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2008.09.22

好きな男ができました

ものすごく久しぶりに、好きな男ができた。

あたしは、女性のことは好きになっても、男のことはあんまり好きにはなれなかったし、たとえ「ステキな男性だな」って思っても、それは恋愛感情までは行かないレベルの感覚だった。その理由は、あまりにもヘビーでここには書けないから、書籍版の「きっこの日記R」の中だけでセキララに語らせてもらった。だから、本を読んでくださった人にしか分かんない書き方で申し訳ないけど、あれほどの目に遭ったから、あたしは、男を好きになるとかならないとか以前の問題として、男っていう生物と1対1で付き合うってことに、ものすごい恐怖を感じてる。

エレベーターの中で、見ず知らずの男と2人きりになるのは恐いし、人のいない夜道を歩いてて、後から男の足音が聞こえて来るのも恐い。だから、あたしは、常に護身用の武器を持ち歩いてる。自分の命は自分で守るしかないからだ。こんな感じだから、あたしが好きな男のタイプは、頭が良くて、紳士的で、上品で、清潔感があって、ちょっとエッチな感じの福山雅治みたいなタイプか、とにかくやさしくて、シャイで、子供みたいに純粋な、「男はつらいよ」の寅さんや「釣りバカ日誌」のハマちゃんみたいなタイプだった。それは、どっちのタイプも、決して女性を裏切ったり、女性に暴力を振るったりしないと思うからだ。

だけど、人間は見かけじゃ分からない。見かけはキチンとしてて、父兄からも信頼のある小学校の教師が、実はロリコンの変質者だったりする。市民の安全を守るべき警察官が、実はタイに少年を買いに行くような人間のクズだったりする。立派な大学を出て、立派な企業に勤めてるビジネスマンが、実は自分の奥さんに暴力を振るうようなケダモノだったりする。だから、あたしには、男っていう生物のことが分からない。人間としての理性よりも、異常な性欲だの金銭欲だの出世欲だの名誉欲だのが勝ってて、それを自分の精神でコントロールしたり抑制したりすることができないなんて、こんな野蛮な生物のことなんか、あたしにはミジンも理解できない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、トートツだけど、あたしがパチンコを打ちに行く時って、家賃の支払いが厳しい時とか、光熱費の支払いができない時とか、タバコがなくなりそうになった時とかが多い。だから、勝つことが大前提なので、確実に遠隔操作されてることがバレバレのシマの台に近寄らないのは当然として、初めてで何も分からない機種や、好きだけど実績のない機種にも近寄らない。そして、データ取りも完璧で、裏の裏まで知り尽くしてて、高確率で勝てる機種しか打たないから、ほとんどの機種がもう飽きちゃってて、あんまり楽しむことができない。

もちろん、パチンコ自体は楽しいから、どんな台でもそれなりに楽しめるポイントはあるんだけど、「アバンギャルド」みたいなナンミョー台を打ってると、どんなに連チャンしても不愉快でたまんない。「アバンギャルド」のことは前にも書いたけど、14連チャンもしたのに、ナンミョー信者の山川恵里佳に何度も「ラブラブ♪」とか言われて、そのたびにガラスを叩き割りたいくらいムカついた。

だから、あたしの理想としては、好きな機種をテッテー的に研究して、それで稼ぎたいんだけど、これが悲しいことに、あたしが好きになる機種は、一般的には人気がなくて、ホールに導入されても、わずか2~3ヶ月で消えてっちゃう。つまり、何とか攻略のポイントが見えて来たころには、カンジンの台のほうがホールから消えてるってワケだ。だから、「海物語」や「エヴァンゲリオン」みたいなシリーズ機じゃないと、なかなか確実に勝つことができない。

