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2009.02.02

片岡さんの主張が認められる

「片岡さんの主張が認められる」(世田谷通信)

高知のスクールバス事故の片岡晴彦さん(現在服役中)が、捜査の過程で警察官による証拠隠滅などが行なわれたとして、2008年3月に高知県警警察官を被告訴人不詳のまま告訴したが、告訴を受理した高知地検は同年9月、「証拠隠滅の嫌疑は全く無い」として警察官を不起訴処分にした。この不起訴処分に対し片岡さんは「不起訴不当」として高知検察審査会に不服申し立てを即日行なっていたが、高知検察審査会は厳正なる審議の結果、1月28日、片岡さんの申し立て通りに「不起訴不当」の決議をした。高知検察審査会は「検察官は衝突現場の写真撮影報告書及び実況見分調書添付の写真及びネガフィルムを鑑定、分析するなどの捜査を行う必要があると思われる」「バスの同乗者などの供述も参考にする必要があると思われる」「申立人が実施した走行実験による鑑定結果に対して、検察官は別の専門家による検証を踏まえ、反論を行う必要があるのではないか」など5項目の問題点をあげ、捜査や裁判が公正に行われなかった事実を指摘した。この事件は「停止していたスクールバスに白バイが高速でぶつかって来た」という数多くの証言をすべて採用せず、物理的にはありえないタイヤのブレーキ痕の写真が証拠として採用されるなど、当初から「警察が身内をかばうために組織的に関与した冤罪事件」として全国から注目されている。今回、片岡さんの主張が認められたことで、事件は新たな展開を見せると思われる。(2009年2月2日)


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