« 麻生首相が問題発言 | トップページ | お知らせです♪ »

2008.10.28

自民党の「景気回復」のウソ

サブプライムローンがどうしたとか、リーマンブラザーズがどうしたとか、あたしには別世界の話で、よく分かんないし興味もない。それに、マネーゲームでさんざんオイシイ思いをして来た守銭奴どもを救うために、国民から巻き上げた血税を10兆円も使うってことも、あたしにはまったく理解できない。コイズミと竹中平蔵の売国奴コンビが、土下座して崇拝してたアメリカの新自由主義っていう「巨大なる自転車操業」が、最初っから分かってた当然の結果を迎えたってだけなのに、まるで世界的な大事件が起こったみたいに大騒ぎしてること自体が分かんない。

だって、世の中の99%の人たちは、普通にマジメに働いてるワケで、こんなマネーゲームなんかとは関係ない世界で暮らしてる。「日経平均株価って何?」「NYダウって何?」ってワケで、清く正しく暮らしてる。農業をやってる人たちはマジメに作物を作り、漁業をやってる人たちはマジメにお魚を獲り、文具メーカーの人たちはマジメに鉛筆や消しゴムを作り、みんな何かを生産してる。そして、それらを運ぶ流通関係の人たちは、みんなマジメにトラックを運転してるし、それらを売る小売業の人たちは、みんなマジメに商売をしてる。他の職業の人たちだって、みんな何らかの労働をして、その対価として賃金を手にして、そのお金で生活をしてる。これが、世の中の99%のマトモな人たちだ。

だけど、自分じゃネギ1本作らず、お魚1匹獲らず、消しゴム1個作らず、パソコンの前に座ってキーを叩いてるだけで、他人のフンドシで相撲をとり、生産者よりも、流通業者よりも、小売り業者よりも、遥かに大きな利益をムシリ取って来たのが、マネーゲームに明け暮れてたわずか1%のヤツラってワケだ。そして、自分たちのことを「勝ち組」だとかホザいて、六本木ヒルズに住み、ベンツに乗ってたワケだ。それなのに、何でこんな守銭奴どもを助けるために、国民から巻き上げた血税を10兆円も使うんだか、あたしには、逆立ちしたって意味が分かんない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、大きな保険会社や銀行が倒産すれば、たくさんの利用者たちが困るってことは、あたしの高卒のオツムでも分かる。だけど、それは、その保険会社や銀行と、顧客との問題であって、そこを利用してない人たちにとっては、まったく無関係な話だ。それに、今回のことは、そうした保険会社や銀行が、お客から集めたお金を「運用」とか「投資」とかって称する「株」につぎ込んでたワケで、それが大失敗して大損したワケだ。それなら、なおさら、あたしには無関係だし、ニポン国民の99%の人たちも無関係だろう。

「株」ってものは、確実に利益が生まれるものじゃなくて、儲かることもあれば損をすることもあるんだから、競馬やパチンコや賭け麻雀とおんなじ「ギャンブル」だ。つまりは、お客から集めたお金でギャンブルをやって、それで儲けたお金で社員たちにお給料を支払ったり、会社の運転資金にしたり、お客へのわずかな配当にしたりしてたワケなんだから、そのギャンブルに失敗して大きな負債が発生したのは、誰がどう見たって、その会社の自己責任だ。それなのに、何で無関係なあたしたちの血税が、10兆円も使われちゃうの?

こんなデタラメが許されるんなら、あたしがパチンコで負けた時も、負けたぶんを税金で補填して欲しい。あたしが賭け麻雀で親に役満を振り込んだ時も、あたしの代わりに国が点棒や役満のご祝儀を払って欲しい。あたしが高校野球のトトカルチョで1万円ぶっ飛んだ時も、税金から1万円を返還して欲しい。あたしが六本木の闇カジノのブラックジャックで大負けした時も、そのぶんを国庫からの自動引き落としにして欲しい‥‥なんてことも言ってみつつ、とにかく、あたしがどう思おうと、フロッピー麻生とアル中の中川は、「緊急市場対策」として、最初は「2兆円」て言ってた公的資金の注入を5倍の「10兆円」にまで拡大するって言い出した。これは、「2兆円ぽっちじゃほとんど効果が望めないから」ってことだそうだ。

