日本から米国へ大量の高濃縮ウラン
「日本から米国へ大量の高濃縮ウラン」(世田谷通信)
27日、米核安全保障局(NNSA)の高官によって、96年から今年までの13年間に、日本で作られた高濃縮ウラン計579・7キロがアメリカへと移送されていたことが分かった。これは核兵器約20発分に相当する量で、日本原子力研究開発機構や京都大が保有する研究用原子炉で作られたものである。これは非核三原則を持つ日本がアメリカへ核兵器の原料を提供していたことの裏づけであり、表向きは核燃料のリサイクルを謳って推進されている六ヶ所再処理工場の計画も、アメリカへの高濃縮ウランの大量提供が目的なのではと懸念される。市民の反対を押し切って横須賀を母港化した米原子力空母ジョージワシントンの問題と並び、こうした日本政府の姿勢は、世界唯一の被爆国としての自覚が欠落したものといえよう。(2008年12月28日)
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