だけど、しばらく前に、支払いとかに困ったワケでもなく、タバコがなくなりそうになったワケでもなく、パチンコを打ちに行ける機会があった。パチンコで勝ったぶんの中から、支払いを済ませて余ったぶんを貯金してる口座のお金は、10万円貯まるごとに母さんのための口座に移してるんだけど、あたしの記憶違いで、そろそろ10万円だと思ってたら、すでに11万5000円も貯まってた。だから、10万円は口座を移動して、1万円をおろした。その上、パッキーカードに前回の残りが7500円も入ってるから、この1万7500円を資金にして、久しぶりの半日のお休みを自分のリフレッシュにあてようと思って、パチンコ屋さんへ行ったってワケだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、久しぶりの半日のお休みに、久しぶりの「レクリエーションとしてのパチンコ」を打ちに行ったんだけど、ここで、ある男との運命的な出会いが待ってるなんて、この時点では、もちろん知るよしもなかった。パチンコ屋さんに到着したあたしは、いくら遊びとは言え、お金が減ることだけは避けたかったから、まず初めは、ホルコンの稼働状況を調べる意味もあって、導入から3週間以上が過ぎた「大夏祭り」を打つことにした。まあ、すでにシマがガラガラだったから、だいたいの予想はついたんだけど、その予想通り、当たってもおかしくない激熱のリーチが2回続けてハズレた挙句に、絶対にハズレるハズのユルユルのリーチが当たっちゃった。

「ダメだ、こりゃ」ってワケで、時短中にも少しでも稼いどこうと思って、パカパカのリズムに合わせて止め打ちをして、1回の当たりで何とか1700発ほど出して、見切りをつけた。3500円の投資だから、損はしなかった。これで、何とか様子は分かったから、あとは新台で遊ぼうと思って、店内を徘徊して、まずは「七人の侍」を打ってみた。だけど、これが、あまりにも暗い。画面自体も薄暗くて、ものすごく陰気な上に、セリフ予告とかが、貧乏でボロボロの女の子や男の子が出て来て、「お腹すいたよ‥‥」とか「ひもじいよ‥‥」とかばっか言ってて、まるで「火垂るの墓」とか「はだしのゲン」とかのイメージなのだ。だから、打ち込めば楽しめる台なんだろうけど、せっかくのお休みを楽しみに来てるあたし的には、あまりにも気がめいっちゃうので、2000円だけ回して、やめることにした。

そして、次は、ちょい前の台なんだけど、まだ打ったことのなかった「ジュラシックパーク」を打ってみた。そしたら、これはバカバカしてく楽しかったので、ついつい2500円も遊んじゃった。リーチが発展すると木の扉が閉まるんだけど、今までは普通の扉だったのが、最後に赤い3本の恐竜の爪痕がついてる扉だった。だから、これで来るのかな?って思ったんだけど、他のリーチとおんなじでアッサリと終わっちゃったから、ここで見切りをつけた。

で、他にはコレといって打ってみたい台がなかったから、バラエティコーナーに移動した。それで、まずは大好きな「戦国乙女」の様子を見たんだけど、そしたら、ナナナナナント! 2台あるうちの片方が、4連チャンしたあとの158回転でやめてたのだ! この、あまりにも美味しすぎる状況に、ソッコーで打ち始めたら、たった8回転、わずか500円で確変を引いちゃって、そのまま6連チャン(笑) だけど、甘デジじゃないから、6連チャンもしたのに、愛するムラサメちゃんにはまったく会えなかった。正確に言えば、ちっちゃいウインドウに1回だけ出たんだけど、それっきりだった。やっぱ、ムラサメちゃんに会うためには、時間ばっか掛かってお金にならない甘デジを打つしかないみたいだ。ホントに切なくなる。

‥‥そんなワケで、この「戦国乙女」が9400発だったから、最初の「大夏祭り」と合わせて3万3000円ちょいで、ここまでに使ったぶんの8500円を引いても、2万円以上勝ってる。だから、ここからは余裕で遊べると思って、バラエティコーナーで打ったことのない台を探してみた。そしたら、「千昌夫」と「サムライチャンプルー」があったので、あたしは、何の躊躇もなく「サムライチャンプルー」を選んだ。

だって、「千昌夫」って言ったら、何千億円もの借金にまみれたニポンイチの借金王だし、さっき「ジュラシックパーク」を打ってダメだったから、この日は藤商事の台とは相性が悪い日だって判断したからだ。逆に、「サムライチャンプルー」のほうは、どんな台なのかぜんぜん分かんないけど、あたしの大好きな「機動新撰組 萌えよ剣」を開発したタイヨーエレックの台だから、一度は打ってみる価値がある。

