国民をホッタラカシの自民党
フクダちゃんの支持率回復を狙った最後の悪アガキ、イチかバチかの内閣改造だったけど、フロッピー麻生がゴリ押しして農水大臣に就任させた太田誠一、改め、太田セイウチは、改造内閣の発足早々に、インチキ事務所費問題が炸裂しちゃって、さらには「日本は安全だが消費者がやかましいから食の安全を徹底していく」ってノタマッちゃって、フクダちゃんの政権丸投げのヒキガネを引いてくれた。だから、その点では功労者なんだけど、こんな時代劇の悪代官みたいな顔したオッサンを大臣にしなくちゃなんないなんて、自民党って本気で人材不足なんだろうね。
それにしても、鴨川シーワールドや八景島シーパラダイスのセイウチたちは、みんな観客を楽しませる人気者なのに、なんで自民党動物園の太田セイウチのほうは、国民を呆れ返らせてばかりの大バカ者なんだろう? バカでかい図体と顔はソックリなのに、来園者たちに愛されてる本家のセイウチとは正反対で、就任してたった3日で全国からブーイングの嵐。ちなみに、セイウチって、精力絶倫で一夫多妻なんだってね。だから、太田セイウチって、「レイプする人は元気があっていい」って言ったのかもね(笑)
そんな、脳みそも海綿体でできてそうな厚顔無恥な太田セイウチが、今日、9月16日付で、「事故米穀の不正規流通問題について」っていう公式リリースを出した。それによると、「三笠フーズ」が汚染米を転売してた業者について、今日の午後にすべて公表すると言う。ようするに、当初は問題を軽視してて公表しなかったけど、もう世論が収まらなくなって来たから、仕方なく公表するってことだ。汚染米の問題が発覚して以来、太田セイウチは、常に農水省側、業者側に立って、できる限り問題が大きくならないようにと、火消しに必死だった。チョコチョコと情報を小出しにしてみたり、テレビに出るたびに「健康には問題ない」「食べ続けても何の問題もない」って無責任な大ウソを繰り返してみたりと、国民の健康のことなんて、0.1ppmも考えてないのが見え見えだった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、とりあえず、今日の太田セイウチのリリースの中の「流通ルートの解明や一斉点検については」って部分を紹介する。
3 流通ルートの解明や一斉点検については、
(1)本日までのところ、三笠フーズの関係では、関係企業数が約370社にも及ぶことが判明しております。その中には、酒、和菓子、米菓等のメーカーや給食施設、外食企業等も含まれており、農林水産省として、今回の事態を深刻に受け止めております。
(2)なお、これに関連して、流通ルートに出てくる関係企業等の名称の公表の件については、これまで流通実態の解明を優先し、販売先等についての情報提供が円滑に行われるようにするため、同意を得た上で公表することとしてまいりました。しかしながら、公表に同意するケースは極めて少なく、このままでは消費者の信頼を回復できません。私としては、流通実態も相当程度解明されてきたことも考慮し、食の安全の確保を最優先する観点から、関係企業等の名称を公表することといたしました。公表される関係企業等には、御理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
(3)政府の事故米穀の販売先に対する一斉点検(三笠フーズ以外で19社)については、現時点で、浅井、太田産業、島田化学工業の合計3社の横流しが判明しており、これについても、流通ルートの解明を急いでおります。
(4)また、横流しを行った三笠フーズにつきましては、既に9月11日に不正競争防止法違反で刑事告発を行いました。他の横流しを行った業者についても、刑事告発に向けて調査を急いでおります。
‥‥ってことで、公表された「約370社」ってのは、次のリンクから見ることができる。最初のページの画像をクリックすると次のページ、そのページの画像をクリックすると次のページ‥‥って、全部で15ページもある。
http://mainichi.jp/select/jiken/graph/jikomaiichiran/?inb=yt
で、ぜんぶ見るのは大変だと思うから、あたしが一番のポイントをお伝えしちゃうけど、この377社のうち、ナナナナナント! 約320社が「食品関係」の業者で、9割以上が西日本に集中してたのだ。そして、これらの中には、酒造メーカーや菓子メーカーだけじゃなくて、中華料理屋などの外食産業も含まれてるし、さらには、名古屋のスーパーでは、一般家庭向けの「お米」としても販売されてたのだ。
