは理解してるつもりだった。だけど、相手の女の人に子供ができて、そのために母さんと離婚して、相手と再婚したってことを知らされたあたしは、言葉じゃ説明できないような怒りと憎しみの感情が全身を駆け巡った。

その感情が「嫉妬」だって分かるまでに、それほど時間はかからなかった。そして、その「嫉妬」の向いてる先が、父さんの再婚相手でも、父さんでもなくて、その「子供」だってことが分かるまでには、しばらく時間がかかった。今でもうまく言えないけど、「あたしのほうが先に生まれたのに、あとから来た子供に父さんを横取りされた」っていうみたいな気持ちで、当時のあたしは、その子が男か女かも知らなかったのに、「今すぐに地球上から消えて欲しい!」って思うほど憎んだ。そして、「もしもあたしとおんなじ女の子だったら」って想像したら、その憎しみは何倍にもなった。

あたしのたった1人の父さんが、あたし以外の子供のことを「食事中にテレビを観るな!」って叱ったり、お家の手伝いをしたからってお駄賃をあげたり、宿題を手伝ったりしてるとこを想像すると、頭が爆発するほど悔しくて悔しくて、夜も寝られないほど嫉妬した。そして、それが女の子で、あたしも買ってもらったことのないようなお洋服や本や文房具を買ってもらったりしてるって想像したら、発狂しそうなほど嫉妬した。

もちろん、こうした感情は、子供ならではのものだ。冷蔵庫で冷やしたヌーブラをオデコに貼って、頭を冷やして考えれば、一番悪いのは父さんだ。仮に、父さんが妻帯者だってことを知った上で、その女が計画的に近づいて来たんなら、その女のほうの悪さの度合いもアップするけど、どっちにしても、悪いのは大人たちであって、子供には何の罪もない。それは、双方の家庭に言えることだ。だから、感情よりも理屈を優先して考えれば、双方の家庭の大人たちが加害者であって、双方の家庭の子供たちが被害者ってことになる。

つまり、離婚した家庭の子供であるあたしが、再婚した家庭の子供のことを恨むのは、理屈としては筋違いってことになる。だけど、こうした理屈は、凶悪な殺人犯に対する死刑の求刑を「重い」なんて言えるような「人の痛みの分からない人」だけに任せといて、感情の動物であるあたしとしては、自分の心の中から湧き起こって来た感情こそが、どんな法律や哲学や理論よりも優先すべき「人間としての本能」だと思ってる。

‥‥そんなワケで、子供のころのあたしは、世界一大切な母さんのことを裏切った父さんを憎みたいと思ってた部分もあった。だけど、あたしは、父さんのことを愛してる。憎みたいのに憎めない。だから、その代償行為として、相手の子供のことを憎んだのかも知れないし、この辺のことは、児童心理学の専門家じゃないと分かんないことだと思う。だけど、すべてを許せるようになった今としては、もうどうでもいいことだ。自分が大人になったから、何年間も父さんに会えなくても普通でいられるし、何年ぶりかで父さんに会えた時には、ちょっぴり「母さんに悪いな」って思うけど、父さんとの時間を楽しめるようにもなった。ただひとつだけ、未だに「父の日」だけは苦手なのだ。奥さんと2人の子供から「父の日」をお祝いされてる父さんのことを想像すると、何とも言えない切ない気分になって来るからだ。だから、あたしは、自分の父さんに「ありがとう」って言えないぶん、全国のお父さんたちに、感謝の気持ちを言おうと思った今日この頃なのだ。

全国のお父さん、ありがとう♪


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2008.06.14

福島第二原発で放射能を含む水が飛散

「福島第二原発で放射能を含む水が飛散」(世田谷通信)

14日午前の岩手・宮城内陸地震による東北地方の各原子力発電所への被害について、経済産業省原子力安全・保安院は当初「被害はまったくない」とコメントしていたが、地震発生から4時間半後、福島第二原発4号機の使用済み燃料貯蔵プールや1号機から4号機まで供用の施設など2カ所で放射能を含む水19リットルが飛散していたことを認めた。しかし今回の地震の規模は緊急停止震度には至らないとし、そのまま現在も運転を続けているという。今回水漏れが起こった福島第二原発4号機は、日立製作所が1980年から28年間にわたって耐震強度計算を間違え続けたことが発覚した全国17カ所の原発の1つで、保安院より再計算と再発防止策の報告を求められているものの現在も何の対策も取らずに運転している。福島県では5月8日の震度5弱の地震の時に、第一原発の施設内の3カ所から放射能を含む水25リットルが漏れたばかりで、25日には原子炉に冷却水を供給するシステムに不具合が生じ、緊急停止するという事故も起こっている。富岡町で商店を営むAさん(63)は「毎月のように事故が起こっているのに、そのたびに『安全だ』『問題ない』という電力会社の発表はまったく信用できない。中国のような大地震が起こったらこの町はどうなるのか」と不安の表情を見せていた。(2008年6月14日)

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080614


【参考資料】

◆28年間にわたって強度計算を間違えていたことが発覚した原発

東北電力 女川3号
東京電力 福島第1の1、4号、同第2の2、4号、柏崎刈羽4、5、7号
中部電力 浜岡5号
北陸電力 志賀1、2号
中国電力 島根1、2、3号
日本原子力発電 敦賀1号、東海第2
日本原子力研究開発機構 もんじゅ

◆11年間にわたって強度不足を隠ぺいしていた施設

日本原電 核燃料再処理施設(青森県六ケ所村)


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猫の風物詩

暑くなったら「夏」、寒くなったら「冬」ってのは、あまりにもフランク・ザッパだけど、こうした気温の変化だけじゃなくて、東京に住んでても、多摩川の土手の桜が咲いたり、街路樹が紅葉になったりって、いろんなことで季節の到来を感じることができる。もちろん、こうした嬉しいことばかりじゃなくて、花粉で鼻がムズムズして来たら「春」の到来を感じたり、ガス代の請求金額が高くなって来たら「冬」の到来を感じたりって、あんまり嬉しくないパターンもある。だけど、これだって、ひとつの風物詩として捉えれば、「ああ、去年の花粉の季節から、もう1年が巡って来たんだなあ‥‥」なんて、それなりに感慨にふけることができる。ツツーって鼻水が垂れてても(笑)

で、あたしの個人的な風物詩のひとつとして、「マックスのお土産」がある。猫たちの中で、マンションの2階のあたしのお部屋まで、自分で階段を上って来て、ドアの前でニャーニャー鳴いたり、ドアをカリカリと引っかいたりしてあたしのことを呼ぶのは、マックスとジジの2匹だけなんだけど、マックスの場合は、あたしを呼びに来るだけじゃなくて、アリガタ迷惑なお土産を持って来ることがある。前にも書いたけど、ヤモリとか、カマキリとか、セミとか、あたしの苦手なその辺のラインナップだ。

それで、完全に死んでるか、元気マンマンならいいんだけど、ほとんどが「瀕死の状態」だから、あたしは困ってる。死んでると思って、セミを割箸で拾おうとした瞬間に、突然、「ビビビビビーーーー!」って暴れ出すから、あたしは、シリモチをつくほど驚いて、心臓が止まりそうになる。ヤモリとかトカゲの場合は、鳴きはしないけど、まだピクピクと動いてるのに、土に埋めるワケにもいかないし、だからってトドメを刺すなんてできないし、結局、空き箱の中に入れて、自然に死ぬのを待ってから、土に埋めるようにしてる‥‥って、その部分の話は置いといて、あたしは、マックスが「どんな生き物を持って来るか」ってことで、季節の移り変わりを感じてる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、このアリガタ迷惑な風物詩に関してだけは、ホントに困ってる。特に、夏のセミの季節になると、多い時には2~3日おきくらいに持って来るし、それも、ドアの前にソッと置いてあるのだ。だから、あたしは、夏になってセミが鳴くようになると、毎朝、ビクビクしながらドアを開ける。

でも、冬になると、月に一度くらい巨大なコオロギとかヤモリとかを持って来るだけだから、あんまり気にしなくなる。春も、猫が捕るような生き物は少ないから、ワリと安心だ。最近も、3月か4月に、瀕死のヤモリを持って来てからは、2ヶ月くらい何もなかったので、もう忘れかけてた。それで、今朝、まったくの無防備でドアを開けたら、足元にチョウセンニンジンみたいな物体が置いてあるから、あたしはギョッとしちゃった。

T4
よく見ると、シッポの取れたトカゲで、お腹を上にしてて、見た感じは死んでるみたいだった。だけど、今までの経験から、割箸で持った瞬間にピクピクと動きだす可能性が「大」だったから、あたしは、まずは玄関に置いてある護身用の鉄パイプで、ソーッと押してみた。それで、何度かやってもぜんぜん動かなかったから、ようやく安心して、割箸ではさんで持ち上げた。そしたら、背中がタマムシみたく虹色に光ってるトカゲで、すごくキレイだったんだけど、死んでることが確認できたから、駐車場の植え込みに埋めに行った。

あたしは、「トカゲさん、ごめんね‥‥」って言って埋めたんだけど、あたしの気持ちは複雑だ。マックスが、あたしのために、がんばって生き物を捕まえてくれて、あたしを喜ばせるために階段を上って持って来てくれたんだから、その気持ちはとっても嬉しい。だけど、たとえ小さな生き物でも、その命を奪ってるってことに、ものすごく申し訳ない気持ちになる。

あたし的には、お金を持ってなくて何も買うことのできない猫が、あたしのために「何かしてあげたい」って思ってくれて、自分にできることを一生懸命にやってくれてるんだから、もう、いじらしくていじらしくて、抱きしめてウリウリしちゃいたいほど嬉しいし、実際、抱きしめてウリウリしちゃってる。だからなのか、マックスは、何かを捕まえてあたしのとこに持ってけば、あたしが喜ぶって思ってるんだと思う。それで、この風物詩が繰り返されてるんだと思うから、あたしにも原因があるってワケだ。

‥‥そんなワケで、あたしとしては、お花でも持って来てくれたら嬉しいんだけど、猫には猫の価値観があるワケで、きっと、自分が興味のあるものを相手も興味があり、自分が嬉しいものを相手も喜ぶって思ってるんだろう。だから、お花なんかには興味のない猫だから、手の届くとこにツツジが咲いてても、そのお花には目もくれずに、ツツジの下にガサガサともぐり込んでって、虫だのトカゲだのを探すってワケだ。

もしかしたら、猫は、もっと原始的な本能として、動かない植物よりも、動く動物に興味を示してるだけなのかもしれない。たとえば、ネコジャラシやリボンで遊ばせる時も、動かさないでおくとぜんぜん興味を示さないのに、チョコチョコっと動かしたトタンに、目を輝かせて臨戦態勢に入るからだ。だから、猫が動いてるものに興味を示すのは、もともとは「生きるために食べ物を手に入れる」って本能からで、猫は肉食動物だから、「動いてるものが食べ物だ」っていう判断基準からなんだと思う。

猫の目が変化して、夜でもよく見えるようになるのは、相手から自分を見ることができない暗闇こそが、食べ物になる小動物を捕獲するチャンスだからだ。そして、猫は寝てても小さな物音に反応して耳を動かすけど、これも、敵にしろ食べ物にしろ、他の動物の存在を感知するための習性だ。だから、もしも猫が草食動物だったら、視覚や聴覚よりも、嗅覚のほうが発達して、暗闇で目は見えないけど、土の下のどこにイモが埋まってるのかを匂いだけで探し出して、掘り起こして食べてたと思う。

‥‥そんなワケで、「動くものに興味を示す」ってのは、一般的な猫の場合の話だ。すごく前のことなので、細かいことまでは覚えてないんだけど、どこかの新聞で、「お金を拾って来る猫」の記事を読んだことがある。ひとり暮らしのおばあさんが、庭に来る野良猫にご飯をあげたら、毎日、顔を見せるようになった。そして、毎日ご飯をあげてたら、ある日のこと、100円玉をくわえて来て、目の前にポトッと落としたそうだ。それで、おばあさんは、100円玉を拾って、猫の頭をなでてから、ご飯をあげた。

そしたら、2~3日後に、今度は50円玉をくわえて来た。それからというもの、数日ごとに、どこからかお金を拾って来るようになった。だけど、500円玉の時もあれば、ゲームセンターのコインの時もあったそうで、サスガに猫には、お金とゲームセンターのコインの違いまでは分かんなかったみたいだ。それでも、そんなことが半年だか1年だか続いてたら、何万円ていうお金が貯まったそうで、その記事には、「じゃりんこチエ」の小鉄みたいなツラ構えをしたゴッツイ猫の写真と、大きな瓶に貯まったお金の写真も掲載されてた。

道に落ちてるお金を拾ったら、交番に届けなきゃいけないワケで、拾ったお金を自分のものにしたら、「拾得物ナントカ罪」になっちゃう。だけど、この場合は、猫が拾って来てくれたお金を自分のものにしたんだから、法律には触れないような気もする。その点については、記事には何も書かれてなかったんだけど、考えようによっちゃ、猫が拾って来たお金をおばあさんが貯めてたんだから、これがホントの「ネコババ」だ(笑)‥‥なんてのも織り込みつつ、あたしが不思議に思ったのは、「道に落ちてるお金は動いてない」ってことだ。

たとえば、猫の目の前で、コインを弾いてクルクルとコマのように回せば、興味を示すと思う。だけど、道に落ちてて動いてないコインを見つけて、どうしてそれを拾おうと思ったんだろう? どうしてそれを拾っておばあさんに届ければ、喜んでもらえるって思ったんだろう?

コインだけじゃなくて、他にもいろんなものを拾ってったんなら、この猫は、「動いてなくても金属的な光沢のあるものに興味を示す」とか、何らかの特別な感性を持ってたって考えることができる。だけど、この猫の場合は、丸いお金だけを拾ってて、時には間違えることがあっても、ゲームセンターのコインなんだから、これは間違いのうちには入らない。そして、「銀色に光ってる丸いもの」に興味があるって仮定すると、茶色い10円玉も拾ってたことにツジツマが合わなくなる。

‥‥そんなワケで、頭脳は子供でもベッドでは大人、迷探偵キッコナンに推理してもらうと、これは、「人間の匂いのする丸いもの」に興味を示したんじゃないかって思う。まあ、どんな理由だったとしても、おんなじ「猫のお土産」なのに、瀕死のトカゲやセミを持って来られるあたしから見たら、たとえ10円玉でも、お金を拾って来てくれるなんて羨ましい限りだ。だから、あたしは、これからは、マックスに毎日500円玉を見せて、匂いを嗅がせて、何とかお金を拾って来てくれるスーパーキャットになってもらおうと思ってる。そうすると、マックスがたくさんのお金を拾って来てくれる季節になれば、「ああ、自民党とナンミョー党が滅びて世の中の景気が良くなったんだなあ‥‥」って実感して、別の意味での風物詩を味わえると思う今日この頃なのだ(笑)


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2008.06.13

世界のAXE CM 第3弾

「Girl fight編」

「Oliver Pocher編」

「touch編」


こちらもどうぞ♪
  ↓
「AXE」


で、予算0円で、自分たちでもCMを作ってみました!
あたしの知り合い?も出演しています(笑)
どちらのCMのほうが「マシ」だと思ったか、今後の参考のために、投票してくれるとアリガタイザーです♪


「AXEの正しい使い方 ~コンビニからおうちまで編~」


「AXEの正しい使い方 ~Barでもてるなら編~」


どちらのCMのほうが「マシ」だと思いますか?

1.コンビニからおうちまで編
2.Barでもてるなら編


「フルムーンパーティ」

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プレゼントのお知らせです♪

先週の「あさパラ!」(読売テレビ)の視聴者プレゼントに引き続き、今週は15日(日)にOAする「ピカハピカハイヒール」(毎日放送)で、「きっこの日記R」のリスナープレゼントがあります♪


「ピカハピカハイヒール」
毎日放送ラジオ 1179hz
6月15日(日) お昼の12時~13時まで


それから、当日の放送では、「梅雨よりうっといKY大賞」を募集していて、大賞は5万円、優秀賞は3万円、ゲスト賞は1万円の賞金があります!

あたし的なアドバイスとしては、当日のゲストが八百屋さんの土肥ポン太さんなので、八百屋さんのネタや野菜のネタを送って、ゲスト賞の1万円を狙うのがいいと思います(笑)

詳しくは下記サイトへ♪

「ピカハピカハイヒール」
http://www.mbs1179.com/hi/

聴ける地域の皆さんは、ぜひお聴きくださいね♪


それから、先週の「あさパラ!」のプレゼントは、今日(13日)の消印まで有効なので、どしどしご応募してくださいね♪

「あさパラ!」の応募要項はこちら
http://www.ytv.co.jp/asapara/present/index.html

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行け行け!パンダ!

あたしは、四角い車が好きなので、フィアット・パンダに乗ってるけど、四角けりゃ何でもいいってワケじゃなくて、四角くても嫌いな車もいっぱいあるし、丸くても好きな車もいっぱいある。あたしは、国産車にはあんまり興味がないんだけど、ダイハツのコペンは好きだし、ホンダのS2000も好きだ。ま、S2000の場合は、「丸い」っていうよりも「流線形」って感じだけど、ようするに、「四角くない車」ってことだ。で、コペンならシルバーで、S2000ならボディが白で内装は赤がいい。他にも、丸い車だと、すごくマニアックになっちゃうけど、オースチンのヒーレー・スプライト・マーク1ていうカエルさんみたいな車が好きだ。これは、ミニクーパーのエンジンを載せてて、ボンネットがフェンダーごとバコッと前に開くから、すごく可愛い。この車なら、水色がいい。

こんな感じで、あたしにはあたしなりの車へのコダワリがあるんだけど、一番のコダワリは、フェラーリに関してだ。あたしは、フェラーリが大好きなんだけど、それは、F1のフェラーリが好きなのであって、そこらを走ってるフェラーリにはぜんぜん興味がない。だって、デザインがカッコ悪いからだ。昔のディーノとかならそこそこだけど、それでも、ニッサンのフェアレディ240Zとかのほうがカッコイイと思う。そして、今のフェラーリって、プラモデルみたいだし、安物のモーターボートみたいだし、フロント周りなんかお笑い芸人の顔みたいで、あんなもんに何千万円も出すなんて、それこそ、センスのカケラもなくて、ブランド名にしか価値感の見い出せないブランドバカだけだと思ってる。

だから、もしも、あたしにフェラーリを買えるほどのお金があったとしたら、あんなもんは買わずに、ロータスのスーパーセブンを買う。別に、ロータスじゃなくても、ケーターハムでも、ドンカ―ブートでも、バーキンでも、フレイザーでも、ウエストフィールドでも、カナディアンでも、マイフォードでも、どこのスーパーセブンでもいいし、場合によっちゃ、光岡のゼロワンでもいいし、鈴商のスパッセでもいい。で、それをベースにして、ボディをぜんぶ取っちゃって、フェンダーもぜんぶ取っちゃって、エンジンを後ろに移動して、フェラーリF2004とソックリなボディやエアロをFRPで作ってもらって、それに乗る。だって、フェラーリが大好きなあたし的には、オープンホイールの車しかフェラーリとは呼べないと思ってる今日この頃、皆さん、ガソリンの値段の高さにダッフンしてませんか?


