« メティママ、ありがとう! | トップページ | 米軍の流れ弾が民家を襲う/沖縄 »

2008.12.14

新聞とテレビが見捨てられる日

今年は、小さくブレイクしたタレントは何人かいたけど、コレといって大ブレイクしたタレントは1人もいなかった。やっぱり、若い人たちのテレビ離れ、芸能離れが加速してるからだと思うけど、アイドルを見ても、お笑い芸人を見ても、最近はものすごくレベルが低くなって、そこらのシロートみたいなのばかりになって来たことが最大の原因だろう。「お金を払ってでも観たい」って思えるようなタレントや芸人は、ほとんど見当たらなくなった。

たとえば、お笑い芸人の場合なら、世界のナベアツの「3の倍数でアホになる」とかなんて、ひと昔前なら単なる「スナック芸」で、とてもじゃないけどプロの芸人がテレビで披露するようなものじゃなかった。サラリーマンが忘年会でやる隠し芸のレベルだ。エドはるみの「グ~」にしても、いったいアレのどこが面白いのか、あたしにはまったく理解できない。幼稚園児とかがキャッキャと喜ぶのなら分かるけど、いい年こいた大人が、アレのどこを見て笑えばいいのか。笑うどころか、あまりにも痛すぎて、見てるこっちが恥ずかしくなって来る。

漫才にしても、話術の巧さで笑わせるような本物の漫才師は見かけなくなり、そこらを歩いてる兄ちゃんみたいなのが、自分たちのファンにだけしか分からない内輪ネタを繰り返してるだけだ。モノマネ芸人にしても、いつまでも織田裕二のモノマネだけで引っぱり続けてる山本高広なんて、どのクラスにも1人はいる「ちょっとモノマネのうまいクラスメート」のレベルで、「ダウンタウンの浜ちゃんが笑ったとこ」なんてぜんぜん似てやしない。あんなレベルのモノマネなら、新宿2丁目のゲイバーにでも行けば、もっとうまい人がいっぱいいる。

挙句の果てには、何てコンビか知らないけど、「24」のジャック・バウワ―とかいう人のモノマネばかりしてるのが出て来た。番組では、SEでサクラの笑い声を編集してるのか、それなりにウケてるみたいに放送してるけど、「24」なんて観たことないあたしには、まったく面白くもない。でも、「24」を観てた人には少しは面白いんだろう。つまり、誰にでも分かる普通のモノマネをするほど実力のない人たち、すべての人を楽しませる実力のない人たちが、こうした隙間産業的なセコいネタばかりに目をつけ始めたんだと思う。そして、これを「お笑いの細分化」と見るか、それとも「お笑いの劣化」と見るかは、テレビが地デジになっても、まだテレビなんかを観ようと思ってるオメデタイ人たちに任せとけばいいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、2011年から、テレビは地デジになって、今のテレビじゃ観られなくなる。だけど、毎日毎日、朝から晩まで、あれほどしつこく地デジのCMを繰り返してるのに、未だ地デジ対応のテレビやチューナーに替えた家庭は40%にも満たないという。総務省では、2008年までに60%以上の普及を目指してたそうだから、大幅に遅れてるってことになる。だけど、この総務省の試算てのは、最終的に100%の移行を想定したもので、「テレビを買い替えないと観られなくなるんなら、もうテレビなんか観なくてもいいや」っていう、あたしみたいな考えの人のことは計算に入れてないのだ。

あたしは、前から言ってるように、今のテレビが映られなくなったら、もうテレビは卒業するつもりだ。だって、別にテレビが壊れたワケでもないのに、何で自分でお金を出して新しいテレビを買わなきゃなんないワケ? テレビ局が新しいテレビをタダでくれるんなら観てやってもいいけど、放送する側の勝手な都合で映らなくなるんだから、あたしがお金を払う義理なんてない。いつテレビをつけたって、どうせ、ナンミョータレントとジャニタレとシロート芸人とバカアイドルとニューハーフとゲイと自民党の広報担当の司会者しか出てないんだから、お金を払ってまで観るほどの番組なんて5%くらいしかないのが現状だ。それに、どうしても観たい番組があれば、ケータイのワンセグで観ることができるし、誰かがYOU TUBEにアップしてくれるのを待ってから観てもいい。

今年の3月に、「テレビとパソコン(インターネット)、これから死ぬまでどちらか片方しか使えないとしたら?」っていうアンケートをしたら、「テレビを選ぶ」が777票(7%)、「パソコンを選ぶ」が8908票(88%)、「両方いらない」が412票(4%)だった。もちろん、これは、この質問の通り、「どちらかしか使えなくなる」っていうアリエナイザーな状況下での話だから、現実的とは言えない。だけど、現代の世の中の人たちが、テレビとインターネットのどちらに比重を置いてるかってことの指針にはなると思う。

