« 米原子力潜水艦から放射能漏れ | トップページ | きっこ爆弾(笑) »

2008.08.03

女子力の時代

ナニゲに「goo」のランキングを見てたら、「これができていると女子力が高いと思うことランキング」ってのがあった。「女子力」ってのは、女性としての自覚っていうか、マナーっていうか、女性として当たり前のことであって、女子力が高いと素晴らしい女性ってことじゃない。女子力は100点満点が「普通」であって、そこから減点方式に引き算してくもんだ。

だから、女子力が80点とか70点とかの女性は、決して高得点てことじゃなくて、女性として当たり前の身だしなみやマナーなどが、普通の人よりも何点が欠けてるってことになる。で、そのランキングだけど、見てもらえれば分かるように、そのほとんどは、女性なら当たり前のことばかりだ。


「これができていると女子力が高いと思うことランキング」

1.一年を通してムダ毛処理を怠らない
2.座っている時の足は常に揃った状態
3.着る服に合わせてメイクを変える
4.浴衣の着付けができる
5.飲み会の時さりげなく皿を片付ける
6.ブラとショーツは常にセットではく
7.ポケットティッシュ・ウェットティッシュを常に携帯している
8.カバンの中には裁縫道具
9.定期的にネイルケア
10.家着にも気を抜かない
11.お昼のメイク直しは欠かさない
12.食後の歯磨きを怠らない
13.飲みの席では、進んで料理を取り分ける
14.ごみ出しや近所への外出も、すっぴんでは出かけない
15.月に一度は美容院に通う
16.シーンなどによって香水を使い分ける
17.オフィスの植木に率先して水をやる
18.月に一度はエステに行く
19.最新の化粧品は常にチェック
20.絆創膏を常に携帯している
21.一年を通してペディキュアを塗っている
22.鍋料理のとき、まめに灰汁を取る
23.髪のセットに毎日20分以上かける
24.毎日体重計に乗る
25.帰宅前のメイク直しは欠かさない
26.デスクワーク時にひざ掛けを使う
27.寝る前に毎晩アロマオイルをたく
28.ハンドクリームはちょっと高価なものを使う
29.冬でも薄着
30.職場や学校にも5センチ以上のヒールを履いてくる


‥‥ね? 女性なら分かると思うけど、どれも特別なことじゃなくて、極めて当り前のことだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、イスに座っている時の脚は、基本的には揃えてるけど、脚を組む場合もあるし、自宅のイスに座ってる場合は、揃えてない時もある。そして、ブラとショーツは、基本的にはセットのものをつけてるけど、ヌーブラの時は揃えようがない。髪は自分でカットしてるから美容院には行かないし、エステなんか行く余裕もない。だけど、こうした項目のホントの意味は、「絶対にそうしてるか」ってことじゃなくて、そうしたことを「心がけてるか」ってことだ。だから、美容院やエステに行ってなくても、それに代わることを自分でキチンとやってるのなら、これらの項目はクリアしてることになる。

「飲み会の時さりげなく皿を片付ける」とか「飲みの席では、進んで料理を取り分ける」とかにしても、ケース・バイ・ケースだろう。たとえば、気心の知れた仲間内での飲み会の場合と、目上の人たちが多い席での場合でも違って来るし、女性が多い場合と、女性があたししかいない場合でも違って来る。こうしたことって、その場の空気を読むことが大切で、自分では良かれと思ってやってても、人によっては「ウザイ」って思う人もいるからだ。

男性にビールやお酒を注ぐ場合でも、喜ぶ人もいれば、「そんな水商売の女みたいなことするな!」って怒る人もいるし、男って基本的に自分勝手だから、ナニゲに様子を見つつ、その場ではどうするべきか、その相手にはどう接するべきかを読み取らなきゃなんない。だから、一概に、進んで料理を取り分ける女性の女子力が高くて、取り分けない女性の女子力が低いとは言い切れない。ホントの女子力ってのは、その場の空気をキチンと読んで、誰にも不快感を与えないように適切に対応できるかどうかってことだ。

