恍然大悟なコーラ味
あたしは、ビールは大好きなのに、炭酸の入ったジュースは嫌いだ。嫌いってよりも、苦手なのだ。どんなにその味が好きでも、炭酸の喉ごしがダメで、飲むことができない。炭酸の入ってないオレンジジュースなら普通に好きなのに、ファンタオレンジとかの炭酸の入ってるオレンジジュースは飲めない。ファンタオレンジの味は嫌いじゃないのに、喉を通る時の炭酸が不快で、どうしても好きになれない。だけど、いろいろあるファンタの中で、ファンタグレープだけは飲むことができる。ナゼだか分からないけど、あのブドウの味だと、喉ごしの炭酸を不快に感じないのだ。だから、ただ単に炭酸が苦手なワケじゃなくて、味との兼ね合いによって、炭酸を不快に感じるパターンが多いってことになる。
もっと変なことを言うと、あたしは、何よりもスプライトが一番苦手なのに、三ツ矢サイダーなら問題なく飲めるのだ。あと、ラムネも飲める。いったい何が違うのか、自分じゃ分からない。だけど、おんなじコップにおんなじように注いであって、どっちがスプライトか三ツ矢サイダーか分からないようになってても、ヒトクチ飲めば絶対に分かる。ヒトクチで「ウガッ!」ってなっちゃうのがスプライトで、普通にゴクゴクと飲めるのが三ツ矢サイダーだからだ。
さらには、スプライトとおんなじくらい苦手なのがコカコーラやペプシコーラなのに、ドクターペッパーなら普通に飲める。つーか、ドクターペッパーは好きな飲み物だ。うまく説明できないけど、コーラに入ってる炭酸て、なんか、「雑」っていうか、「粗い」っていうか、「乱暴」っていうか、喉を通る時に大暴れする感じで、ものすごく不快で、とてもじゃないけど飲み込むことができない。だけど、ドクターペッパーに入ってる炭酸て、「お上品」っていうか、「きめ細やか」っていうか、「大人しい」っていうか、喉を通る時にお行儀よく通過してってくれるから、まったく不快に感じない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、ジュースの場合だと、炭酸の喉越しに不快感を覚えて飲めないものが多いのに、お酒の場合だと、炭酸系は何でも飲める。ビールや発泡酒はもちろんのこと、チューハイでも、ホッピーでも、スパークリングワインでも、何かのお酒をクラブソーダで割ったものでも、すべて飲める。逆に、その味が嫌いでも、飲むことはできる。シャンパンは大嫌いだけど、飲めって言われれば飲める。つまり、ジュースの場合と逆なのだ。
コーラの味は大好きなのに、炭酸の喉越しの感じがダメで、どうしても飲むことができない。ヒトクチくらいなら何とか飲めるんだけど、普通の人みたいにゴクゴクと飲むことは絶対にムリだ。だけど、味が大嫌いなシャンパンや甘口のスパークリングワインなら、決して美味しいとは思わないけど、味をガマンすればゴクゴクと飲むことができる。で、自分なりの感覚だと、マクラのコーラのとこで書いたけど、コーラの炭酸は「粗くて乱暴」って感じなんだけど、シャンパンやスパークリングワインの炭酸は「きめ細かくてお行儀がいい」って感じなのだ。
で、これがまたビミョ~なのが、「微炭酸のジュース」だ。今までの流れから、あたしは微炭酸のジュースなら飲めそうな感じがすると思うんだけど、これが、そうでもないのだ。たとえ微炭酸でも、ジュースに入ってる炭酸て、やっぱり「雑」なのだ。微炭酸のジュースって、単に「炭酸の量が少ない」ってだけで、炭酸のタイプ自体は、やっぱり「雑」な感じがする。だから、他のジュースとおんなじで、「その味によりけり」になっちゃう。ほとんどのファンタが苦手なのに、ファンタグレープだけは飲めるみたいに、何て言うか、炭酸の粗さを緩和してくれるような味であれば、飲めるってことになる。
‥‥そんなワケで、ジュースに関しては、炭酸に対して「やかましい消費者」のあたしなんだけど、お酒に関しては、何でも飲めるからまったく気にしてない。でも、化学的なことは分からないけど、お酒類とジュース類とでタイプの違う炭酸を使ってるとも思えないので、ようするに、あたしの場合は、「アルコールが入ってれば炭酸が気にならなくなる」って感じなんだと思う。だって、あれほど炭酸が不快で飲むことができないコーラなのに、ウイスキーをコーラで割った「ウイスキーコーク」になると、いくらでも飲めちゃうからだ。これが不思議で、自分でも理由が分からない。ちなみに、「ウイスキーコーク」って言うのは、矢沢永吉の歌にあるから「ウイスキーコーク」って言ってるだけで、正式には「コークハイ」って言うんだと思う。
