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2009.02.23

ガキの使い以下の麻生外交

「なりふりかまってらんない!」ってのは、エヴァンゲリオンの葛城ミサトの専売特許だと思ってたのに、支持率が1ケタ台に突入しちゃったフロッピー麻生も、どうやら完全に「なりふりかまってらんない!」って状態になっちゃったみたいだ。18日、「日露首脳会談」のためにロシアのユジノサハリンスクへ出向いたフロッピー麻生は、メドベージェフ大統領との会談の結果を次のようにノタマッた。


「(北方領土問題については)新たな独創的で型にはまらないアプローチで、我々の世代で解決すべく、具体的な作業を加速しようということで一致した」


もうちょっと詳しく説明すると、北方領土の4島について、従来の主張は、ニポン側が「4島ぜんぶ返還しろ」って言ってるのに対して、ロシア側は「ロシアとニポンで2島ずつ分けるのなら考えてもいい」って形だった。それで、日露間で平行線をたどってたってワケだけど、今回のフロッピー麻生のコメントでは、こうした従来の主張をお互いに繰り返しててもラチがあかないから、「新たな独創的で型にはまらないアプローチで、我々の世代で解決すべく、具体的な作業を加速しようということで一致した」ってことになったってノタマッたのだ。うん、これがホントなら、素晴らしいことだ。

で、この素晴らしいニュースは、ニポンでは、三大紙を始めとしたすべての新聞と、すべてのテレビのニュースで報じられた。総理就任以来、何をやってもダメだったフロッピー麻生にとって、初めて「仕事らしい仕事」をしたって感じだった‥‥のもトコノマ、このニュースに関する続報を聞いてたら、何やら雲行きが怪しくなって来たのだ。今回のニュースの概要は、「ロシアのメドベージェフ大統領とニポンの麻生首相が会談をして、北方領土問題について、これからは今までとは違った新しい形で解決に向けて進めてくってことで一致した」って内容であり、そのネタの発信源は、フロッピー麻生自身だった。だけど、このニポンでの報道の翌日、ロシア側が「そんなことはヒトコトも言ってない!」って報道した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、まずは「毎日新聞」の記事を紹介しようと思うんだけど、何日かしたらリンクが切れちゃうと思うので、リンクだけじゃなくて、一応、記事も引用させてもらう。


「日露首脳会談:北方領土返還、首相が新手法に言及」(毎日新聞)

麻生太郎首相は18日午前、ロシア・サハリン州ユジノサハリンスクでメドベージェフ露大統領と会談した。会談後、麻生首相は記者団に、北方領土問題について「新たな、独創的で型にはまらないアプローチで、我々の世代で解決すべく、具体的な作業を加速しようということで一致した」と語った。四島返還について「4島の話は向こう(ロシア)が2、こっちが4ではまったく進展しない。日露間すべてに引っかかっている問題だ。政治が決断しなければいけない」とも述べた。また両首脳が、プーチン首相の5月の訪日でも合意したことを明らかにした。(2009年2月18日)

http://mainichi.jp/select/world/news/20090218k0000e010067000c.html?inb=yt


「日露首脳会談:『露の新提案なかった』露紙報道」(毎日新聞)

19日付のロシア紙ベドモスチは、18日の日露首脳会談で、メドベージェフ大統領が「新たな、独創的で型にはまらないアプローチ」による作業を(事務方に)指示したとの日本外務省の説明について、ロシア側から新しい提案はなかったと報じた。同紙によると、ロシア代表団筋はメドベージェフ大統領が「相互に受け入れ可能な領土問題の解決策を見つけるため日本と交渉を続けろとの指示を与えたに過ぎない」と指摘した。(2009年2月19日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090219-00000157-mai-pol


「北方領土問題:手法、従来表現止まり…露外務省」(毎日新聞)

