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2008.12.28

聖獣シュカンガー降臨

もともとブッツケで日記を書いてるあたしだから、いつも誤字脱字とかも多くて、アップしてから読み返してみて、「あっ!」とか「うっ!」とか言いながら訂正したりしてる。だから、更新のお知らせメールが届いて、ソッコーでアクセスした人は、訂正する前の間違いだらけの日記を読んだことがあるかもしれない。特に多いのが漢字の変換ミスだけど、「て・に・を・は」がおかしい場合もあるし、カタカナとひらがなを間違えてる場合もある。たとえば、「ママチャリ」って打ったつもりで、アップした日記を読み返してみたら、「ママチャり」になってたりする。ものすごいスピードで打ってるから、「リ」と「り」なんて気づかないよ。

でも、こうした間違いなら、読んでる人もミスってことが分かってくれるから、それほど困らない。だけど、ここんとこ師走でバタバタしてて、精神的にも落ち着きがないから、「あとで書こう」と思ってたことを打ってるうちに忘れちゃったりする。昨日の日記でも、「東京タワーの蝋人形コーナーにフランク・ザッパの蝋人形がある」ってことをオチに使おうと思って書き始めたのに、書いてるうちにコロッと忘れちゃって、ずっとしてから「ハッ!」と思い出す始末。その上、スティーブ・ヴァイがベジタリアンだってことも、どこかに織り込もうと思ってたのに、それも忘れちゃった。

アホみたいにダラダラと長い日記の中にも、できるだけ多くの「ムダな知識」を網羅したいと思ってるあたし的には、こうした小ネタの忘れ物は、とっても悔やまれる。それもこれも、すべてが師走のセイってワケじゃなくて、常にいろんなことが頭の中に渦巻いてて、1つのことをジックリと考えられないあたしの脳みその性質に起因してるんだと思う。何しろ、「フランク・ザッパのことを書く」って決めて日記を書いてるのに、あたしの頭の中は、「フランク・ザッパ」→「ザッパ」→「ガッパ」→「ガメラ」→「昭和ガメラと平成ガメラの違い」→「昭和ガメラは可愛いけど平成ガメラは恐い」‥‥ってふうに、音楽とは関係ない方向へ流れてっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ふだんから1つのことをジックリと考えるのが苦手で、考えがどんどんダッフンしてっちゃうんだけど、特に「今年もあと4日」だなんて思ったら、いつもに輪をかけてひどくなっちゃったみたいだ。さっきだって、パソコンでお仕事の書類を作りながら、NHKの教育テレビで「サイエンスZERO」をつけて音だけ聞いてたら、「粘菌に迷路を解かせる」ってのをやってて、ヤタラと「粘菌」て言葉を連呼してた。それで、あたしは、音だけ聞いてたから、どうしても「年金」を連想しちゃって、ここから、あたしの脳みそは暴走モードに突入しちゃった。

「粘菌」から「年金」を連想した最初は、「マスゾエなんかにやらせてるから、いつまで経っても年金問題が解決しないんだ」って思っただけなんだけど、こういうことを思っちゃうと、「どうするべきか」ってことに思考回路が働き出しちゃう。それで、あたしは、「粘菌と言えば南方熊楠(みなかたくまぐす)だ」ってことが浮かんで、それが「年金問題」と頭の中でクロスオーバーしちゃって、「南方熊楠を厚生労働大臣にすれば粘菌問題は解決する」ってふうになっちゃう。

で、「我ながらグッドアイデア!」って思って、このネタをいつか日記に書こうと思ったのもトコノマ、今度はここで、「でも南方熊楠なんて100人が100人とも知ってる人じゃないよな?」って不安が頭をよぎる。そうなると、「それなら、本格的に南方熊楠のことを取り上げて、南方熊楠についての日記にして、そのオチの部分で、『‥‥そんなワケで、粘菌の研究に人生を捧げた南方熊楠をマスゾエの代わりに厚生労働大臣にすれば、粘菌問題もアッと言う間に解決しちゃうと思う今日この頃なのだ(笑)』って感じでマトメようかな?‥‥ってふうになって来る。

こうして、1本の日記の外郭が出来上がる。だから、日記のネタとしては、これでいい。ただ、何よりも問題なのは、これが、パソコンでお仕事の書類を作ってる間の脳みその動きだってことだ。もちろん、あたしは、こんなことを考えながらお仕事の書類を作れるほど器用じゃないから、この間、あたしの手は止まってる。ここが問題なのだ。なのだったらなのなのだ!

‥‥そんなワケで、今のケースは、お仕事の書類を作ってる最中に、ぜんぜん関係ない言葉に脳みそが反応して暴走を始めちゃって、結果、日記のネタを作ることはできたけど、カンジンのお仕事の書類を作るのが遅くなった‥‥って形だ。本来やるべきことと、頭の中で考えてることとが、完全に分離しちゃってる。だから、まだマシなのだ。こんなに変なことを考えつつも、脳みその別の部分では、お仕事の書類のことと日記のネタのことを「別々のこと」として認識できてるからだ。

だけど、昨日の日記を書いてる時のケースは、今、フランク・ザッパに関する日記を書いてるってのに、頭の中は、「フランク・ザッパ」がどんどんダッフンしてって、いつの間にか「昭和ガメラは可愛いけど平成ガメラは恐い」ってことになっちゃったのだ。そして、「いつか昭和ガメラと平成ガメラの違いについての日記を書こう」ってとこまで行っちゃった。つまり、あたしは、1つの日記を書きながら、頭の中じゃ別の日記の話題について考えてるってワケで、こうなって来ると、今書いてる日記のことと今度書こうと思う日記のネタのことを「別々のこと」として認識できなくなって来る。

