福島第二原発で放射能を含む水が飛散
「福島第二原発で放射能を含む水が飛散」(世田谷通信)
14日午前の岩手・宮城内陸地震による東北地方の各原子力発電所への被害について、経済産業省原子力安全・保安院は当初「被害はまったくない」とコメントしていたが、地震発生から4時間半後、福島第二原発4号機の使用済み燃料貯蔵プールや1号機から4号機まで供用の施設など2カ所で放射能を含む水19リットルが飛散していたことを認めた。しかし今回の地震の規模は緊急停止震度には至らないとし、そのまま現在も運転を続けているという。今回水漏れが起こった福島第二原発4号機は、日立製作所が1980年から28年間にわたって耐震強度計算を間違え続けたことが発覚した全国17カ所の原発の1つで、保安院より再計算と再発防止策の報告を求められているものの現在も何の対策も取らずに運転している。福島県では5月8日の震度5弱の地震の時に、第一原発の施設内の3カ所から放射能を含む水25リットルが漏れたばかりで、25日には原子炉に冷却水を供給するシステムに不具合が生じ、緊急停止するという事故も起こっている。富岡町で商店を営むAさん(63)は「毎月のように事故が起こっているのに、そのたびに『安全だ』『問題ない』という電力会社の発表はまったく信用できない。中国のような大地震が起こったらこの町はどうなるのか」と不安の表情を見せていた。(2008年6月14日)
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080614
【参考資料】
◆28年間にわたって強度計算を間違えていたことが発覚した原発
東北電力 女川3号
東京電力 福島第1の1、4号、同第2の2、4号、柏崎刈羽4、5、7号
中部電力 浜岡5号
北陸電力 志賀1、2号
中国電力 島根1、2、3号
日本原子力発電 敦賀1号、東海第2
日本原子力研究開発機構 もんじゅ
◆11年間にわたって強度不足を隠ぺいしていた施設
日本原電 核燃料再処理施設(青森県六ケ所村)
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