三笠フーズと自民党の癒着
昨日、帰って来て、猫たちに晩ご飯をあげて、マックスとペペロンチーノのブラッシングをして、もんじゃをしばらくダッコして、ジジの肉球をモミモミして、コマちゃんのホッペをウリウリして、お部屋に戻って、黒メダカたちとクチボソたちに晩ご飯をあげて、お洋服を脱いで、熱いシャワーを浴びて、フリーザーで凍らせといたグラスに、フリーザーで冷やしといたビーフィーターのジンをトロトロと半分くらいまで注いで、冷蔵庫の前で真っ裸でクイッと飲んだら、お仕事でムカついてた数々のことが全身から蒸発してって、あたしはサッパリとリセットできた。
あたしは、頭にタオルを巻いて、「カナダ de 日本語」のミニーちゃんが、去年のお誕生日にプレゼントしてくれた黒のバスローブを羽織って、グラスに氷を入れて、2杯目のジンを注いで、パソコンの電源を入れた。そして、いつものように、ニフティだとかヤフーだとかのポータルサイトをぜんぶ流してみた。今、何よりも気になってる汚染米問題のニュースをチェキするためだ。そしたら、ナナナナナント!ナナナナナント!ナナナナナント!って3連発しちゃうけど、こんなタイトルのニュースが乱舞してたのだ。
「明日、三笠フーズなどを一斉捜査」
おいおいおいおいおーーーーい! 大阪農政事務所が三笠フーズに立入検査をするたびに、事前に検査の日を伝えてたから、96回も立入検査をしたのに、これほど大掛かりな不正の数々を何ひとつ見つけることができなかった。それなのに、その事件を調べるための警察までもが、事前に捜査の日を新聞やテレビで大々的に発表しちゃうなんて、お前ら、ギネス級の大バカか?‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、何から何まで耐震偽装問題とソックリな構図が見えて来た汚染米問題だけど、今度は、三笠フーズの社長、冬木三男と、顧問の宮崎一雄とが、みっともない責任のなすり合いを始めちゃった。フランク・ザッパに言えば、冬木は「宮崎から事故米の転売を指南された」って言ってて、宮崎は「そんなこと言ってない。冬木が自分で考えたのだ」って言ってる。まるで、耐震偽装問題の時の、マンション販売会社の社長と、そのマンションを建てた建設会社の社長との責任のなすり合いとソックリだ。
ま、完全にアジのヒラキナオリをしてる冬木に対して、この期に及んでも自分だけは逃げきろうとしてる宮崎の見苦しさは、サスガ、数えきれないほどの西日本の国民を肝臓ガンで殺して来たテロリストだけのことはある。きっと、コイツの友人の友人は鳩山邦夫なんじゃないの?(笑)
とにかく、冬木や宮崎の身柄も拘束しないで、事前に発表してからの一斉捜査なんかしても、ほとんど意味がないことは誰の目にも明らかだけど、実はこれが、それなりに意味があることなのだ。それは、「政府はこの問題に厳しく対応してますよ」ってことを国民に見せるためのパフォーマンスだからだ。だからこそ、わざわざ前日に大々的に発表して、何台ものテレビカメラを引き連れて、ゾロゾロと捜査に向かったワケだ。
ホントに、この事件の全容を解明しようと思ったら、冬木や宮崎の身柄を拘束するのは当然として、大阪農政事務所や自民党の大阪支部も捜査しなきゃならない。そして、これほど大量の汚染米が何年間も全国に流れ続けてたシステムの裏側がすべて解明されたら、何人もの役人や政治家も逮捕されるだろう。だけど、警察に捜査を指示してるのは、政府や農水省なのだ。つまり、自分たちの仲間が捕まるような捜査なんか、指示するワケないってことだ。だから、大々的に捜査してる映像をテレビで流して、あくまでも三笠フーズが勝手にやってた犯罪だったってことにして、三笠フーズに便宜を図ってた役人や政治家を守るために、今回もトカゲのシッポ切りで終わらせようとしてるってワケだ。
‥‥そんなワケで、こんな分かりきったことばっか書いててもジンジャエールなので、常に独自の路線を行く「きっこの日記」としては、三笠フーズの冬木が、宮崎に指南されて行なってた「もう1つの悪事」について公表しようと思う。これを知れば、警察がどんなに捜査しようとも、今回の汚染米問題の全容解明が絶対に不可能だってことが分かると思う。それは、20年以上も前から行なわれて来た三笠フーズの伝統芸で、通称「ひねり」って呼ばれてるイカサマだ。