‥‥そんなワケで、フェンダーを取ってオープンホイールにしちゃうと、「回転部分の突出のナントカカントカ」っていう整備不良で捕まっちゃうけど、ここでは、あくまでも「妄想」の話をしてるだけだから、良い子の皆さんはウィキペディアに書き込まないように(笑) ウィキペディアの「きっこ」の項目には、あたしの住んでるマンションの家賃が「20万円前後」だの、あたしの車が「修理や車検に多額の費用が掛かる違法改造車」だの、あたしが「ケータイを3台も所有してる」だのの「事実に反すること」の他にも、事実無根の大ウソが満載な上に、果たして「百科事典」に掲載すべきことなのか疑問に感じるような内容や、憶測による内容ばかりが羅列してある。

最初から最後まで悪意に満ちた偏向的な編集で、いったいどこのバカがこんな幼稚な嫌がらせをしてんのか知らないけど、とても「百科事典」とは呼べないようなオッペケペーが炸裂しちゃってる‥‥って、こんなこと書くと、知らなかった人たちまでウィキペディアの「きっこ」の項目を探して読むんだよな~。ま、あんな大ウソだらけの項目を平然と野放しにしてるようなウィキペディアなんか、どんどん「百科事典」としての信用を失ってくだけだから、別にあたしの知ったこっちゃないけど(笑)

で、今やネットのウジ虫どもの「嫌がらせの道具」に成り下がっちゃたデタラメ事典のことは置いといて、楽しい車の話に戻すけど、「買える」とか「買えない」とかってことは抜きにして‥‥っていうか、どの車もすべて「買えない」のほうなんだけど、公道を走れる車の中だと、あたしが欲しいのは、1番目がランチアのデルタで、2番目がルノーのサンク・ターボだ。何でかって言うと、四角くて速いからだ。あたしは、流線形で「いかにも速そう」って感じのスポーツカーは、「速くて当たり前」だと思ってる。だから、ヘソ曲がりなあたしは、四角くて可愛くてチョロQみたいなカッコなのに、走り出すとメチャクチャ速い‥‥って車が好きなのだ。

あたしは、アメリカのドラッグレースも好きなんだけど、昔の四角いスターレット、「KP61」って言うんだけど、それをベースにしたドラッグレーサーが、タイヤから白煙を上げながら加速してくのを観てると、もう、何とも言えないほどコーフンしちゃうのだ。そして、何千万円もするフェラーリの新車と、KP61のドラックレーサーのどっちかをくれるって言われたら、1秒も迷わずにソッコーで「スターレット!」って答えちゃう。観たことない人は、次の映像を観てみて欲しい。ちなみに、KP61って言っても、エンジンはマツダのロータリー(たぶん13Bだと思う)を積んでるマシンだから、正式には「スターレット」とは呼べないけど、コレを観れば、あたしがコーフンしちゃう気持ちも分かると思う。


「すんごく速いKP61」


「激しく速いKP61」


「呆れるほど速いKP61」


それで、こんな感じの車が好きなあたしとしては、ドラッグレーサーで公道を走るワケにも行かないので、ランチアのデルタとか、ルノーのサンク・ターボとかが好きって言ってるワケだ。もちろん、デルタでもサンク・ターボでも、足まわりと吸気と排気と電装系くらいはチューニングすると思うけど、基本的には、パッと見はノーマルだ。それから、デルタの場合は赤、サンク・ターボの場合は白がいい。

‥‥そんなワケで、ここまでの話は、どれもみんな妄想で、絶対に現実にはならない話だ。たとえば、ニポン中で一番安いポンコツのサンク・ターボを60回払いでなら買うことができるかもしんないけど、そんなもんを買った日にゃあ、それこそウィキペディアに書かれちゃってる大ウソみたいに、修理代で首が回らなくなっちゃう。だから、現実的なとこで行くと、「今のパンダをもっと速くする」ってことになる。これなら、前から考えてる作戦があって、20万円でできるから、いつかは可能だと思う。

それで、あたしが考えてるのは、「NOS」を積む作戦だ。「NOS」ってのは、「ナイトラス・オキサイド・システム」の略で、ニポンでは「ニトロ」と混同されちゃってるけど、ぜんぜん違う。ニポンでパワーアップっていうと、バカのひとつ覚えみたく「ターボ」とか「スーパーチャージャー」とか言うけど、高いお金を払ってターボをつけて、さらに高いお金を払ってインタークーラーをつけて‥‥って、あたし的にはアホだと思う。「NOS」なら、20万円くらいのキットを組むだけで、150馬力のエンジンが300馬力に、200馬力のエンジンが400馬力になっちゃうから、ものすごくコストパフォーマンスが高いのだ。

あたしの車は、もともとのエンジンのパワーが小さいから、「NOS」を組んでも200馬力が上限だけど、それでも爆発的に速くなる。たとえば、スカイラインGTRに「NOS」を組めば、簡単に1000馬力を超えちゃう。オーバー1000馬力ってスゴイよね。きっと、まっすぐ走らせるのも大変なくらいだと思うし、駆動輪のタイヤがパワーに耐えきれずにバーストしちゃうかもしんない。わずか20万円のキットを組むだけで、こんなにスゴイことになっちゃうんだから、そりゃあもう反社会的なこと間違いなしだ(笑)

で、この「NOS」ってのを簡単に説明すると、歯医者さんとかで麻酔に使ってる「笑気ガス」をガソリンと一緒に燃焼室へ噴射して、何倍もの爆発力を得るってシステムだ。もともとは、第二次世界大戦時に、ドイツやイギリスやアメリカが戦闘機に積んでたシステムで、敵機から逃げる時に、このシステムのスイッチをONにすると、ビューンと加速して逃げ切ることができたのだ。そして、戦闘機はジェットエンジンの時代へと突入して、このシステムは無用の長物になっちゃったんだけど、そこに目をつけたのが、世の中の「無用の長物」に目がない赤瀬川原平さん率いる「トマソン軍団」‥‥じゃなくて、車のレースの世界だったってワケだ。

それで、フィアット・パンダに「NOS」を組むとどんな感じになるかってのは、実際に映像を観てもらうと分かりやすいんだけど、こんな感じだ。


「プントのエンジンにNOSを組んだパンダの加速」


ね? 信じらんないくらい速くて、カッコイイのに可愛いでしょ? スポーツタイプの流線形の車なら、このくらいの加速をしても「普通」だけど、四角くてちっちゃいパンダがこんな走りをすると、誰もが「おおっ!」って驚くと思う。あたしのパンダも、プントの1200のエンジンに積み替えてあるから、素質はバッチリだ。そして、さらに極限までチューンすると、もう完全に「1分の1スケールのチョロQ」になっちゃう。


「ポルシェターボより遥かに速いチョロQパンダ」


「さらにはフェラーリも敵じゃない」


‥‥そんなワケで、最後のはもちろんギャグだけど、助手席に乗せてもらう女性の立場としても、あたしなら、ダサいフェラーリなんかよりも、可愛いパンダを絶対に選ぶ。車内であんなことをするかどうかは別として‥‥なんてのも織り込みつつも、ものすごく基本的なこととして、フェラーリってフィアットの子会社なんだから、企業的な位置づけとしても、フェラーリよりもフィアットのほうが上なのだ。だから、あたしとしては、パンダに「NOS」を組んで、名実ともに「フェラーリよりも上」ってことを証明したいと思ってる。ただ、そうなった場合に、ひとつだけ心配なのは、またまたどっかの陰湿なバカに、あることないことウィキペディアに書き込まれちゃいそうな気がする今日この頃なのだ(笑)


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2008.06.12

今日の爆笑映像♪

ブチギレして大暴れするサラリーマン(笑)

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格差社会の落とし子たち

秋葉原で起こった事件に関して、あたしは、特に何も書くつもりはなかった。だけど、多くの人からメールが来るので、「何で書かないのか」ってこともまじえて、今日は書こうと思う。

まず、あたしは、こうした事件が起こるたびに、各報道機関が「待ってました!」とばかりに飛びついて、執拗に取材を繰り返して、犯人の学生時代の卒業アルバムや文集を手に入れたり、学生時代のクラスメートを探し出してインタビューしたり、被害者のご遺族のとこにしつこく取材に行ったりして、何度も何度も繰り返して報道することが、不快でたまらない。そして、アホなコメンテーターから文化人気どりのタレントまでもが、いっぱしの心理学者にでもなったつもりで、犯人の精神分析を始めて、あーだこーだと能書きをたれてるのを見るのが、不快でたまらない。さらには、「ナイフの販売を規制しろ」だの「歩行者天国を廃止にしろ」だの「インターネットを規制しろ」だの「オタクは危険」だのって、あまりにもズレまくった妄言を炸裂させる大バカまで登場しちゃって、まるで茶番劇だ。

あたしは、こうしたバカたちを見てると、とても、ホントに事件の被害者たちのことを気の毒に思ってたり、再発を防止したいと思ってるようには見えない。なんか、大事件が起きてハシャいでるようにしか見えない。そして、ここで「いいこと」を言っておけば、次に何か事件が起きた時にもお呼びが掛かるかな?って思いながら発言してるようにしか見えない。スタジオではマジメな顔をして「二度とこのような惨劇が起こらないようにナンタラカンタラ」ってノタマッてても、どうせ番組が終われば、ゲラゲラと笑いながら飲みに行く話をしてるんだから‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、山口県光市の母子殺害事件については、いろんなことを書いた。それは、第一に、悪質極まりない性犯罪だったからだ。そして、第二に、犯人が死刑になるかどうか分からない状況だったからだ。レイプ被害者のあたしとしては、単なるレイプ犯でも「死刑にすべきだ!」って思ってるワケで、レイプのために殺人まで犯したような凶悪犯罪の場合は、裁判などせずに、その場で射殺すべきだと思ってる。それなのに、犯人の年齢やら何やらで、屁理屈を抜かして「死刑は重い」なんて言い出す「人の痛みが分からない人たち」がいたから、あたしはあたしの気持ちを書いた。

だけど、今回の事件は、もうすでに「死刑」は確定してるワケだから、外野がギャーギャーと騒ぐような問題じゃない。あえて言わせてもらうなら、こんな事件にまで、またアホな弁護士軍団が組織されて、精神鑑定だ何だとバカバカしい時間稼ぎをして、何年もかけて裁判をやり、莫大な税金を使って被害者やご遺族を苦しめ続けるな!ってことくらいで、他には何も言うことはない。今回の犯人は、自分が死にたくて、それでも死に切れなくて、ヤケクソになって凶行に走った「自殺願望者」なんだから、こんなヤツに税金なんか使わないで、お望み通りにサッサと死刑にしてやればいい。

それにしても、「死刑になりたくて人を殺した」とか言ってるキチガイとか、周りの人たちをマスゾエにして「硫化水素自殺」をするアホとかって、死ぬのは勝手だけど、どうして周りに迷惑をかけずに自分だけで死んでくれないんだろう? これは、普通に生活してる周りの人間にとって、ホントに恐ろしいことだと思う。世の中には、余命を宣告されて不治の病と闘ってる人たちや、幼い我が子を残して無念の死を遂げたお母さんなど、生きたくても生きることのできない人たちがたくさんいるのに‥‥。第三世界を見れば、食べ物がなくて餓死してく子供たちもたくさんいるのに、それでも死にたいんなら、せめて他人に迷惑をかけずに、自分1人で死んでくれ。

‥‥そんなワケで、「周りをマスゾエにする」ってのは、もちろん、あたしの考えたギャグだけど、マスゾエと言えば、あのカブトガニみたな顔した片山さつきと結婚して離婚したことでもオナジミだ。で、2人の夫婦生活は、それはもう凄惨なものだったそうだ。すぐにヒステリーを起こして暴力をふるうマスゾエは、愛人に子供を産ませたり、片山さつきにサバイバルナイフを突きつけて脅したりと、メチャクチャだったそうだ。以下、2007年9月8日付の「日刊ゲンダイ」の記事からの抜粋だ。


舛添大臣の最初の結婚相手はフランス人だった。2人目は片山さつき代議士。東大助教授と大蔵官僚という関係で、「最高の知的カップル」などと騒がれた。ところが、2人の結婚はすぐ破局。片山議員の関係者はこう言う。

「86年に結婚して離婚は89年ですけど、実質的な夫婦生活は半年くらいでしょう。すぐに片山さんが飛び出して別居してしまった。世間体だけで、仮面夫婦を続けていたんです」

原因は、舛添のエキセントリックな性格や家庭内暴力などモロモロだったようだ。外にも愛人がいて、離婚が決まる前に愛人に男児を産ませている。

「80年代当時はDVという言葉はなかったが、すぐ頭に血が上ってキーッとなる。『今なら問題になる』と片山さんは言っていましたね。骨折とか病院に駆け込むような話はなかったようですけど、サバイバルナイフを突きつけたという話も有名。彼はナイフ集めが趣味なんです。20本くらい持っていた。いじくっているうちに、そんな場面もあったようです」(2人をよく知る関係者)

http://eritokyo.jp/independent/nikkangendai-col0050.html


‥‥そんなワケで、20本ものナイフを収集し、それを自分の妻に突きつけて脅すような危険人物が、よくもまあ厚生労働大臣なんかやってるもんだと思うけど、これはナイフに問題があるんじゃなくて、使う側の人間の人間性に問題がある。昔から「キチガイに刃物」って言葉があるけど、今回の事件にしろ、このマスゾエの問題にしろ、ナイフには何の責任もないし、ナイフを売ってるお店にも何の問題もない。問題なのは、それを使う側の人間なのだ。

だから、今回の事件を受けて、「ナイフの販売を規制しろ」って言うのは、根本的に間違ってる。だって、1999年の下関の通り魔殺人事件にしても、他の類似する事件にしても、そのほとんどは「包丁」を使っているからだ。包丁は、たぶん99%の家庭にあると思うし、たいていの場合は、2本とか3本とか持ってるだろう。そして、他にも、フルーツナイフやカッターなど、使い方によっては人を殺すことのできる刃物はたくさんあるし、どの家庭にもある。

つまり、ナイフだけを規制したって、何の意味もないってことになる。そして、全国のほとんどの家庭に包丁があるのに、それでも全国の家庭が血の海にならないのは、使ってる人間がマトモだからだ。どっかの厚生労働大臣みたく、自分の妻に包丁を突きつけて脅すような異常な人間は、何百万人に1人っていうマレな存在だからだ。

‥‥そんなワケで、話はクルリンパと戻るけど、今回の事件は、自分が死にたくても死に切れなくて、ヤケクソになって凶行に走った「自殺願望者」による犯行なんだし、最近のこうした事件の犯人のほとんどが「死刑になりたくて人を殺した」って言ってる「自殺志願者」なんだから、こうした凶悪犯罪を抑止するためには、ナイフの販売を規制したって、歩行者天国を廃止したって、街中に警察官を配置したって、まったく意味がない。「自殺したい」と思う人たちを少しでも減らすような対策をしない限り、根本的な解決策はない。

ニポンは、先進国の中では、世界一の自殺大国だ。人口あたりの自殺者の割合は「10万人あたり25人」で、これは、イギリスの「10万人あたり7人」の3.5倍、アメリカの「10万人あたり11人」の2倍以上になる。現在のニポンでは、年間に3万人以上、毎日80人以上の人たちが自殺してる。20分に1人の人間が自殺し続けてるのだ。

そして、これは、あくまでも「自殺した人」の数なのだ。自殺したいと思いつつも、自殺には踏み切れずに、何とか惰性で生きてるような予備軍、つまり、「自殺願望者」の数は、通常、自殺者の50倍から100倍って言われてる。だから、年間に3万人の人が自殺してるニポンには、150万人から300万人の「自殺願望者」がいるってことになる。これだけの予備軍がいれば、その中の何人かは、包丁やナイフを振り回しながら人ゴミで大暴れして、世の中をメチャクチャにしてやろうって思っても不思議じゃない。

‥‥そんなワケで、ニポンの自殺者数の推移を見ると、過去には、1958年にピークを迎えた「第一次自殺ブーム」と、1983年にピークを迎えた「第二次自殺ブーム」とがあり、現在は戦後最大の「第三次自殺ブーム」が続いてる。これらの自殺ブームは、世の中の景気と反比例してて、世の中が不況になれば自殺者が増え、景気が回復すれば自殺者が減る。この繰り返しが続いて来た。「第一次自殺ブーム」がピークに達した1958年は「なべ底不況」だったし、「第二次自殺ブーム」がピークに達した1983年は「円高不況」だった。

だけど、現在の「第三次自殺ブーム」は、これまでのパターンとは違ってるのだ。「第三次自殺ブーム」は、モリ政権下の1998年から始まり、コイズミ政権下で急増し、そのまま増加が続いてる。で、2002年当時のコイズミは、「景気は回復した!」と叫び、「いざなみ景気だ!」って言ってたけど、自殺者の数はぜんぜん減ってないのだ。ちなみに、この「いざなみ景気」ってのは、1965年から1970年までの「いざなぎ景気」を上回るほどの好景気だってことで名づけたそうだ。

だけど、過去の「いざなぎ景気」の時には、直前までの「第一次自殺ブーム」から一転して自殺者の数は激減したのに、2002年の「いざなみ景気」の時は、自殺者の数は減るどころか増加してる。それは、これこそが、コイズミというペテン師による「幻想の好景気」だったからだ。規制緩和によって消費を拡大させるっていう「大企業とお金持ちだけが得をする改革」を強引に推し進めたことによって、GDPは21兆円も増えたけど、サラリーマンの所得は4兆円も減ったのだ。

この数字を見れば分かるように、大企業やお金持ちは大儲けしてるのに、それを労働者たちに還元せず、自分たちだけがいい思いをしてたってワケだ。だから、テレビや新聞では「景気が良くなった!」「景気は回復した!」って言葉が踊ってたけど、一般のサラリーマンたちは、大量リストラされたり、お給料やボーナスをカットされたりで、まったく好景気なんか実感できない日々を送ってたってことだ。

ピラミッドの上のほうにいる人たちだけが、笑いが止まらないほどお金が儲かり、その反面、ピラミッドの下のほうにいる何万倍もの数の人たちは、とても「好景気」とは縁のないようなギリギリの生活を余儀なくされてたワケだ。そして、数えきれないほどの中小企業が倒産し、毎日のようにたくさんの家族が一家心中し、連日100人以上もの人たちが生活苦から自殺し続けた。これが、コイズミという史上最低の総理大臣が推し進めた改革のホントの姿であり、現在の「チョー格差社会」のイシズエを築くことにつながったのだ。

‥‥そんなワケで、今回の事件の犯人は、自動車の組み立て工場で、派遣の契約社員として働いてて、「派遣社員は6月末で全員解雇」って言われたそうだ。そのあとに「解雇の延期」を通達されたそうだけど、それは「7月上旬まで」ってもので、たかだか10日間の命拾いに過ぎなかった。このことが、今回の犯行のヒキガネになったのかどうかは分からないけど、コイズミが作り出した「雇用格差」が原因で、来月のことも分からずに厳しい労働を続けてる若者たちや、明日のことも分からずに日雇い派遣の仕事を続けてる若者たちの目には、いくら青空を見上げてみたって、「絶望」の2文字しか映らないと思う今日この頃なのだ。


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2008.06.11

お知らせです♪

6月18日に、ニューアルバム「BLESS」がリリースされるMetisちゃんのオフィシャルサイトが、今日、大リニューアルして、隠しキャラ満載になりました!

