不思議な連鎖
ゆうべ、夜の9時から「釣りバカ日誌 イレブン」があったんだけど、あたしは8時すぎに帰って来たから、お風呂はシャワーだけでチャチャッと済ませて、お酒とオツマミを用意して、鑑賞体勢に入った。いつも言ってるように、あたしは「男はつらいよ」と「釣りバカ日誌」が大好きなので、この「イレブン」も、当然のことながら何度も観てる。だけど、前にチョコっと触れたように、これには、あたしが今住んでるマンションが映ってるし、あたしが前に住んでたマンションも桜井幸子が住んでる設定になって出て来るし、あたしがいつもお散歩してる駅のワキの多摩川の土手も出て来るし、何より、ハマちゃんと村田雄浩がニコタマの駅のバスターミナルを歩くシーンもある。
そして、後半は、村田雄浩が沖縄支社に転勤するんだけど、そこで、あたしが憧れてる沖縄の昔の舟の「サバニ」を買って、東京から来たハマちゃんと2人で、その舟で釣りをしちゃう。この流れで、2人が終始笑いっぱなしなんだけど、まるでマリファナでも吸ってるんじゃないかって思えるほど、顔を見合わせるたびにゲラゲラと笑ってて、ホントに楽しくなる。昨日までいた東京とは別世界のような沖縄に来て、真っ青な空と海に小さな舟で釣りに出かけるんだから、笑いが止まらなくなっちゃうのもよく分かる。
そして、スーさんはと言えば、今回はハマちゃんと別行動で、女性運転手のタクシーに乗って沖縄を回る。スーさんは、戦争中に沖縄の軍事工場で働かされてたって設定なので、戦没者の碑を見たりして、決して沖縄が「美しい楽園」で「楽しいリゾート」ってだけじゃなくて、悲しい歴史を持ってるって側面もちゃんと描いてるのだ。娯楽映画の代表とも言える「釣りバカ日誌」なのに、毎回毎回バカ騒ぎするだけじゃなくて、沖縄を舞台にする時にはちゃんと戦争のことにも触れるなんて、こうした配慮にも頭が下がる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、タマタマの偶然のことなのに、ナゼだかそれが連鎖してっちゃうのが、あたしにはよく起こる。もちろん、すべては「単なる偶然」なんだって分かってるんだけど、まるでパチンコの20連チャンみたいに、あまりにもミゴトに連鎖してっちゃうもんだから、我ながら感心しちゃう。それで、ここしばらくは、それほどスゴイのはなかったんだけど、ゆうべの「釣りバカ日誌 イレブン」を観てから、ヒサビサにスゴイ連鎖が続いてるのだ。
まず、前置き的な感じで説明するけど、この「釣りバカ日誌 イレブン」が、あたしにとって特別な作品なのは、あたしのマンションが映るとか、沖縄ロケがあるとかだけじゃない。あたしは、みち子さんの役は、浅田美代子よりも石田えりのほうが好きなんだけど、この「イレブン」の浅田美代子は、2回もある名物の「合体」の前のイチャイチャぶりが、なかなか初々しくて、とっても好感が持てるのだ。そして、スーさんの運転手役で、いつもイイ味を出してる笹野高史さんが、この「イレブン」では、スーさんの運転する大型バイクのサイドカーに乗せられて、会社に着いた時にはグッタリしてるっていう名演を見せてくれてる。
そして、これはムリヤリなんだけど、沖縄でスーさんを案内するタクシーの運転手役が、あたしとおんなじ名前の余貴美子さんなのだ。これは、「単なる偶然」だけど、たくさんの女優さんの中から、「きみこ」って名前の人が選ばれる確率は、すごく低いと思う。そして、その人が、ニコタマが映る回の「釣りバカ日誌」に出る確率は、さらに低くなる。
で、ここまでのことを頭に入れといてもらって、ここからが、翌日の火曜日のことなんだけど、あたしは、今朝、白のブラウスに黒のスカートで、黒のジャケットを着て出かけた。だから、この時点では、あたしはジャケットを着てるから、上も下も黒だった。それで、車に乗ろうとしたら、黒猫のジジがやって来た。猫たちには、1時間くらい前にご飯をあげたばかりだから、ジジにもさっき会ったばかりで、いつもなら、お腹がいっぱいになると、猫たちはそれぞれどこかに行っちゃって、こんなにすぐに戻って来ることはない。それなのに、この日は、ナゼだかやって来た。それで、あたしは、ジジのことをちょっと撫でたりしたんだけど、それで満足しちゃったみたいで、ジジはどこかへ去って行った。