で、この「コークハイ」とおんなじに、苦手なファンタオレンジやスプライトでも、ジンやウォッカを割ったりすれば、ウソみたいにゴクゴク飲めちゃうのだ。だから、化学的な根拠はないけど、あたし的には、どんなに喉越しが粗く感じる炭酸でも、アルコールが加わることによって、喉越しのなめらかな炭酸に変化するんじゃないかって思ってる。あたしの脳内イメージだと、コーラを電子顕微鏡で見たら、ウニみたいなトゲトゲの炭酸くんがいっぱいいて、みんな好き勝手に暴れまわってる感じだ。先生の言うことを聞かない炭酸くんたちは、みんなバラバラに走りまわったりケンカしたりしてる。だから、喉越しが「粗くて乱暴」なのだ。だけど、そこにアルコールを加えると、炭酸くんたちのトゲトゲが溶け始めて、口の中に入れても痛くないコンペイトウくらいの感じになって、暴れまわり方も大人しくなって、先生の言うことも聞くようになる‥‥って感じなのだ。
そして、あたしがずっと不思議に思ってた「ファンタの中でファンタグレープだけ飲めるのはナゼか?」って謎についても、この仮説で行けば、「ファンタグレープってナニゲに赤ワインぽいから」ってことで丸く収まりそうな感じがする。つまり、ファンタオレンジやファンタアップルの場合は、誰がどう見ても「ジュース」だから、中の炭酸くんたちもナメきってて、好き勝手に暴れまくってる。だけど、これがファンタグレープになると、色が赤ワインみたいなので、何となく暴れまわるのは場違いみたいな感じがして、ちょっと大人っぽくしようなんて思っちゃって、知らず知らずのうちに、ウニみたいなトゲトゲがコンペイトウくらいになっちゃう‥‥って仮説だ。マトモに読むとアホみたいな仮説だけど、あの「髭男爵」だって、「ルネッサ~ンス!」って言いながら乾杯してるグラスの中は、赤ワインじゃなくてファンタグレープなんだから、暴れん坊の炭酸くんたちを騙すくらいオチャノコってワケだ。
‥‥そんなワケで、話はクルリンパと戻るけど、あたしはコーラの味が大好きなのに、コーラの炭酸が苦手で飲むことができない。そして、ウイスキーとかジンとかを割れば飲めるようになるけど、お仕事中や運転中にお酒を飲むワケにも行かないし、お家に帰って来てから晩酌するのなら、もう子供じゃないからコークハイなんて飲みたくもない。で、そんなあたしのフェイバリットが、ガリガリ君のコーラ味と、チュッパチャプスのコーラ味なのだ。両方とも、あたしの苦手な炭酸が入ってなくて、あたしの好きなコーラの味をお手軽に楽しめるから、ホントに大好きだ。チュッパチャプスのコーラ味は、いっつも何本か持ち歩いてる。
それで、もう何ヶ月か前のことなんだけど、出先で2時間くらいの待ち時間ができちゃったから、現場の近くのパチンコ屋さんで「時間潰し&小銭稼ぎ」をしたことがある。「海」のコーナーを見て回ってたら、50回転以内に来そうな台が何台か空いてたから、端から打ち始めたら、最初の台が4回転目で大当たりしちゃって、ラウンド後にサムがマリンちゃんを抱き上げて昇格して、そこからノンストップで5連チャンした。で、ちょうど時間だったから、最後の時短が終わったとこでやめたんだけど、カウンターで交換した時に、端数のぶんで細長くて小さなお菓子をもらった。
自分のホールなら、端数はカードに貯めとくんだけど、一度きりのホールで端数のためにカードを作るのは無意味だから、こんな時はお菓子になっちゃう。それで、あたしは、何も考えずにそのお菓子をバッグに入れて、お家に帰って来てから、ナニゲにフリーザーに入れた。外国のお菓子っぽかったんだけど、ちゃんとパッケージを読んだりしないで、大きさと形から、勝手に「チョコバー」だと思い込んでたからだ。
そして、そのまま、何ヶ月も経った昨日、フリーザーにキープして少しずつ食べてたメザシが、とうとう無くなっちゃった。それで、いつものスーパーにメザシを買いに行ったら、いつもは高くて手が出ないマルボシが、「ほぼ半額セール」になってた。380円のが195円になってたんだけど、これが、賞味期限が迫ってるから安くなってたんじゃって、新鮮なものが目玉商品として安くなってたのだ。それで、いつもは「美味しそうだな~」って思いつつ、とても380円なんて出せないから、ガマンして隣りの12匹で100円のメザシを2パックか3パック買って、1食に4匹ずつ食べてるワケだ。