ロシア外務省は21日、日露両国が18日に開いた首脳会談に関する声明を発表し、両首脳が「(北方領土問題について)極端なアプローチを取らず、相互に受け入れ可能な解決方法を模索する考えを示した」と指摘し、従来の表現にとどめた。タス通信などが報じた。日本政府によると、首脳会談ではメドベージェフ大統領が「新たな、独創的で、型にはまらないアプローチ」の下で領土問題の解決方法を見つける作業を進めるよう関係機関に指示したと伝えてきた、という。しかし今回の声明はこの点に言及しなかった。領土問題に関するロシアの姿勢をめぐっては、ラブロフ外相が首脳会談の前日、「標準的でない提案をしたこともないし、することもない」と発言していた。そのため日本政府によるメドベージェフ大統領の発言に関する説明の信ぴょう性を疑問視する声も上がっている。(2009年2月21日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090222-00000035-mai-int


この3つの記事を読んでもらえば、今回の件の大マカな流れが分かったと思う。ようするに、18日の日露首脳会談が終わったあとに、フロッピー麻生がニポンの記者団に対して報告した「(北方領土問題については)新たな独創的で型にはまらないアプローチで、我々の世代で解決すべく、具体的な作業を加速しようということで一致した」って内容について、先方のロシア側は「そんなことは言ってない。こちらは従来通りの方法での交渉を続けて行くって提案しただけだ」って断言したワケだ。

で、ここまでの流れだけから推測してみると、大前提として、2つのケースが考えられる。1つは、「フロッピー麻生がウソをついた」ってケースで、もう1つは、「ロシア側がウソをついた」ってケースだ。ま、普通に考えたら、今まで何十年も平行線をたどって来た日露間の問題が、国際的にも信用ゼロのフロッピー麻生なんかが手ぶらで出向いただけで、こんなに進展するハズなんかないんだから、ロシア側が言ってることがホントだって考えるのが妥当だろう。

てことは、「経済の麻生」で売り出したのに、「前場」も読めない経済音痴だってことがバレちゃったから、今度は「外交の麻生」をアピールするために、大ウソの報告会見をして「お手柄」を演出したってことになる。もしもそうだとしたら、何て恥ずかしいヒョットコ野郎なんだろう。つーか、テメエの支持率を回復するために、大ウソをついて、他国との外交関係に亀裂まで生じさせちゃうなんて、これこそが「なりふりかまってらんない!」ってことだと思う。

‥‥そんなワケで、アル中の中川昭一の泥酔会見は、ある意味、一種のエンターテインメントとして楽しむこともできたし、多くのお笑い芸人もネタにして、お茶の間に笑いをふりまいてくれた。だけど、今回のフロッピー麻生の「大ウソ会見」は、ロシアのメドベージェフ大統領がヒトコトも言ってないことをフロッピー麻生が勝手に捏造して、「一致した」とまで断言しちゃったんだから、これは激しくシャレになんないだろう‥‥って、こんなことを言ってても何も得られないから、この問題を別の角度から見てみることにした。

それは、フロッピー麻生よりも一足先にロシアに行ってたコイズミのことだ。コイズミは、日露首脳会談の前日の17日に、モスクワで開催された非公開セミナーに出席したんだけど、ニポンのバカマスコミは、コイズミが定額給付金に反対したことばかりを報道して、カンジンのロシアで何をして来たのかなんてぜんぜん報道しなかった。それで、あたしがフランク・ザッパに説明するけど、コイズミはコイズミで、ロシアの有識者たちと、北方領土の問題について話し合ってたのだ。

で、どんなことを話し合ってたのかって言うと、こともあろうに、「4島の面積を2等分にして日露で分ける」っていうトンデモな提案だったのだ。これは、ロシアの第2与党のワレーリー・ズボフ下院議員からの提案で、これを聞いたコイズミは、「とても興味深く、実現の可能性が高い提案だ」って言って、すごく乗り気だったそうだ。そして、非公式セミナーを終えたコイズミは、翌日の記者会見で、こんなことをノタマッた。


