小渕優子大臣に違法献金発覚
「小渕優子大臣に違法献金発覚」(世田谷通信)
24日に発足した麻生内閣で、少子化担当相に抜擢された自民党の小渕優子衆院議員(34)が、平成12年から18年にかけて、公正取引委員会の立ち入り検査を受けた日本道路興運から合計で304万円の献金を受けていたことが発覚した。日本道路興運は、平成15年までの7年間に約2億8000万円の所得隠しをしていた上、複数の自民党議員の運転手の給与を肩代わりをしていたことも分かっており、自民党との癒着が指摘されている。また小渕優子氏が代表をつとめる自民党群馬県第5選挙区支部が、平成15年の衆院選公示の直後に、国と請負契約を結んでいた建設会社「山内工業」(破産手続き中)から20万円の寄付を受けていたことも発覚した。これは国と契約を結ぶ業者からの寄付を禁止した公職選挙法に違反している。さらには、小渕優子氏の親戚にあたる小渕成康(まさやす)氏(41)が、外国人研修生の受け入れ団体である「日中経済産業協同組合」の理事長という立場を悪用して、多くの中国人実習生の賃金をピンハネしていたことが発覚し、宇都宮地検に「労働基準法違反(中間搾取)」の罪状で起訴された。新内閣の目玉として起用された小渕優子氏だったが、就任早々に数々の問題が発覚し、逆に足を引っ張る形になってしまった。新内閣では、すでに河村建夫官房長官が談合事件に絡んだ企業から献金を受け取っていたことも発覚しており、身体検査よりも身内意識を優先したお粗末な組閣であったことを裏付ける結果となってしまった。(2008年9月25日)
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