だけど、そんなことよりも遥かに恐ろしいのは、これは「三笠フーズ」のぶんだけの話だってことだ。ここでオサライするけど、2003年から今年の8月までに政府が売却した汚染米は、ぜんぶで約7400トンで、売却先はぜんぶで17社だ。そして、この17社の中で、もっとも大量に購入してたのが「三笠フーズ」で、その総量は約1800トンなのだ。これは、全体の約4分の1にあたる量で、1社あたりとしてはあまりにも多すぎるので、今回、ヤリダマに上がってるってワケだ。
つまり、今日、公表された377社ってのは、あくまでも「三笠フーズ」が転売した約1800トンが流れた先の業者であって、残りの5600トンについては、まだ何も分かってないのだ。一応は、愛知の「浅井」と「太田産業」、新潟の「島田化学工業」の名前だけは出てるけど、それにしたって、17社のうちのたった4社しか公表されてないワケで、残りの13社と、それぞれが転売してた何十、何百って業者名が明らかにならなければ、この問題の全貌は見えて来ない。
だって、全体の約4分の1を買い取ってた「三笠フーズ」が377社に転売してたってことは、単純に考えれば、すべての汚染米が流れた業者の数は、377の4倍ってことで、全国に1500もあることになる。その先も枝別れしてれば、数千、数万て数になるかもしれない。そして、その中には、焼酎やお菓子の原料に使ってた業者だけじゃなく、主食の「白いご飯」として、複数のレストランや中華料理店などに売ってた精米業者もたくさんある。
これは、愛知の「浅井」から転売されてた三重の「ノノガキ穀販」の野々垣勝社長が証言してたけど、5年も前から、ものすごい量の汚染米を十数軒のレストランなどへ「主食米」として売ってたそうだ。だから、農水省が未だに隠してる17社のうちの13社が公表されれば、それらの会社からも、何割かの汚染米は「主食米」として、その地域のレストランなどへ売られ続けてたってことは容易に想像できる。
政府は、約7400トンもの汚染米をすべて、「糊の原料」として売却してて、買い取るほうの会社も、規定の書類に「工業用の糊の原料として使用する」ってことを明記しないと買うことができないシステムになってたのだ。たとえ食品以外のものに使用されてたとしても、「糊」以外のものに使用してたら契約違反てことになる。だけど、ホントに「糊」を作ってる会社の人たちは、みんな口をそろえて、こう言ってる。
「今の糊は、小麦のデンプンを原料にしています。米を原料にするのは特殊な糊で、需要は全体の1%もありません」
実際には、お米を「糊」の原料に使ってる会社なんてほとんどないのに、約7400トンもの汚染米が、すべて「糊の原料」として売却されてたってワケだ。つまり、この約7400トンもの膨大な量の汚染米は、ほとんどが何らかの食品として誰かの口に入ったり、家畜の飼料になってたってワケだ。
‥‥そんなワケで、農水省のトップの太田セイウチは、京都市の保育園のお米から基準値の2倍の「メタミドホス」が検出されたら、「中国ギョーザの60万分の1でしかない。まったく問題がないと私が自信を持って断言する」ってノタマった。次に、大阪市内の医療老人施設のお米から基準値の3倍の「メタミドホス」が検出されても、「毎日食べ続けても、まったく問題のないほどの微量だ」ってノタマった。次に、大阪市内の病院のお米から基準値の6倍の「メタミドホス」が検出されても、「健康には問題ない」ってノタマった。
このぶんなら、今後、基準値の10倍の「メタミドホス」が検出されても、20倍の「メタミドホス」が検出されても、太田セイウチは、おんなじセリフを繰り返すだけだろう。だけど、そしたら、何のための「基準値」なの?ってことになる。国民が安心して食べ物を口にできるように定めてるのが、この「基準値」なんじゃないの? 基準値の3倍でも6倍でも「安全だ」「問題ない」って言うんなら、「基準値」なんて定める必要ないじゃん。
こんなもんを国民に食べさせといたクセに、発覚したトタンに「安全だ」「問題ない」って連呼して火消しにまわるのなら、最初っから「非食用の事故米」なんかにしないで、「食用」として流通させれば良かったじゃん。だいたいからして、お前んとこで検査して、「これは人間が食べたら危険だ」って判断したからこそ、「非食用の事故米」にしたんだろ? 自分らで「食べたら危険」って言って「非食用」にしたものなのに、それが転売されて国民の口に入ってたって分かったトタンに、「毎日食べ続けても、まったく問題ありません」て、いったい何?
