ネットニュースに怒る眞鍋かをり
あたしは、ずいぶん前から不愉快に思ってんだけど、ネットニュースで、タレントのブログの内容をいちいち記事にするのってアリなワケ? いろんなタレントのブログを覗いて回って、その中に面白いエントリーとか問題のありそうなエントリーを見つけたら、そのタレントや事務所に無断で内容を丸写しして記事にする。そのクセ、そのブログへのリンクも貼ってない。ようするに、単なるネタのパクリじゃん。それどころか、ブログのエントリーにだって著作権があるのに、それを本人に無断で勝手に記事にして小銭を稼ぐなんて、まるで乞食じゃん。
「タレントの誰々さんがブログにこんなこと書いてますよ~!」って、こんなことを記事にして、恥ずかしくないのかね? なんか、ナンでもカンでも先生にチクリに行くチクリ野郎みたいで、ものすごくムカつく。本来なら、そのタレントのファンだけが楽しんでればいいハズのブログなのに、こうしたバカがいるから、無関係な野次馬が押し寄せちゃって、「炎上→閉鎖」なんてことになっちゃうのだ。
そう言えば、1ヶ月くらい前のテレビ朝日の「賢コツ!」か何かで、ゲストの眞鍋かをりが怒ってたよ。今年の1月くらいに、眞鍋かをりが、「シャワーを浴びてて、ふと下を見たら、自分の胸のとこに虫だかゴミだかがついてたから、驚いて手で払ったら自分の乳首だった」って話を自分のブログに書いたんだって。そしたら、その日のうちに、その話がネットニュースになってて、自分のブログの内容を無断でパクられてたって言って、すごく怒ってた。「普通、記者ってのは、自分でネタを探して記事を書くもの。こんなふうにタレントのブログの内容を無断でそのまま記事にするなんて、手抜きにもホドがある。記者としてのプライドはないのか?」って趣旨のことを言ってて、あたしは、ホントにその通りだと思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、タレントのブログの内容をそのまま記事にするのも最悪だけど、さらに見苦しいのが、ミクシーの個人の日記の内容をいちいち記事にしてる大バカだ。ミクシーってのは会員制のSNSなんだから、登録して会員にならないと他の人の日記を読むことができない。つまり、こうしたネットニュースの記者は、ネタを拾うために、わざわざミクシーに登録してるワケで、日夜パソコンに張りついてて、いろんな人の日記を覗いて回ってて、火がつきそうな日記を発見すると、これまた無断で記事にしてるってワケだ。ちなみに、こうしたネットニュースのネタにされた人たちのほとんどは、多くの人たちから嫌がらせを受けて、仕方なくミクシーを退会してる。
あたしの場合なんか、別に何ひとつ問題も起こしてないし、普通にミクシーを楽しんでただけなのに、「きっこはミクシーの住人だった」とかいう記事にされた。アホか? そして、このアホ記事が垂れ流されてから、あたしのミクシーは、ぜんぜん知らない人たちの足跡だらけになって、嫌がらせや脅迫のメッセが山ほど届き、あたしのマイミクや参加コミュにまで嫌がらせするヤツラが出て来た。ミクシーには、タレントや有名人が数えきれないほど参加してるのに、何であたしだけこんな記事にされなきゃなんないの? 百歩ゆずって、あたしがミクシー内で何か問題を起こして、そのことを記事にするのならまだ分かるけど、ただ参加してるだけなのに、何でそんなことを記事にするのか、まるで小学生の嫌がらせみたいだ。
でも、タレントのブログを無断で記事にするのも、ミクシー内のことを無断で記事にするのも、まだ可愛いほうだ。記者としては完全に終わってるけど、そんなことでもしなきゃ記事が書けないほど無能なんだから仕方ない。それよりも最低なのが、他人のブログのエントリーを盗んで記事にしてるヤツラだ。あたしのエントリーも、今までに数えきれないほどネットニュースにパクられてるけど、他にも、数多くのブロガーたちが被害に遭ってる。ようするに、ネットニュースの記者の中には、タレントのブログからネタ探しをしてるヤツや、大型掲示板やミクシーなどからネタ探しをしてるヤツの他に、有名ブロガーのブログを見てまわり、「これは!」と思ったエントリーを見つけたら、その内容を少しだけ書き換えて、イチから自分が書いた記事として公開しちゃうコソドロ野郎がいるってことだ。
