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2008.11.05

自民党のニワトリ議員たち

ナンだカンだと理由をつけちゃ、いつまでも未練たらしく総理のイスにしがみついてる幼稚園児みたいなフロッピー麻生だけど、10月30日に、首相官邸で記者会見をひらいた。そして、何をノタマッたのかっていうと、「解散総選挙よりも景気回復が先」ってことと、「世界的な金融危機や景気悪化に対応するため全世帯を対象とした総額2兆円規模の給付金支給などを柱とした追加経済対策を実行する」ってことと、「現在の景気は3年ほどで回復するので、好景気に転じた3年後から段階的に、2010年代の半ばまでをメドに消費税を増税する」ってことだった。これは、全国民がハッキリと聞いたと思う。

で、今から2年前の2006年8月26日と言えば、第3次コイズミ内閣の最後のころ、つまり、この1ヶ月後にはアベシンゾーが総理になるワケで、この時点では、内閣官房長官のアベシンゾーと、外務大臣のフロッピー麻生と、財務大臣の谷垣禎一が、3人で「ポスト小泉」を争ってた。いろんなテレビに3人そろってバカ面を並べて、あーだこーだとそれぞれの政策とかをしゃべってた。そして、その中で、こんなニュースがあった。


「消費税率アップはアホ」麻生氏がさや当て (日テレ動画ニュース)

「景気が上がるときに消費税を上げると言ったら景気がなえるでしょ。これまたやったらアホですよ」自民党総裁選をめぐり、麻生外相は25日、谷垣財務相が2010年代の半ばまでに消費税率アップを訴えていることを厳しく批判した。これに対し、谷垣氏は「『将来のことがわからないから具体的なことを語れない』では、国民の将来への不安をぬぐうことにはならない」と反論するなど、ポスト小泉候補のさや当てが激しくなっている。(2006年8月26日)

http://www.news24.jp/65574.html


全国の皆さ~ん! 5日前に「現在の景気は3年ほどで回復するので、好景気に転じた3年後から段階的に、2010年代の半ばまでをメドに消費税を増税する」ってノタマッたフロッピー麻生は、今から2年前には、これとまったくおんなじことを言った谷垣禎一に対して、「景気が上がるときに消費税を上げると言ったら景気が萎(な)えるでしょ。これまたやったらアホですよ」って言ってたんですよ~!‥‥って告げ口してみる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、「踏襲」を「ふしゅう」って読んだり、「詳細」を「ようさい」って読んだり、「前場」を「まえば」って読んじゃうフロッピー麻生のことだから、2年前に自分が言ったことなんか覚えてるワケがないだろうけど、いくら本人が忘れても、ちゃんと「日テレ動画ニュース」のアーカイブスに残ってるんだよね。だから、全国の良い子のみんなは、アムウェイの空気清浄機をつけたお部屋でマンガばっかり読んでると、こんなバカになっちゃうから、絶対にマネしないようにね。

それにしても、ホントに傑作だよね。2年前、総理になりたくてなりたくてジンジャエールだったフロッピー麻生は、自分じゃ何ひとつ具体的な政策を口にできなくて、「将来のことがわからないから具体的なことを語れない」なんて逃げてたクセに、具体的に「景気が上向きになる2010年代の半ばまでに消費税率を引き上げる」って言った谷垣禎一に対しては、「景気が上がるときに消費税を上げると言ったら景気が萎えるでしょ。これまたやったらアホですよ」と来たもんだ。

そして、これだけならいいけど、それから2年後に自分が総理になったら、自分で「アホですよ」ってコケにしてた谷垣禎一の政策をそのまんまパクッて、偉そうに「自分の政策」として発表しちゃうんだから、サスガにコレには開いた口がふさがらない。バカだバカだとは思ってたけど、まさかここまでバカだったとは、厚顔無恥と軽佻浮薄と無知蒙昧を足して62億倍にしたくらいの大バカだよ、まったく。ま、いくらバカにしても、「踏襲」も読めないバカに「厚顔無恥」や「軽佻浮薄」や「無知蒙昧」なんか読めるワケないから、書くだけムダだと思うけど。