ま、「メタミドホス」はいいとして、問題なのは、「地上最強の天然発ガン物質」って呼ばれてる「アフラトキシンB1」のほうだ。太田セイウチは、「メタミドホス」のイイワケばかりに終始して、この「アフラトキシンB1」については、発覚以来、ずっとスルーしてる。たったヒトクチ食べただけで、発ガン率100%の猛毒、「アフラトキシンB1」については、ずっと明言を避けて来た。たとえば、12日に農水省で行なった会見では、こんなことを言ってる。
「一層、深刻に受け止めております。焼酎の場合には、製造過程で無害化されるかも知れないということがあるのですけれども、直接、人の口に入るということは、また違う一層深刻な問題でございます。重くその事実を受け止めております。ただ、それにつきましては、一般の消費者の方々の不安ということも考えれば、比較してはいけないけれども、中国製ギョーザの時に比べれば、濃度は60万分の1と言われております。極めて、中国製ギョーザに比べれば、低い状態であるということであります。安全性ということにつきましては、農林水産省も、当然、責任があるわけですから、内閣府の食品安全委員会が、昨日、報告を出しておりますので、是非、そちらの方をご参照いただきたいと思うわけであります。それによれば、アフラトキシンについては、確たることは申し上げられないけれども、メタミドホス、アセタミプリドについては、非常に低い値であると、特に焼酎については、食品安全委員会ではなく、鹿児島の方で各メーカーが検査をしたところ、検出されていないという結果も出ております、ということですので、起こった事柄については、病院や施設に事故米が売られていたという事実は、大変深刻で重大なことでありますので、それに対しては、他の販売先同様に、厳しく事実は解明されなければいけないと思っておりますが、安全性ということについては、今申し上げたようなことであります。」
「会見全文」
http://www.maff.go.jp/j/press-conf/min/080912.html
このコメントの真ん中あたりを見て欲しい。
「(前略)内閣府の食品安全委員会が、昨日、報告を出しておりますので、是非、そちらの方をご参照いただきたいと思うわけであります。それによれば、アフラトキシンについては、確たることは申し上げられないけれども、メタミドホス、アセタミプリドについては、非常に低い値であると(後略)」
ようするに、殺虫剤のメタミドホスや農薬のアセタミプリドについては「非常に低い値」だけど、みんなが心配してるアフラトキシンB1については「確たることは申し上げられない」、つまり、「まったく分からない」って言ってるのだ。それなのに、どうして「安全だ」「問題ない」って言葉を繰り返すことができるんだろうか? 「安全だと私が自信を持って断言する」なんて言えるんだろうか? 所詮は「自民党の太田セイウチ」ってワケで、これこそがの詐欺師とぺテン師の集まりである自民党っていう政党の本質だろう。
‥‥そんなワケで、政府が「三笠フーズ」へ売却した汚染米の中で、分かってるだけでも、アフラトキシンB1に汚染されたお米は、2004年度には「3.4トン」、2006年度には「6.1トン」も混じってて、これだけでも、お茶碗にすると6万5000杯ぶんのご飯になる。どこかのレストランや中華料理屋などで、知らずに食べてたとしたら、6万5000人の人が肝臓ガンになってる量だ。もちろん、これは、農水省が小出しにしてる情報だから、実際にはこの何倍、何十倍もの発ガン米が全国に流通してたハズだ。それなのに、メタミドホスのことばかり取り上げることによって、本当に恐ろしいアフラトキシンB1のことをインペイし続けようとしてる農水大臣など、もう必要ない。そして、こんなに大変なことになってるのに、国民をホッタラカシにしたまま、自作自演のドンチャン騒ぎに明け暮れてる自民党なんかには、とてもじゃないけど、もうこの国の舵取りなんて任せておけないと思う今日この頃なのだ。
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