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2008.08.11

攻撃は最大のブラジャーなり

最近は、このニポンでも、犯罪の凶悪化や無差別化が加速して来た‥‥っていうか、ナイフやピストルを持って歩いてる人が多くなって来た。それも、いかにもナイフやピストルを持ってそうなチンピラやヤンキーみたいな人たちだけじゃなくて、見た目は普通の人とかでも、持ってる人は持ってるようになった。きっと、ネットで簡単に買えるようになったからだと思うけど、何よりも怖いのは、やっぱピストルだ。

 

ナイフの場合は、その人に近づかなきゃ安全だけど、ピストルの場合は、離れた場所にいても撃たれちゃう。大阪の環状線なんかだと、並んで走ってる車の窓から、ピストルを撃って来るヤツもいるそうだ。百歩譲って、車の割り込みとかで頭に来て、それで撃って来るんなら理解はできるんだけど、そうした理屈の通った銃撃だけじゃなくて、何の理由もなしに撃って来る場合もあるそうだ。ようするに、ピストルの威力を試したり、面白がったりしての犯行だ。

 

サスガに、本物のピストルを持ってる人は少ないと思うけど、市販のエアガンを違法改造して殺傷能力を高めた改造拳銃は、中学生や高校生でも持ってる子もいるし、ネットだとほとんど野放し状態で売買されてる。だから、誰の恨みも買ってない人が、ただ普通に車の運転をしてたり、ただ普通に道を歩いてただけで、どこかの誰かに銃撃される可能性もあるってことだ。だって、何も悪いことをしてない人が、ただ道を歩いてただけで、見ず知らずのキチガイにナイフや包丁で刺し殺される時代なんだから。

 

たとえば、大地震に備えて、タンスや本棚や食器棚が倒れないように留め具をしてるような用心深い人が、たまたま道を歩いてたら、ネットで改造拳銃を手に入れたアホに試し撃ちされて死んじゃったとする。そしたら、大地震に備えてたことは、すべてムダになっちゃう。つまり、今の世の中は、地震や火事などの天災に備えるだけじゃなくて、こうした人災にこそ備えてないと意味がないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、あたしは、数日前に、こんなニュースを見つけた。

 

 

「ドイツ警察、女性警察官に『防弾ブラ』支給へ」(ロイター)

 

ドイツの警察では、女性警察官に「防弾ブラジャー」を支給することになった。このブラジャーは、白色の木綿地に「警察」と書かれており、防弾チョッキを着用する女性警官の護身の補強が目的。同国北部ハノーバー市の警察のスポークスマンは「防弾チョッキの下に金属部品を付けた普通のブラジャーを着用している女性警察官はやや安全上問題があった」とコメント。その上で「もしも防弾チョッキに投射物が命中した場合、下に着用したブラジャーの金属部分への衝撃で負傷する可能性があった」と、今回の「防弾ブラ」採用の理由を説明した。今後、ドイツ連邦警察に従事する約3000人の女性警官に対し、見た目はスポーツタイプで金属部品を使っていない、この「新型ブラ」を支給する予定。(2008年8月6日)

 

 

あたしは、この記事を読んで、別のニュースを思い出した。1年くらい前だと思ったけど、ブラジルかどこか南米の国で、女性が胸をピストルで撃たれたのに、それが豊胸手術をしてた女性で、たまたまバストの中のナントカバッグのとこで銃弾が止まって、心臓まで届かないで命が助かったってニュースだ。あたしは、この時も、「おおっ!」って思ったのだ。

 

だけど、マサカ、ピストルで撃たれた時のために豊胸手術するワケにも行かないし‥‥なんて思ってた。でも、今回のニュースの「防弾ブラジャー」なら、豊胸手術よりは遥かに安いだろうし、さらには、銃撃された時のことを考えて開発されてるんだから、豊胸手術のナントカバッグよりもずっと強力だろう。それに、いくら命が助かるって言っても、銃弾が体内に入ってから止まるよりも、対内に入る前に止まったほうがいいに決まってる。つまり、すべての面において、豊胸手術よりも防弾ブラのほうが優れてるってことだ。もちろん、豊胸手術をした上で防弾ブラをつければ、もっといいんだろうけど、それは非現実的すぎる。

 

B4 ‥‥そんなワケで、ニポンはお着物の歴史が長い国だから、ブラジャーが登場したのは、意外と最近だ。ニポンで洋装が日常的に取り入れられるようになったのは、大正時代からなので、ブラジャーの登場もそのころだ。だけど、「ブラジャー」って名前が登場するのは、もっとずっと経ってからで、最初は「乳房バンド」「乳バンド」「乳おさえ」なんて呼ばれてた。昭和4年(1929年)の婦人雑誌に掲載されてるブラジャーの広告には、こんな文章が書かれてる。