とにかく、今のフロッピー麻生は、ひん曲がった口をひらけば、「政局より政策」だの「何より景気回復」だのってモットモらしいことを言い続けて時間稼ぎをしてるけど、「政局より政策」って言いながら支持率ばっかり気にしてるし、「何より景気回復」だって言いながら2年前に自分で「景気が萎える」って言って攻撃してた消費税の引き上げを口にしてる。口もひん曲がってる上に、舌も2枚もあったとは、レッドアニマルリストに掲載したいほどの珍獣だ。

‥‥そんなワケで、野党の皆さんは、国会の場で、「総理は2年前に『景気が上がるときに消費税を上げると言ったら景気が萎えるでしょ。これまたやったらアホですよ』と言ってましたが、それを今やろうとしてるあなたはアホなんですか?」って質疑してみて欲しい(笑)‥‥なんてのも織り込みつつ、自民党の売国議員どもって、どうしてこんなに「自分の言ったことを忘れちゃう」んだろう? みんな、3歩あるいただけで自分の言ったことも忘れちゃう、ニワトリ並みの知能しかないのかな?

たとえば、もうじき消えてく佐藤ゆかりは、かつてエコノミストだった時には、コイズミの郵政法案に対して、新聞上で「点数をつけるなら50点。こんな法案じゃダメ」ってハッキリと断言してた。それなのに、自分がコイズミチルドレンとして自民党から立候補することになったトタンに、このコイズミの郵政法案を両手放しで「素晴らしい法案です」ってホメまくったのだ。そして、ミゴトに当選しちゃったワケだけど、佐藤ゆかりがフロッピー麻生よりマシなとこは、自分が態度を180度変えたことを正直に言ったことだ。

佐藤ゆかりは、当選の1週間後、2005年9月19日のフジテレビの「報道2001」に生出演したんだけど、そこで、竹村健一から「佐藤さんは過去に小泉さんの郵政法案は50点だと言ってたそうだけど、現在はその50点の法案を支持してる。これは、自分の立場が変わったから、それまで不合格だと言ってた法案を急に支持することに変わったってことなの?」って質問されたら、顔色ひとつ変えずに、「はい、そうです」って平然と答えてた。サスガ、ツラの皮の厚さが2cmもある女は、アジのヒラキナオリも堂に入ってる。

だけど、自民党の他の二枚舌議員どもは、この佐藤ゆかりみたいな潔さがない。ドイツもコイツも、自分が前に言ってたことと正反対のことを言い出しても、フロッピー麻生のように、何の弁明もなくトボケまくる。ま、フロッピー麻生の場合は、記憶力がニワトリ並みだから、自分が言ったことも3歩で忘れちゃうんだろうけど、他のヤツラも酷すぎる。特に酷いのが、自分は一度も投票に行ったことがなかったクセに、投票に行かない若者たちのことを小バカにしてた丸川珠代だ。丸川珠代の場合は、あまりにも最悪だ。だって、ことあるごとに自民党のことを批判してて、知名度だけで出馬するタレント候補のことも批判してたのに、その自分が、さんざん批判してた自民党から、さんざん批判してたタレント候補として出馬したんだから、これほどの二枚舌は前代未聞だろう。

他にも、最低最悪の高市早苗がいる。このバカ女は、8月15日に靖国神社に「公人」として参拝して、参拝後のインタビューで、「ホントに一日本人として、大切な命を落とされた方への私の哀悼の意の表明でございます。こういったことを外交問題にしようとか、そういった勢力を利するようなことにはしたくないと思っております」ってノタマッたのだ。もちろん、このことに関しては何も問題ない。人それぞれ、いろんな考え方があるんだから、参拝したい人はすればいい。でも、高市早苗が問題なのは、コイツは、13年前の1995年に、こう言ってるのだ。