分かりやすく説明するために、実際のお米のランクとは別にして、ここでは、一番上等なお米をA、次がB、次がC‥‥ってふうに、食用のお米のランクをA、B、C、D、Eの5段階にする。イメージとしては、高級なブランド米がA、一般の安いお米がB、古古米や輸入米がC、質の悪い古古米や輸入米がD、その中でも特に質の悪いものがEって感じだ。もちろん、すべて人間が食べるためのお米だから、一番下のEのお米を毎日食べても、何も問題はない。
で、三笠フーズは、大きな精米工場を持ってるから、自分のとこのお米を精米するだけじゃなくて、精米工場を持ってない業者から精米の仕事を受けることも多かった。そして、それを悪用したのが、通称「ひねり」って呼ばれてるイカサマだったのだ。たとえば、ある業者が、Cランクのお米を500キロ、三笠フーズに精米を依頼して、持ち込んで来たとする。すると、三笠フーズでは、その持ち込まれたCランクのお米をぜんぶ倉庫に隠して、もともと自分のとこにあったDランクのお米を500キロぶん精米して、その業者に納品してたのだ。
持ち込まれたお米をすべて入れ替える場合もあったし、半分だけ混ぜる時もあった。すべては、冬木の「ひねっとけ!」っていうヒトコトで指示されてて、工場の従業員たちはその指示に従うだけだった。これが、三笠フーズが20年以上も前から行なって来た「ひねり」だ。業者によると、お米は精米されちゃえばプロでも見分けることができないって話だから、こんなイカサマが何十年もバレなかったんだろう。なんか、ミートホープとソックリなシステムだよね。
‥‥そんなワケで、賢明なる「きっこの日記」の読者諸兄なら、もう、あたしが何を言おうとしてるのか見えて来たと思うけど、こんなイカサマを長年続けて来た三笠フーズが、このA、B、C、D、Eの5段階の食用米の他に、Eの下であるFとかGとかの「非食用米」を入手するようになったら、いったいどんなことをするだろうってことだ。そう、誰でも簡単に想像できるのが、食用米と非食用米との入れ替えだろう。
たとえば、三笠フーズに、コンビニのお弁当を作ってる業者から、Eランクのお米1トンの精米の依頼が来たとする。三笠フーズの倉庫には、タダ同然で買い取って来た猛毒のアフラトキシンB1に汚染された事故米がタップリとある。そしたら、守銭奴の冬木は、従業員たちにどんな指示を出すだろうか‥‥ってことだ。すでに精米実験でも証明されてるけど、たとえカビまみれのお米でも、精米しちゃえば、プロが見ても判別できないのだ。
現在、農水省が調査してるのは、あくまでも「事故米が事故米として流通した経路」に過ぎない。つまり、この「ひねり」を使って、事故米と食用米の入れ替えが行なわれてたとしたら、もう誰にも分からないのだ。ヒトクチ食べただけで100%肝臓ガンになる汚染米が、まったく問題のない正規のお米として、レストランで使われてたり、お弁当として売られてたり、給食で使われてたり、スーパーで売られてたりした可能性もあるってことだ。
ただ、1つだけ推測できることは、「高級なお店とかの場合は可能性が低い」ってことだろう。いくら何でも、最高級のコシヒカリやアキタコマチと汚染米とを入れ替えたら、味が違い過ぎるだろうから、すぐにクレームが来るだろうし、そんな高級米を扱ってる業者なら、製米だって外注しないと思う。ようするに、汚染米と入れ替えたり混ぜたりしても気づかれないほどのランクの低いお米を扱ってて、それを大量に精米に持ち込むような業者ってことで、そう考えると、一流の料亭や高級なフレンチレストランとかじゃなくて、安いお弁当や給食などを大量に作ってる業者とかに流れたって考えるのが自然だ。そして、事故米の流通とおんなじで、西日本に集中したって考えるのが自然だろう。
‥‥そんなワケで、ここで、もう1つ重要な情報がある。それは、冬木自身が、自民党の国会議員との関係を認めたってことだ。もちろん、選挙前ってこともあって、自民党からのものすごい圧力で、この議員の名前は公表されないんだけど、自民党が裏から手をまわして、こうしたインペイをすればするほど、今回の汚染米問題が「政官財」の癒着による国家ぐるみの犯罪だってことが見えて来る。バカげた総裁選デキレースにしても、こうした卑劣な情報インペイにしても、すべては選挙のための根回しってワケで、どんなに汚い手段を使っても政権を死守して、長年築き上げて来た「政官財」の癒着による「自分たちにとって美味しいシステム」を失いたくないんだろう。だけど、自民党は、こんな国民不在の政治ばっか続けて来たからこそ、自民党員までもが総裁選の地方の投票で、「小沢一郎」って書いた無効票を投じちゃったんだと思う今日この頃なのだ。
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