で、今の不景気と、自民党による今後の消費税の大幅引き上げと、テレビの番組自体の劣化と、インターネットがテレビの代わりになり始めてる現状とをミックスして推測すると、あたしの高卒の脳みそがハジキ出した数字は、「世の中の4人に1人、約25%の人たちは、地デジになったらテレビを観なくなる」ってものだった。こないだ、パソコンの部品を買いにコジマ電気に行った時に、テレビ売り場にいた店員さんに聞いてみたら、テレビもソコソコは売れてるそうだった。だけど、実際にテレビを買う人の多くは、ブルーレイとセットで買う人が多いそうで、テレビ番組を観るためにテレビを買うんじゃなくて、あくまでも好きな映画とかを観るための映像モニターとして買う人がほとんどだって言ってた。

ようするに、テレビっていう家電はどんどん進化し続けてるのに、そこに映し出される番組は劣化し続けてるってワケで、タレントの顔の毛穴まで映るような高画質で大画面のテレビを買ったところで、そんなもので観るほどの価値のある番組が無くなって来たってワケだ。だから、あたしの予想では、テレビっていう家電は映像モニターとして進化し続けてくけど、テレビ番組はそのうち世の中から消えちゃうと思う。だって、今のテレビ番組のほとんどは、1ピコグラムも世の中の役に立ってないんだから。

‥‥そんなワケで、あたしは、テレビよりも先に消えるのが、新聞だと思ってる。ここ数年、新聞を定期購読する人が加速度的に減少してるそうだけど、新聞の購読をやめた人の理由のトップ3が、「インターネットとテレビがあれば十分」「不景気なので節約のため」「新聞はゴミになる」だった。そして、今でも新聞を定期購読してる人でも、ぜんぶのページを読んでるって人は、わずか4%しかいなくて、7割近い人が「1面とテレビ欄しか見ない」って答えてた。それなら、月に2回、「テレビブロス」を買えば済んじゃうことになる。そうすれば、お金は月に3000円以上、年間に4万円も浮くし、ゴミも出なくなる。つまり、お金の節約になるだけじゃなくて、環境にもいいってワケだ。

こうした傾向が顕著になったのは、インターネットの普及にともなってのことだ。今や、ほとんどの家庭に1台以上のパソコンがあって、そのうちの98%はインターネットに接続してる。そして、そのほとんどが定額プランなんだから、新聞なんかとらなくても、パソコンを見ればニュースが読める。それも、新聞よりも速く配信されるし、1つのニュースを複数の配信元から多角的に見ることができる。そして、料金はタダだし、ゴミも出ない。

だから、あたしは、このままインターネットが普及して行けば、真っ先に消えるのが新聞だと思ってる。もちろん、現在の新聞社は残るけど、各家庭に紙でできた新聞を配達するんじゃなくて、契約してる家庭のパソコンに電子版を配信するってシステムになるハズだ。そして、その次に消えるのが、当然、テレビだろう。今でも、インターネットでほとんどの番組を観られるし、アニメでも映画でもドラマでも、自分の好きな時間に観ることができる。テレビみたいに、放送時間に自分のほうを合わせなくてもいいし、1話から最終話までマトメて観ることもできるし、何と言っても、うっとうしいCMを観なくて済む。

‥‥そんなワケで、新聞が消えて、テレビが消えると、あとはラジオと雑誌だけど、あたしは、ラジオは最後まで残ると思うから、次に消えるのが雑誌だ。だけど、雑誌の場合は、完全にゼロにはならないだろう。ものすごく面白い雑誌や、ものすごく必要とされる雑誌は、何とか生き残ると思う。もちろん、すべての情報がインターネットで手に入る時代になり、音楽までもがCDを買う人よりもダウンロードする人のほうが増えて来たんだから、雑誌がカバーしてたメディアも、そのほとんどはインターネットに奪われちゃうと思う。

雑誌って、次から次へと生まれては消えてく。たとえば、今年だけでも、11末までに、すでに187冊もの雑誌が休刊や廃刊になってる。ようするに、2日に1冊の割合で雑誌が消え続けてるってワケだ。今年の1月には、あたしの好きだった「カヌーライフ」が休刊になり、続いて「艶女(アデージョ)」なんて造語を産んだ「ニキ―タ」も休刊になった。2月には「ワールドサッカーマガジン」が休刊になり、3月には「とらばーゆ」が休刊になった。他にも、「猫の手帖」「毎日らいふ」「主婦の友」「近代将棋」「オール株式情報」「週刊ヤングサンデー」「株価四季報」「ロードショウ」「月刊プレイボーイ」‥‥って、歴史のある雑誌が次々と休刊になった。