何しろ、世の中で「サトエリ」って言うと、一般的にはイエローキャブのタレントの「佐藤江梨子」のことを指すと思うけど、あたし的には、タイヨーエレックの社長の「佐藤英理子」のことを「サトエリ」って呼んでるほどだからだ‥‥つーか、タイヨーエレックさん、何で新しいテレビ版アニメの「機動新撰組 萌えよ剣」がパチスロだけなんだよ。あたし、目押しできないんだから、パチンコ台も作ってよ。頼むよ、サトエリ社長‥‥なんてことも織り込みつつ、そんなタイヨーエレックが、今年の5月ころにリリースしたのが、この「サムライチャンプルー」だ。

たぶん、「萌えよ剣」や「サクラ大戦」とおんなじで、アニメかゲームが原作なんだと思うけど、「サムライチャンプルー」なんて今までに一度も聞いたことがないし、パッと見た感じ、絵も特徴がなくて誰の絵か分かんないから、あたし的にはスルーしてた。だけど、今回、バラエティコーナーに都落ちしたとこで出会ったのも何かの縁、ここはひとつ、どんなもんか遊ばせてもらおう‥‥って感じで、あたしは、缶コーヒーを買って来て、タバコに火をつけてから、本格的に打ち始めた。そしたら、これが、あまりにも面白くて、今まで打たなかったことが悔やまれるくらい、あたしのツボだったのだ。

登場するのは、フウちゃんていう若い女の子と、ムゲンとジンていう2人の用心棒で、あとは敵がいろいろと出て来るんだけど、とにかく場面転換がカッコイイ。背景が変わる時とか、カットイン予告の時とかに、1回でパッと変わるんじゃなくて、DJのスクラッチみたいな音がして、何度も巻き戻されたりして変わってく。そして、画面の右側にカセットテープがあって、リーチがハズレても、そのカセットテープがカチャッてデッキに入って、キュルキュルキュルって巻き戻されると、さっきハズレたリーチがもう一度繰り返されて、今度は発展したりする。

ま、こうした小ネタはともかくとして、リーチのアニメが楽しくて、特にフウちゃんが海老の天ぷらを奪い合って食べるリーチが、すごく楽しかった。何度かハズレたあとに、ハデなカットインの予告から当たったんだけど、すごく嬉しかった。ジンがニジマスを釣ってる場面になると、リーチもすべてニジマス釣りになるから、すごく楽しい。用心棒のムゲンとジンも個性的でカッコイイし、すごく楽しめた。結局、最初の当たりまでに5500円も使った上に、それが単発で、そのまま打ち続けてたら、1箱ぜんぶ飲まれたとこで、ようやく2回目の当たりを引いたんだけど、これもノーマルで昇格しなかったから、お腹も空いて来たし、時短が終わったとこでやめた。結局、1箱で1550発だけの交換で、ちょいマイナスだった。

だけど、なかなかリーチが掛からないぶん、スーパーの信頼度が高いから、ジックリと楽しむことができた。キョーラクの台みたいに、じゃんじゃんリーチが掛かって、そのたびにアチコチがハデに光ったり音がしたりして期待させるクセに、ほとんど当たらない台よりも、タイヨーエレックの台みたいに、なかなかリーチが掛からないけど、リーチが掛かってスーパーに発展すれば、高確率で当たる台のほうが、バランスが良くて波が少ないから安心して投資できる。

‥‥そんなワケで、あたしは、この「サムライチャンプルー」って台がすごく面白かったから、お家に帰って来てから、ネットで調べてみた。そしたら、4~5年くらい前に、フジテレビで深夜に放送してたアニメだったってことが分かった。それで、あたしは、「エヴァンゲリオン」「機動新撰組 萌えよ剣」「サクラ大戦」に続いて、パチンコで知ったアニメを世の中から何年も遅れて観てみるっていう流れになったワケだけど、いつもの通り、何ヶ所かの無料アニメをチェキしてみて、一番映像がキレイなとこで観てみることにした。

