自民党が外務省や経産省にも圧力
「自民党が外務省や経産省にも圧力」(世田谷通信)
農林水産省に、民主党をはじめとする野党から汚染米問題などの資料要求があった場合には、独断で応じずに、事前に自民党へ連絡し自民党国会対策委員会の指示に従うようにと圧力をかけていた問題で、今度は、農水省の他に外務省や経済産業省にも同様の圧力をかけていたことが発覚した。2日、民主党の外務防衛部門会議での席上で、出席した外務省の担当者が「民主党から資料要求があった場合、事前に自民党国会対策委員会に報告するように」との指示を内閣総務官室経由で受けたため、メールで省内の各部署に通知していたことを明からにした。また同日の記者会見で、経済産業省の望月晴文事務次官は「野党から資料要求があった場合、自民党に事前連絡して支持を待つよう求められている」と明らかにした。両省とも「内閣からの指示なので対応した」と説明しているが、野党側は「国民が知る権利のある各省庁の情報を自民党が圧力をかけて隠ぺいするなど言語道断。資料要求を事前検閲し他党の国政調査権を侵害するとは民主主義を根底からくつがえす暴挙。政官財の癒着の構図の一端だ」と厳しく批判している。(2008年10月2日)
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