 

 

「蝶印乳房バンドを御使用になれば、胸部の美容を整へ、スッキリとした感じのよい御姿と快活な御気分になりますので、現代御婦人の熱狂的歓迎を受けて居ります。是非御試しを願升。」

 

 

ちなみに、最後の「願升」は「願います」って読む‥‥なんて解説もしてみつつ、この文章を読む限り、まだブラジャーをしてない女性も多かったんだってことが感じられると思う。で、この広告の絵を見ると、今のブラみたくバストの形を良くするカップってよりも、ただ単に「バストを押さえる」って感じで、フロントをタテ2つのボタンで留めるようになってた。ホントに「乳房バンド」って感じだったから、スタイルを良く見せるとかじゃなくて、バストが揺れないようにして、洋装での日常生活をしやすくするのが最大の目的だったんだと思う。

 

で、この「乳房バンド」の隣りには、少し小さな絵で、「乳房ホルダー」ってのもあった。こっちは、授乳期のお母さん用で、カップの部分がお乳を吸い取る構造になってるみたいだった。だから、ニポンにブラジャーが登場した当初は、あくまでも「実用的な下着」ってことで、ファッション性は二の次だったんだろう。

 

そして、この数年後の昭和10年(1935年)前後に、ニポンで初めて「ブラジャー」って言葉が登場する。それまでいろんな呼び方をしてたものが、だんだん「ブラジャー」に統一されてくんだけど、呼び名は統一されても、なかなかブラジャー自体は広まって行かない。それは、まだまだニポン女性の服装はお着物が主流だったからだ。ブラジャーが一般的につけられるようになったのは、戦後、洋装が広まってから、1950年代になってからなのだ。つまり、ニポンにおけるブラジャーの本質的な歴史ってのは、まだ5~60年ほどなのだ。

 

‥‥そんなワケで、今じゃ普通に使ってるこの「ブラジャー」って名前だけど、もともとはフランス語の「brassiere(ブラシェール)」が語源で、それを英語読みしたのが「ブラジャー」ってワケだ。で、フランス語の「ブラシェール」ってのは、ブラジャーのことじゃなくて、ナゼか、女性用の「ソデ付きのベスト(チョッキ)」のことなのだ。ソデのないのがベストなのに、そのベストにソデを付けたら普通の服じゃん‥‥て思うんだけど、フランスには、この「ソデ付きのベスト」っていう特殊なジャンルの服があって、それのことを「ブラシェール」って呼んでる。

 

この「ブラシェール」は、丈が短かい。ブラウスの上に着るもので、丈はおへそよりも上だ。だから、きっと、丈の短いタンクトップみたいな初期のブラジャーのことをこの名前で呼ぶようになったんだと思う。だけど、ひとつだけ問題なのは、この「ブラシェール」って言葉の意味だ。これは、普通のベストを指す「シェール」に、「腕」を意味する「ブラ」がくっついて、「腕まであるベスト」、つまり、「ソデ付きのベスト」って意味になってる。つまり、あたしたちが、略して「ブラ」って言ってるのは、実は「腕」って言ってたのだ。

 

こんな語源を知っちゃうと、「ブラ」をつけてるってことが、ナニゲに誰かの腕でオッパイを触られてるみたいな感じになってきちゃうけど、現代女性にとっては、ブラジャーは絶対的な必需品だ。もちろん、世の中にはいろんな人がいるから、ノーブラが好きな女性もいるだろうし、男性なのにブラをして会社に通ってる変質者もいるだろうし、いろんなケースがある。でも、そうした特殊な人たちのことまで言い出すと収拾がつかなくなっちゃうから、ごく一般的な女性だけのことを言わせてもらうと、現代のニポンの女性は、平均して1人10枚くらいブラジャーを持ってるそうだ。

 

これは、毎年、2月12日の「ブラジャーの日」に、ワコールが調査してるもので、20代の女性300人、30代の女性300人の合計600人を対象にアンケートをとったものだ。少ない人は1枚、多い人は200枚っていう極端な人もいるけど、ほとんどの人は5枚から20枚の間で、平均すると、10枚から11枚くらいになる。ちなみに、こんなこと誰も興味ないと思うけど、あたしは、この平均よりも遥かに多い。だから、毎年、「平均10.2枚」だの「平均10.8枚」だのっていうアンケート結果を聞くたびに、「何でそんなに少ないんだろう?」って思ってる。

 