そして、あたしは、車に乗り込んで出かけるため、ジャケットを脱いで助手席に置いた。着たまま運転すると、背中がシワになっちゃうからだ。つまり、この時点でのあたしは、上が白で下が黒になったんだけど、そしたら、今度は、白黒ブチのマックスがやって来た。それで、マックスのことも、ジジとおんなじに撫でてあげたら、満足してどこかへ去って行った。それで、あたしはお仕事に出かけたんだけど、これは、どう考えても単なる偶然だ。でも、あたしのお洋服の上下が黒い時に黒猫のジジがやって来て、あたしのお洋服の上下が白黒になったら白黒ブチのマックスがやって来るなんて、すごく不思議な気持ちがした。
それで、午前からのお仕事が終わって、午後からは用事で某事務所に向かったんだけど、このまま行くと約束の時間よりも早く着いちゃうから、近くまで行ったとこで路肩に車を停めて、40分ほど時間調整をした。テレビをつけて、作って来たおにぎりとお茶でお昼ご飯にした。テレビは、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」をやってたから、ナニゲに眺めてたんだけど、矢沢心がゲストで、サバの洋風な料理だった。
それから、時間通りに某事務所に行ったら、あたしがアポをとってた相手が急用で席を外してて、「30分ほど待ってて欲しい」って伝言があった。だから、あたしは、応接スペースで待たせてもらってる時に、そこに置いてあったスポーツ新聞をパラパラと見てたら、「MAXにミーナが復帰」っていう記事が載ってて、美奈子が戻った元祖MAXの新しい宣材写真も添えられてたんだけど、それが、4人のメンバーが全員、上下が黒の衣装で、大人の魅力を撒き散らしてた。それで、ふと思ったら、あたしも上下、黒いお洋服だったから、「おおっ!」って思っちゃった。
あたしの上下が黒かった時に、黒猫のジジがやって来て、あたしの上下が白黒になったら、白黒ブチのマックスがやって来て、そのあと、上下が黒の衣装のMAXの写真を見たら、あたしの上下も黒かったってワケだ。ここでスゴイのは、色の問題だけじゃなくて、猫のマックスからMAXへのつながりだ。たとえば、おんなじ白黒ブチの猫でも、もんじゃが来てたとすれば、名前のほうのつながりは消滅しちゃってた。
‥‥そんなワケで、「単なる偶然にしても、これだけ続くと何かあるのかも?」って思ったあたしは、この日の最後のお仕事が終わってから、近くでパチンコを打ってみることにした。最近は、パチンコで連勝してるから、いつでも負ける気がしないんだけど、こうした不思議なことが起こると、ヨケイに「何か」が来てるような気がするから、パチンコで自分の「ツキ」を見てみようと思ったのだ。
それで、仕事先の駐車場に車を停めたまま、最寄りの駅まで歩いて行って、最初に見つけたパチンコ屋さんに入ってみた。初めての場所だから、何も分からなかったので、あたしは、自分の苦手な台を打ってみることにした。それで、前にチョコっと打った時に、セリフ予告で、ボロボロの服を着た貧乏な子供が出て来て、「お腹が空いたよ」とか「ひもじいよ‥‥」とか言うもんだから、とてもじゃないけど気分が暗くなっちゃって打てなくなった「七人の侍」を打ってみることにした。
何でかって言うと、「七人の侍」と言えば、世界の黒澤明監督の大傑作な上に、「モノクロ」だからだ。朝から、黒猫、白黒ブチの猫、そして、真っ黒な衣装のMAXと続いて来たあたし的には、自分自身がモノトーンのファションだからこその「不思議な連鎖」を感じてたので、黒澤監督の名前の「黒」と、映画自体も「モノクロ」って部分に、今日のあたしの流れのシンパシ―を感じたってワケだ。