だけど、これが195円なら、話は違って来る。だって、このマルボシ、すごく立派で、1匹でメザシ3匹ぶんくらいの大きさなのだ。そして、それが10匹も入ってるんだから、メザシに置き換えれば30匹ぶんてワケで、物理的にもお得ってことになる。1匹でも十分にオカズになるし、2匹も焼けばゼイタクな食事になる。それで、あたしは、マルボシを1パックと、いつものメザシを1パック買った。
メザシって、生魚よりは多少は長持ちするんだけど、ダメにしちゃったら最悪にもったいないから、あたしは、その日と次の日に食べるぶん以外は、必ずフリーザーに入れる。そして、マルボシは、メザシよりもカラカラに干してあるから、メザシよりもさらに長持ちするんだけど、それにしたって1週間程度だから、やっぱり、その日と次の日に食べるぶん以外はフリーザーに入れたほうがいいと思って、楽しい作業を開始した。マナ板の上にラップを広げて、メザシは1列4匹ごとにラップして、マルボシは1匹ずつラップした。そして、フリーザーの特等席に、割箸を2本、電車のレールみたく置いて、その上にメザシやマルボシを並べて行った。こうすると、下からも冷気が回って速く凍るから、新鮮さをそこなわないからだ。
そして、そのツイデに、フリーザーの中を整理したら、製氷皿の代わりにしてるお豆腐の容器の後ろから、完全に忘れてたお菓子が出て来たのだ。そう、パチンコの端数でもらった数ヶ月も前のお菓子だ。それで、あたしは、改めて、そのお菓子をマジマジと見てみたら、ナナナナナント!オナジミの 「Chupa Chups」のマークが書いてあった上に、小さく「コ―ラ味」って書いてあったのだ! あたしは、その場で袋を開けて、中身を出した。そしたら、4~5cmの細長い飴に棒がついてて、飴の先っちょがリコーダーの形になってる。それで、もう一度、袋を見たら、「MELODY POPS」って書いてあって、細長いチュッパ君がヘッドフォンをして、口からメロディーを流してた。
とりあえず吹いてみたら、ピーッて鳴った。そして、棒のお尻についてたちっちゃい丸いのを引っぱったら、音階が変わった。棒が二重構造になってて、内側の棒を引いたり入れたりすることによって、無段階に音階が変わるのだ。あたしは、チュッパチャプスに、こんなすごいのがあるなんて知らなかったから、感動しつつ、しばらくピープーピープーって吹き続けてた。だけど、いかんせん、大好きなコーラ味だから、吹きながら、ついつい舐めちゃう。そしたら、アッと思った瞬間、口の中で飴の部分が木端微塵になっちゃって、手には棒だけが残った。何ヶ月もフリーザーに入れてて、それを突然、温かい場所に出したから、全体的に細かいヒビが入ってたみたいだ。そして、あたしは、細かいコーラ味の飴を、口いっぱいにジャラジャラと舐め続けたんだけど、これが、今までに味わったことのない感覚で、ものすごく美味しかったのだ。
‥‥そんなワケで、あたしは、コーラの味が好きなのに、コーラを飲むことができないから、ガリガリ君のコーラ味とチュッパチャプスのコーラ味とで代用して来た。そして、今まではそれで満足してたんだけど、やっぱり、実際のコーラとの違いがあったのだ。それは、コーラの味が口いっぱいに広がるかどうかってことなのだ。コーラを飲めば、液体なんだから、口いっぱいに味が広がるけど、ガリガリ君やチュッパチャプスの場合には、味はおんなじでも、なんて言うか、口の中でのコーラの味が「小規模」なのだ。だからって、ガリガリ君を口いっぱいに頬張ったら、頭がキンキンしちゃって大変なことになっちゃう。でも、今回、思わぬパチンコの副産物によって、「チュッパチャプスのコーラ味をフリーザーで何ヶ月か凍らせといて、それを舐めれば、口の中でバラバラになって、口いっぱいにコーラの味を楽しむことができる」っていう、あまりにもワンダホーな解決策を得ることができた。つまり、ひとつの疑問が浮上するとともに、その解決策も同時に得ることができたってワケで、これぞ「恍然大悟(こうぜんたいご)」だと思った今日この頃なのだ。
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