自民総裁選に国民は関心なし
「自民総裁選に国民は関心なし」(世田谷通信)
11日午後、東京渋谷のハチ公前で、自民党総裁選の候補者5名が街頭演説を行なったが、足を止めた聴衆は合計でわずか3~4000人にとどまり、小泉元首相の時の3分の1、安倍元首相の時の2分の1程度と、国民の自民党離れを再確認する結果となった。各候補者が熱のこもった演説をするも、拍手はまばらで、聴衆の視線は冷ややかだった。24才の男子大学院生は「誰が(総裁に)なっても同じ。安倍さんも福田さんも公約をほとんど守らずに政権を丸投げした。自民党総裁選の公約は有権者を騙すための絵に描いた餅でしかない」、渋谷のデザイン事務所に勤務する40代の男性は「われわれに投票権がない総裁選の演説を街頭でやる意味が分からない。どうせ総選挙に向けたパフォーマンスなのだろう」、証券会社につとめる30代の女性は「最初からずっと聴いていたが、福田さんが政権を投げ出したことについて誰ひとり謝罪をしなかった。皆さん自分のことしか考えていないようだ」と、厳しい意見が相次いだ。もっとも多かったのは「結果の分かっているデキレースなどに時間を掛けずに、一刻も早く解散総選挙をやって欲しい」という声だった。もはや自民党の自作自演劇も、国民には完全に見透かされてしまった感がある。(2008年9月12日)
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