「日本が4島すべての返還を要求し続ける限り、ロシア側はいつまでも譲歩しない。日露両国が妥当だと思える線でなければ北方領土問題はまとまらないのだから、これからは4島返還に固執しない立場で領土問題の進展を目指すべきだ」


ようするに、コイズミは、元首相って立場で、無責任にも、「北方領土問題はニポン側が折れるしかない」ってことをオオヤケの場で発言したってワケだ。そして、コイズミがこんなに無責任なことをノタマッた、まさにこの日、フロッピー麻生がメドベージェフ大統領と日露首脳会談を行なって、その報告として、こうノタマッたのだ。


「(北方領土問題については)新たな独創的で型にはまらないアプローチで、我々の世代で解決すべく、具体的な作業を加速しようということで一致した」


で、このフロッピー麻生のコメントについて、ロシア側は否定して、「ロシア側から新しい提案はなかった」って報じたワケだ。だけど、フロッピー麻生は、こんなふうに続けてる。


「4島の話は向こう(ロシア)が2、こっちが4ではまったく進展しない。日露間すべてに引っかかっている問題だ。政治が決断しなければいけない」


‥‥そんなワケで、ここまでの流れを見れば、賢明なる「きっこの日記」の読者諸兄なら、もう、すべての裏が理解できたと思う。今までは、ニポン側が「4島の返還」を要求してて、ロシア側が「2島ずつ分ける」って主張してたから、北方領土問題は何十年も平行線をたどって来た。だけど、もともとが4島ともニポンの領土なんだから、ニポン側は「妥協しての和解」よりも「和解できなくても正しい主張をする」って態度を続けて来たワケで、何ひとつ間違ってなかった。

それなのに、17日のコイズミと18日のフロッピー麻生の「腰抜け2段ロケット」によるヘタレ会談は、これまでのニポン側の主張を180度変えるものだったのだ。コイズミが、ロシア側の「2等分の分配」の提案を大いに評価した上で「北方領土問題はニポン側が折れるしかない」って宣言して、それに続いて、フロッピー麻生が、これまで通りの主張を続けるメドベージェフ大統領との会談の内容を「(北方領土問題については)新たな独創的で型にはまらないアプローチで、我々の世代で解決すべく、具体的な作業を加速しようということで一致した」ってふうに、ねじ曲げて報告したのだ。

これまで通り、つまり、「4島返還はありえない。2島ずつの分配しかない」って主張してるロシアに対して、フロッピー麻生が言うところの「新たな独創的で型にはまらないアプローチ」ってのは、結局、「4島返還を要求して来たニポン側の考え方を変えてのアプローチ」ってことだったのだ。こう解釈すれば、フロッピー麻生はウソを言ったことにはならないし、ロシア側の報道も間違ってなかったってことになる。つまり、すべてのツジツマが合うってことになる。

‥‥そんなワケで、今回のことを簡単に説明すると、売国奴のコイズミと腰抜けのフロッピー麻生による「北方領土をロシアにプレゼント大作戦」てことになるワケだ。そして、ガキの使いよりも使いものにならないフロッピー麻生に至っては、何の主張もできなかったばかりか、すべてロシアの言いなりになって帰って来たクセに、その会談の内容を正確に報告せずに、こともあろうに、まるで自分が「お手柄」だったかのように、大幅にねじ曲げて報告してたってワケだ。一国の首相でありながら、これまで自国がずっと主張し続けて来た「4島返還」を簡単にポイ捨てしちゃって、ロシアの言いなりになって「2島ずつ」の提案に首をタテに振り、ニポン国民に対するイイワケとして「新たな独創的で型にはまらないアプローチで、我々の世代で解決すべく、具体的な作業を加速しようということで一致した」だなんて、これほど無責任な大バカは見たことも聞いたこともない。こんな腰抜け野郎を首相にしてたら、ニポンは北方領土だけじゃなくて、北海道までロシアにプレゼントしちゃうことになりそうな気がする今日この頃なのだ。


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