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2009.02.18

小さいことはいいことだ!

あたしが子供のころって、テレビの娯楽番組っていうと、何よりも歌番組がメインだった。NHKの「レッツゴーヤング」を始め、「ヤングおー!おー!」とか「ベスト30歌謡曲」とか「ザ・ベストテン」とか「歌のトップテン」とか、とにかく、たくさんの歌番組があった。そして、歌がメインじゃないクイズ番組とかバラエティー番組でも、ゲストに歌手が出ることが多かった。ようするに、今のお笑い芸人の位置に、歌謡曲の歌手がいたってワケだ。そして、流れとしては、通称「スタタン」って呼ばれてた「スター誕生!」からデビューして、それで歌番組に出るようになるってのが王道だった。

だけど、あたしが歌番組を夢中になって観るようになったのは、やっぱり、小学3年生の時に、中森明菜ちゃんがデビューしてからだ。あたしは「スタタン」を観てなかったから、明菜ちゃんが「スローモーション」でデビューしてから初めて観たんだけど、明菜ちゃんを初めて観たあたしは、その美しさにガクゼンとして、世の中にこんなに美しい人がいるのかと思って、頭がのぼせるような思いでウットリして観てた。

このころって、人気のある歌手は3ヶ月ごとくらいに新曲をリリースしてたから、やっと「スローモーション」を歌えるようになったころには、もう次の「少女A」がリリースされて、やっと「少女A」を歌えるようになったころには、もう次の「セカンドラブ」がリリースされて、ホントに大変だった。子供だからレコードは買えないし、ビデオもないから、いろんな歌番組をカタッパシから観て覚えるしかなかった。その上、明菜ちゃんの歌を歌うと、おばあちゃんからも母さんからも「子供はそんな歌を歌うんじゃないの!」って叱られてたから、神社の秘密の場所で歌うしかなかった。

あたしが子供のころに住んでた渋谷のお家は、小田急線の「代々木八幡」ていう駅が最寄り駅で、駅とオリンピック公園(代々木公園)との間の住宅街の中にあった。それで、学校の帰りに、山手通り(環六)の下のガードをくぐってから、裏道を通って八幡神社の裏側に行って、そこから石段を上ってって、変なおじさんが彫ってある大きな岩のとこにランドセルを置いて、3年生から習い始めたタテ笛をマイクの代わりに持って、そのおじさんをお客さんに見立てて、「思わせぶ~りにクチビル濡らし~きっかけぐらいはこっちで作ってあ~げる~♪」って、明菜ちゃんの歌を練習してた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、それから10年以上も経って、大人になってから知ったんだけど、子供のころのあたしが、たぶん何十回とか、ヘタしたら100回以上も明菜ちゃんの歌を聴かせたそのおじさんは、有名な俳人の臼田亜浪(うすだあろう)で、その岩は、「そのむかし代々木の月のほととぎす」って句が彫ってある「句碑」だったのだ。何も知らなかった子供の時のこととは言えは、まさか、臼田亜浪大先生のことを「変なおじさん」だなんて思ってた上に、明菜ちゃんの歌を歌いながら「流し目」で見つめたりして、たいへん失礼いたしました‥‥ってなワケで、25年も過ぎてからの謝罪も済んだので、いかりや長介風味で、次行ってみよ~!

で、25年以上も前のことを書いてみたんだけど、さらにサカノボルこと約5年、あたしがもっとちっちゃかった幼稚園の時には、ピンクレディーが全盛期で、幼稚園でもピンクレディーの歌で踊ったりもしてた。それで、その時、ピンクレディーの「渚のシンドバット」って歌が流行ってて、沢田研二の「勝手にしやがれ」も流行ってて、この両方のタイトルを混ぜたのが、サザンオールスターズの「勝手にシンドバット」だったそうだ。ま、これは、ずっとしてから知ったことなんだけど、とにかく、幼稚園児のあたし的には、ピンクレディーのマネをするのが流行ってたから、ほとんど記憶はないんだけど、みんなと一緒になって、ピョンピョン跳ねて踊ってたみたいだ。