分かりやすく言うと、今、ずっと食べたかったお寿司を食べてるのに、頭の中じゃ「あのお店のうなぎを食べたいな~」って考えてるのとおんなじことだ。お寿司を食べ始めるまでは、「カッパ巻きは3つあるから、握りを2つ食べるごとにカッパ巻きを1つ食べる作戦にしよう」とか、「ウニは最後の楽しみにとっておこう」とかって考えてたのに、食べ始めたトタンに「うなぎ」のことなんか考え出しちゃったから、目の前のお寿司のことがナオザリになっちゃった。そして、気がついた時には、先にウニを食べてたり、カッパ巻きが3つとも残ってたりする。この方式で、あたしは、フランク・ザッパの蝋人形のことも、スティーブ・ヴァイがベジタリアンだってことも、書き忘れちゃったのだ。

だいたいからして、今、この日記を書いてる最中にも、何度も何度も脳みそが他の方向へ行きかけてて、精神力で引き戻してるのだ。たとえば、「カッパ巻き」って打った瞬間に「ガッパ」のほうへ行きそうになっちゃったし、「ナオザリ」って打った瞬間に「ナオザリとオザナリの違いについて」ってほうへ行きそうになっちゃった。脳みそのオモムクままにしとくと、あたしの思考はどんどんそっちに行っちゃうから、そっちのことはものすごく気になるんだけど、脳みそに「フン!」って力を入れて、好奇心にフタをして、ムリに思考を元に戻してるって感じなのだ。

‥‥そんなワケで、ここまで来ると、病的ってよりも、病気そのものみたいな気もして来る。そして、そんなふうに考え始めると、これまた新たな「そっち」が誕生しちゃって、ホントに収拾がつかなくなっちゃうし、かなり凹んだりもしちゃう。だから、この辺で、あたしの主観に登場してもらおうと思う。あたしの場合、俳句を通して、できるだけ客観的にモノゴトを見る訓練を積んでるから、こうして自分の脳内のことを分析できるんだけど、その結果、自分が凹むことになっちゃったら、それこそ本末転倒だからだ。

世の中の9割以上の人たちとおんなじに、主観的にモノゴトを見るようにすれば、自分のことは自分に都合よく見ることができる。たった1年で無責任に総理大臣のイスをホッポリ投げられるのも、支持率が1ケタになっても平然と総理大臣のイスにふんぞり返っていられるのも、すべては客観性の欠落によるものであり、自分のことを主観的にしか見られないからだ。だから、あたしも、アベシンゾーやフクダちゃんやフロッピー麻生のように、人のことなんか1ピコグラムも考えずに、自分のことだけを主観的に見るようにすれば、この100年に一度の脳内危機を回避することができるってスンポ―だ。

だから、これほど国民が困ってる時に、何もせずにすべて先送りして、自分だけトットと12月26日から1月5日まで11日間もお正月休みをとっちゃったフロッピー麻生を見習って、あたしも自我の封印を解き放って、召喚魔法で「聖獣シュカンガー」を呼び出しちゃう。そうすれば、あたしは、病気でもなきゃ病的でもなく、極めて普通の人間てことになる。だって、1つのことをやってる時に、別のことが気になったり、そっちの方向へ思考が行っちゃうのは、「にんげんだもの」 by みつを‥‥ってことになるからだ。

ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんや益川敏英さんみたく、ものすごく頭がいい人って、同時にいくつものことを考えられる。そして、思考がどんどん連鎖してっても、その過程をすべて俯瞰して見てるから、どんなにダッフンしちゃっても、一瞬のうちに好きな場所へ思考を戻すことができる。たとえば、「フランク・ザッパ」→「ザッパ」→「ガッパ」→「ガメラ」→「昭和ガメラと平成ガメラの違い」→「昭和ガメラは可愛いけど平成ガメラは恐い」‥‥って流れが、もっともっと遥か遠くまで連鎖してって、「麻婆豆腐」ってとこまで行ったとしても、それまでの流れをすべて俯瞰して見てるもう1つの脳みその機関があるから、決して脳内の迷路で迷子になることもないし、必要な時にはいつでも一瞬で「ガメラ」に戻ったり「ザッパ」に戻ったりできるのだ。

つまり、頭さえ良ければ、1つのことをやってる時に他のことが気になっても、そっちへ思考がどんどんダッフンしてっても、何ひとつ問題はないってことになる。逆に言えば、これこそが人間の人間たるユエンであって、こうした好奇心による発想こそが人類を進化させて来たってワケだ。だから、あたしは、病気なワケでもなく、落ち着きがないワケでもなく、集中力が足りないワケでもなく、単に「頭が悪い」ってだけなのだ。一度に複数のことを考えられるような高性能の脳みそを持ってないのに、どんどんダッフンしてくと、そのうちにスタート地点が分からなくなっちゃうような記憶力の悪い脳みそしか持ってないのに、それなのに小柴昌俊さんや益川敏英さんみたいな思考パターンを志向することを嗜好してたために試行錯誤しちゃっただけなのだ。

‥‥そんなワケで、「しこう」って打ってみたら、いろんな漢字が出てきちゃったので、せっかくだから4つほど使ってみたワケだけど、あたしの脳みそでできるのは、これが精一杯ってワケだ。だって、「師走だもの」 by きっこ‥‥ってことで、今年もあと4日しかないっていう焦燥感も、召喚魔法で呼び出した「聖獣シュカンガー」にまたがってれば、ホホイのホイって感じに走り抜けられちゃいそうな気がする今日この頃なのだ(笑)


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