沖縄戦でのプロパガンダに警察も協力
「沖縄戦でのプロパガンダに警察も協力」(世田谷通信)
太平洋戦争末期の沖縄戦において、日本軍が住民たちに「米兵に捕まったら男は戦車で轢き殺され女は強姦されて殺される」というプロパガンダを行ない、手瑠弾を配布して集団自決を促したことは歴史的事実だが、今回、当時の米軍側の文書が見つかり、こうした行為に日本の警察までが加担していたことが明らかになった。この文書は1945年に沖縄を侵攻した米軍第27歩兵師団司令部の7月7日付の報告書で、関東学院大の林博史教授が米国立公文書館で発見した。この中には米軍が没収した名護警察署警部補の勤務日誌の内容を英訳した記述があり、米軍が上陸した後の4月23日から6月30日までの署員たちの任務行動が詳細に書かれている。日本軍のゲリラ部隊「護郷隊」とともに偵察活動や破壊工作を行ったという記述や、避難壕のある地区へ頻繁に出向いて住民らの動向を監視し、戦闘終結後は住民たちに「投降阻止」を強要している。2005年には、上陸した米軍を撹乱させるために沖縄の警察が多くの住民を「おとり」に使ったという記述のある「戦闘活動要綱」が発見されているが、今回発見された文書と合わせると、歴史の教科書には書かれていない真実が見えて来る。発見者の林教授は「この文書は、住民の命を軽視し、住民から警察官まで根こそぎ動員してゲリラ戦を続けようとした日本軍の方針が実際に実行に移されていたことを裏付ける貴重な史料である」とコメントしている。(2008年6月25日)
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080625
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