‥‥そんなワケで、ミゴトに第1位に輝いた「一年を通してムダ毛処理を怠らない」に関してだけど、あたしの場合、これは女性としての当たり前の身だしなみとかってレベルじゃなくて、自分自身の問題として、ものすごく重要なことなのだ。あたしは、常に自分の体がスミからスミまでツルツルじゃないとガマンできなくて、それはもう異常とも思えるほどに神経質になってる。これは、誰かに見られるとかそんなことは関係なく、自分自身の感情の問題なのだ。だから、あたし以外には誰もいない無人島に行ったとしても、1本たりとも1mmたりともムダ毛なんか生やさない。

それくらいムダ毛が嫌いなあたしだから、当然のことながら、全身を完璧に永久脱毛してる。だから、ワキも手足もビキニラインもすべていつでもツルツルだし、脱毛したあとの毛穴の存在もガマンできないから、脱毛後のケアも完璧で、すべての毛穴は跡形もなくツルツルになってる。あたしが理想としてるのは、全身が白磁の陶器みたいにスベスベな体だから、顔とおんなじに気を使ってる。そして、いくら永久脱毛をしてても、ごくマレに、1本だけチョロっと生えて来ることがある。だから、永久脱毛してるからって、それに甘んじて自分の体をチェキしないワケじゃなくて、毎日お風呂に入るたびに、全身をくまなく点検してる。

とにかく、あたしの「ムダ毛嫌い」は異常なんだけど、まだ永久脱毛してなかった10代のころ、あたしはカミソリで剃るのが嫌いで、1本1本を毛抜きで抜いてた。見た目はキレイになっても、「皮膚の下に毛根が残ってる」ってことを想像すると、それがもうガマンできなかったからだ。で、そんなある日、いつものように自分のワキを点検してたら、ちょっと見にくい位置に、1cm近くもある1本のムダ毛を発見した。普通は、皮膚から垂直に1~2mmほど生えて来るから、見つけるたびに抜いてたのに、この毛は、皮膚に貼りついてたのだ。

それで、あたしは、愛用の毛抜きで抜こうとしたんだけど、何度やっても挟めない。そして、首のスジがつっちゃうほど首をねじってよくよく見たら、そのムダ毛は、ナナナナナント! 皮膚の下を横向きに生えてたのだ! ホントなら、すぐに皮膚の外に出て、そこから空気中へと伸びてくもんなのに、このムダ毛は、決して外に出ることなく、皮膚の下の0.1mmみたいな部分を横向きに伸びてたのだ!

普通のムダ毛でさえガマンできないほどイヤなのに、自分の皮膚の下を横向きに生えてるなんて、あたしは発狂しそうなほど耐えられなくなって、もう、どんな手段を使っても、このムダ毛を抜かなきゃ気が済まなくなった。それで、あたしが考えたのは、針を皮膚に刺して、この毛をほじくり出して、少しでも出たら、それを毛抜きでつまんで抜くって作戦だった。そして、あたしは、お裁縫箱からマチ針を持って来て、先を火であぶって消毒してから、その毛の真ん中あたりに恐る恐る刺してみた。もちろん、皮膚に対して垂直は恐いから、なるたけナナメの感じに刺した。

そしたら、ちょうど神経のないとこだったのか、ほとんど痛みを感じなかったので、何とかうまく毛を引っかけて外に出そうとしたんだけど、なかなかうまく行かない。そのうちに、血がどんどん出てきちゃったから、ティッシュで拭いたりしつつ、何度も何度もトライしてたら、ピコッて毛が外に出た‥‥って言うか、あまりにも針を刺しすぎちゃって、横向きの毛の上の皮膚をぜんぶ切っちゃったって感じだった。だけど、その毛自体が、もともと横向きに生えてたものだから、上の皮膚がなくなっても、その毛はまだ横向きのままで、皮膚よりも深い場所に横向きに埋まってるって感じだった。

だから、その毛を抜くためには、その毛の下に針を入れて、テコの原理で上へと持ち上げて、その毛が立ったところを毛抜きでつまむっていうミクロの大ワザが必要だった。だけど、これが脚とかならともかく、右のワキだったから、両手を使うことができない。その上、利き腕じゃない左手だけでこの作業をしなきゃなんないから、どう考えてもムリだった。そこで、あたしが考えた荒ワザは、埋まったままの毛の部分まで、毛抜きの先をムリヤリに押し込んで、強引につまんで引き抜くってものだった。