とっても楽しいので、皆さん、覗いてみてくださいね♪

「Metis」
http://www.metis-web.jp/

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ちばりょーうちなー

どこよりも信頼できる「世田谷通信」が伝えた通り、8日の沖縄県議選は、定数48議席のうち、与党が5議席を減らして22議席にとどまったのに対して、野党は6議席を増やして26議席を勝ち取り、完全に与野党が逆転した。もうちょっと詳しく書くと、与党側の当選は、自民16、ナンミョー3、無所属3の計22名で、野党側の当選は、オムライス5、共産5、民主4、沖縄社会大衆2、そうぞう1、結の会3、無所属6の計26名だ。そして、オムライス党は、公認5名の当選の他に、推薦6名、支持1名、ぜんぶで12名もの当選を勝ち取り、うち、会派の当選者は8名なので、沖縄ではオムライス党が「野党第一党」になったのだ!

与野党が逆転した上での「野党第一党」ってことは、ものすごいことだ。何でかっていうと、たとえば、沖縄県議会の議長を選出する場合に、野党側からの推薦者が議長になれるから、野党の中で一番数の多いオムライス党から議長が出ることになる。利権や宗教の力で集めたインチキ票で県議になった自公の売国奴どもよりも、ホントに沖縄のことを思ってる人たちの貴重な1票1票の積み重ねによって県議になった「県民の代表」たちによって、これからは正しい政治が行なわれてくことになる。

与野党が逆転してなければ、今まで通りに、自民党の自民党による自民党のための茶番劇が推し進められるとこだったから、これはホントにワンダホーなことだ。それで、あたしは、オムライス党のみずほたんにお祝いのメールを送ったんだけど、みずほたんは全国を飛びまわっててメチャクチャ忙しいのに、すぐにお返事をくださった。


件名: ありがとう!
日時: 2008年06月10日 11:04:23
沖縄は与野党逆転したなかで、社民党の会派は8人。
野党第一党になりました。
はずみをつけて、がんばります。
きっこさんもお元気で!
福島みずほ


あたしのような単なる一支持者にも、こうしてちゃんと応えてくれるとこが、庶民の代表であり、社会的弱者の味方であり、子供からお年寄りまで、みんなに愛されるオムライスたるユエンだと思う今日この頃、沖縄の皆さん、オムライス党関係者の皆さん、ホントにおめでとう♪


‥‥そんなワケで、みずほたんは、4月にはラジオ日本の「ラジカントロプス2.0」の中で、あたしのことを「オムライス党の名づけ親」で「メル友」だと言ってくださった。番組紹介のページには、こんなふうに書いてある。


社民党党首が語る今国会、福田内閣、解散総選挙、格差社会・・・「自民も民主もカレーライスかライスカレーの違いしかない。社民党はオムライスだ」と述べたときに人気ブログ「きっこの日記」に「オムライス党首」と書かれ、それ以来「きっこ」さんとはメル友とのエピソードも披露。

http://www5.sdp.or.jp/event/branch/080418_fukushima_radio.htm


ちなみに、あたしは、今はヘナチョコベジタリアンなので、タマゴも鶏肉もNGだから、オムライスは食べられない(笑)‥‥なんてことも織り込みつつ、国民をナメまくってる自民ナンミョーが、ノーパンしゃぶしゃぶ耐震偽装オヤジなんかを出馬させて、予想通りに惨敗した山口2区の補選に続き、今回の沖縄県議選でも自民ナンミョーがボロ負けしたワケだけど、この結果を受けて、自民党の面々がどんなことをノタマッたのか、ザッと陳列してみよう。ちなみに、カッコの中はニックネームだ。


福田康夫 (オトボケおやじ)←爆笑問題の太田光の命名
「今までと特に変わらない。米軍再編問題など、これまで通り粛々と進めていく」

古賀誠選対委員長 (道路族キング) 
「地方の選挙は地方の選挙ですから」

石破茂防衛相 (アオブダイ)
「普天間基地の移設については今まで以上に努力していきたい」

岸田文雄沖縄担当相 (バカボン二世)
「米軍再編の政府方針に影響が出るか注視したい」


沖縄県民の過半数以上が「反対」し続けてる普天間基地の移設問題だけど、これらの発言を見れば分かるように、この国の政府は、沖縄の人たちの気持ちなどまったく考えずに、「移設ありき」という大前提でモノゴトを進めて来た。そして、与野党が逆転した今も、まだ、おんなじことをノタマッてる。これは、今世紀最強の生物兵器と呼ばれてるアメリカ産の狂牛肉の輸入再開を決める時に、ブッシュの飼い犬のコイズミが、「輸入再開ありき」で、調査データを改ざんさせたり、パブリックコメントの結果を闇に葬ったりして、ワガママをゴリ押ししたのとおんなじだ。

国民の声に耳を傾けてるフリだけをしつつ、最初からアメリカと密約してた通りにコトを進めて、自国民から搾取した税金をアメリカへ上納し続ける。いつでもこのパターンだ。沖縄では、あたしたちの税金で建てた豪華なアメリカ兵たちの住宅が並んでて、その目と鼻の先には、沖縄の人たちが住んでるボロボロで崩れそうな団地が建ってる。沖縄のお年寄りたちを切り捨てて浮かせたお金で、アメリカ兵たちの娯楽費を上乗せしてる。

‥‥そんなワケで、「琉球新報」は、さっそく、今回の選挙で当選した48名に、基本姿勢を問うためのアンケートを実施してくれた。サスガ、天下の「琉球新報」だね。社員食堂で、安くて美味しいものを食べてるだけあって、痒いとこに手が届く企画や取材がメジロ押しだ。ちなみに、「琉球新報」の社員食堂では、一番人気のメニューは、400円の「タコライス」だけど、あたし的には、300円の「おにぎりセット」に興味シンシンだ。だって、たった300円なのに、おにぎりが2個と、鶏の唐揚げと、サラダと、お味噌汁の他に、食後のコーヒーまでついてるのだ‥‥って、あたしはヘナチョコベジタリアンだから、鶏の唐揚げはNGだけど(笑)

ま、そんなことは置いといて、この興味深いアンケートの結果だけど、普天間基地の辺野古への移設に関しては、48名のうち、25名が「反対」、20名が「賛成」、3名が「その他」で、「反対」が過半数を超えた。「反対」の内わけは、「県外・国外に移設」が16名、「移設せずに撤去」が9名で、どっちにしても、基地の移設を公約に掲げてる仲井真弘多知事の暴走に、これで歯止めをかけることができるだろう。

また、仲井真知事が、自民党や電力会社やホニャララ団や香港マフィアとツルんで、強引に推し進めてる「沖縄カジノ構想」についても、「反対」が21名なのに対して、「賛成」が12名と、大きく差をつけている。かけがえのない美しい島をホニャララ団の資金源の島にしないためにも、こんなバカげた計画は、野党の力で絶対にストップして欲しい。そして、「後期高齢者医療制度」についても、過半数以上が「廃止すべき」と答えてるし、「憲法改正問題」についても、「改正すべきでない」との答えが最多だし、ホントに国民の生の声が反映されたアンケート結果になった。これも、すべては、選ばれるべき人たちが県議に当選した結果だろう。

「当選者の基本姿勢」(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-132973-storytopic-3.html


‥‥そんなワケで、沖縄を愛する人たち、この国を愛する人たちにとって、嬉しいことはコレだけじゃない。今回の県議選では、名護市の市議から県議選に出馬した候補者がいたため、名護市議の議席に2名の欠員が出た。それで、2006年の市議選で、同票ながら惜しくもクジ引きで落選してしまった東恩納琢磨(ひがしおんな たくま)さんが、繰り上げ当選になったのだ。

東恩納さんは、「じゅごんの里」の代表で、かけがえのない辺野古の自然を守るために、ちゅら海をちゅら海のまま、孫子の代へと手渡すために、人生を懸けて働きかけをしてる素晴らしい人だ。こうした人が名護市の市議になってくれれば、また一歩、この国が「平和」へ近づくことができる。以下は、今日、辺野古のカヌー隊から届いたメールだ。


件名: 今朝の状況と東恩納琢磨さんの所信表明について
日時: 2008年06月10日 09:10:07

今日は、作業船2隻で測量を行うようです。
こちらもゴムボート2隻で監視を行います。

さて、先日の選挙に続き嬉しいニュースです。
ジュゴン監視団の東恩納琢磨さんが、名護市議会議員に繰り上げ当選しました。
これからの活躍を期待しています。
6月12日朝の所信表明への傍聴、ぜひお願いします。
以下詳細です。

名護市議選で得票は同数ながら、くじ引きで涙を呑んだ東恩納琢磨さんが、今回の県議選出馬により名護市議会に2名の欠員が生じたため、晴れて議員となり、6月5日に当選証書を付与されました。
この6月議会から、琢磨さんの議員としての仕事が始まります。
6月議会本会議の冒頭に、琢磨さんは新議員として紹介され、所信表明を行うことになっています(これは異例のことだそうです)。
琢磨さんの議会デビューを見守り、エールを送るために、ぜひ多くの仲間たちに傍聴席を埋めて欲しいと思います。

日時:6月12日(木)午前10時(琢磨さんの挨拶は冒頭10分ほどの予定)
場所:名護市議会議場(市役所3階)


‥‥そんなワケで、ちょっと古い記事で申し訳ないんだけど、東恩納さんの考え方や活動については、「全日本民医連」の「いつでも元気」に取り上げられた時の記事に詳しいので、ぜひ読んでみて欲しい。沖縄県議選の結果もワンダホーだし、東恩納さんの名護市議への繰り上げ当選もワンダホーだし、少しずつ、少しずつ、国民の思いが動き出して来たって感じがする。沖縄を愛する人たちの1票1票が集まり、この国を愛する人たち1人1人の思いが集まり、でっかい元気玉ができるまで、あたしもがんばり続けたいと思う今日この頃なのだ。


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2008.06.10

自民党公認候補が公選法に抵触

「自民党公認候補が公選法に抵触」(世田谷通信)

8日投開票の沖縄県議選で、島尻郡区で当選した自民党公認候補の新垣良俊氏(59)が、投票日前日の7日、八重瀬町の港川漁港で催されたハーリーの会場を訪れ、参加チームの関係者らに現金5000円入りの封筒を配っていたことが分かった。封筒には「御祝儀 新垣良俊」と書かれており、いかなる名目でも選挙期間中の金品の授与を禁ずる公選法199条2項に違反していることは明白だ。この日、新垣氏は、後援会長の中村信吉氏(八重瀬町長)らと共に会場を訪れ、選挙運動を展開している中での現金の配布であり、極めて悪質だといえる。新垣氏は「大会の成功を願って、個人ではなく団体に対するものであり違反という認識はなかった」と説明しているが、現場では応援席に向かう一般の観戦者に封筒を手渡しており、説明とは食い違っている。沖縄では特に後期高齢者医療制度の廃止を望む声が強く、与党には逆風の吹いていた選挙だったが、何とか当選を果たした自民党公認候補者にはこのような裏があったのか。民主主義を守るためにも当局には厳しく対応してもらいたい。(2008年6月10日)

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080610


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R45

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「Born To Be Wild/Steppen Wolf」


「The Weight/The Band」


「Other Songs」(The Bandがカブってます)


「Ending sequence」

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深夜の生中継(笑)

土曜日の夜‥‥っていうか、日曜日の早朝、徹夜してカナダGPの予選を観てたら、テレビ朝日の「秘湯ロマン」が始まっちゃったから、テレビで予選を観つつ、ケータイのテレビで「秘湯ロマン」を観つつ、予選が終わった瞬間にテレビを「秘湯ロマン」に替えて、春馬ゆかりちゃんのブログにアクセスして、ゆかりちゃんの実況を楽しんだ。で、1時間半だけ仮眠してからお仕事に行って、帰って来てから3時間ちょい寝たから、これで1日ぶんの睡眠時間は確保できた。

そして、ゆうべは、NHKの深夜の0時すぎからの「わたしが子どもだったころ」がサンプラザ中野くんの回だったから、ワクワクしながら観た。原因不明の小児マヒで左半身が動かなくなり、必死にリハビリを続けて何とか動けるようになった中野くん。でも、お父さんの転勤で、馴染んだ小学校から転校することになり、新しい小学校の新しいクラスメートたちに溶け込むために、今度は「心のリハビリ」を始める中野くん。胸がキュンとする初恋のエピソードや親友とのやりとりなど、小学校時代の中野くんのいろんな顔を知ることができて、大人になってからの中野くんの歌が、どうして心の奥に共鳴するのか、その秘密が少し分かったような気がした。とっても素晴らしい番組だった。

でも、あたしは、朝に1時間半と夜に3時間ちょい寝ただけだったから、だんだん眠たくなって来た。それで、「これからカナダGPの決勝が始まるまで1時間、起きてられるかな?」なんて思ってたら、NHKの深夜のニュースで、沖縄の県議選で与野党が逆転したっていう、文字通り「目が覚めるようなグッドニュース」が飛び込んで来たので、急いで「世田谷通信」の記事を書いて配信した今日この頃、沖縄の皆さん、おめでとうございます♪


‥‥そんなワケで、今日はカナダGPのことを書こうと思ってたんだけど、ケッコー寝不足なので、カナダGPを観戦しながらの某所でのログを掲載して、お茶を濁そうと思う。だから、録画したレースをまだ観てない人は、激しくネタバレになっちゃうので、ご注意ください‥‥ってワケで、それでは、どうぞ♪


きっこ 01:47
バンザーイ!バンザーイ!
沖縄県議選で、与野党が逆転しました~♪
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/06/post_4325.html


もえもえびいむ 01:51
この結果が「当然だ!」って思う人なので、ポチッとしました♪


正はん 02:07
おお!そうだった、沖縄の県議会選挙でしたね♪
ヤッターヽ(^o^)丿
衆議院選挙が楽しみなんだが出来るだけ先延ばしだな(-_-メ)
F1カナダGPスタート(^^♪


きっこ 02:22
前ではアロンソを煽るマッサ、その後ろではハイドフェルドとコバライネン、
その後ろではバリチェロ、中嶋、ウェバーあたりのバトルが楽しい!

オマケに、国際映像がナイス配信♪
それにしても、ルノーのマシンとホンダのマシン、エアロのデザインがダサすぎる(笑)

わっ!ライコネンのオンボード中にCMに入りやがった!
ざけんな!


もえもえびいむ 02:25
引き続き中継をお願いします。
ウチは2ヶ月前からテレビが映りません(泣)


宅八郎 02:26
ポチッとクリックしておきましたよ!


きっこ 02:27
スーティルがクラッシュしてくれたオカゲで、セイフティカーが入った!
フェラーリ、ラッキー♪

さらには、セントローレンス川が美しい♪
ちなみに、セントローレンス川の上流にはナイアガラの滝があります。


正はん 02:30
セーフティーカー導入中で、CMばしばし入ってます(笑)
このまま、もう肝心な時にCM入れるな!
も、もえたん、テレビ。。。orz
ああ、ハミルトンクラッシュ!


きっこ 02:31
あ゛ーーーーー!
ハミルトン、ライコネン、クラッシュしたーーーーー!


正はん 02:32
ピットレーン出口で多重クラッシュっす(-_-メ)


もえもえびいむ 02:33
え、ライコネン、何してんねん!!


正はん 02:34
中嶋一貴ただ今3位(笑)
ハミルトン、ライコネン、リタイヤです。。。


きっこ 02:34
ピットレーンの出口で、ライコネンにハミルトンがツッコミを入れちゃって、2人ともリタイア!

悪夢じゃーーーーー!
プッシーキャットドールズの呪いじゃーーーー!