‥‥そんなワケで、ここまでの話は、ひとまず横に置いといて、ここからは別の話をする。それは、あまりにも調子のいいフロッピー麻生の「口からデマカセ発言」についてだ。フロッピー麻生の無知ぶりとデタラメぶりは、30年も前からオナジミだと思うけど、何がスゴイって、その場その場でコロコロと180度も変わっちゃう発言内容だ。たとえば、おんなじくらいの権力を持ったAさんとBさんていう人がいて、2人が敵対してたとする。そうすると、フロッピー麻生は、Aさんのとこに行って、「あのBって野郎は最低ですね」って言い、その足で今度はBさんのとこに行って、「あのAって野郎は最低ですね」って言う。これが、フロッピー麻生の十八番なのだ。

フロッピー麻生は、25日に中国の北京で、「世界的な金融危機に対応するために、日本国内のことよりも、日本の国際的役割を優先する」ってノタマッた。それなのに、その翌日の26日には、秋葉原で、「何よりも日本の景気回復を優先する」って言ったんだよ。中国に行って「日本のことよりも世界のことを優先する」って言った次の日に、ニポンに帰って来て「何よりも日本のことを優先する」って、おいおいおいおいって感じだよ。

この秋葉原でのアホ演説では、「世田谷通信」でお伝えしたように、「やっぱり女性が結婚する相手が(非正規社員で)食いっぱぐれしそうな顔をしていると、なかなか結婚したくないよ。女性にも選ぶ権利がある。当然のこととして、稼ぎが悪そうな(非正規社員)より、稼ぎがいい(正規社員の)ほうがいいに決まってる」って、非正規雇用者を侮辱すると同時に、まるで女性の立場に立ったみたいな発言をした。だけど、フロッピー麻生って、かつては「女性に選挙権を与えたのは間違いだった」って発言してるんだよ。どお?この180度の変わり身。とにかく、全国の女性の皆さん、フロッピー麻生が、「女性に選挙権は必要ない」って考えを持った、どっかの都知事とおんなじな時代錯誤の「女性蔑視者」だってことだけは、選挙の日まで、よ~く覚えといてね。

で、こんなフロッピー麻生は、この他にも、コイズミ内閣で外務大臣をやってた時、国内の消費者に向かって「食の安全を守ることは政権与党の使命だ」なんて言った数日後に、アメリカ産の狂牛肉の輸入再開をゴリ押ししに来たライスおばちゃんに向かって、ヘラヘラと笑いながら揉み手でペコペコと頭を下げて、自分1人で勝手に輸入再開を約束しちゃったんだよ。どうせ「大金持ちの俺様は国産の最高級の牛肉しか口にしないから関係ねえや」って思ってたんだろうね。

あと、ニポン中で市町村合併を推進して、たくさんの村を潰したり、ニポンでもっとも村民の数が少ない「青ヶ島村」のことを「国のお荷物」だって言ったクセに、今じゃ正反対に「地方のための政治」だの「地方を活性化」だのって言葉を連発して、地方へのバラ撒きのために補正予算を組んだんだよね。これらのやり方を見れば分かるように、フロッピー麻生って、自分の考えなんて1ピコグラムも持ってなくて、その場その場で、そこにいる人たちに合わせて、口からデマカセの都合いいことを言ってるだけなんだよね。

‥‥そんなワケで、アベシンゾーよりも知能が低く、フクダちゃんよりも他人ゴトなフロッピー麻生が、今、みっともないCMとかで連呼してる「景気回復」って、どう考えてもアリエナイザーなんだよね。だって、フロッピー麻生って、何かものすごいことをするみたいに鳴り物入りで「2兆円の定額減税」とかって大風呂敷を広げてるけど、こんなの何の意味もない。ニポンの国民総所得は500兆円なんだから、2兆円なんて、たったの「0.4%」でしかない。これは、年間にして、独身者で1人2万円、4人家族で6万5000円くらいの減税になるって言ってる。そして、これだけ減税してやるんだから、国民はこのお金を消費するだろうから、それで景気が回復するって言ってんだよね。

この、兵庫のおじさんに「ア~ホ~か~?」って言われちゃいそうな「2兆円の定額減税」だけど、コレって、実は減税でも何でもないんだよね。だって、あたしたちは、すでに景気対策として、1999年から「定率減税」を受けてたんだよ。この時は、アジア通貨危機とか大手金融機関の破綻とかがあって、政府は「恒久的減税」だって言って、所得税と住民税を引き下げたんだよ。ちなみに、「恒久的減税」ってのは、一時的な減税じゃなくて、「ずっと減税を続けます」ってことだ。それで、あたしたちは、1999年からずっと、この定率減税を受けて来たってワケだ。