母さんに聞いたら、このころのあたしは、テレビでピンクレディーが「渚のシンドバット」を歌ってるのを観ながら、おんなじように片足で後へピョンピョン跳ねて、そのまますっ転んで、タンスに後頭部を強打して、タンコブを作って大泣きしたそうだ。ぜんぜん覚えてないや。つーか、この時に頭を打ったことが原因で、こんなに妄想癖のある大人になっちゃったんだろうか?‥‥なんて疑惑を感じてみたりしつつ、あたしは、頭をぶつけたことは覚えてないのに、この「渚のシンドバット」って歌は、部分的に覚えてた。

「ここかと思えばまたまたあちら~浮気な人ね~♪」とか「サーフィンボード小脇に~抱え美女から美女へ~♪」とか、高校生になってからカラオケで歌ったり、大人になってからピンクレディーのパチンコを打ったりした時にも、画面に流れる歌詞を見なくても歌うことができた。特に「サーフィンボード小脇に~抱え美女から美女へ~♪」の部分は、幼稚園のころは何も分からずに口ずさんでたんだと思うけど、高校生になってカラオケで歌った時に、「小脇って何?」って疑問を持ってからは、何かあるたびに気になってた。

あたしもサーフボードは持ったことがあるけど、普通は、頭の上に乗せて両手で支えるように持つワケで、片手で持つ場合には、シッカリと脇に抱えて持たないと危ない。それなのに、「脇に抱え」じゃなくて「小脇に抱え」って何?‥‥って言うか、「小脇」ってどこ? 「小湧園」なら箱根にあるけど、「小脇」が脇のどこなのか、あたしには分かんない。それ以前に、「小耳にはさんだ」って言うけど、「小耳」ってどこ? さらには、「小腹が空いた」って言うけど、「小腹」ってどこ?

‥‥そんなワケで、「小鼻」って言えば、鼻の穴の周りの少しふくらんだ部分のことで、鼻本体を電話の親機とすれば、小鼻は子機にあたるワケで、1つの「鼻」っていう親機に、2つの「小鼻」っていう子機がついてるってことになる。ま、これは、「小」と「子」で意味が違うけど、物理的に指で触れることのできるモノであることには違いない。さらにヘンテコな比喩を使わせてもらえば、フォルクスワーゲンのタイプ1、通称「ビートル」って呼ばれてる例の車を「鼻」だとすれば、左右のフロントフェンダーが「小鼻」ってことになる。

つまり、「小鼻」は、「鼻」の一部であって、「ここが小鼻です」って指さすことができる部位なのだ。だけど、「小脇」は、「ここが小脇です」って指さすことができないし、「小耳」も「小腹」も指さすことができない。似たような言葉なのに、「小脇」や「小耳」や「小腹」は、実体のない雰囲気だけの言葉なのだ。

「脇に抱える」は、文字通り、何かを脇に抱えて持つっていう状況を伝えるだけの表現だけど、「小脇に抱える」になると、そこに「カッコつけて抱える」ってイメージがプラスされる。「小耳にはさむ」になると、「誰からともなく聞いた」とか「聞くとはなしに聞いた」とかってイメージになる。「小腹が空いた」だと、本格的にお腹がペコペコになったんじゃなくて、「少しだけお腹が空いた」ってイメージになる。ようするに、これらの「小」は、「小鼻」の「小」みたく体の部位を指定したものじゃなくて、「抱え方」とか「聞き方」とか「空き方」とかの動詞のほうに掛かる言葉ってワケだ。