それで、とりあえず、第1話を観てみたら、これが、とんでもなく面白かった。それで、そのまま3話まで観ちゃったんだけど、あまりにも面白くて、こりゃあ本格的に観なきゃもったいないって思って、この日はここでやめにした。そして、次の日の深夜、お風呂でサッパリしてから、お酒とオツマミを用意して、続きを観始めたんだけど、とにかく、毎回毎回がサイコーに面白くて、途中でやめることができない。大笑いできる回もあれば、ヤタラとカッコイイ回もあるのに、確固たる一貫性があるから、そのメリハリにも違和感を覚えない。

基本的には、天涯孤独のフウちゃんが、たまたま出会ったムゲンとジンの2人の剣の達人を用心棒にして、「ヒマワリの匂いのするお侍さん」を探す旅をするってストーリーなんだけど、この3人のキャラが完璧で、ここ何年かで観たアニメの中で、サイコーにワンダホーだった。琉球出身のムゲンは、動物的なカンと本能に任せたメチャクチャな戦い方をするんだけど、これがホントにカッコイイ。使ってる刀も、ツカの部分が十手みたくなってて、相手の刀を受けられるようになってる。そして、野生的なムゲンとは正反対に、メガネを掛けてて細面のジンは、シッカリと修行を積んだ理論派の剣士で、一分のムダもないスマートな戦い方をする。2人とも、タイプは正反対だけど、どこか通じる部分があって、どっちもたまんないほどイイ男だ。そして、そんな2人をうまく手なづけてるフウちゃんが、これまたホントに可愛くて、いろんな場面で胸がジーンとしちゃう。

そして、何よりもシビレちゃったのが、これでもかってほどマウンテンな殺陣のシーンだ。カンジンの殺陣を手抜きして描かなかったセイで、せっかくのキャラの良さが台無しになっちゃった「マーダープリンセス」とは正反対で、この「サムライチャンプルー」は、殺陣のシーンが素晴らしい。お芝居じゃなくてアニメだから、「殺陣」って呼ぶのは正確じゃないかもしれないけど、とにかく、薄暗い小屋の中とか、暗い森の中での斬り合いでも、刀の軌跡だけが白い光でスパッと流れて、まるで残像のように目に残る。もう、たまんないほどカッコイイ。特に、常識にとらわれないムゲンの殺陣は、今までにどんな時代劇でもお目にかかったことがない動きで、まるでダンスを踊ってるかのような素晴らしさだ。

もう4~5年も前のアニメだから、ネタバレは関係なしに書いちゃうけど、前半では、特に9話がサイコーだった。箱根の山奥にマリファナ畑があって、そこで大勢の僧侶の兵士たちを相手にムゲンが1人で戦うんだけど、どんなに強いムゲンでも、サスガに何百人もの相手にはかなわないと思ってたら、マリファナ畑に火が燃え移っちゃって、大量の煙が出て、みんなぶっ飛んじゃう。そして、平和的な気持ちになって、お互いに争うことがバカバカしくなって、みんなで仲良くドンチャン騒ぎの宴会を始めちゃうってオチだった。マリファナをやったことのある人じゃなかったら、絶対に思いつかないストーリーだよね。

‥‥そんなワケで、あたしは、3日間かけて、この「サムライチャンプルー」を26話までぜんぶ観たんだけど、観終わった時には、ムゲンのことが大好きになってた。ひらがなもマトモに読み書きできないほどのバカで、ダレカレかまわずにぶん殴るほどの乱暴者で、言葉づかいや態度もサイテーな粗野なヤツで、セックスのためなら流血しても女に襲いかかるエロ男で、あたしのもっとも嫌いなタイプなのに、すごく好きになっちゃった。あまりにもカッコ良くて、信じられないほど強くて、泣きたくなるほど純粋な男だから、完全にあたしの乙女心の導火線に火がついちゃった。だから、「好きなタイプ」を聞かれた時に、よく、「好きなタイプなんていません。好きになった人がタイプなんです」なんてノタマッてる恋愛上級者ぶった女がいて、あたしは、このセリフを耳にするたびにムカムカしてたんだけど、自分の理想とするタイプとは正反対の男を好きになっちゃった今なら、あたしもこのセリフを言って、周りをムカムカさせられると思う今日この頃なのだ(笑)


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