‥‥そんなワケで、あたしの場合は、自分が聞いた情報を元にして日記を書いた時に、それだけじゃ内容が薄いと思ったので、図書館で本を2冊借りて来て参考にしたことがあった。全体の9割はあたしの聞いた話で、残りの1割が2冊の本に書かれてたことをあたしの言葉に変えて途中に織り込んだって形だった。そしたら、その2日後、あたしの日記とソックリの記事がネットニュースになってたのだ。もちろん、言葉の言い回しとかは変えてあったけど、内容はまったくおんなじだった。もしも、あたしの日記をパクッたんじゃないのなら、その記事を書いた記者は、あたしとおんなじ情報元からおんなじ情報を入手して、あたしとおんなじ本を2冊借りて来て、その中からあたしとおんなじ場所を参考にして、あたしとおんなじ感性で言葉を変更して書いたってことになる。そんなことアリエナイザーだ。
そして、こういうことが一度だけなら、まだ「偶然」て可能性も考えられるけど、あたしが確認してるだけでも、十数回もある。これが「偶然」だなんて、稲垣早希ちゃんが3回連続でサイコロの「1」を出すよりも確率が低いよ。それに、こういうのって、自分の書いたものをパクられたことのある人にしか分からない感覚なんだけど、どんなに巧く文章を組み替えられてても、元の文章を書いた本人には、一読でピンと来るんだよね。あたしみたいに、イチから自分で文章を書いてる人間て、たくさんの小ネタの中から、ドレとドレとドレをピックアップして、それをこういうふうに組み立てて‥‥って、ぜんぶ覚えてるから、それとまったくおんなじ最終形態にもってくためには、パクリしかないってことが分かるもんなんだよ。
ずいぶん前に、バイクの窃盗グループの被害に遭って、大切なバイクを盗まれちゃった人たちが、自分のバイクがネットで売られてるのを発見したっていうドキュメンタリー番組を観た。ニポンで盗まれたバイクは、すべてバラバラにされて、「部品」としてコンテナに積まれて、中国へと送られる。そして、中国で、また元通りに組み立てられて売られてるんだけど、その被害者が、たまたまネットで自分のバイクを発見して、取り戻すために仲間たちと中国まで行くって内容だった。それで、ようやく自分のバイクと対面したんだけど、向こうのバイク屋も、それなりのお金を支払って窃盗グループから仕入れてるワケだから、いくらニポンで盗まれたものだって訴えても、タダで返してくれるワケはない。
で、そこからの流れもいろいろとあるんだけど、あたしがよく覚えてるのは、やっとのことで自分のバイクと対面した被害者が、マフラーについてたちっちゃな傷を指さして、「この傷、これは僕のバイクに間違いありません!」て言ったことだった。あたしが言いたいことって、これなんだよね。第三者から見たら、とりわけ特徴なんてないみたいに見えるものでも、それを大切にしてた人にとっては、「自分のもの」だってことが、ひと目で分かるんだよ。文章もおんなじで、いろんなことを頭の中で考えながら、言葉を選んだり言い回しを考えたりしてイチから自分で作った文章って、やっぱり愛着があるから、どんなにくだらない内容のものでも、みんな大切なあたしの子供なんだよ。だから、それを盗まれたら、どんなふうに書き換えられてても、一読で分かるんだよ。
太田農水相(当時)の秘書宅の隣りに住んでたことで思わぬスポットが当たっちゃった池田信夫さんも、いつもブログのエントリーを無断でパクられるそうで、昨日の11月18日のエントリーでも、ルールやマナーを無視したネットニュースサイトのデタラメぶりについて言及してる。自分じゃ取材ひとつしないで、他人のブログのエントリーをパクって記事にするなんて、どこかの恥知らずの盗作作家とやってることはおんなじだ。それなのに、このネットニュースでは、この盗作作家の盗作問題まで記事にしてんだから、「目クソ鼻クソ」とはこのことだろう。その上、これを商売としてやってんだから、「濡れ手に粟」とはこのことだろう。
‥‥そんなワケで、あたしは、いくら「ネットニュース」だからって、自分たちは取材ひとつしないで、タレントのブログから一般人のブログに至るまで、すべてネット上からネタを拾って来て、それをまるで自分の手柄のように記事にするなんて、あまりにも人をナメてると思う。元の文章を書いた人間に対してだけじゃなくて、その記事を読む人に対しても失礼だと思う。眞鍋かをりが怒ってたのも当然だけど、眞鍋かをりのファンにも失礼だし、一般の読者にも失礼だ。こんな「人のフンドシで相撲をとる」ような記事を平然と発表できるなんて、もともとが記者としてのプライドのカケラもないようなヤツラなんだろうけど、こんなヤツラを雇ってる媒体自体が、すでにネット上の笑い者になってると思う今日この頃なのだ。
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