だけど、ここで、1つの問題がある。それは、この「小」がつくパターンの場合には、対象に「軽さ」が求められるのだ。たとえば、「小脇に抱える」の場合なら、単に「カッコつけて抱える」ってイメージだけじゃなくて、他にも、抱えるモノの大きさや重さも限定されるのだ。ものすごく大きなモノや重たいモノの場合は、「小脇に抱える」とは言わない。「セカンドバッグを小脇に抱えて」は成り立つけど、「ゴルフバッグを小脇に抱えて」は成り立たない。「お前、彼女ができたって小耳にはさんだけど」は成り立つけど、「お前、彼女が死んだって小耳にはさんだけど」は成り立たない。「小腹が空いたからモスバーガーに行かない?」は成り立つけど、「小腹が空いたから焼肉の食べ放題へ行かない?」は成り立たない。

で、この感覚で考えた場合、果たして、「サーフィンボード」は、小脇に抱えられる対象なんだろうか?‥‥ってことだ。確かに、ボードを持って浜でナンパしてんだから、ロングボードのワケはなく、どう考えてもショートボードなワケだし、ナンパが目的なら、ウケがいいトリプルスケッグとかクアッドスケッグとかだろう。でも、これは、あくまでも現代の話であって、「渚のシンドバッド」が流行った30年前には、あってツインだと思うし、板自体も、今みたく短くて軽くて浮力のある板はなかったハズだ。ショートボードって言っても、今よりも長くて重かったハズだし、ニポンじゃタウカンくらいしかメジャーじゃなかったハズだ。だいたいからして、「サーフィンボード」なんて呼んでた時代なんだから、ヘタしたらスギとかヒノキとかの木材で作られてたかもしれない。そしたら、とてもじゃないけど、重たくて小脇に抱えられるワケがない。

やっぱり、あたし的には、どうしても「サーフィンボード小脇に~抱え美女から美女へ~♪」って景が想像できないのだ。「小脇に抱える」って言うんなら、ボディボードとかビート板とかが大きさ的には上限だと思う。まあ、ビート板を小脇に抱えても、女の子をナンパするのは難しそうだし、もしもナンパが成功したとしても、それから海に入ってバタ足で進むってのは想像しにくいけど、あたしの意見に文句があるんなら、2枚のビート板のハシッコの部分をこすり合わせて、「キュイ~~~~ッ!」って音を出しちゃうぞ!(笑)

‥‥そんなワケで、ここまで書いて来て気づいたんだけど、「小脇に抱える」って場合には、それなりに「軽いモノ」じゃなきゃダメだってことの他に、もう1つ、それなりに「オシャレなモノ」じゃなきゃダメなのだ。「セカンドバッグ」や「花束」なら成り立つけど、「回覧板」や「ゆたんぽ」じゃ成り立たない。もちろん、今どき「セカンドバッグ」なんか持ってるのは、田舎のヤンキーとヤクザと起業家とプロ野球選手くらいだから、死ぬほどダサいことウケアイだけど、ここでは、他人からどう見られるかってことじゃなくて、持ってる本人が「オレってカッコいい」って思い込んでる部分に着目してるのだ。

ようするに、この「小脇に抱える」ってのは、周りからカッコ良く見られるかどうかは二の次で、本人がカッコいいと思い込んで抱えてる状況なのだ。だから、そのモノだけを見た場合には、カッコ良くも悪くもないモノ、たとえば「書類」とかの場合なら、「書類を脇に抱えて」って書いてあれば、カッコ良くも悪くもない普通の状況を想像する。だけど、「書類を小脇に抱えて」って書いてあると、カッコつけて歩いてる姿を想像すると思う‥‥ってことは、さっきは「回覧板」や「ゆたんぽ」じゃ成り立たないって書いたけど、たとえ「回覧板」や「ゆたんぽ」でも、本人がカッコつけて抱えてれば、「小脇に抱えて」でも成り立つってワケだ。