「暴れん坊将軍」は人気があるみたいで、ほぼ満席だったけど、「七人の侍」は人気がなくて、シマの右のほうと左のほうと2人しか打ってなかった。それで、あたしは、その2人の真ん中あたりに座って打ち始めたんだけど、まだハンドルのストロークを調整してた2回転目に、画面の右下のカブトの役モノの目が光って、ガガガガガ‥‥って揺れ始めた。そして、「二」「二」「五」みたいな目で止まり、次もおんなじにガガガガガ‥‥ってなって、最初はリーチ目で止まったのに、右の数字がパコッと変わって、また「二」「二」「五」みたいな目で止まった。
だから、あたしは、「これが疑似連なのかな?」って思って眺めてたら、これが3回か4回か続いたあとに、画面がピカピカッとカミナリみたいになって、「侍」「人」「七」で止まって、この絵柄が揺れ始めた。「七人の侍」なんだから、「七」「人」「侍」で止まればチャンス目なんだろうけど、逆の並びでもいいのかな?‥‥って思ってたら、「七」のリーチから、何か敵と対決するみたいな実写のリーチに発展して、千葉真一‥‥じゃなくて、JJサニー千葉が登場した。それで、あたしは、「えっ?」って思ったのだ。
だって、「七人の侍」って言えば、どう考えても黒澤映画なワケで、JJサニー千葉が出てるワケがない。その上、モノクロじゃなくてカラーなのだ。だから、あたしは、この時点では、あたしが知らなかっただけで、JJサニー千葉を主役にしたリメイク版の映画が作られてたんだって理解した。そして、JJサニー千葉演じる「勘兵衛」が、ミゴトに敵を斬り倒して、「七」「七」「七」で確変になったことを素直に喜んだ。で、大当たりラウンドの最初に、ジョグダイヤルで「観たいシーン」を選べたから、テキトーに回してたら、時間切れでワケの分かんないシーンが始まっちゃった。
次はノーマルで、ラウンド前の昇格チャンスもダメだったんだけど、今度は落ち着いて、「登場人物の紹介」をセレクトした。それで、あたしの知らないリメイク版の「七人の侍」の登場人物を見てたら、JJサニー千葉の他にも、永瀬正敏だの田口トモロヲだの六平直政だの、そうそうたる顔ぶれが出てて、何よりも驚いたのが、K1の魔裟斗までもが出てたのだ。ほんの数時間前に、時間調整のためにタマタマつけたテレビで、奥さんの矢沢心を見たばかりなのに、今度はタマタマ打ったパチンコでダンナの魔裟斗を見るなんて、これも、ゆうべの「釣りバカ日誌」での2回にも渡る「合体」のご利益なのか?
それにしても、キャストの紹介中に流れる音楽が、ローリングストーンズの「サティスファクション」だなんて、いったい何のつもりなんだろう? 店内の音楽がうるさくて、ちゃんと聴くことができなかったんだけど、ヤタラとビートがきついみたいに感じたから、もしかしたら、ローリングストーンズじゃなくて、最近のバンドのカバーなのかも知れない。どっちにしても、「七人の侍」のテーマ曲を「サティスファクション」にするなんて、なかなか斬新だと思った。
そして、興味シンシンで画面を見てたら、登場人物の最後で、村人の代表みたいな役どころで、ナナナナナント! 笹野高史さんが登場しちゃった! そう、ゆうべの「釣りバカ日誌」で見たばかりの、スーさんの運転手の笹野高史さんだ。ここで、ついに、「釣りバカ日誌」ともつながったワケだけど、この「不思議な連鎖」は、こんなものじゃなかったのだ。
‥‥そんなワケで、「七人の侍」は、結局、時短で引き戻して、また1セットで、次は時短後に少し飲まれてから単発を引いたとこでやめたので、ぜんぶで4箱半、7000発ほどだった。でも、500円しか使ってなかったから、これでもぜんぜんOKだし、最初に1000円入れた残りの500円のカードがあったから、そのぶんだけ他の台も打ってみることにした。それで、店内をウロウロしてたら、見たことのない変な台を発見した。「アイドルコレクション70」とかいう台で、画面がタテに大きくて面白そうだったから、500円だけ打ってみることにした。