サスガに、これは痛かったけど、とにかく、1cmものムダ毛が、あたしのワキの皮膚の中に、横向きに埋まってるって状況にガマンできなかったから、痛いだの何だのなんて言ってる場合じゃなかった。それで、何度かグイグイとやってたら、毛をつまめた感覚があったから、そのまま慎重に引き抜いたら、ミゴトに毛根から抜くことに成功したのだ。ティッシュの上に置いた毛は、いつものムダ毛の何倍もある毛根がついてて、その部分がモヤシの根っこみたくクネクネっとしてて、ホントに気持ち悪かった。そして、こんなもんが自分の皮膚の下に埋まってたっていう鳥肌感が1割と、それをミゴトに抜くことに成功したっていうスッキリ感が9割で、あたしの心は大空へと解放された。

‥‥そんなワケで、その場所は、化膿したりはしなかったんだけど、ポチッと赤く腫れてたから、しばらくの間は、ノースリーブを着ることができなかった。普通、ワキのムダ毛の処理ってのは、ノースリーブを着るためにすることだから、これこそ本末転倒だろう。だけど、あたしの場合は、人に見られたら恥ずかしいとかじゃなくて、自分自身の感情の問題としてムダ毛がガマンできないんだから、たとえ流血して傷になっても、見つけた以上は抜かないと気が済まないのだ。

それで、あたしは、どんなにワキがツルツルであっても、見えない皮膚の下に毛根があるってことすらガマンできなくなって、永久脱毛をすることにした。知り合いのサロンだったから、料金的にはすごく安くしてもらえたけど、とにかく根気よく通わないとダメだったのと、脱毛するためには少しムダ毛を生やさないとダメだったから、それがつらかった。ようするに、ツルツルの状態でサロンへ行っても、処理できないからだ。それで、あたしは、チョコっと頭を出したムダ毛を見て、「あ゛ーーーー抜きたい!」って思っても、抜くことができずにガマンして、定期的に通ってたんだけど、完璧に生えて来なくなるまでは、半年近くもかかった。

そして、そのあとにビキニラインもやったから、ナンダカンダで1年くらいかかった。幸いにも、手足はもともとほとんど毛が生えてなかったから、簡単なレーザー処理だけで数回で済んだけど、ワキとビキニラインは、自分が納得できるようになるまでに、ホントに苦労した。あたしの場合は、何よりも「自分がガマンできない」ってことが基本になってるけど、それにしたって、煎じつめれば、女性としての身だしなみにつながってることだ。それに、多かれ少なかれ、ほとんどの女性は、自分にムダ毛が生えてることを何とも思わない人なんていないと思う。だからこそ、メンドクサイと思いつつも、みんな苦労して処理してるワケで、処理する苦労よりもメンドクサイと思う気持ちのほうが勝った時こそが、女性としての何かが音を立てて崩れ落ちた瞬間であり、女子力がガクッと低下した瞬間なのだ。

‥‥そんなワケで、世の中の女性たちは、「普通」にしてるために、数多くの苦労や努力を続けてる。ムダ毛の処理をして、着る物やヘアメークに時間やお金をかけて、立ち居振る舞いに気をつけて、常に「誰かに見られてる」ってことを意識してる。だから、「普通」でいることに、ものすごいエネルギーを使ってるのだ。だけど、その「普通」の状態しか見てない男性たちは、その苦労や努力を何も知らない。世の女性たちの水面下のエネルギーをまったく知らない。ニポン中の女性が、自分のムダ毛を処理するために使ってるエネルギーを集結したら、夏の首都圏の電気くらいまかなえちゃうかどうかは分からないけど、それくらいのエネルギーにはなると思う。だから、これからは、危険な上に時代遅れな「原子力」なんかよりも、あたしたちの「女子力」こそが、無限のエコ・エネルギーとして注目されてかなきゃいけない時代だと思う今日この頃なのだ(笑)


★ 今日も最後まで読んでくれてありがと~♪
★ 1日1回、応援のクリックを願いしま~す!
   ↓   ↓
■人気blogランキング■


|

« 米原子力潜水艦から放射能漏れ | トップページ | きっこ爆弾(笑) »