「木村拓哉が回覧板を小脇に抱えて小走りにやって来た」


う~ん、成り立ってるな。いつもの「オレ様は何をやってもカッコイイ」っていう破格のカン違いっぷりもミゴトに出てるし(笑)‥‥ってなワケで、「小走り」も「全力疾走じゃない軽い走り」ってことで、今までの「小脇」や「小耳」や「小腹」とおんなじだけど、もひとつおんなじなのが、「小粋」だと思う。「粋」は、木村拓哉とは正反対で、ホントにカッコイイことだけど、さらに「小粋」になると、もっと自然体でカッコイイことになる。たとえば、オシャレな人がセンスのいいスーツを1点のソツもなくビシッと着こなしてるのを「粋」だとしたら、1ヶ所だけワザと色を外したり、合わない小物を使ったりして、「抜き」の部分を作ることによって、全体の自然度をさらにアップさせたのが「小粋」ってことになる。つまり、「小粋」は、「軽い粋」ってことなんだけど、「軽い」からって、「粋」よりもレベルが下がるんじゃなくて、「粋」とはまた違った別の味わいのあるカッコ良さってことなのだ。

「脇に抱える」も「耳にはさむ」も「腹が空く」も「走り」も、このままだとカッコ良くも悪くもない。だけど、これらに「小」をつけることによって、その動作や程度が軽くなる。そして、軽くなったことによって、「脇に抱える」の場合なんかは、そこにカッコ良さが生まれる。周りがどう見るかはケース・バイ・ケースとして、少なくとも、本人は「カッコつけてる」ってことになる。だから、もともとがカッコいいことを指す「粋」の場合には、「小」をつけることによって、さらにカッコ良さが増すって言うか、別のタイプのカッコ良さへと変化するってワケだ。これって、「綺麗」と「小綺麗」とか、「汚い」と「小汚い」とか、「馬鹿にする」と「小馬鹿にする」とか、「恥ずかしい」と「小恥ずかしい」とかもおんなじパターンだと思う。根本的な本スジの意味合いは変化しないけど、ビミョ~に別のタイプの変化してる。

で、小股の切れ上がったイイ女を目指してるあたしとしては、「欽ちゃん走り」と「ハイヒールダッシュ」っていう2種類の走り方を得意としてるんだけど、現在、新たに習得中なのが、「小股走り」ってことになる。「小股の切れ上がったイイ女」の「小股」ってのは、両足のつけ根の「股」が切れ上がってるワケじゃなくて、そんなことにでもなったら、それこそ「妖怪マタサケ女」になっちゃうワケで、これは、「歩幅」のことなのだ。ようするに、歩幅が広いことを「大股」って言うのに対して、歩幅が狭いことを「小股」って言うのだ。

そして、「小股が切れ上がる」ってのは、お着物を着た時の歩き方が美しいことを指す。お着物を着れば、自然と歩幅は狭くなるから、誰でも「小股」でしか歩けない。だけど、そんな時に、お着物を着慣れてない女性は、小股は小股でもギコチナイ上に、ぜんぜん美しくない。これは、お着物の裾のさばき方がヘタクソなのと、お草履のつま先の運び方がなってないからだ。で、これを自然に美しくできるようになると、「小股の切れ上がったイイ女」の第一段階をクリアしたことになる。あたしは、ここまではクリアしてるから、今は第二段階として、お着物で美しく走る「小股走り」の練習をしてるのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、第二段階の「小股走り」を習得して、完璧な「小股の切れ上がったイイ女」になれたアカツキには、小判ザメでも小脇に抱えて、小腹が空いたら小岩井ヨーグルトでも食べて、小耳にはさんだ小噺でも暗記しつつ、小金井公園で小鳥にエサをやってみたり、小春日和に小股走りをしてみれば、向こうから小太りの小朝がやって来るかもしれないから、そんな時は小手調べに「よっ!金髪豚野郎!」なんて小粋な掛声を掛けてみると、小一時間ほど小言を聞かされちゃうかもしれないから、仕方なく小切手でも小出しにしてカンベンしてもらおうと思ってる。そして、それでもダメだったら、小さいきっこたちに身代わりになってもらおうと思ってる今日この頃なのだ(笑)


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