つーか、ハイドフェルドとバリチェロと中嶋、タナボタじゃん(笑)


もえもえびいむ 02:38
うわ、予想GUY!
ハミルトン白戸家のお兄さんの区別がイマイチ・・・

>正はんさん
大掃除の時、いろんな線を引っこ抜いたきり、繋げなくなっちゃいました(笑)


きっこ 02:39
すげーーー!
バリチェロ、ホンダのシビックなんかで表彰台か?(笑)


きっこ 02:40
つーか、ウィリアムスに乗ってて
シビックをパスできない中嶋っていったい‥‥


正はん 02:41
バリチェロってなんだか体調不良とか言ってたけどガンガレ!

なーんだ、もえたんのテレビ壊れたんじゃないんだ(笑)<アンテナだけ繋げれば良いんだけど。


きっこ 02:43
ピケ、スピン(笑)


もえもえびいむ 02:44
シビックも気になるし、景色も気になるし、頑張って繋いでみます♪


きっこ 02:46
今んとこ、
1.ハイドフェルド
2.バリチェロ
3.中嶋
4.ウェバー

って、ハイドフェルドがピットインしたから、バリチェロが1位を走ってるーーーー!
暫定とは言え、ある意味、ミラクル(笑)


きっこ 02:48
もえたん、有料だけど、このサイトで完璧な映像が見られますよ。
http://jp.f1-live.com/f1/jp/index.shtml


正はん 02:51
一貴ピットイン
ハードタイヤに交換したから、ピットインは2回だろうって。

きっこ 02:53
ウキョーのバカ、うるせえよ!
ズレまくったことペラペラしゃべってないで、少しは黙ってろよ!


もえもえびいむ 02:53
MotoGPやラリーも観られるんですね。
これは使えそう。ありがとうございます♪


正はん 02:54
あはは、しゃべり続けてますね(笑)
焼酎が美味いっす♪


きっこ 02:55
バリチェロ、ピットイン。
10.6秒。
サスガ、ドライバーの足を引っぱり続けるホンダのクルー。


きっこ 02:56
レッドブルのマシンも、こうして見るとカッコイイね~♪

正はん 02:57
実質クビサがトップらしい?!


きっこ 02:58
マッサが中嶋をパス。


きっこ 02:58
トゥルーリがピットに入り、放送はCMに入る(笑)


正はん 03:01
ピケjr.リタイヤっす。


きっこ 03:02
残り30周で、ピケがリタイア!
かわいそう‥‥

って、ハイドフェルドがクビサのフォローにまわりやがった!
チームオーダーかよ!
FUCK OFF!


きっこ 03:04
ハイドフェルド、クビサのこと嫌いなクセに、
ザウバーってまるでフェラーリみたいなチームじゃん!


正はん 03:06
1.クビサ
2.ハイドフェルド
3.アロンソ

あーっと、アロンソクラッシュ!


もえもえびいむ 03:07
完走=入賞みたいな感じですか?


きっこ 03:07
こうなったら、あたしゃアロンソを応援するぞ!(笑)
行けーーー!
F1界のマラドーナ!

って、あたしが応援したトタンに、
アロンソ、ギアボックスがふっ飛んでリタイアしちゃった!
あたしってば、悪魔?(笑)


正はん 03:08
アロンソがリタイヤしたから、一貴が8位だってさ(笑)


きっこ 03:08
バリチェローーーー!
どこにいるんだか分かんないけど、行けーーーー!


正はん 03:10
一貴がフロントウィング壊れて、ピットレーンでもうハンドルがきかずに、リタイヤっす(爆)


きっこ 03:10
中嶋、バトンと接触してフロントウイングが取れて巻き込んでリタイアだーーーー!


もえもえびいむ 03:11
バリチェロってさっきまで上の方、走ってたんじゃ・・・


きっこ 03:11
つーか、ウキョーうるせえよ!
お前は静かにしてろ!


きっこ 03:11
クビサ、ピットイン!

正はん 03:12
バリチェロは4位っす!


きっこ 03:13
わお!
7秒台で戻った!
ハイドフェルドの前だ!
ヒューヒュー♪

ハイドフェルド、きっとイライラ(笑)


正はん 03:13
1.クビサ
2.ハイドフェルド
3.クルサード
4.バリチェロ

どっちにしろ初優勝


きっこ 03:14
波岡一喜さんのTSUTAYAのCMだ♪


きっこ 03:16
バリチェロ、何やってんだよ!
マッサにインをゆずってやがるよ!
フェラーリ時代のトラウマかよ!


正はん 03:16
バリチェロが2台に同時に抜かれて、6位に後退orz
マッサが4位


きっこ 03:17
虫ケラ‥‥じゃなくて、フィジケラがウォールにヒット!


正はん 03:17
フィジケラが単独スピンしてクラッシュ、リタイアっす。


きっこ 03:17
フォースインディア、全滅じゃん。


きっこ 03:19
フィジケラのヒットシーンのスローV、土屋圭市のドリフトが失敗した時みたい(笑)


正はん 03:19
うがっ、キムタク、きも。


もえもえびいむ 03:20
この中継、面白いです。
レース場面が目に浮かぶよう。
TSUTAYAのCMは想像つきませんが(笑)


正はん 03:21
バリチェロが4位に復帰してる♪


きっこ 03:23
4位に上がったバリチェロをグロックがオラオラしてるぅ~
いや~ん


きっこ 03:25
クルサード、顔のエアロダイナミクスが不利なのに、何で3位を走ってんの?
このまま行ったら、ふだん表彰台とは縁のない人たちが揃いぶみってこと?


もえもえびいむ 03:25
きっこさん、バリチェロ応援しちゃダメ(笑)


きっこ 03:25
バリチェロ、芝生を走ってるし(笑)


正はん 03:26
1.クビサ
2.ハイドフェルド
3.クルサード
4.グロック
5.トゥルーリ
6.バリチェロ

バリチェロがグロックに堪らず抜かれてしまったぁ!


きっこ 03:26
ダミだ、こりゃ。


きっこ 03:28
コバライネンがロズベルグをストレートでパスした!
カッコイイ♪


きっこ 03:28
マッサ6位
バリチェロ7位
ベッテル8位


正はん 03:29
1.クビサ
2.ハイドフェルド
3.クルサード
4.グロック
5.トゥルーリ
6.マッサ
7.バリチェロ

マッサにも抜かれちゃったorz


きっこ 03:30
トゥルーリのオンボード、
なにベテランのクセにコーナーでソーイングしてんだよ!
だせえよ、トゥルーリ。


もえもえびいむ 03:31
ありゃりゃ、それじゃあたしはマッサを応援しまっさ(寒)
あと何周くらいですか?


きっこ 03:32
バリチェロ、8位以内を死守しろ!

正はん 03:32
1.クビサ
2.ハイドフェルド
3.クルサード
4.グロック
5.トゥルーリ
6.マッサ
7.バリチェロ
8.ベッテル
9.コバライネン

7・8・9位のバトル中!


もえもえびいむ 03:33
ソーイングって? お裁縫ですか(笑)


きっこ 03:34
ソーイングってのは、まんま「縫う」って意味で、
コーナーでステアリングを小刻みにきって、
タイヤと路面との接地面積を大きくするドシロートの小ワザのことです。

ネタ的には、ペヤングの表彰台も見てみたいしぃ~(笑)


正はん 03:34
あと4周です!


きっこ 03:36
ベッテルとコバライネンのバトル、すげーーーー!

きっこ 03:37
それにしても、国際映像はツボが分かってるねぇ♪


正はん 03:37
1.クビサ
2.ハイドフェルド
3.クルサード
4.グロック
5.マッサ
6.トゥルーリ
7.バリチェロ
8.ベッテル
9.コバライネン

マッサが4位を狙ってる!


きっこ 03:38
楽しすぎる~♪


きっこ 03:40
やったーーーー!
クビサ、おめでとう!

ついでに、ペヤングも(笑)


正はん 03:40
1.クビサ
2.ハイドフェルド
3.クルサード
4.グロック
5.マッサ
6.トゥルーリ
7.バリチェロ
8.ベッテル
9.コバライネン

クビサ初優勝!


正はん 03:43
ドライバーズポイント
1.クビサ:42
2.ハミルトン:38


きっこ 03:44
それにしても、レッドブルが表彰台に上る日が来るなんて‥‥


正はん 03:46
ハイドフェルドってちっちゃいんだね。
ペヤングだ!(笑)


もえもえびいむ 03:46
浅草寺(でしたっけ?)にお参りした御利益では(笑)


きっこ 03:46
チームメイトのハイドフェルドよりも、
他チームのペヤングのほうがクビサの優勝を喜んでるように見えるのは、あたしだけ?(笑)


正はん 03:48
クビサ表彰台TOP
左にハイドフェルド
右にペヤング


きっこ 03:51
いいレースだった♪


正はん 03:52
面白かったですね♪
ポーランド国歌も初めて流れたんですね。


きっこ 03:53
ウキョーが能書きをたれると、
せっかくの感動が安っぽく感じられちゃうのはナゼ?


もえもえびいむ 03:55
きっこさん、正はんさん、観戦のお邪魔しちゃってごめんなさい。
表彰式まできっちり実況していただき、ありがとうございました。

次回は、あたし的にツボな寿司ネタバージョンでお願いします(笑)

と言いたいところですが、今度のレースまでにF1-live.com入るか、テレビ繋いどきます。
でも、ウキョーがそんなにうざいんならF1-live.comの方がいいのかな(笑)


きっこ 03:56
クビサ、嬉しいのは分かるけど、話が長いよ!


正はん 03:57
確かに(笑)<クビサ長いね。
最後までウキョー


きっこ 03:57
もえたん、ワンセグのついてるケータイに機種変更するって手もありますよ。


きっこ 03:59
つーか、クビサの話が長すぎて、
ハイドフェルドとペヤングのコメント、聞けなかったじゃん!

もえもえびいむ 04:01
それいいかも♪
また、テレビっ子になっちゃいそうです。


正はん 04:03
ワンセグ携帯ももう第三世代だから、旧世代のだったら安いよ♪
それに何と言っても受信料を取られないし、
2011年7月のアナログ地上波が停波しても映るしね(笑)


‥‥そんなワケで、宅八郎さん、ポチッとしてくれてありがとう♪‥‥ってお礼を言いつつ、去年のカナダで、トゥルーリと接触して大クラッシュをしたクビサが優勝したのはワンダホーだけど、去年も2位だったのに今年も2位だったハイドフェルド的には、嬉しさ半分ジェラシー半分てとこだろう。そして、何よりも嬉しいのが、やっぱ、クルサードの3位表彰台だ。サスガ、乗ってた飛行機が墜落しても無事だった男は、時々ミラクルを起こしてくれる。ホントなら、バリチェロに3位に入って欲しかったってのが、あたしの本音だけど。それにしても、前回のモナコGPで2位に入ったクビサに対して、イタリアの「トゥットスポルト紙」は、「今回のクビサのドライブは完璧だった。彼にあと僅かな運があれば初優勝も目前だろう」って絶賛してたけど、ホントにそのトゥルーリ‥‥じゃなくて、その通りになっちゃった今日この頃なのだ。


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2008.06.09

沖縄県議選で与野党逆転

「沖縄県議選で与野党逆転」(世田谷通信)

8日に投開票が行なわれた沖縄県議選挙で、12年ぶりに与野党が逆転した。これまで過半数を占めていた与党は、5議席を減らして22議席に留まり、かわって社民、共産をはじめとする野党は、6議席を増やして26議席を勝ち取った。今回の県議選では、小泉元首相が財源確保のために内容も決めぬまま強行採決した後期高齢者医療制度が焦点とされていたが、高齢者の多い沖縄では、特に自民党に対する反発が強かったようだ。那覇市の金城誠司さん(76)は「私たち年寄りをゴミクズのように扱う自民党のやり方にはもう我慢の限界だ」と語っている。また、普天間基地の辺野古への移設に反対する声も根強く、今回、与党支持から野党支持へと変更したという名護市の平良金次郎さん(68)は「これほど米兵による凶悪犯罪が多発しているのに何も対策をしない政府には絶望した。この国の政府はいつまで沖縄に犯罪集団の米軍を押しつければ気がすむのか」と声を荒げていた。今回の選挙の結果は、戦後60年以上も沖縄だけに痛みを押しつけてきたことに対する県民たちの怒りの声として、政府は真摯に受け止めるべきであろう。(2008年6月9日)

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080609


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ミツユビナマケモノの憂鬱

オスカープロモーションに所属してる新人アイドルの「由衣」って子が、自分のブログ「☆由衣‘s Room ~歌手への道~☆」に、6月7日付で、こんなことを書いて騒ぎになってる。


SMAPの悪口…(>_<)  2008年06月07日(土)

バィト先に
フジテレビのアナウンサーで
『アミーゴ』?とか
呼ばれてる人が来て
愚痴を言ってて
イライラした由衣です

由衣はSMAP好きだし
拓哉さんの考えとか
尊敬してるのに
『木村とか中居とか
もうすぐ40歳なのに
SMAPとか言って
アイドルやってんじゃねーょ!早く解散しろ』
って言ってまして、
人間だから
悪口を言うのも
しかたないと思うケド、
努力してる人に
対していい過ぎだって

ってイライラしちゃった
頑張ってるから
今も『SMAP』があって
ファンが居るのに
悲しい発言ですょね…


‥‥あたし的には、「バィト」とか「ですょね」とかって表記のほうがイライラするし、さらには、「拓哉さんの考えとか尊敬してるのに」って部分だけでも開いた口が塞がらないほどダッフンしちゃうんだけど、この書き込みが騒ぎになったら、ナゼかソッコーで削除されちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、この子のブログでは、騒ぎになったら問題のエントリーが削除されて、「日刊サイゾー」に取り上げられたら、「訂正」として次の文章がアップされて、そのあとにブログ自体が閉鎖されちゃった。


【訂正】伊藤アナウンサー、SMAPさんの記事について。  2008年06月07日(土)

今回は私のblog等において皆様に不快な思いをさせてしまい大変申し訳ありませんでした。
その記事は書いておりませんので記事の真相を私自身も追究していく気持ちです。謝罪文が遅くなり申し訳ありませんでした。今事情を把握し、正直ただただ混乱し、尚且つ驚いております。ただここまで話題が膨らみ伊藤アナウンサーの発言内容が飛び交ったのも伊藤アナウンサーのファンの方、SMAPのファンの方に不快な思いをさせたのも私のblogのせいだと思っています。私自身の考え、謝罪の気持ちを持ちまして、暫くblog更新は控えさせて頂きます。
皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。


‥‥う~ん、あまりにも国語力が低くて、何を言いたいのかイマイチ分かんないんだけど、特に、「その記事は書いておりませんので記事の真相を私自身も追究していく気持ちです。」って部分が、激しくトンチンカンで意味不明だ。誰かから聞いた話を書いたんじゃなくて、自分自身が目の前で見たことを書いたハズなのに、何で「真相」を「追究」しなくちゃなんないの? それに、「真相」を「追究」するって、フジテレビのアナウンス室に行って、伊藤アナに、「あの日の発言はどんな意図があってのものだったんですか!?」って詰問でもするっての?

それにしても、いくら新人とは言え、この子、ちょっとヤバイよね。業界の暗黙のルールとか常識とかってものが、まったく分かってない。たとえば、スマップにしろ何にしろ、ジャニタレの悪口を言ってるテレビ局の人間なんか掃いて捨てるほどいる。アイツラの現場での態度のデカさには、みんな閉口してるからだ。だから、ジャニタレを良く思ってない局アナやスタッフはものすごくたくさんいるし、悪口を言ってる人たちもいっぱいいる。だからこそ、業界関係者だけの投票で選ぶ「テレビブロス」の「嫌いな男ランキング」には、毎年、キムタクが上位に入ってるんじゃん。

だけど、いくらジャニタレの悪口を言ってても、その場にいる人たちや、たまたま通りかかって耳にした人たちは、誰も決して他言はしない。それが「大人」ってもんだからだ。それなのに、たまたま耳にしたジャニタレの悪口をワザワザ自分のブログに書いて公開するなんて、そんなことしたらどんな騒ぎになるか、どうしてこんな小学生でも分かるようなことが想像できないんだろう? ま、「拓哉さんの考えとか尊敬してる」ような子なんだから、ジンジャエールか。

でも、この子のオカゲで、あたしは、「伊藤アナもキムタクやナカイを嫌いだったのか」ってことが分かったから、伊藤アナに、ヤタラと親近感を覚えることができた。だから、今までは、伊藤アナのことを「ミツユビナマケモノ」って書いてたけど、次回からはちゃんと「伊藤利尋アナ」って書くことにしようと思う(笑)

それにしても、「○○さんが××さんの悪口を言ってた」ってことを実名で書いてもいいんなら、あたしなんか、毎日毎日、日記のネタには困らない‥‥って言うか、それ専門のブログを新しく始められちゃうほどだ。特に、本人の目の前ではホメまくってた人が、その人が帰ったトタンに、手のひらを返したようにボロクソに言い始めるなんて、日常チャーハンな業界だからだ。だけど、そんなことを日記に書いたら、3日で敵が100人くらいできちゃうだろう。

だけど、伊藤アナの「木村とか中居とか、もうすぐ40歳なのに、SMAPとか言ってアイドルやってんじゃねーよ!早く解散しろ」ってのは、誰でもが思う普通の感覚だろう。だって、あたしは、キムタクやナカイや伊藤アナと同い年だけど、もしも、あたしが、フリフリのミニスカートでアイドルをやってたらどう思う? きっと、一部のマニア以外は、全世界の人たちからブーイングの嵐がトキオでカトゥーンしちゃうだろう。これとおんなじことだ。四捨五入したら40才になるようなオジサンやオバサンが「アイドル」だなんて、バカ丸出しとはこのことだ。

‥‥そんなワケで、今回、「伊藤アナが言ったとされてる発言」は、社会一般のマトモな大人たちの平均的な見解であって、何ひとつ問題はない。問題なのは、こうした発言を自分のブログに書いちゃうような非常識な子のいる場で、ウッカリと口に出しちゃったって点だけだろう。ま、キムタクのバカドラマや、スマップのアホ番組を持ってるフジテレビの「局アナ」って立場としては、ちょっとメンドクサイことになっちゃったけど、これを機会に、フジテレビは、ジャニタレとナンミョータレントをすべて排除して、健全なテレビ局を目指すって手もあるし、それ以前に、あんなガキどもにペコペコしなきゃ数字もとれないようなテレビ局は、根本的に基本方針を見直す必要があると思う今日この頃なのだ。


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2008.06.08

広島県警内でタスポの使い回し

「広島県警内でタスポの使い回し」(世田谷通信)

広島県警本部内に設置されているタバコの自動販売機に、成人識別カード「タスポ」が紐で吊るされていたことが分かった。タスポは名義人本人しか使用することができず、他人への譲渡や貸与は禁止されているが、全国の喫煙者の1割という低い普及率のため、各地の自動販売機にオーナーが自分のタスポを吊るしているケースが増え続けている。今回発見されたのは広島県警本部庁舎12階の売店横の自動販売機で、カードの名義は売店の女性店員だった。タスポを持っていない警察官や職員は、皆、このタスポを使ってタバコを購入していたという。売店の店員の判断でこのようなことをするとは考えにくく、警察側からの要望で行なわれたのではという見方も出ている。タスポは申請する際に住所、氏名、生年月日、顔写真等の登録が必要で、一部では「今後、政府が喫煙者の医療費負担を増やす目的で、喫煙者の個人情報を集めているのでは」との声も上がっており、後期高齢者医療制度と同様に、喫煙者のタスポ離れも加速していくと思われる。(2008年6月7日)

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080608


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タクシー代というムダ

あたしは、メッタにタクシーを利用することはないけど、それでも何度かは乗ったことがある。だけど、どうしても必要な時に仕方なく使うだけで、電車やバスがある場所なら、電車やバスを使う。これは、ヨホドのお金持ちじゃない限り、みんなおんなじだと思う。それは、タクシーは料金が「高い」からだ。だけど、料金が高くても、乗ればビールやオツマミを無料でサービスしてくれるなら、もっとタクシーを使ってもいいと思った。

だから、あたしは言いたい。「居酒屋タクシー」は、一般のタクシーとの違いがお客から分かるように、屋根の上のランプを「赤提灯(あかちょうちん)」にしろ!