ちなみに、ここでは一律「休刊」て言葉を使ってるけど、実際には「廃刊」になった雑誌がほとんどだ。これは、詳しく説明すると大変だから、フランク・ザッパに書くけど、雑誌には、それぞれに「雑誌コード」ってのが割り振られてて、一度「廃刊」にしちゃうと、そのコードは10年くらい使えなくなっちゃう。そのため、ホントは「廃刊」なんだけど、表向きは「休刊」て形をとっておいて、出版社がそのコードをキープしとくってスンポ―なのだ。

それにしても、90年以上もの歴史がある「主婦の友」とか、40年近い歴史がある「ロードショウ」までもが休刊になっちゃうなんて、単に不景気ってだけじゃなくて、やっぱりインターネットの普及による雑誌離れが加速してるんだと思う。特に、ここで注目すべきなのが、「オール株式情報」や「株価四季報」の休刊だろう。ひと昔前は、こうした雑誌は株をやってる人たちの必需品だったのに、今はインターネットでリアルタイムの株価が分かるようになったから、古い情報なんて無用の長物になっちゃったんだと思う。

それから、あたし的には、「猫の手帖」の廃刊にも注目してる。「猫の手帖」は、通称「猫手」って呼ばれてて、猫の雑誌の中じゃ、たぶん一番の老舗で、30年近い歴史があった。あたしも好きな雑誌で、高いからいつもは買えないけど、年末の12月号だけはムリして買ってた。それは、翌年の猫カレンダーがついてたからだ。そんな「猫手」も、今年、休刊に追い込まれちゃった。何よりもビックル一気飲みなのが、この「猫の手帖」って、「猫の手帖社」っていう出版社から出てた雑誌なのだ。つまり、看板雑誌だったってことで、こうした位置づけの雑誌の休刊は、ものすごく大きなことだと思う。そして、今年は、他にも数種類の猫雑誌が廃刊になってる。だけど、逆に、インターネットでは、猫のブログや猫のサイトが大人気だ。ようするに、こうしたペットの世界までもが、紙媒体からインターネットへと利用者が移行したってことになる。

また、昔からの映画ファンは、「ロードショウ」を毎号楽しみにしてて、いろんな記事をジックリと読んだり、自分の好きな女優さんのグラビアを丁寧に切り取って、額に入れて飾ったりしてたんだと思う。だけど、今は、次の発売日まで待たなくても、知りたい映画のタイトルを打ち込んでインターネットで検索すれば、一瞬のうちに読み切れないほどの情報が集まる。好きな女優さんの写真だって、ネット上でいくらでも観ることができるし、気に入ったものは自分のパソコンの壁紙にしたり、プリントアウトして飾ることもできる。さらには、自分の写真を取り込んで、お気に入りの女優さんとの2ショットだって作れちゃう。これなら、雑誌を買う人も減って当然だ。

もともとつまんなくて廃刊になった雑誌も多いだろうけど、何十年も続いて来た歴史ある雑誌の場合には、確実に固定ファンがいたワケだから、それが売れなくなって廃刊に追い込まれたってことは、ユーザーが紙媒体からインターネットへと移行したって考えるのがスジだろう。だから、あたしは、雑誌って媒体は決して無くならないとは思うけど、ものすごくシビアに淘汰されてく時代に突入したんだと思う。インターネットが普及するまでは、単なる「情報の垂れ流し」や「他誌の二番煎じ」みたいな三流雑誌でも、それなりに売れてと思う。だけど、これからの時代は、情報のスピードや量じゃインターネットに敵うワケないんだから、紙媒体じゃなきゃできないことを見つけて行かない限り、簡単に淘汰されてくと思う。

そして、あたしは、雑誌の中で真っ先にインターネット配信に切り替わるのが、マンガ雑誌だと予想してる。音楽が、CDよりもダウンロードのほうが主流になって来たのは、インターネットの普及ってことだけじゃなくて、もっと大きな要因がある。それは、アルバム単位で購入しなくても、1曲ずつバラで買えるってことだ。CDを買うと、聴きたくない曲も含めて買わなきゃなんないけど、ダウンロードなら、1曲いくらのバラ売りだから、1枚のアルバムの中から、自分の欲しい曲だけをピックアップして買うことができる。