だって、ふだん使う、補正機能を重視したものだけでも10枚くらいあるし、上下セットのオシャレなものは20枚以上あるし、その他にヌーブラが4つあるし、詳しくは言えないけど特殊なものもいくつかあるし、ちゃんと数えてないけど、少なくとも40枚以上、ヘタしたら50枚くらいあると思う。それに、ブラ付きスリップとか、ボディスーツとか、コルセットと一体化になったのとかまで入れたら、さらに数は多くなる。だから、あたしは、自分が普通だと思ってたから、他の人も、少なくても30枚、多い人なら100枚くらいで、平均が50枚くらいだと思ってた。

 

‥‥そんなワケで、あたしの場合は、デザインよりも、つけ心地よりも、何よりも機能性を重視してる。今のブラは良くできてるから、「機能の素晴らしいブラはデザインがダメ」ってこともなければ、「機能性の高いブラはつけ心地が悪い」ってことも少ない。もちろん、体を締めつけるような補正下着の場合は、とても「つけ心地がいい」とは言えないけど、一般的に売られてる機能性を謳ったブラの場合は、ほとんどがデザインもステキだし、つけ心地にも問題はない。ただ、あたしがどこに重心を置いて選ぶのかって言えば、何よりも優先するのが機能性だってことだ。

 

男性には分からないことだけど、今の女性のほとんどは、ブラでバストの形を作ってる。特に、テレビに出てる女の子なんか、みんな作りものだ。さらには、グラビアアイドルなんて、ブラでバストを作ってる上に、出来上がった写真を修正までしてる。まあ、写真の修正は反則だけど、ブラでバストの形を良くするのは、別に男性の目を気にしてやってることじゃない。どっちかって言うと、同性から「キレイに着こなしてるな」って思われたいからだ。特に、横から見た時の体のラインは、あたしみたくフィット感の強いお洋服が好きな女性にとって、着こなしの8割以上を占める大切なポイントだからだ。

 

だから、あたしがブラの機能性を重視してるのは、オシャレのため、ファッションのためで、決して「動きやすくなるから」とかじゃない。そう考えると、大正や昭和初期に乳房バンドのメーカーが謳ってたもともとの機能性とは、根本的に意味が違うってことになる。そして、これは、あたしの意識だけの問題なんじゃなくて、多くの現代女性たちの意識であり、現代の女性下着メーカーの意識でもあるのだ。だって、下着メーカーが「寄せて上げるブラ」を販売するから、あたしが買うワケだし、そうした下着が開発されるのは、世の中の女性たちが求めてるからだ。

 

つまり、もともとは洋装での日常生活をしやすくするために売り出されたブラジャーだけど、長い年月のうちに、その「機能」の意味が変化して来て、今や「女性を美しく見せる」って機能こそが最優先されるようになったってワケだ。だけど、ここで、今日の日記の最初の部分にクルリンパと戻ると、すでに時代は「次なる機能」をも求めてるってことが分かるだろう。そう、いつどこで襲われるか分からないキチガイどもの無差別攻撃から身を守るための、防弾チョッキとしての機能だ。

 

現実に、ドイツの警察で「防弾ブラジャー」が使用されてる以上、あたしたち一般人の使うブラにだって、こうした機能をプラスして欲しいと思うのは人情だ。もちろん、クサリカタビラみたいなブラジャーじゃ困るけど、今の技術があれば、普通の生地の中に極細の金属の糸を織り込んだりして、見た目も重さもほとんど変わらないのに、ある程度の防護効果が望めて、さらに寄せて上げる効果もあるようなブラジャーを作ることは可能だと思う。そして、その程度でも、人ゴミや夜道を歩く時の安心感は、格段に違うと思う。地震に備えて家具の転倒防止器具を買ってる人たちだって、ホントのことを言えば、「安心感」を買ってるのだ。だって、たとえドイツの警察の「防弾ブラジャー」をつけてたとしたって、「ボニ―&クライド」みたく、87発もの銃弾でハチの巣にされちゃったら、どっちみち助かりっこないと思うからだ。

 

‥‥そんなワケで、たとえマシンガンで攻撃されても、それでも生き残りたいと思ったら、とても「防弾ブラジャー」だけじゃダメってワケだ。だからって、全身にヨロイを着て日常生活をするワケにも行かない。じゃあ、どうすればいいかって言ったら、「攻撃は最大の防御なり」って言葉があるように、「防御」の機能だけじゃなくて、「攻撃」の機能もつけるってことだ。左右のカップの先端からマグナム弾を連射するとか、左右のカップから手榴弾を発射するとか、イッソのこと、左右のカップ自体が地対空ミサイルになってるとか。これなら、北京に行っても生きて帰って来られそうだし‥‥って、発射したらノーブラになっちゃうか‥‥なんて思う今日この頃なのだ(笑)

 

 

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