タクシーの屋根の上のランプは、それぞれのタクシー会社のマークになってるけど、個人タクシーの場合は、「提灯」の形のものがある。だから、お客にビールやオツマミを無料サービスしてくれる「居酒屋タクシー」は、その提灯を「赤提灯」にすれば、誰からもひと目で分かるようになる。

だけど、ここで、ひとつだけ問題がある。それは、タクシーの屋根のランプって、非常事態には赤く点灯するのだ。すべてのタクシーには、運転席に非常スイッチがあって、乗せたお客が強盗だったりした場合には、そのスイッチを入れる。そうすると、屋根のランプが赤く点灯して、他のタクシーとかに異常を知らせるようになってる。だから、「居酒屋タクシー」の屋根の提灯を「赤提灯」にしちゃうと、周りの人たちからカン違いされちゃう恐れがある。つまり、周りの人たちは、そのタクシーの車内で、何か「異常事態」が起こってるってカン違いしちゃうのだ。

でも、まだ十分に電車やバスのある時間に、平然と税金でタクシーを使い続けてる官僚と、その官僚を囲い込むために、ビールやオツマミや商品券や図書券という「ワイロ」を送り続けてる運転手っていう、まるで、悪代官と越後屋みたいなことが行なわれてる「異常事態」なんだから、ランプが赤く光ってても何も問題ないか(笑)‥‥ってワケで、「一度でいいから乗ってみたい。ビールとツマミの出るタクシー。歌丸です」って感じの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、たった1人の公務員が、1年間に500万円もタクシー代を使ってたって話を聞いて、唖然とした。国交省をはじめとした省庁や天下り組織が、年間に何十億円、何百億円ものタクシー代を使ってることは知ってたけど、1人1人の使ってる金額は、数万円程度だと思ってたからだ。だけど、こないだ、民主党の大久保勉参院議員が調査して公表した資料によると、国交省の関東地方整備局道路部の職員が、去年1年間だけで、1人で190回、合計で500万円ものタクシー代を使ってたってことが分かった。

この職員の年間の勤務日数は約200日で、そのうちの190日をタクシーで帰宅してたんだから、ほぼ毎日、電車のなくなる時間まで残業してたってことになるけど、ホントなんだろうか? そして、莫大な残業代の他に、1回に2万6000円以上にもなるタクシー代を支給してまで、この職員がやってた仕事って、いったいどんな仕事だったんだろうか?

片道で2万6000円てことは、神奈川県のハシッコのほうとか、千葉県や埼玉県とかに自宅があるんだと思うけど、普通に考えたら、こんなとこまで電車を乗り継いで帰るのって、カッタルイよね。で、夕方の定時になって、もう何もやることなんかないんだけど、電車で帰るのがカッタルイから、パソコンでエロサイトでも眺めたり、マッサージチェアでうたた寝をしたり、おんなじ「タクシー帰宅仲間」たちと将棋をしたりして時間を潰して、それでタクシーで帰ってたんじゃないの? 何しろ、国交省の関東地方整備局の中には、あたしたちから巻き上げた「ガソリン暫定税」で買ったマッサージチェアや将棋セットがいっぱいあるんだから。

それにしても、国交省の全国の整備局の職員たちが使いまくってるタクシー代の中で、1人の金額が高額だった「ワースト10」のうち、9人が「関東地方整備局」の職員で、さらに、そのうちの7人は「道路部」の職員だったってのは、あまりにも分かりやすい構図だよね。3月末で「ガソリン暫定税」が期限切れを迎えた時に、自民党の道路族議員たちと一緒になってギャーギャー騒いでたのって、この「関東地方整備局」の「道路部」のヤツラだったもんね。

ようするに、「ガソリン暫定税」がなくなったら、今までみたく1人で何百万円もタクシー代を使えなくなっちゃうから、必死に抵抗してたんだよね。そして、コイツラと癒着して、自分たちも道路特定財源のオコボレで私腹を肥やしてる自民党の道路族議員たちは、お得意の「数の暴力」で「ガソリン暫定税」を再可決させて、体面と金ヅルを死守したってワケだ。

オカゲ様で、今やガソリンは170円を突破して、全国で廃業、倒産する運送屋さんが続出してる。漁師さんたちまでが、燃料が高くて漁に出ると赤字になるからって、出漁を取りやめてる。そして、ニポン中の人たちを苦しめてまで強行採決した「ガソリン暫定税」で、毎日タクシーで帰宅してる国交省の職員たち。この国はアフリカのサバンナなのか?って思えるほど、あまりにもワンダホーな弱肉強食の世界だ。

‥‥そんなワケで、道路特定財源に群がるゴキブリたちと、そうしたゴキブリたちのゴキゲンをとってオコボレにあずかる「居酒屋タクシー」の運転手たち。こんなヤツラのために、倒産した運送会社の人たちや、漁にも出られない漁師さんたちは、どんな気持ちなんだろうか?

だけど、これって、何も官庁だけの問題じゃないんだよね。たとえば、あんまり取り上げられることはないけど、NHKでも、似たようなことが行なわれてる。NHKには、約1万1000人の職員がいるんだけど、年間に43億円もの予算が「職員のタクシー代」として計上されてるのだ。単純に43億円を1万1000人で割ると、1人あたり40万円ものタクシー代を使ってることになる。だけど、実際には、全体の9割以上の職員は、ふつうに電車やバスを使って通勤してるし、全体の7割の職員は内勤なので、勤務中にタクシーを使うことはない。

つまり、フランク・ザッパに言えば、1万人以上の職員が40万円ずつ使ってるんじゃなくて、1万人のうちの1000人の職員が400万円ずつ使ってるってことなのだ。そして、それでも、ホントにタクシー代として使ってるんならまだ分かるけど、中には、もっと酷いヤツラもいるのだ。あたしが、NHKのある部署の内勤の職員から聞いた話では、その人のいる部署の部長の机の引き出しには、いろんなタクシー会社の白紙の領収書が束になって入ってるそうだ。ようするに、タクシー代って名目で、公金を横領してるってワケだ。

もちろん、普通の会社でも、タクシー代を支給するケースはたくさんあるし、民放のテレビ局でも、タクシーチケットを支給してる。テレビ局でのお仕事が深夜に及べば、局員以外の人たちにも、ちゃんとタクシーチケットが出る。ただし、おんなじ方向の人たちが3人とか4人で相乗りして帰るようにして、できるだけ出費を抑えるようにしてる。

横浜の緑山スタジオとかの撮影で、セコいディレクターの場合なんか、撮影が深夜に及ぶと、タクシーチケットを出したくないからって、事務所で雑魚寝させられる場合もある。これは、製作費をできるだけ抑えてスポンサーにいい顔をしたいのか、タクシーチケットをポケットに入れるのかは分かんないけど、とにかく、民間の企業では、このくらい厳しくやってるのが、タクシー代なのだ。

バカみたいにタクシー代を使いまくる官庁やNHKと、厳しく管理してる民間の企業。この違いが何かって言えば、それは、官庁やNHKは「絶対に倒産しない」ってことだ。民間の企業が、国交省のような予算の使い方をしてたら、どんな大企業でも、アッと言う間に倒産しちゃうだろう。社員1人に、年間500万円ものタクシー代を使わせてて、潰れない企業なんかあるワケない。そして、テレビ局にしたって、年間に43億円ものタクシー代を使ってても潰れないのは、NHKだけだろう。

‥‥そんなワケで、あたしは、官庁やNHKが莫大なタクシー代を使い続けてるのは、「絶対に倒産しない」っていう物理的な理由の他に、もっと根本的な体質が原因なんじゃないかって思ってる。それは、ドライバーから巻き上げたガソリン税しかり、視聴者から巻き上げた受信料しかり、「どうせ民間から集めたお金だから」っていう、お金を大切に思わない意識が働いてると思うのだ。一生懸命に努力して手にしたお金じゃなくて、自動的に転がり込んで来るお金だから、「大切に使おう」っていう意識が希薄なんだと思う。それどころか、「使わなくちゃ損だ」って意識まであるから、これほどまでにムダ遣いができるんだと思う。どっちにしても、スーパーのレジ袋1枚を節約するために国民がエコバッグを持ち歩くことよりも、国や公共放送局が「タクシー禁止」にすれば、遥かに環境のためになると思う今日この頃なのだ。


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2008.06.07

プレゼントのお知らせです♪

N8
好評発売中の「きっこの日記R」ですが、今日(7日/土曜日)放送の「あさパラ!」で、何冊か視聴者プレゼントさせていただくことになりました!

仲良しのハイヒール・リンゴさんが、本の紹介をしてくださいます♪

関西地方だけの放送ですが、観られる地域の人はご覧くださいね~☆


「あさパラ!」(読売テレビ)

午前9:25から2時間生放送!

「番組オフィシャルサイト」
http://www.ytv.co.jp/asapara/

「プレゼント応募はこちら」
http://www.ytv.co.jp/asapara/present/index.html


※当たらなかった人は買ってくださいね(笑)
  ↓
「きっこの日記R」
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/02/post_889f.html

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世界のAXE CM 第2弾

「バンチカワーワー編」


「なかなかグッとくる編」


「二度落ち編」


こちらもどうぞ♪
  ↓
「AXE」


最初の「バンチカワーワー編」がツボだった人は、セクシーな「The Bom Chicka Wah Wahs」の「Bom Chicka Wah Wah」もお楽しみください♪

「The Bom Chicka Wah Wahs - Bom Chicka Wah Wah」


さらには‥‥


「バンチカワーワー・オーディション」(爆笑バージョン)


「バンチカワーワー・オーディション」(セクシーバージョン)


「フルムーンパーティ」

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比べたがる人たち

1週間ほど前に、こんなニュースがあった。


「祖父からもらった“おもちゃ”、実は古代のお宝=1億円相当」 (AFP=時事)

英国のくず鉄業者ジョン・ウェバーさん(70)が子供のころにおじいさんからもらい、時には空気銃の練習の的にしたこともあるという古びたカップが、100万ドル(約1億円)近くもするとみられる古代ペルシャのお宝だったことが分かった。このカップは高さ約14センチで、額にヘビの模様を持つ2つの女性の顔が両面に打ち出されている。ウェバーさんは子供のころの1945年に祖父からおもちゃとしてもらった。金色をしているが、ウェバーさんは真鍮(しんちゅう)製だと思っていたという。ウェバーさんが昨年、転居を機に専門家に見てもらったところ、カップは一枚の黄金の板から作られたもので、製造方法や金の成分などからみて、紀元前数百年の古代ペルシャ、アケメネス朝時代の珍しい品だと判明した。アケメネス朝は紀元前330年にマケドニアのアレキサンダー大王によって滅ぼされた。6月5日にオークションにかけられるが、50万ポンド(98万800ドル=約1億円)の値が付くものとみられている。(2008年5月30日)

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/n_auction_w__20080606_3/story/20080530afpAFP017922/


この記事を読んで、何よりもあたしが疑問に思ったのは、ウェバーさんが「くず鉄業者」だってことだ。くず鉄業者ってことは、集めて来た金属を鉄だ銅だ真鍮だと分別して、それをお金に換える商売ってワケで、言うなれば「金属の分別のプロ」ってワケだ。それなのに、黄金のカップを長年ずっと「真鍮」だと思ってたなんて、あまりにもアバウトだ。だから、このウェバーさん、もしかしたら、今までのお仕事で、純金製の置物を「真鍮」として売っちゃったり、銀製の食器を「鉄」として売っちゃったりって、何度も大損をして来たような気がする今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、記事に添えられてる写真を見ると、ナニゲに「それらしいシロモノ」なんだけど、大きさ的に言って、たとえ純金であったとしても、歴史的な価値がなければ、とても「1億円」なんて金額にはならないだろう。つまり、このヘンテコなカップは、貴金属としての価値は10万円くらいで、残りの9990万円ぶんは、「紀元前数百年の古代ペルシャ代」ってことになる、たぶん。ま、タダでもらった物が1億円になるんだから、理由なんか何でもいいワケで、イギリスにお年寄りをイジメるための「後期高齢者医療制度」が出来たとしても、これで老後は安心だ‥‥って思ったのもトコノマ、今日、こんなニュースがあった。


「祖父からもらった古代のお宝は結局1000万円=英国」 (AFP=時事)

50万ポンド(約1億円)の値が付くともいわれていた古代ペルシャのものとみられるカップが5日、英国でオークションに掛けられたが、結局、落札値は5万ポンド(約1000万円)に終わった。このカップはジョン・ウェバーさん(70)が祖父からもらったもので、ウェバーさんは真鍮製で大したものではないと思っていた。しかし、転居を機に専門家に見せたところ、紀元前の古代ペルシャの黄金製のカップで、非常に珍しく価値のあるものだといわれた。ウェバーさんは競売で最高で50万ポンドの値が付くことを期待していると話していたが、競売商は同日のオークションでのこのカップのガイドプライスは5万-10万ポンドだったと明かした。(2008年6月6日)

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/n_auction_w__20080606_3/story/20080606afpAFP018017/


それでも、タダでもらったヘンテコなカップが1000万円になったんだから、これこそが「ティナ・ターナーからボタモチ」って感じで、これほど嬉しいことはないだろう。だけど、どうしても「すごく損した」って感じちゃうのは、最初に「1億円」て言われてたからだ。これが、逆に、最初に「100万円の価値はある」って言われてたとする。それで、実際にオークションに掛けてみたら、1000万円になったとする。そしたら、「すごく得した」って感じるハズだ。

手にするのは、おんなじ1000万円なのに、「最初にどう言われてたか」によって、損したように感じたり、得したように感じるなんて、おかしな話だ。まあ、この場合は、1000万円なんていう大金だから、どっちにしても嬉しい気持ちが大きいと思うけど、これが1万円だったら、もっとニョジツに感じると思う。何かのクジを引いたら、「10万円が当たりました!」って言われて、「おおっ!」って思ったあとに、「あ、すみません‥‥1万円でした‥‥」って言われて1万円をもらうのと、「1000円が当たりました!」って言われてから、「あ!ごめんなさい!1万円でした!」って言われて1万円もらうのとじゃ、嬉しさもアリガタミもぜんぜん違うだろう。

でも、手にした1万円は、どっちのパターンでもおんなじ1万円で、おんなじ価値しかないし、おんなじ物しか買えない。それなのに、気持ち的にはぜんぜん違うのだ。これは、「きっこの日記R」を読んでくれた人なら、最初の「きっこの比較幻想論」に詳しく書いてあるから、すぐに結論まで分かってくれたと思うけど、お金だけじゃなくて、世の中のすべてのモノやコトに対して、「何かと比較する」ってことでしか価値を測ることのできない人間の「幻想」なのだ。

本に書いたことの繰り返しになっちゃうけど、たとえば、背が低くてコンプレックスを持ってる男の子がいたとする。でも、それは、自分のクラスの他の男の子たちと比較してコンプレックスを感じてるだけで、みんなの背が自分よりも低くなれば、何も感じなくなる。そして、みんなの背が自分よりも極端に低くなれば、今度は、「自分が大きすぎる」っていう逆のコンプレックスを持つことになる。

だけど、自分の身長は、何ひとつ変わってないのだ。それなのに、周りの人たちが大きければ「自分は小さい」と悩み、周りの人たちが小さければ「自分は大きい」と悩む。だから、世界中の人間が絶滅して、地球上の人間が自分1人になれば、どんなに背が低くても、どんなに太ってても、どんなにブサイクでも、どんなに頭が悪くても、比較する相手がいないんだから、コンプレックスなど何も感じなくなるってことだ。

‥‥そんなワケで、人間は、常に何かと何かを比較してる。男性なら、前から2人の女性が歩いてくれば、必ず、その2人を比較して、どっちが可愛いかを無意識のうちに判断するだろう。そして、自分自身に対しても、常に周りの人たちと比較してる。

しばらく前の「テレビブロス」の「若者たちの神々」で、龍ヶ崎あきらさんが、最近、「羞恥心」の3人に代表されるような「イケメンなのに頭がバカ」っていうキャラがウケてる理由として、とても的確なことを書いてた。それは、一般の男の子は少なからず自分の外見にコンプレックスを持ってる→今まではテレビに出て来る男性アイドルを見るたびにヨケイにコンプレックスを感じてた→でも最近は「羞恥心」の3人のようなバカを見てると「オレのほうがマシかも?」って思えるようになって来た‥‥ってことなのだ。