これとおんなじで、マンガの週刊誌だって、掲載されてるすべてのマンガを読みたいと思ってる人は少ないだろう。大好きなお目当てのマンガは2~3本で、あとは惰性で読んでるような感じだと思う。だから、マンガの週刊誌もインターネット配信にして、自分の読みたい作品だけを単品で買えるようにすればいいと思う。たとえば、「少年マガジン」なら、今、オフィシャルサイトを見てみたら、260円で、28本のマンガが掲載されてた。だから、丸ごとぜんぶ読みたい人は260円でダウンロードできるようにして、バラの場合は1本10円にすればいい。こうすれば、ぜんぶ読みたい人はバラで買うよりも得するし、読みたい作品が少ない人はバラで買えばムダがない。そして、ケータイにも対応させれば、電車の中で読むことだってできる。

‥‥そんなワケで、あたしの予想だと、まず初めに新聞が消えてインターネット配信へと移行して、次にテレビが消えて、続いて雑誌が淘汰されてくようになり、大かたの雑誌はインターネットへと移行する。そして、テレビや紙媒体が無くなっても、絶対に無くならないのがラジオだと思う。もしかすると、電波の飛ばないFMは消えちゃうかもしれないけど、遠くまで聞こえるAMだけは絶対に残ると思う。それは、ラジオが、インターネットにはない特性を持ってるからだ。

まず、ラジオの場合は、何よりも大きいのが、「車の運転をしながら聴くことができる」ってことだ。どんなにインターネットが発達しても、車の運転中にパソコンの操作はできないだろうし、たとえ操作できるシステムが開発されたとしても、ケータイとおんなじで、運転中の操作は危険だから禁止されるハズだ。だから、車の燃料がガソリンから電気に変わろうとも、水素に変わろうとも、絶対に無くならないのがカーラジオだと思ってる。

その上、ラジオは、今のケータイならほとんどの機種で聴くことができるし、ワンセグでテレビを観るのと違って、電池の減りも格段に低い。さらには、屋外であれば、ケータイが圏外の場所でも、AMラジオなら受信できる場合が多いし、緊急時の情報はインターネットよりも速い。たとえば、地震や津波が起こった場合なんかは、一番速いのがラジオで、続いてテレビ、最後にインターネットだ。こうして考えると、新聞やテレビや雑誌がインターネットに取って代わられたとしても、ラジオだけは固有の特性によって生き残るってことが推測できる。

あたしは、近い将来、新聞や雑誌がインターネットに取り込まれて行くのは、誰にでも簡単に想像できる自然の流れだと思ってる。だけど、テレビが衰退するってのは、普通に考えたらアリエナイザーなことだし、あたしも、今後のテレビ局の方向性によっては、生き残ることも可能だと思ってる。それは、ものすごく単純なことで、ヒトコトで言えば、「視聴者がお金を払ってでも観たいと思えるような質の高い番組を作る」っていう極めて当たり前のことをするだけのことだ。何しろ、今のテレビ番組は、長いテレビの歴史の中で、たぶん最低の水準にまで堕落してるからだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、百歩ゆずれば、バラエティー番組なんかは、別に低俗でも構わないと思ってる。だけど、今のテレビ番組の中で、何よりも最低最悪なのが報道番組だってことが、テレビって媒体が終わってる最大の原因だと思ってる。だって、原発の事故なんて、絶対に報道しないじゃん。昨日の六ヶ所村のプルトニウム工場の異常だって、その前の柏崎刈羽原発の火災だって、その前の女川原発の火災だって、どの局もいっさい報じなかったじゃん。沖縄の基地の問題も、ぜんぜん報道しないじゃん。つい、こないだだって、沖縄の米兵の乗った小型飛行機が民家のすぐそばに墜落して炎上したってのに、どの局もまったく報じなかったじゃん。それもこれも、トヨタの奥田がハッキリと言ってたように、スポンサーが番組の内容に口出しできるからだ。国民を無視して大企業と官僚のためだけに政治をやってる自民党も、視聴者を無視してスポンサーと政府のためだけに番組を作ってるテレビ局も、いつまでも調子に乗ってないで、そろそろ自分たちが国民や視聴者から見捨てられる日のことを心配し始めたほうがいいと思うよ。だって、アメリカじゃ、大差で政権交代が行なわれた上に、あの大手のメディア、トリビューンまでもが破綻しちゃったんだから‥‥なんて警告してみた今日この頃なのだ。


★ 今日も最後まで読んでくれてありがと~♪
★ 新聞もテレビも終わってると思う人は、賛同のクリックをお願いしま~す!
   ↓   ↓
■人気blogランキング■

|

« メティママ、ありがとう! | トップページ | 米軍の流れ弾が民家を襲う/沖縄 »