そしたら、これまた3回転目に、画面のワクがハデに光ったと思ったら、石野真子がプールの中の丸い台を飛んでく「芸能人水泳大会」みたいなリーチになった。そう言えば、「芸能人水泳大会」ってなくなっちゃったよな‥‥なんて思いながら見てたら、カンジンの数字の台に飛び移れなくて、ハズレちゃった。それで、「まあ、こんなもんだろう」と思ってたら、また画面のワクがハデに光って、今度は、浅田美代子が登場して、「赤い風船」のリーチになったのだ。これもハズレちゃって、結局、この500円はムダ遣いしちゃったけど、ここで、あたしは、ハッと気づいたのだ。そう、浅田美代子と言えば、さっきの「七人の侍」の笹野高史さんと同じく、ゆうべの「釣りバカ日誌」で見てたのだ。
それで、あたしは、お家に帰って来てから、「七人の侍」のことが気になったので、ネットで調べてみた。そしたら、リメイク版の映画が作られてたんじゃなくて、このパチンコのために、JJサニー千葉を始めとした役者を集めて、わさせわさせ映像を撮ったってことが分かり、呆れてぶっ飛んじゃった。「暴れん坊将軍」のお姫様役の高野萌丹花ちゃんもそうだけど、最近のパチンコは、ギャラを払って本物の役者を使って映像を撮るんだね。それにしても、こんなにたくさんの役者を使ったら、それこそ映画を撮るくらい予算が掛かりそうだけど、大丈夫なのかな?
で、話は先に進むけど、この日の夜、あたしは、お友達からもらった、大好きな椿鬼奴さんのDVD(個人でコレクションして焼いたもの)を観た。鬼奴さんて、あたしと同年代だから、1人でMAXのメンバー4人のマネをしながらMAXのヒット曲を踊るっていう、今どき絶対にウケないようなネタが、ものすごくあたしのツボなのだ。そんな鬼奴さんだけど、何ヶ月か前に、金曜日の深夜にやってるテレビ朝日の「虎の門」で、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」のモノマネをして、優勝しちゃったのだ。このDVDには入ってなかったけど、たしか、「この人が言いそうなこと」とかってお題の大会で、いろんな芸人が、そういうネタを順番に披露してた。それで、鬼奴さんは、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」の中で上沼恵美子がゲストに対して言いそうなことを何パターンかやってて、めっちゃ面白かった。
最終的には、審査委員長の勝俣が、独断みたいな感じで、鬼奴さんを優勝に選んだ。鬼奴さんとおんなじくらい面白かった人が2人いたから、意見が分かれるとこだったけど、まあ、誰もが納得する結果だった。鬼奴さんは、あんまりこうした企画で優勝とかしたことがなかったみたいで、ナニゲに涙ぐんでて、あたしも胸がジーンとしちゃったことを覚えてる。おんなじ企画の次の大会でも、鬼奴さんは、上沼恵美子のモノマネをメインにしてやって、なかなか面白かったから、あたしは「2連覇かな?」って思ったけど、この時は、「他の人にもスポットを当ててやろう」的な配慮で、それほど面白くなかった人が優勝してた。
‥‥そんなワケで、これが、今回の「不思議な連鎖」の全貌ってワケだ。不思議な偶然は、火曜日の朝のジジから始まったように思えたのに、あとになってみたら、パチンコに笹野高史さんと浅田美代子が出て来たことで、前日の夜の「釣りバカ日誌」から「不思議な連鎖」が始まってたってことが分かったし、途中で、ハマちゃんとみち子さんの「合体」を思わせるような、矢沢心と魔裟斗の登場もあった。そして、矢沢心が出てた「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」と、この日のあたしのファッションとおんなじに上下が黒だったMAXとを結びつけたのが、この両方のモノマネを持ちネタにしてる椿鬼奴さんてワケで、この結末へのキッカケを作ったのが猫のマックスなんだから、単なる一方通行の連鎖じゃなくて、いろんな場所が複雑につながってる「不思議な連鎖」ってワケだ。だから、もしかすると、この流れは、今もまだ続いてるのかもしれないと思う今日この頃なのだ。
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