つまり、いくら顔が良くても、小学生でも知ってるような言葉を知らなかったりするバカを見てると、自分に自信を持てるようになって来るし、何よりも優越感にひたれるようになって来たってことだ。長年、コンプレックスを持って生きて来た人にしてみたら、「優越感にひたれるのなんて何年ぶりだろう?」ってとこだろう。これこそが、あたしが「きっこの日記R」に書いた「比較幻想論」そのものなのだ。自分は何ひとつ変わってないのに、こんなくだらないことで、コンプレックスが自信に変わったり、小さな満足を得たりできる人間て、ホントに幼稚な生き物だと思う。

‥‥そんなワケで、男性タレントが「頭の悪さ」を売り物にするようになったら世も末だと思うけど、これも、長い年月をかけて政府が作り上げて来た「理想の社会」なのかもしれない。だって、国民がみんなリコウになっちゃったら、自民党に投票するバカも、ナンミョーに洗脳されるバカも、霊感商法やオレオレ詐欺に騙されるバカも、みんないなくなっちゃって、ズルいことをした者が得をする世の中から、努力した人が報われる世の中に変わっちゃうからだ。そんなことにでもなったら、今、ズルいことをして私腹を肥やしてる政治家や、官僚や、天下りや、癒着企業や、カルト教団や、ホニャララ団は、みんな干上がっちゃうと思う今日この頃なのだ。


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2008.06.06

カエルさんの長靴

「とうとう東京も梅雨入りした」って書いて、「とうとう東京」の部分でラップ調をアピールするか、それとも、「東京もついに梅雨入りした」って書いて、「ついに梅雨入り」の部分でラップ調をアピールするか、リトル悩んだんだけど、ニポン語のラップってダサいから、普通に「東京も梅雨入りした」ってことで始めようと思う。で、前にも書いたけど、昭和には「シュミーズ」の呼び名が「スリップ」に変わったように、平成には「スパッツ」の呼び名が「レギンス」に変わったように、最近では、「長靴」のことを「レインブーツ」って呼ぶようになった。

正確に言えば、「レインブーツ」って言葉自体は、ずいぶん前から使われてた。だけど、そんなに一般的じゃなかったし、普通の長靴のことを「レインブーツ」なんて呼ぶと、「なにカッコつけてんだよ!」って言われちゃうような雰囲気があった。でも、ここ数年で、すごくオシャレな長靴がいろいろと売り出されて来て、長靴に対するイメージも変わって来た。特に大きいのは、トゥが尖っていたり、ヒールがあったりして、普通のブーツと変わらないデザインの長靴が出て来たことだ。これによって、「長靴」よりも「レインブーツ」って呼び方のほうがピッタンコって感じになって来て、だんだんと広まって行った。

考えようによっちゃ、「長靴」ってのも変な名前で、長靴を見たことのない人に、想像だけで長靴の絵を書かせたら、「つま先がうんと長い靴」の絵を描いちゃう可能性もある。それに、履き口の部分が長いから「長靴」って呼ぶんなら、普通のブーツも「長靴」のジャンルに含まれちゃうから、「雨の日に履く撥水性のブーツ」のことを指すのであれば、「長靴」よりも「レインブーツ」って呼んだほうが的確ってことになると思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、玲奈ちゃんのレイナブーツ‥‥じゃなくて、レインブーツを見てみると、どっちも可愛いけど、特に左のほうのは、デザイン的にも、「長靴」ってよりも「レインブーツ」って感じだ。だけど、デザインは完全に「長靴」なのに、その値段の高さから、とても「長靴」なんて呼べないのが、シャネルの長靴だ‥‥って、シッカリと「長靴」って呼んじゃってるけど、築地の魚河岸のおっちゃんたちが履いてる長靴とおんなじ形なのに、ソールがピンクで、シャネルのマークが入ってるってだけで、ナナナナナント! 49800円!(笑)

そして、グッチの長靴は、38850円のものが29800円になってるから、お買い得なんだかどうだか理解できない。他にも、エミリオプッチの長靴は、24500円が21500円になってるし、スチュワートワイツマンの長靴は、51450円が36015円になってる。だから、定価で買うよりはお得なんだろうけど、もっと根本的な問題として、果たしてこれが「長靴」の値段なんだろうか?

でも、いろんな長靴を見てたら、芦屋ポテチーノの長靴が、40950円もするけど、とってもデザインがステキで、シャネルやグッチのダサい長靴とは違って、これぞ「レインブーツ」って感じで、すごくあたしのツボだった。他には、エナメルフェチのあたし的には、ダイアナの長靴もステキだと思った。これは、高島屋のダイアナで現物を見たんだけど、ヒールが10cmもあって、トゥの形も好みで、すごく欲しくなった。もちろん、16800円なんて金額を「長靴」には出せないけど、「雨の日にも履けるオシャレなエナメルのブーツ」って思えば、まあまあ納得できる値段だろう。

‥‥そんなワケで、非現実的な妄想はここまでにして、現実的なことで言えば、今のあたしにカエルのは、この3515円のカエルの長靴だ‥‥ってワケで、カエルの長靴って言うと、あたしには、ちっちゃなころの思い出がある。

あたしは、小学校に入る前に大きな病気をして、半年ほど入院してた時期があった。正確に言うと、2~3ヶ月入院して、1ヶ月くらい自宅に帰って来て‥‥っていうのを3回ほど繰り返してたから、1年近く闘病してたことになる。それで、あたしは、小学校には1年遅れて入学することになったんだけど、入院中のあたしは、窓から外を見るか、お絵描きをするか、絵本や童話を読むか、テレビを観るしか楽しみがなかった。

だけど、今の病院みたいに、ベッドごとにテレビがついてるワケはないから、ロビーまで行かないとテレビが観れなかった。それで、夜の7時から観たいテレビがある日は、6時15分からの晩ご飯を大急ぎで食べて、テレビのあるロビーに行かないダメだった。ま、小児病棟だったから、子供たちの観たい番組はおんなじで、ヨホドのことがない限り、観たいものを観ることができたんだけど。

でも、月曜日の7時から放送してた「魔女っ子チックル」だけは、観るのが大変だった。あたしは大好きだったんだけど、スカートがめくれたりオッパイを触ったりと、子供が観るにしちゃエッチなシーンがあったし、主人公のチックルやチーコは、小学5年生って設定なのに、とても子供とは思えないようなナイスバディで、ビキニで登場しちゃったりもしてた。だから、付き添いの親の中には、「そんなもの観ちゃダメでしょ!」って言ってチャンネルを替えちゃう人もいたのだ。

あたしよりもずっと年上の人なら、「魔法使いサリー」や「ひみつのアッコちゃん」だろうし、あたしよりもリトル年上の人なら、「キューティーハニー」や「魔女っ子メグちゃん」や「魔法使いチャッピー」だろうけど、あたしの時代は、「魔女っ子チックル」や「ミンキーモモ」だった。これは、もちろん、魔法使いのアニメの話で、魔法を使わない普通のアニメなら、あたしの時代は「キャンディキャンディ」だ。

で、記憶が定かじゃないんだけど、たぶん、この「魔女っ子チックル」で、何回目かに、カエルを魔法で助けるお話があった。もしかしたら、他のアニメとゴッチャになってるかもしれないから、断言はできないし、何よりもどんなストーリーだったのかさえハッキリとは覚えてないんだけど、その回を観て、あたしは、カエルさんが大好きになった。

‥‥そんなワケで、あたしのベッドは、一番奥の窓際だった。入院が長いと、奥のベッドになるからだ。それで、ある雨の日のこと、あたしは、ベッドに横向きになって、ぼんやりと病室の窓の外を見てた。そしたら、窓ガラスの向こう側に、アニメで観たカエルさんが現れて、「雨の日は楽しいよ!一緒に遊ぼうよ!」って言って、あたしを外へと誘った。でも、あたしは、「傘もないし、長靴もないから、お外には行けないよ」って言った。

その時、母さんがやって来た。それで、どんなやりとりがあったのかは覚えてないんだけど、母さんから何か欲しいものがないか聞かれたあたしは、「カエルさんと遊びに行く長靴」って答えたそうだ。そして、それから何日後かに、母さんは、黄緑色のカエルさんの顔が並んでるピンク色の長靴を買って来てくれた。あたしの言った意味が分からなくて、「カエルさんの柄の長靴」って思ったそうだ。

外に出ることができなくて、長靴なんか必要なかったあたしのために、カエルさんの柄の長靴を探して、何軒もの靴屋さんを探し回ったってことを大人になってから聞かされた。これは、病気で小学校へ行くことのできない子に、ランドセルを買ってあげるような感覚だったんだと思う。外に出られなくて、いつも窓から外を眺めてたあたしに、「いつかこの長靴を履いて雨の中を歩く」っていう希望を持たせるために、探して来てくれたんだと思った。

あたしは、嬉しくて嬉しくて、いっつもその長靴を眺めてた。一度だけ、病室で履いてみて、何歩か歩いてみたんだけど、それ以外は、足に履いても、ベッドから長靴の足をブラブラさせるだけで、床を歩くことはなかった。なんか、あんまり履いて歩いてると、カエルさんが誘いに来てくれなくなっちゃうような気持ちがしたからだ。だから、あたしは、ヒマさえあれば、長靴のカエルさんの数を数えたり、中を覗いたり、匂いをかいだりしてたんだけど、匂いをかぐと新品の長靴のゴムの匂いがしたから、何度もかいでるうちに、そのゴムの匂いが、カエルさんの匂いのように思えて来た。それで、あたしは、ずいぶん大きくなるまで、「カエルの匂いはゴムの匂い」って思い込んでたように思う。

あたしは、長靴が手に入ったっていうのに、なかなかカエルさんが誘いに来てくれないから、カエルさんの出て来る絵本をひろげて、「クルンカクルンカテコポコテン!」って呪文を唱えてみたりした。これは、「魔女っ子チックル」で、絵本に閉じ込められてたチックルをチーコが呼び出す時の呪文だ。だけど、カエルさんは、絵本から出て来なかった。

‥‥そんなワケで、結局、あたしは、カエルさんが誘いに来てくれる前に、退院してお家にカエルことになった。だけど、それからは、少しずつ外に出られるようになって、雨の日には、そのカエルさんの長靴を履いて、水たまりでバシャバシャと飛び跳ねたりもできるようになった。そうすると、なんだかカエルさんと一緒に遊んでるような気がしたからだ。記憶も定かじゃないし、これといったオチもない話で申し訳ないんだけど、何となく思い出しちゃった今日この頃なのだ。


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【今日のオマケ】

「魔女っ子チックルのオープニング曲」


「魔女っ子チックルのエンディング曲」

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2008.06.05

エンタの神様

ナニゲに「テレビブロス」の番組表をパラパラと見てたら、テレビ東京の午後1時半からの映画で、スゴイことを発見しちゃった。6月2日(月)は、チャールズ・ブロンソンの「さらば友よ」なんだけど、次の日からがスゴイのだ。3日(火)が「グロリア」、4日(水)が「クイック&デッド」、5日(木)が「マイ・ビューティフル・ジョー」って、3日連続でシャロン・ストーンの映画が並んでた。

テレビ東京の午後1時半からの映画は、いつもおんなじ俳優の作品を連続で放送してて、先週はシルベスター・スタローンだったし、来週はハリソン・フォードだ。だから、おんなじ俳優の作品が続くのは、企画としてやってることで、偶然てワケじゃない。だけど、このタイミングで、シャロン・ストーンの作品を連発したってのは、テレビ東京としては、タナボタ的なタイムリーヒットだっただろう。

で、これは前号の「テレビブロス」のことで、今日は新しい「テレビブロス」の発売日だったから、あたしは、いつものように近所のコンビニで買って来て、いつものように清水ミチコさんの「私のテレビ日記」、龍ヶ崎あきらさんの「若者たちの神々」などの大好きなコーナーを読んでから、いつものように「ピピピクラブ」を読み始めた。そしたら、珍しいことに、編集部からの「おわび」が掲載されてたのだ。


「おわび」
前号(5/24号)掲載のP8~9「若手芸人座談会 ブレイクの本音に迫る!」におきまして、マナティ氏の発言に「『エンタ』は売れてない芸人には自分のネタをやらせてくれない」などという事実と反する内容がありました。かつ、これらの発言は、マナティ氏の発言意図とは異なります。視聴者の皆様及び、日本テレビ『エンタの神様』関係者、ならびに芸人の皆様に慎んでおわび申し上げます。


‥‥最近のお笑いに食傷気味のあたしは、この座談会の記事はザッと目を通しただけで、細かい内容は覚えてなかった。それで、さっそく、前号を手にとってパラパラとページをめくり始めた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、前号の「若手芸人座談会 ブレイクの本音に迫る!」を読み返してみた。この座談会の参加者は、マナティ―(芸歴6年目。ソーレアリア所属のピン芸人。元ドコモのOL)、川村エミコ(芸歴6年目。ホリプロ所属のピン芸人)など、8名が参加してて、中には「Oくん」とか「Kくん」とかのイニシャルにして、名前と顔を伏せている人もいた。で、問題を指摘されてるのは、冒頭からすぐの部分だった。


―芸人さんにとって『エンタ』って特別ですか?

マ 「『エンタ』は、若手芸人にとって”召集令状が来た!”みたいな感じ。『エンタ』は売れてない芸人には自分のネタをやらせてくれないんですよ。ネタをすでに番組サイドで用意してて、それをやってくれそうな人を探す、という番組の作り方なんです」

―それで必然的に売れてない若手に声がかかると?

マ 「『エンタ』でブレイクした人で残ってるのは、自分の持ちネタで出た人だけですね。他人が考えたネタをやったって、結局、不自然さが残っちゃうわけだし」

―なるほど、そりゃ召集令状って感じですね。

マ 「だから話が来た時は正直怖かったですよ。芸人なんだからやっぱり自分のネタやりたいじゃないですか?でも『エンタ』って、どのディレクターさんの仕事に入れてもらえるかで全然違うんです。幸い私は自分のネタをやらせてくれるディレクターさんだったからすごく良かった」

川 「私、お蔵入りになった。違う人だったけど」

Oくん 「僕はマナティーさんと同じディレクターさんだったけど、お蔵入りになりましたよ(怒)」

―まあまあまあ。


‥‥そんなワケで、これが流れなんだけど、この座談会の中では「マナティ―」って表記してあって、今回の「おわび」では「マナティ」って表記してあって、どっちが正しいのか分かんないから、両方とも「テレビブロス」の表記のまま書き写してみた‥‥ってワケで、「元ドコモのOL」ってことは、マナティ―さんて女性なんだね。申し訳ないけど、あたしは、この座談会に出てる人を誰ひとり知らないから、マナティ―さんが女性だってのも、今、初めて知った。

ま、そんなことはどうでも良くて、問題なのは、この座談会の記事の内容と、今回の「おわび」との「ツジツマの合わないこと」だろう。だって、今回の「おわび」を読むと、編集部サイドは、「『エンタ』は売れてない芸人には自分のネタをやらせてくれない」っていうマナティ―さんの発言を「事実と反する」とした上で、この発言自体を「マナティ氏の発言意図とは異なります」って言って謝罪してる。そして、その謝罪は、文句を言って来た日本テレビだけじゃなく、芸人にも向いてる。つまり、悪いのは「テレビブロス」だけっていう全面降伏の謝罪だ。

だから、「テレビブロス」側が、マナティ―さんたち若手芸人をかばって、自分たちだけを悪者にして、問題を丸く収めようとした‥‥って推測すればツジツマは合うけど、この「おわび」の内容をすべて信用するならば、座談会において、マナティ―さんは、こんな発言なんかしてなかったのに、編集でこんなふうに「創作」されちゃったってことになる。そして、そんなことが行われたのであれば、マナティ―さんの発言だけじゃなくて、それに続く川村エミコさんやOくんの発言も、編集によって「創作」されたってことになる。そうじゃないと、会話の流れがおかしくなるからだ。でも、これだけの長さの会話のやりとりを編集で「創作」しちゃうなんて、ホントにそんなことがあるんだろうか?

