森田健作氏に公選法違反の疑い
「森田健作氏に公選法違反の疑い」(世田谷通信)
千葉県知事選で初当選した森田健作氏(本名・鈴木栄治、59)は、どの政党にも属さない「完全無所属」をアピールして無党派層の支持を集めたが、実際には自民党の支部長をつとめていた上に自民党から多額の寄付金を受け取っており「その者の政党その他の団体への所属」を偽ってはいけないとした公職選挙法235条1項「虚偽事項の公表罪」に抵触していると指摘されている。また森田氏が代表をつとめている政党支部「自民党東京都衆議院選挙区第2支部」と森田氏個人の資金管理団体「森田健作政経懇話会」とは同一の住所で登録されており、2007年までの4年間に政党支部へ献金された計1億6185万円のうち、ほぼ全額にあたる計1億5030万円が森田氏個人の資金管理団体へと迂回して寄付されていることから、この政党支部は企業献金を森田氏個人へ迂回させるためのダミーの支部であった疑惑も浮上している。民主党の小沢一郎代表の秘書は、個人で受け取ることのできない企業献金を個人の資金管理団体で受け取っていたために逮捕、起訴されたが、森田氏の場合は企業献金を個人事務所へと迂回させるためにダミーの政党支部をトンネルとして利用していた疑いが指摘されているため、小沢氏の秘書以上の厳しい調査が必要であろう。また森田氏はこれらの献金について「すべて自民党議員の選挙応援に使った。自分の選挙には使っていない」とコメントしているが、1億5000万円を超える巨額の献金をすべて他人の応援のために使ったとは考えにくく、すべての領収書を添えた具体的な説明がなければ有権者は納得しないだろう。(2009年4月1日)
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