それなのに、年金の破綻が囁かれ始めた2003年の総選挙の時に、池田大作ひきいるナンミョー党は、年金の支払いの不足を補填するために、この定率減税の「段階的廃止」をマニフェストに掲げたんだよ。そして、ナンミョーと手を組んでる自民党も、このマニフェストの片棒を担いで、結局、あたしたちが受けてた定率減税は、2006年に廃止されちゃった。だから、あたしたちは、去年の2007年から、たくさん税金を巻き上げられ始めたってワケだ。これは、「定額減税」じゃなくて「定率減税」だから、それぞれの年収によって金額が変わって来るんだけど、たとえば、年収400万円の独身者なら、年間で約2万6000円のアップになったし、年収700~800万円の4人家族なら、年間で約5万円のアップになった。

つまり、今回、自民党がマニフェストに掲げた「2兆円の定額減税」を行なったとしても、独身者だったら、去年から2万6000円も高くなった税金が、そこから2万円だけ低くなるだけで、トータルすれば、まだ6000円も高いままなのだ。そして、4人家族の場合なら、年収によっては、少しだけ安くなるケースもある。年収700~800万円の4人家族なら、去年、約5万円高くなった税金が、そこから約6万5000円低くなるんだから、トータルで年間1万5000円ほど安くなる。だけど、4人家族で年間に1万5000円てことは、これを12ヶ月で割って4人で割ったら、1人あたり1ヶ月に300円、1日にしたら、たったの10円だ。これじゃあ、よっちゃんイカも買えやしない。これが、フロッピー麻生が連呼してる「景気回復」の実態なのだ。

だいたいからして、守銭奴どものマネーゲームの尻ぬぐいをするための公的資金の注入は、「2兆円ぽっちじゃほとんど効果が望めないから」って言って、5倍の「10兆円」にまで拡大することにしたんだよ。それなら、遥かに規模の大きい、1億2000万人もいる全国民への還元と景気回復が、たった「2兆円ぽっち」でできるワケないってことも、当然、分かってるってことになる。つまり、フロッピー麻生が連呼してる「景気回復」なんて言葉は、フロッピー麻生自身が、誰よりも、「どうせ無理」って思ってるワケで、「2兆円の定額減税」なんてのも、単なる選挙用の「見せ餌」に過ぎないってことだ。

‥‥そんなワケで、1ヶ月にたった300円減税されたって、現実的には何の意味もない。それに、これは、あくまでも「少しは得する」って人のケースの話であって、あたしみたいな独身者はみんな損をするんだし、家族で暮らしてる人だって、年収によっては損をする人もいっぱいいる。これは、オトトシまではそれぞれの年収に比例した「定率減税」を受けてたのに、今度は年収に関係ない「定額減税」を導入するために起こることだ。身の周りのほとんどのものが値上げに次ぐ値上げを続けてて、来年から電気代の基本料金だって800円も値上げするってのに、こんな屁のツッパリにもなんないような定額減税なんかで、何が「景気回復」だよ。チャンチャラおかしくて、シャケのチャンチャン焼きをオツマミにして、黄桜ドンをラッパ飲みしちゃうよ、まったく。

その上、25日に自民党とナンミョー党が発表した「税制抜本改革に関する工程表」を見ると、2010年代の半ばまでに、消費税率の段階的な引き上げを筆頭に、他の税金もすべて見直して、次々に引き上げてくってことが明記されてる。消費税は、最終的には15%にまで引き上げるって書かれてるし、他の税金も軒並み引き上げられるんだから、今回の「2兆円の定額減税」は、完全に「アメとムチ」の「アメ」ってワケだ。ようするに、最初に1個10円のアメ玉を国民に配っておいて、そのあとに何十万円も何百万円もムシリ取ろうって作戦なのだ。

これほど物価が上がってて、さらに消費税まで3倍になったら、あたしみたいな貧乏人は当然として、今までそれほど日用品の値段なんか気にしないで買ってたような裕福な人たちだって、値段を見比べて、少しでも安いお店で買うようになるだろう。たとえば、あたしが利用してるスーパーだと、去年まで105円だった300グラムのパスタが、今年の春には158円になって、今は210円になった。これだけでも2倍なのに、さらに消費税が15%になったら、パスタ自体はこのままの値段でも、消費税を入れれば230円になる。そして、パスタ自体だって、まだまだ値上げするだろうから、あっと言う間に3倍、4倍の値段になるだろう。