「私は戦争の当事者とはいえない世代だから、反省なんてしていないし、反省を求められるいわれもない」


ずっとこんな考えで生きて来たクセに、間違った歴史認識を持ったアベ内閣になったトタンに、急に靖国神社に参拝しちゃって、アベシンゾーにオベンチャラを始めたのだ。党内での自分の立場を良くするために、国の犠牲になって戦死した人たちのことを利用するなんて、こんな腐りきった人間があたしたちの税金で生活してるのかと思うと、心の底から吐き気がする。

他にも、あたしの大っ嫌いなペテン師、「ヤンキー先生」こと、義家弘介も、自分の主張や態度をコロコロと変えるカメレオン野郎だ。コイツは、ずっと一貫して「平和憲法」の大切さを訴え続けて来たし、「日の丸」と「君が代」の強制を批判し続けて来た。だから、あたしは、最初のころは「マトモな人なんだな」って思ってた。それなのに、自民党から立候補したトタンに、一瞬で「改憲派」に変身しちゃった上に、「日の丸」と「君が代」も強制し始めたのだ。

あたしは、いつも言ってるように、人の考え方は人それぞれだと思ってるから、いろんな考え方の人がいてこそ世の中なんだと思ってる。だから、憲法を変えたほうがいいと思ってる人も、「日の丸」や「君が代」を強制すべきだって思ってる人も、核武装すべきだって思ってる人も、死刑を廃止にしたほうがいいと思ってる人も、いろんな人がいていいと思ってる。だけど、このヤンキー先生みたいに、自分の損得だけで、これほどまでにミゴトに今までの主張を180度変えられちゃうと、おいおいおいおい!って気持ちになる。その上、コイツは、自分が当選するために、ナンミョーとも手を結んだのだ。ここまで来ると、あまりにも酷すぎて反吐が出る。

そして、国民を騙す二枚舌だらけの自民党の中で、誰よりも最悪なのが、国会をホッポリ出して地方の講演会に行っちゃうバカ女、「お菓子の国のセレブ」こと、藤野真紀子だろう。コイツのダンナは、元運輸官僚の「藤野きみたか」なんだけど、7年前の2001年に、ダンナが自民党から立候補した時に、コイツはダンナを当選させるために、自分のブログにこんなことを書いてたのだ。


2001年7月11日
皆様 お元気でいらっしゃいますか?夫婦でクッキング講演会、岩見沢と広島そして東京と、お蔭様で無事終了することが出来ました。お忙しいところ御参加頂いた皆さま、本当に本当にありがとうございました!おいで下さるだけでも大変ですのに、お心のこもったビタミンCいっぱいの手しぼりフレッシュジュースや差し入れなどを頂いたり、温かい言葉をかけて下さったり、中には片道3時間の道のりをかけて下さった方もいらしたり、もう本当に信じられないほどの皆様のハートのシャワーを身体いっぱいに浴びて感激の一時でした。
7/29はもう目前です。まだまだやり残していることがいっぱいですのに時だけは着実に進んでいきます。どんな結果が出るか、今回の選挙ではとにかく何票、個人名「藤野きみたか」を書いて頂けるかという一点にかかっています。北から南、全国を今、目まぐるしく周っていますが「藤野きみたか」の事を、この町のこの道を歩いている人が一体どれだけの方がご存知なのだろうかとフト思い、気ばかりが焦ります。
「藤野真紀子が出た方が、少しは知っていらっしゃる方がいていいんじゃない?」なんて冗談半分で言われた事もあります。でもこれはキケンです。お菓子の国ならいざしらず、今、日本は真剣に日本を支えていく人材を必要としている大事な時です。日本には真の政治が出来る本物が必要だと思います。私が立候補して万が一にも当選しても、政治家として使いものになるのは少なくとも10年は勉強してからではないかと思います。飛行機が安全に飛ぶためには、飛行機を熟知し、かつキャリアのあるパイロットが必要です。私が操縦席に座ったのでは乗客は不安です。突然のアクシデントが起こっても「今 勉強中です。」と言ったって間に合いませんもの。
日本はここ10年大変な時を迎えます。これから政治を勉強しますでは間に合わないのです。ですから、私は、例え無名でも「藤野きみたか」を応援します。小泉クルーの一員として役立つ実戦力のある人材と信じられるからです。小泉さんで大きく政治のイメージが変わりました。国民の意識が変わった結果だと思います。ここでもし、政治の体質が後もどりしてしまう様なことになったら残念に思います。政治に透明感が見えてきたところです。濁らせることなく日本の政治をまともにしていく為にも私も国民としての責任を充分に自覚し、7/29を迎えたいと思います。
料理研究家として、「藤野きみたか」よりは少しは知名度のある私ですが、小泉クルーの人材としては当然ですが役不足です。知名度さえあれば誰でもいいという考えは、ずっと国民として疑問に感じていたし、それを当り前のように思っている政治家って信じられませんでした。私は、自分を最も生かせる場、料理やお菓子作りの分野で今後も人生のすべてをかけていきたいと思います。「藤野きみたか」は、料理の世界ではもちろん戦力にはなりません。でも、政治の世界では必ずや30年のキャリアが役立つはずです。主人も残りの人生のすべてを、自分を最も生かせる場にかけたのだと思います。(以上)