一般的に、こうした座談会や対談では、すべての会話を録音して、それを原稿に起こして、必要な部分や面白い部分を短くまとめて行く。だから、すべての発言がそのまま掲載されることなんかないし、自分の発言でも、ライターによって簡潔に書き直される場合もあるから、時として、自分の意図したものと変えられてしまう恐れもある。だけど、たいていの場合は、参加者にゲラを見せて、最終的なチェックを行なう。つまり、原稿の中に、本人の意図とは違った表現などがないかを本人に確認してもらうのだ。

‥‥そんなワケで、五月女ケイ子さんの「ニュー大人の時間ですよ」を読んでるあたしとしては、どうしても今回の疑問の裏に「大人の事情」がありそうだって想像しちゃうんだけど、ま、疑問は疑問のまま「お蔵入り」にしちゃうとして、『エンタの神様』の「エンタ」ってのは、もちろん「エンターテインメント」の略だ。番組がスタートしたころは、「あらゆるエンターテインメントを紹介して行く」って感じの企画だった。

だから、音楽や演劇など、いろんな特集をしてて、なかなか斬新で興味深い番組作りをしてた。だけど、視聴率至上主義の業界においては、どんなに良質の番組を作っても、数字がとれなきゃ意味がないってワケで、いろんな企画の中で、比較的、視聴率の良かった「お笑い」だけがクローズアップされるようになった。そして、コンニチに至る‥‥ってワケなんだけど、あたしが最後に観たのは、もう、2年くらい前だ。

それは、『エンタの神様』に出て来るお笑い芸人て、どれも「見てるほうが恥ずかしくなって来る」ようなのばっかで、なんか、ナンミョーのフレーバーを感じるからだ。これは、芸をしてる芸人だけじゃなくて、客席もおんなじなのだ。ナンミョーの洗脳信者に騙されて、久本雅美や岸本加世子の講演会とかに連れてかれると、会場を埋めつくしてる洗脳信者どもが、ぜんぜん面白くないギャグで大爆笑したり、変なとこで感動したり、とてもマトモとは思えない「気味悪い連帯感」が充満しちゃってるんだけど、『エンタの神様』のステージと客席の感じが、あの気味悪さとソックリなのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、あと何年かで「地デジ」になったら、ものすごい「テレビ離れ」が起こると思ってる。原油の高騰と「ガソリン暫定税」によって、この2ヶ月で、全国で100以上もの運送屋さんが休業、廃業したし、大豆の高騰で、都内だけでも3日に1軒のお豆腐屋さんが廃業し続けてる。他にも、小麦の高騰で廃業する個人商店が相次いでるのに、外ヅラばかり大事にしてるフクダちゃんは、庶民のことなんかまったく分かってないから、「若い人たちはもっとお米を食べて欲しいですね」なんて涼しい顔でノタマッてた。新しいテレビどころか、この国には、お米も買えない人たちがどれほどいるかってことが、まったく分かってない。それでもヘラヘラと笑い続けるフクダちゃんの不気味さこそが、本物の『エンタの神様』じゃないかと思う今日この頃なのだ。


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世界のAXE CM

「謝罪会見編」


「AXEにフラレル編」


「おじさんカワイイ編」


「フルムーンパーティ」

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2008.06.04

壁画アニメ


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朝鮮有事の際の日米の密約文書を発見

「朝鮮有事の際の日米の密約文書を発見」(世田谷通信)

 

朝鮮半島に有事が発生した際、アメリカが日本側と事前に協議せずに在日米軍基地を使用して攻撃ができるという内容を明記した日米間の密約公文書が、ミシガン大学のフォード大統領図書館で発見された。同密約の内容は、すでにアメリカの関連文書から確認されていたが、公文書が見つからなかったため、これまで日本政府は歴史的事実をねじ曲げ、一貫して密約の内容を否定して来た。しかし今回公文書の現物が発見されたことで、これまでの姿勢も問われることになるだろう。この公文書は1960年6月23日付の議事録で、藤山愛一郎外相(当時)とマッカーサー駐日米大使(同)との間で署名されている。2005年3月に機密指定を解除されたものを名古屋大大学院の春名幹男教授が今年2月にフォード大統領図書館で発見した。内容は「在韓国連軍部隊に対する攻撃によって生じる緊急事態における例外的措置」に関して「米国は日本政府と協議をせずに在日米軍基地を使用して敵を攻撃してもよい」という内容が明記されていて、アメリカにこの権限を与えたのが、安倍晋三の祖父、岸信介首相(当時)と書かれている。武力に依存したがる遺伝子は孫の代まで受け継がれたということか。密約の全文は今月10日発売の月刊「文芸春秋」(7月号)に掲載される。 (2008年6月4日)

 

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080604

 

 

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ド変態ウヨクの大疑惑!

5月22日の日記、「前代未聞のド変態ウヨク」で取り上げたけど、6月3日のFIAの臨時総会で、厚顔無恥なド変態ウヨク、マックス・モズレー会長に対する信任投票が行なわれたんだけど、ナナナナナント! 不信任票よりも信任票のほうが多くて、このド変態の続投が決まっちゃったのだ!

投票した169名のうち、モズレーの続投に賛成したのが103名、反対したのが55名、棄権が7名、無効票が4名‥‥ってことで、僅差とかじゃなくて、モズレーの大勝利だったのだ。これ、あまりにもおかしいよね。ほとんどのチームから激しく批判されてた上に、モズレーの旧友で、F1界のCEO、バーニー・エクレストンは、数日前、テレグラフ紙のインタビューに対して、こう言ってたんだよ。


「6月3日の臨時総会で信任投票をすれば、彼は間違いなく解任される。私は40年来の友人として、こんな形で去って行く彼の姿は見たくない。それよりも、信任投票を待たずに自ら辞任すべきだ」


そして、この発言の根拠として、こう言ってる。


「F1関係者で責任ある立場にいる人たちは、皆、私に電話をして来て、『彼は辞任すべきだ』と言っている」


実際、バーニー・エクレストンの周りのF1関係者だけでなく、全世界のモータースポーツ関係者や自動車業界の人たちのほとんどが「モズレーは辞めるべきだ」って見解で一致してるし、「信任投票をすれば間違いなく解任される」って思ってたハズだ。それなのに、フタを開けてみたら、まるで東京都知事選みたいな結果になっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、まるで、ナンミョー信者を暗躍させて票を集めた東京都知事選みたいに、八百長の匂いがプンプンする今回の信任投票だけど、あたしは、あることに気づいた。それは、投票の総数だ。前回の日記にも書いたように、FIAの総会で投票権を持ってるのは「220名」なのに、今回の投票の総数は「169名」しかいない。会長が前代未聞のハレンチスキャンダルを起こして、その責任を問うという重大な総会なのに、51名もの人たちが欠席するなんて、普通じゃ考えられないことだ。

そして、出席して投票した169名の内わけを見ると、賛成103名、反対55名、棄権7名、無効票4名ってことなんだから、もしも、欠席した51名の人たちが「反対」に投じてれば、賛成の103名に対して、反対は106名ってことで、モズレーは辞めさせられてたのだ。なんか、あまりにも出来杉くんだと思うのは、あたしだけだろうか?

それに、この「賛成103名」ってのも、どう考えてもおかしい。F1を総括するバーニー・エクレストンが、「6月3日の臨時総会で信任投票をすれば、彼は間違いなく解任される」って断言してたように、F1に関わる人たちの9割以上が「モズレーは辞めるべきだ」って思ってるのに、FIAの投票権を持つ人たちの半数近くが「続投」を支持するなんて、どう考えてもおかしい。これは、迷探偵キッコナンに登場してもらわなくても、誰でもが、「モズレーが100人を買収して、買収に応じなかった50人を脅して欠席させた」ってふうに想像しちゃうよね。

‥‥そんなワケで、あまりにもアカラサマな八百長が炸裂しちゃった今回の信任投票だけど、どこの誰より憤慨してんのが、モズレーのハレンチ極まりない「ナチの拷問スタイル」の乱交パーティーで、自国を汚されたドイツの「ADAC(アー・デー・アー・ツェー)」だ。「ADAC」ってのは、ナニゲに「ACDC」っぽいけど、別に半ズボンをはいてギブソンのSGを弾くワケじゃなくて、ドイツの自動車連盟だ。

ちなみに、「ADAC」の公式サイトを見てみたら、「Nach FIA-Entscheidung 'Mosley'」ってリリースがあったから、どんなふうに怒ってんだか気になって気になってジンジャエールなんだけど、ドイツ語なんか読めるワケないから、あたしの想像で書いてみると、こんな感じだと思う。


「我々ADACは、ド変態のクソウヨクの大バカ、モズレーに対して、FIAの会長の座を退くように求めて来ましたが、こともあろうに、あの恥知らずは、会長の座に居座り続けました。まるで、ジャパンのトーキョーの傍若無人なプレジデントのようなふるまいで、我々は呆れ果ててしまいました。よって、我々ADACは、今後、FIAの活動にはいっさい協力しないことをここに宣言いたします。」


で、あたしの想像だけじゃ申し訳ないと思ってたら、6月3日付の「タイムズ紙」の「Max Mosley wins vote of confidence (マックス・モズレーが信任投票で勝利)」って記事の中に、あたし的に「待ってました!」って感じの記述があった。記事の後半に、ドイツの「ADAC」のコメントがあったのだ。つーか、この記事の最初の「概略」からして、こんなふうに書いてある。


「FIA会長のマックス・モズレーは、5人の売春婦とのナチ・スタイルの乱交パーティを暴露されたのにも関わらず、信任投票で勝利しました」


これ、間違っても「好意的」じゃないよね。そして、今までの流れや信任投票の結果などがテレテレと書いてあるワケだけど、この信任投票の結果を受けて、こんなふうに書いている。


「まるで政治家と官僚が癒着しているような今回の信任投票の結果は、モータースポーツを無秩序の世界に陥れてしまう恐れがあるでしょう。事実、ドイツの自動車組織のADACは、すでにFIAとの提携を破棄してしまいました」


で、ADACの広報は、こんなコメントを出してるのだ。


「私たちは今回のFIA臨時総会での信任投票の結果をとても残念に思うとともに、疑惑の目で見ています」


この「疑惑の目で見ています」ってとこが、あたし的に「待ってました!」って部分なのだ。そして、ADACは、この「信任投票の結果」と「それにともなう不正の疑惑」を理由として、「これが、ヨーロッパ最大の自動車組織である我々が、FIAとの提携を破棄する理由です」ってコメントしてて、さらには、「モズレーが会長の座に居座り続けている限り、我々はこの決定を継続します」って言ってる。

そして、アメリカ最大の自動車組織、「AAA (アメリカン・オートモービル・アソシエーション)」も、FIAからの離脱を検討中だって書いてある。「ADAC」と「AAA」は連携して、モズレーの残留に反対してる小さな自動車組織をいくつも取りまとめてるそうで、こうなって来ると、現状でのF1の開催は難しくなって来るだろう。ようするに、9割もの国民が、自民ナンミョーが強行してる悪政に反対してるのに、総選挙になると、ナゼだか自民党やナンミョー党に投票するバカが湧いて来て、国民の総意に反した選挙結果になり、世の中がもっと酷くなり、最低限の生活すらできなくなる‥‥って感じだ。

‥‥そんなワケで、ますます累積赤字が増大して、ついに1000億円を超えちゃった慎銀行東京のドン、石原ジョンイル大将軍様は、未だに都知事のイスにしがみついてるワケだけど、給料はガッポリともらってるクセに、都庁に出勤するのは週に2日だけだから、残りの5日間は都知事のイスが空いてる。だけど、FIAの会長のイスにしがみついてるド変態ウヨクのモズレーは、これほどの大恥をかいても、まだ会長のイスに未練タップリで、いっこうに手放す気がないらしい。ま、バカっぷりとしてはどっちもどっちって感じだけど、週に2日だけの出勤で、東京都民の生活をメチャクチャにした石原ジョンイル大将軍様よりも、ずっとイスに座り続けてても、まだF1をメチャクチャにはしてないモズレーのほうが、多少はマシなのかもしれないと思う今日この頃なのだ。


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2008.06.03

吉兆の価値は

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お知らせです。

6月2日、ボ・ディドリーが、フロリダ州の自宅で亡くなりました。

享年79でした。

合掌。





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カメムシ記念日

昨日の日曜日は、サスガ、「ジューンブライド」ってワケで、あたしは、3組の結婚式のお仕事をカケモチしてて、ずっとバタバタしてた。だけど、昨日は、アシスタントを2人つけてたから、すべてリハ通りに進んだし、3組ともとってもステキなお式で、ホントに良かった。特に、そのうちの1人の新婦さんは、あたしとおんなじ母子家庭だったから、打ち合わせの時から、あたしは、すごく力が入ってた。その子のためなのはもちろんのこと、お母さまのためにも、全身全霊を傾けて取り組んで来た。だから、最高の出来栄えになった上に、お天気にも恵まれて、ホントに良かった。

ちなみに、今さら説明の必要もないと思うけど、「ジューンブライド」ってのは「6月の花嫁」って意味で、西洋では、6月が「家庭の守護神」である「ジュノー」の月なので、この月に結婚すると幸せになれるって言われてる。ただ、こんなこと言うとアレだけど、12ヶ月のうちで6月が一番「晴れの日」が多いヨーロッパはいいけど、ちょうど「梅雨」に入るニポンの場合は、せっかくのお式の日が「雨」になっちゃうってパターンが多いから、あたしは、「ニポンは5月にすればいいのに」って思ってる。

5月は「聖五月(せいごがつ)」って呼ばれるように「聖母マリアの月」なので、「聖母月」とか「マリアの月」とも呼ばれてて、結婚式を挙げるにはピッタリの月だ。それに、4月は入学や入社や配置転換とかで忙しいけど、5月なら少し落ち着くころだから、ニポンは「ジューンブライド」をやめて、「メイブライド」にしちゃえばいいのにって思う。まあ、6月も、田植えの終わった田んぼに水を張る「水張月(みずはりづき)」って別名があるので、これから新しい家庭を築いて行くカップルにはピッタリのイメージなんだけど、いかんせん、雨が多い「梅雨」ってのが困っちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ニポン列島は、南のほうから梅雨入りが始まったワケだけど、東京のお天気は、先週の土曜日までは降ったり止んだりのパッとしない感じだったのに、大切なお式が入ってた昨日の日曜日だけがお天気になったので、ホントに良かった。それで、今夜からは、またパッとしない感じになっちゃうみたいだけど、今日の昼間だけは雨が降ってないし、ものすごく久しぶりのお休みだったから、田植えの終わった田んぼを見学に行ってみることにした。もちろん、どっかの田舎まで行くことはできないから、原動機付き自転車で7~8分、原動機無し自転車で2~30分ほどのとこにある「次太夫堀(じだゆうほり)公園」だ。

前にも何度が書いたから、「次太夫堀公園」の説明は割愛するけど、自民党とナンミョー党のセイでガソリンが170円以上になっちゃったから、あたしは、原動機無し自転車で行くことにした。それで、梅干しのおにぎりとオカカのおにぎりを作って、500のペットボトルにお茶を入れて、10時すぎに、ママチャリの「フェラーリ F2004」で出動した。

Tt8
バス通りは、原動機無し自転車だと危険だし、排気ガスで空気も悪いから、リトル遠回りになっちゃうけど、多摩川まで出て、土手の上のサイクリングロードを走った。空は曇天だけど、風が爽やかで気持ちいい。こんな時は、ペダルのリズムに合わせて、自然と「自転車の歌」を口ずさんじゃうんだけど、Aqua Timezの「自転車」が出ちゃうのは10代から20代の人、ユニコーンの「自転車泥棒」が出ちゃうのは30代から40代の人、サディスティック・ミカ・バンドの「サイクリング・ブギ」が出ちゃうのは50代以上の人‥‥ってワケで、30代でもヘソ曲がりのあたしの場合は、リトル違う。「子猫がミヤ~タ、コルナ~ゴ~~僕の彼女はビアンキで~~プジョ~が読めなくコメンサル~~ルックは良いのにクラインで~~♪」って、小林旭の「自動車ショー歌」の替え歌、忌野清志郎の「自転車ショー歌」を口ずさんじゃうのだ(笑)


 六月の風のまつはるペダルかな  きっこ


東名高速が近づいて来たら、土手の上のサイクリングロードから下の道に降りて、東名高速のとこを右折する。まっすぐに走ると玉堤通りに出るから、左折して道なりに走り、マックを超えてコンビニの信号を左折すれば、「次太夫堀公園」に到着だ。

Tt5
公園の入口から奥へと続く田んぼは、5月の終わりころに子供たちが田植えをしたって聞いてたんだけど、「いかにも子供たちが植えた」って感じの苗が、一面に水の張られた田んぼに並んでて、とっても可愛かった。あたしは、畦(あぜ)にしゃがんで、「このキチンと並んでる筋の苗は、学級委員のサチコちゃんが植えたんだな。あの雑な筋の苗は、ガキ大将のタケシくんが植えたんだな」なんて想像して、しばらく楽しんでた。


 几帳面な早苗大雑把な早苗  きっこ


田んぼの水面には、正面の木々の影が、こんもりした森のように映ってる。ここまではバス通りの音も聞こえて来ないから、遠くの田舎に来たみたいな気持ちになって来る。しばらく田んぼを眺めてたら、水面に小さな影がチョコチョコしてるのに気づいたから、よく見たら、アメンボだった。まだ、そんなに大きくなってなかったけど、あまりにも大きなアメンボって意外と不気味だから、あたしは、このくらいのアメンボのほうが好きだ。

それで、田んぼの水の流れをよく観察したら、入口の田んぼの角に水路の分岐点があって、そこから田んぼに流れ込んでた。そして、そこの畳1枚ぶんくらいの四角い池みたいなとこに、アメンボの大群がいた。あたしは、そこでもしゃがんでアメンボを観察してたんだけど、少しだけ日が差して来たら、水底の泥の上に「猫の足跡」みたいなのが点々と見えて来た。

一瞬、何だか分かんなかったんだけど、すぐに、アメンボの影だってことが分かった。アメンボは、広げた6本の足の先で水面に浮かんでて、足の先が水面をビミョ~に押してるみたいで、小指の先くらいの楕円形に水面が凹んでるみたいだ。それで、その部分が影になって、水底に映ってたのだ。長くて立派な後足が4本と、オマケみたいな小さな前足が2本あって、後足のほうは大きな楕円の影、前足のほうは少し小さな楕円の影で、それが6つ左右対称に並んでるから、猫の肉球みたいに見えたのだ。


 水馬(あめんぼ)の影の行き交ふ水の底  きっこ


Tt2
これ、どうしても誰かに見せたくて、ケータイで写真を撮ったんだけど、ちゃんと撮れるまでに、10回くらい失敗しちゃった。何しろ、アメンボってジッとしてないから、すごく大変だった。

それから、田んぼの横の水路に沿って少し進んだら、あたしの大好きなブルーのアジサイが咲き始めてた。でも、まだ満開じゃなかったので、写真を撮ろうかどうしようか悩みながらグルッと観察してたら、ナナナナナント! 1つだけ満開に咲いてたのが、ピンクだったのだ! その株は、すべてブルーのアジサイなのに、真ん中に1つだけ、ピンクのアジサイが咲いてるなんて、こんなの初めて見た!

