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2008.08.17

大飯原発の亀裂、発見は4カ月前

「大飯原発の亀裂、発見は4カ月前」(世田谷通信)

大飯原子力発電所の3号機で発見された亀裂だが、その後の調べで、この亀裂自体は4カ月も前の今年4月に発見されていたことが分かった。大飯原発では、今年3月に定期検査を開始し、4月の時点でこの亀裂を発見した。当初は「深さ3ミリ程度の傷なので削り落せば問題ない」と判断したため、この亀裂部分を削る作業を開始した。しかし、この配管の肉厚74.6ミリのうち、約2割にあたる15.5ミリまで削っても亀裂が消えないため、今回の報告、報道になったということだ。原子炉に近く放射線量の高い配管部に原因不明の亀裂が発見されたのに、それを「削り落せば問題ない」として対処することにも疑問を感じるが、4カ月も発表されなかったことこそが問題であろう。仮に15.5ミリ削って亀裂が消えたとしたら、亀裂の原因も分からぬまま、何も発表されないまま、3号機の運転を開始していたのであろうか。(2008年8月17日)


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