‥‥そんなワケで、これは、2005年10月7日の日記、「お菓子の国のセレブ」で取り上げたけど、これほどのことを書いてた藤野真紀子本人が、コイズミチルドレンの1人として、自民党から立候補したのだ。この日記を読めば分かるように、藤野真紀子は、ダンナよりも自分のほうが知名度があるからって理由で、「藤野真紀子が(選挙に)出た方が、少しは知っていらっしゃる方がいていいんじゃない?」って言われたそうだ。そして、それに対して、こう言ってる。


「でもこれはキケンです。お菓子の国ならいざしらず、今、日本は真剣に日本を支えていく人材を必要としている大事な時です。日本には真の政治が出来る本物が必要だと思います。私が立候補して万が一にも当選しても、政治家として使いものになるのは少なくとも10年は勉強してからではないかと思います。飛行機が安全に飛ぶためには、飛行機を熟知し、かつキャリアのあるパイロットが必要です。私が操縦席に座ったのでは乗客は不安です。突然のアクシデントが起こっても「今 勉強中です。」と言ったって間に合いませんもの。」


で、こんな人が立候補しちゃって、当選しちゃって、国会議員になっちゃって、重要な国会をサボッちゃって、地方へお菓子の講演会に行っちゃったのだ。皆さん、どう思う? そして、何よりもコソクなのが、あたしがコイツのブログからこのエントリーを発見して、「きっこの日記」で指摘したら、このエントリーだけをソッコーで削除しちゃったのだ。

「当時はそう思っていましたが、今は状況が変わり、私にもできることを精一杯やってみようと思い、立候補することにしたのです」とかって言えばいいのに、何の弁明もせずに、コッソリと該当エントリーだけを削除して、ナニゴトもなかったかのようにトボケちゃうなんて、どこまで最低なクズ女なんだろう。一般人のあたしでさえ、一度アップしたエントリーを削除する場合には、一応は、成り行きなり事情なりを書くようにしてるのに、これほど無責任で自分勝手でデタラメな人間が国会議員をやってるなんて、自民党が崩壊しちゃうのもムリはないって気がする。

‥‥そんなワケで、選挙で当選するためには、それまでの主張を180度変えてみたり、戦死者を利用してみたり、ブログの過去ログを削除して証拠隠滅を図ってみたりって、なりふりかまってられないのが自民党の二枚舌議員どもってワケで、その頂点に君臨してるのが、3歩あるいたら自分の言ったことも忘れちゃうフロッピー麻生ってワケだ。まさに、「この親にしてこの子あり」って感じで、上から下まですべてがバカの見本市みたいなのが、今の自民党だろう。そして、そんな自民党に、いいように振り回されてるナンミョー党に至っては、さらに輪をかけたバカの集まりだろう。だから、1日も早く政権交代を実現させて、せめて自分の言ったことくらい覚えてる人たちに、この国の政治をやって欲しいと思う今日この頃なのだ。


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