Tt3
周りのブルーのアジサイは、みんな三分咲きから五分咲きくらいで、その真ん中に1つだけ、ピンクのアジサイが満開だなんて、まるで、数えきれないほどの男たちをはべらしてるきっこ女王様?(笑)‥‥なんて思いつつ、シッカリと写真を撮った。


 紫陽花の吐息ももいろ雨催(あめもよひ)  きっこ


あんまりステキだったので、立ったりしゃがんだりウロウロしたりして、いろんな角度から眺めてた。そしたら、1つのブルーのアジサイの横の葉の上に、カメムシ発見! あたしは、カメムシの匂いほど嫌いな匂いはない。子供のころ、カメムシが臭いことを知らずに触っちゃって、それから、セッケンで何回手を洗っても匂いが落ちなくて、死ぬほどつらい思いをした。

Tt4
だけど、今なら相手は油断してるし、触らないように気をつければいいだけだから、あたしは、写真を撮ってみることにした。このカメムシは、全体的に黄緑色で、左右に茶色の筋みたいなのが入ってた。それで、帰って来てから図鑑で調べたら、「チャバネアオカメムシ」って名前だってことが分かった。

それで、ついでにアメンボも図鑑で調べてみたら、久しぶりにビックル一気飲みしちゃった。カメムシが「カメムシ目(もく)」なのは分かるけど、アメンボも「カメムシ目」だったのだ。そう言われて見ると、図鑑のアメンボの絵って、カメムシを細長く伸ばしたみたいな感じがした。もちろん、カメムシみたいに臭くはないんだろうけど、見た虫がみんな「カメムシ目」だなんて、今日は「カメムシデー」なのか?


 どの虫もみんなカメムシ目だから六月二日はカメムシ記念日  きっこ


さらについでに調べてみたら、セミも「カメムシ目」だってことが分かって、意外と昆虫界じゃ幅を効かせてる亀田一家‥‥じゃなくて、カメムシファミリーに脱帽しちゃった。で、何とかカメムシの写真を撮ったあたしは、急に飛んで鼻の穴にでも飛び込んで来たら発狂しちゃうから、アジサイの場所をそそくさとアトにした。


 飛ぶぞ飛ぶぞと茶羽青亀虫が  きっこ


それで、少し進むと、今度は小さな赤い実が落ちてた。上を見ると桜の木で、可愛らしいサクランボが生ってた。直径が1cmもないほどの小さなサクランボで、食べられそうもない感じだった。でも、とっても可愛いかったから、しばらく観察した。


 初恋のかそけきこともさくらんぼ  きっこ


この水路は、幅が1mちょっと、水深は2~30cmくらいなんだけど、アメリカザリガニがいるみたいで、割箸から垂らした凧糸にサキイカを結んで、ザリガニ釣りをしてる5~6才くらいの女の子がいた。エヴァンゲリオンのアスカみたいな黄色いサマードレスで、とっても可愛かった。声をかけてみようかと思ったんだけど、あまりにも夢中になってたから、ちょっと離れたとこから見てた。


 ざりがにへ凧糸たらす少女の目  きっこ


そしたら、その子は、5分くらいして大きなザリガニを釣り上げて、遠くにいたお父さんに見せに走ってった。きっと、最初はお父さんのすぐそばで釣ってたのに、なかなか釣れなくて、少しずつ移動してるうちに、こんなに離れたとこまで来ちゃったんだな~って、あたしは、またまた空想を楽しんだ。もうすぐ「父の日」だけど、父さんに会うことができないあたしは、こうして空想して心の穴ぼこを埋める。


 父の日にざりがにあげてみたりして  きっこ


Tt7
今度は、田んぼと田んぼの間の細い畦を渡って、反対側の広いほうに行ってみたら、田んぼの脇の草むらに、2羽のカモがいた。1羽は身づくろいをしてて、1羽は寝てた。寝てるほうのカモは、こんもりした自分の胸の上にクチバシを乗せてて、まるで置物みたいだった。あんまり可愛いので、ケータイを構えながらジワジワと近づいてったら、1mくらいのとこまで近づけたので、そこからズームにして写真を撮った。寒い国へ渡らないで、夏場もニポンにいるカモのことを「通し鴨」って呼んで夏の季語にしてるので、俳句も詠んでみた。


 胸に嘴(はし)のせてうとうと通し鴨  きっこ


そろそろお腹が空いて来たので、園内に入って、母屋の前の木のテーブルで、おにぎりを食べることにした。いつもとおんなじ梅干しとオカカのおにぎりなのに、お休みの日に外で食べると、どうしてこんなに美味しいんだろう? それも、5kgで1100円の古古米なのに(笑)

でも、田植えが終わったばかりの美しい田んぼを見学に来たのに、食べてるおにぎりが古古米だなんて、ナニゲに情けない。だけど、これほど何から何まで値上げされちゃった上に、今度は電気もガスも軒並み大幅に値上げするってのに、高いお米なんか買えるワケがない。だから、あたしは、高いお米は鑑賞するだけにして、食べるのはこれからも古古米だ。


 古古米を食べて眺める代田(しろた)かな  きっこ


Tt9
‥‥そんなワケで、梅雨に入る直前の、たった数時間の気分転換だったけど、いろんな自然と触れ合えて、とってもリフレッシュできた。そして、しばらく俳句から遠ざかってたんだけど、今月から頭を俳句モードに切り替えなくちゃならないから、いい準備運動にもなった。帰りの自転車も気持ち良くて、印度更紗(インドさらさ)のスカートが脚にまつわる感触が、夏の始まりを感じさせてくれた今日この頃なのだ。


 黒南風(くろはえ)に印度更紗のひるがへり  きっこ


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2008.06.02

文句を言わないニポン人

今年、イギリスのロンドンの新しい市長になったボリス・ジョンソンは、「市内のバスや地下鉄内での飲酒を禁止する」って法律を発令した。で、この法律は6月1日から施行される予定だったので、この法律に反対する市民たち‥‥って言うか、この法律によって個人の自由を侵害されたって思った市民たちが、自分たちの権利をアピールするために、「ファッキンな法律が施行される前日の5月31日に、みんなで地下鉄の中で酒盛りをしよう!」ってネット上で呼びかけた。そしたら、ナナナナナント! 数千人もの人たちが集まっちゃって、ロンドンの地下鉄は大パニック!

イギリスでは、お酒の種類によっては、16才から飲酒が認められてるから、ものすごい数の人々が集まっちゃったのだ。それで、地下鉄の駅構内も電車の中も、ありとあらゆる場所で酒盛りが始まっちゃったワケで、当然のことながら、ハメを外す人たちも出て来るワケで、注意した駅員に暴行して逮捕されたのが17人‥‥って、数千人も集まったのに、たった17人の逮捕で済んだなんて、ある意味、みんなマナーが良かったんだと思う。

で、ロンドンの地下鉄でギネス級の酒盛りが行われた翌日の6月1日には、韓国のソウルで、これまた数千人規模のデモが行われた。韓国では、政府がアメリカ産の狂牛肉の輸入制限を解除するって発表したことで、食の安全を心配する市民たちによるデモがアチコチで起こってる。6月1日の早朝にも、ソウル市の大統領府の周りには数千人もの市民が集まり、抗議のデモが行われた。それに対して、韓国政府は、市民を鎮圧するために大量の警官や放水車まで出動させたもんだから、大乱闘になっちゃって、警官にも市民にも数十人の負傷者が出た。そして、100人以上の市民が、警察に拘束されちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、危険極まりないアメリカ産の狂牛肉をアメリカのイイナリになってジャンジャンと輸入しちゃってても、年間に何千億円もの血税を在日アメリカ軍のレクリエーション費として献上しちゃってても、年間に何千億円もの血税を天下りどもが好き勝手に使っちゃってても、誰も文句を言わないニポン人。そして、道路族議員と癒着してる官僚やゼネコンの私腹を肥やすために、自民ナンミョーの売国与党が「数の暴力」を使って、一度は期限切れになった「ガソリン暫定税」を再可決して、ガソリンの値段が1リッター170円以上になっても、誰も文句を言わないニポン人。

ま、お年寄りを切り捨てるための冷酷な「後期高齢者医療制度」を強行採決したコイズミが、「総理大臣になって欲しい人」ってアンケートの1位なんだから、どれほどこの国の国民がバカだらけなのか、ドMだらけなのかがよく分かる。だけど、これがイギリスや韓国だったら、トックに大暴動が起こってるだろう。なんせ、「公共の乗り物の中でお酒を飲むな」っていう、ニポン人から見たら「法律で決めなくてもマナーとして当たり前」のことを法律で決められたくらいで、何千人もの市民が抗議のために集まっちゃうんだから。

とにかく、ニポン人は、完全に政府に飼いならされちゃったんだろうね。これほど高い税金を巻き上げられ続けて来たのに、いっこうに良くならない福祉や教育。それどころか、今度は、政府のセイで破綻しかけてる年金制度の穴埋めをするために、消費税を大増税するってんだから開いた口が塞がらない。だって、今の年金問題って、銀行を信用して毎月決まったお金を定期預金して来たのに、満期になって引き出そうと思ったら、銀行員がそのお金を着服してて、預けたお金が戻って来ないってこととおんなじなんだよ。そして、その支払いをするために、被害者であるあたしたちから、さらにお金を巻き上げて、それで支払いをしようとしてるんだよ。こんなふざけた話って、ある? それなのに、誰も文句を言わないニポン人。

経団連のトイレット博士なんか、「消費税を10%に引き上げても足りない!10%以上に引き上げるべきだ!マタンキ!」とかってノタマッてるみたいけど、どんだけ国民をバカにすれば気が済むんだろう? 福祉を充実させるために税金を引き上げて、満足な治療を受けられない人たちを助けるって言うんなら、あたしは喜んで賛成する。だけど、長年に渡って、官僚や公務員たちが使い込んで来た穴埋めのために、何であたしらの税金が何倍にもされなきゃなんないんだよ? お前らが私財を投げ売って補填するのがスジだろが? それなのに、誰も文句を言わないニポン人。

これが韓国だったら、大変なことになってるだろう。アメリカ産の狂牛肉の問題だけ見たって、政府の輸入制限の解除に対して、すぐに何千人もの規模のデモが起こる韓国と、次々と危険部位が見つかってるのに、それでもアホみたいに狂牛丼を食べに行くバカが減らないニポンとでは、あまりにも危機意識に違いがありすぎる。ニポンの年金問題とおんなじことが、もしも韓国で起こったら、その日のうちに全国で大暴動が起こって、国会議事堂なんかアッと言う間に燃やされちゃうだろう。そして、政府なんか、一瞬のうちにメチャクチャにされちゃうだろう。

‥‥そんなワケで、こんなデタラメな年金制度を「100年安心プラン」だって豪語した上に、そのツケをすべて国民になすりつけたナンミョー党に対して、誰も文句を言わないニポン人。アメリカの戦争ビジネスに協力して、イラクで10万人以上の市民を殺す手伝いをしたってのに、さらに今度はアフガンの人たちを殺す手伝いまで自衛隊にさせようとしてる自民党に対して、誰も文句を言わないニポン人。自分と癒着してるセコムの飯田亮のために、潰れかかってたセコムの持ち物、「ザ・ウィンザーホテル洞爺」を盛り上げようと、サミットの会場を「洞爺湖」に決めたコイズミに対して、誰も文句を言わないニポン人‥‥って、こんなこと言い出したらキリがないけど、前代未聞の規模の「都民税の私物化」を続ける石原ジョンイル大将軍様に対して、この日記の上でしか文句を言えないあたしが言ったとこで、あまりにも説得力に欠けちゃうと思った今日この頃なのだ(笑)


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2008.06.01

シャロン・ストーンの災難

シャロン・ストーンが、カンヌ映画祭でのインタビューで、「中国四川省の大地震はチベット弾圧に対する報い(カルマ)だ」って発言したとかで、中国からの大ブーイングの嵐を受けた。それで、中国国内では、シャロン・ストーンを化粧クリームの広告に使ってるクリスチャン・ディオール社の製品の不買運動が起こった。それに対して、ディオール社は、「中国国内の広告からシャロン・ストーンを外す」ってことと、シャロン・ストーンからの謝罪のコメントをリリースした。ディオールの上海のオフィスから、中国の人たちに向けてリリースされたのは、次のコメントだ。


“I am deeply sorry and sad about hurting Chinese people.”

(私は、中国の人々を傷つけてしまったことを深く反省し、また悲しく思っています)


もちろん、こんなコメントくらいじゃ収まらないのが中国の人たちだろうけど、ここで、新展開が訪れた。このコメントの主であるシャロン・ストーン本人が、「私は謝罪なんかしていません。あのコメントは、ディオール社が勝手に発表したものです」って言い出したのだ。シャロン・ストーンは、「問題になっている発言をしたことは認めますが、長いインタビューの中であの部分だけを切り取り、私の意図したものとは別の意味に受け取られるようにインターネット動画などで流した人たちに問題があるのです」って言ってる。そして、「だから、謝罪する気持ちなどまったくありません」って言ってる。

つまり、ディオール社は、真実をキチンと伝えて正しく解決する道よりも、ウソをついてでも騒ぎを鎮静化する道を選んだってワケだ。これは、ビジネスとしてはジンジャエールな選択だったのかもしれないけど、あたしは、何か起こるたびに、偏向的な報道や不確かな情報を鵜呑みにして、大勢で大騒ぎする中国の人たちの気質に危惧してる。これこそが、中国政府の望む「真実に目を向けさせなくなる」ってことだからだ。これは、中国の人たちにとって何よりも良くないことで、周りに流されてイキオイだけで短絡的なヒステリーを起こしてるだけじゃ、いつまで経っても腐りきった中国政府に利用されてるだけだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、まずは、どんどん尾ヒレがついて広まってったシャロン・ストーンの問題発言そのものを紹介する。


“I’m not happy about the way the Chinese are treating the Tibetans because I don’t think anyone should be unkind to anyone else.”

“And the earthquake and all this stuff happened, and then I thought, is that karma? When you’re not nice that bad things happen to you?”


いつもの「きっこ訳」だけど、直訳するとこんな感じだ。


「私は、すべての人たちが他人に対しての思いやりの心を持つべきだと思っていますので、中国におけるチベットの人たちの扱われ方には問題があると思っています」

「そして、地震は起こりました。それで、私は思ったのです。これはカルマではないのかと? あなたが良くないことをしている時、あなたにも災いが降りかかったことはありませんか?」


で、この発言の前後に彼女が何を言ってるのかっていうと、「自分は20年以上も慈善活動を続けて来た」ってことや、「中国の人たちを支援したい」ってことや、「そのために自分の友人が代表をつとめる慈善団体と協力して、募金活動を始める準備をしている」ってことだ。だけど、彼女が言うには、「私にインタビューした香港のインタビュアーは、私の発言のこうした部分をすべてカットして、問題発言の部分だけを報道したのです」ってことだそうだ。

確かに、あとからアメリカのニュースで報じられたインタビューのロングバージョンには、最初に報道されたショートバージョンとは違って、こうした発言も含まれてるし、前後をちゃんと聞いて全体的な流れを見れば、シャロン・ストーンが酷いことを言ってるようには聞こえない。あたしは、別にシャロン・ストーンのファンでもないし、別に肩を持つワケでもないし、普通に中立の立場で見て、そう思った。彼女が言ってるのは、要約すると、こんな感じのニュアンスのことだ。


「私は、被災した中国の人たちを支援したいと思っています。そのために、今、私の友人が代表をつとめる慈善団体と協力して、募金活動を始める準備をしています。ただ、これとは別に、人間にはカルマというものがあります。悪いことをすれば、その報いが自分にも降りかかります。私は、中国におけるチベットの人たちの扱われ方は、決して良い状況とは思っていません。ですから、中国の皆さんも、自分たちが辛い思いをした今、長年、苦しみ続けているチベットの人たちの気持ちも考えてみてはどうでしょうか?」


‥‥そんなワケで、これは、激しく「きっこ風味」だけど、シャロン・ストーンが伝えたかったのは、こういうことだったと思う。もちろん、「地震が起こったのはチベット弾圧の報いだ」って取られるような言い回しをしたことはイージーミスだったと思うけど、ホントに伝えたかったことが重たい問題だったからこそ、強い言い方をしちゃったって部分も否めないし、すべての発言をちゃんと聞けば、彼女の真意は小学生でも理解できるハズだ。そして、あたしは思うんだけど、大騒ぎしてる人たちのうち、いったいどれほどの人たちが、キチンとすべての発言を聞いて、ビミョ~なニュアンスまでを理解して、その上で騒いでるんだろう?って。

あたしも、ネット上でマッチポンプを繰り返してる最低最悪のニュースサイトで、何度も「発言の一部」だけを切り取られて、尾ヒレをつけられた捏造ニュースを流されて来た。だけど、記者が自分で誰かのブログのコメント欄を荒らしに行って火をつけて、それで「誰々のブログが大炎上!」だなんて記事を垂れ流すクソニュースサイトだの、1から10までデマしか流さない頭のおかしいメルマガだの、こんなもんに釣られるようなアホなんかいないと思ってた。

でも、これが、信じらんないことに、多少はいるんだよね。そして、こうしたアホ記事を鵜呑みにするような「さらなるアホ」たちって、今回のシャロン・ストーンの発言に関しても、きっと、「シャロン・ストーンが『中国四川省の大地震はチベット弾圧に対する報いだ』って発言して大問題になってる」っていう認識しかないんだよね。真実はぜんぜん違うのに、ホントに、おめでたい人たちだ。

悪意を持ったヤツラがデマばかり書き込むことでもオナジミの「ウィキペディア」でも、「シャロン・ストーン」の項目で取り上げられてる彼女の発言は、「チベット問題への中国当局の対応がよくないから(四川大地震が)起きた。これはカルマかしら」って部分だけだ。それも、このコメントは、あたしが引いた正確なコメントとは違って、ネット上で流されてる「意図的に編集したコメント」なのだ。こんなものを仮にも「百科事典」を名乗ってる「ウィキペディア」が掲載してんだから、あまりにも酷すぎる。ちなみに、英語の「ウィキペディア」の「Sharon Stone」の項目には、できる限り誤解が生じないように、あたしが引いたコメントの全文がキチンと掲載されてる。

‥‥そんなワケで、あたしは、シャロン・ストーンとは比べ物にならないほど規模は小さいけど、彼女とおんなじように、悪意を持ったクルクルパーによって、発言の一部だけを意図的に切り取って編集したアホ報道をされて、すごく不愉快な思いをして来た。だから、彼女の気持ちがよく分かるし、彼女の「問題になっている発言をしたことは認めますが、長いインタビューの中であの部分だけを切り取り、私の意図したものとは別の意味に受け取られるようにインターネット動画などで流した人たちに問題があるのです。だから、謝罪する気持ちなどまったくありません」ってコメントは、すごくカッコイイと思った今日この頃なのだ。


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