1つ1つの単価は安くても、他の物だってみんな値上げしてるんだから、合計で2000円のスーパーの買い物が、まったくおんなじ物を買ったのに、これからは4000円とか6000円とかになっちゃうワケだ。そしたら、裕福な人たちだって、サスガに値段のことを気にするようになるだろうし、できるだけ安いお店で買うようになるだろう。そうなると、大量に仕入れて大量に販売する大手の小売店ばかりにお客が集中して、街の小さなお店は、ますます潰れて行く。

そして、加工食品を作ってるメーカーにしたって、できるだけ安い原材料を使おうとするから、農薬や殺虫剤まみれの粗悪な輸入食材ばかり使うようになり、正直に表示したら売れないから、国産に偽装するだろう。今でさえ、何から何まで偽装食品だらけなのに、ますます輪をかけて酷くなるってワケだ。いったい、これのどこが「景気回復」だって言うのか。サスガ、マンガしか読まない総理大臣の考えることは、4コマ目で爆笑のオチがついてるってワケだ。

‥‥そんなワケで、とてもじゃないけど「景気回復」にはホド遠い自民党のアホ公約なんかと比べたら、高速道路をすべて無料にしたり、子供1人あたり、月に2万6000円を支給したり、公立高校を無料にしたり、最低賃金を1000円に引き上げるって言ってる民主党のほうが、遥かに現実味のある国民のための公約だろう。子供が2人いる4人家族なら、自民党のマニフェストだと年間に1万5000円しかもらえないけど、民主党のマニフェストなら、月に5万2000円、年間に62万4000円ももらえるのだ。どっちがいいかは一目瞭然だろう。

その上、その財源にしたって、ワケの分かんない「埋蔵金」とかって抜かしてる自民党とは違って、民主党のほうは「各省庁のムダ遣いを徹底的にやめさせて、それを国民へ還元する」って、極めて具体的なことを断言してんだから、こんなにワンダホーなことはない。ようするに、今まで、いろんな箱モノを乱立させて湯水のごとく使いまくってた予算とか、職員のゴルフに温泉旅行、高級料亭に銀座のクラブ、マッサージチェアに高級釣り具、挙句の果てには居酒屋タクシーと、好き放題に使いまくって来た予算のムダ遣いをすべてやめさせて、それを国民のために使うって言ってるワケだ。

これは、各省庁の官僚たちとベッタリ癒着して、既得権益の上にアグラをかいてる自民党には、絶対にできないことだ。つまり、自民党から民主党に政権交代すれば、戦後60年、ずっと続いて来た政官業の癒着の構図をようやく断ち切ることができるってワケだ。この1点だけを見ても、政権交代する意味がある。そして、企業からの献金をいっさい受け取ってない清廉潔白なオムライス党が議席を伸ばして、いつ自民党みたいになっちゃうか分からない民主党のことをシッカリと監視してれば、最低でも4~5年は、あたしたち国民に主権が戻って来るだろう。

‥‥そんなワケで、前代未聞のカン違い総理、フロッピー麻生が、秋葉原でヲタクたちの笑い者になってたころ、渋谷では、自らを「とてつもない金持ちに生まれた人間」と言ってハバカラないフロッピー麻生の大豪邸を見学に行こうと、100人ほどの人たちが集まってた。そして、大豪邸見物に向かおうとして、待ち伏せてたものすごい数の警官と衝突したって報じられたけど、その真実はまったく違う。どの報道機関も、見学者たちが無許可で「デモ」を行なったとか、見学者が「警官に殴りかかった」とか報じてるけど、これらはまったくのデタラメだ。ホントのことは、この企画に参加してて、目の前で警官による暴行を目撃した作家の雨宮処凛さんが、自身のブログ、「すごい生き方ブログ」に生々しく書いてる。だから、腐りきったマスコミの報道なんか、絶対に信じちゃいけないと思うし、腐りきったフロッピー麻生の薄汚いやり方になんか、絶対に負けちゃいけないと思う今日この頃なのだ。


★ 今日も最後まで読んでくれてありがと~♪
★ 中学生レベルの漢字も読めないようなバカが総理大臣をやってることを疑問に感じた人は、政権交代に向けて応援のクリックをお願いしま~す!
   ↓   ↓
■人気blogランキング■

|

« 麻生首相が問題発言 | トップページ | お知らせです♪ »