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2009.03.13

眠れる?森の美女

全国には、数えきれないほどの「鎮守の森」がある。ようするに、神社の周りが森になってる場所だ。そして、この森にタヌキがいたとすると、それは「鎮守の森のタヌキ」ってことになるけど、これは、誰にでも分かるように、「鎮守の森にいるタヌキ」って意味だ。それから、東京の三鷹には森があって、これは「三鷹の森」って呼ばれてる。そして、そこには「ジブリ美術館」があるから、これは「三鷹の森のジブリ美術館」て言うことができるし、これは、誰にでも分かるように、「三鷹の森にあるジブリ美術館」て意味だ。ようするに、「鎮守の森」の「鎮守」も、「三鷹の森」の「三鷹」も、両方とも「森」に掛かってる言葉であり、どんな森なのか、どこにある森なのかってことを説明してる言葉ってワケだ。

で、「眠れる森の美女」だ。このパターンで考えると、これは、「眠れる森」っていう名前の森に住んでる「美女」のことになる。美女が大好物のあたしとしては、こりゃあほっとけないってワケだけど、美女がいるのは「眠れる森」なんだから、あたしがこの森に一歩でも足を踏み入れたが最後、あたしもその場でグーグー寝ちゃうワケで、美女のとこまで辿り着くこともできないし、爆睡してる美女にエッチなイタズラをしたりもできなくなる。

だけど、実際のお話は、そうじゃない。美女ってのは、ある国のお姫様で、そのお姫様が、悪い魔法使いの呪いをかけられて、100年間も眠らされちゃうってお話だ。つまり、爆睡してるのは、魔法をかけられた美女だけで、そのお城がある森に入ってっても、あたしは別に眠くはなんない。現に、このお話でも、お姫様が100年間も眠ってるうちに、イバラだらけになっちゃったお城へと、王子様が入ってく。そして、ドラクエの勇者の剣みたいなので、そこらじゅうに絡まってるイバラをバッサバッサと斬りながら奥へと進んで行き、目を覚ましたお姫様と電撃結婚しちゃう‥‥ってことは、このあたしでも、エクスカリバーだかマゴロクソードだかシンケンマルだかの高性能な剣を持ってれば、お姫様のとこまで辿り着けるワケだし、王子様が行く1日前にあたしが行って、まだ目が覚めてないお姫様に、ホニャララしたりチョメチョメしたりってことも可能だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、マクラの部分から大幅にダッフンしちゃったけど、あたしが言いたかったことは、この「眠れる森の美女」ってタイトルの場合は、「鎮守の森のタヌキ」とか「三鷹の森のジブリ美術館」とかのパターンとは違って、「眠れる」は「森」に掛かってるんじゃなくて、「美女」のほうに掛かってるってことなのだ。つまり、「鎮守の森のタヌキ」は、「鎮守の森」+「タヌキ」だし、「三鷹の森のジブリ美術館」は、「三鷹の森」+「ジブリ美術館」だけど、「眠れる森の美女」の場合は、「眠れる森」+「美女」じゃなくて、「眠れる」+「森の美女」ってことになる。そして、この「森」も「美女」に掛かってるんだから、厳密に言えば、「眠れる」+「森」+「美女」ってことになる。

だから、「森の眠れる美女」にしても、おんなじ意味として成立するワケで、「森の鎮守のタヌキ」や「森の三鷹のジブリ美術館」が成立しないことからも、「眠れる森の美女」の「眠れる」だけが特別だってことが分かる。でも、これって、ホントに紛らわしいパターンだと思う。たとえば、「逮捕された民主党の小沢一郎代表の公設秘書の大久保隆規は~」とかって書くと、ホントの意味は、最初の「逮捕された」は最後の「大久保隆規」に掛かる言葉なのに、ナニゲに、「逮捕された民主党の小沢一郎代表」の「公設秘書の大久保隆規は~」ってふうにも読めちゃって、なりふりかまわずに小沢一郎のイメージダウンを狙ってる自民党の便所虫たちに協力することになっちゃう。それで、あたしの場合は、いちいち「大久保隆規容疑者」って書くことにしてる。「容疑者」をつければ、最初の「逮捕された」が「大久保隆規」のほうに掛かる言葉だってことが明確になるからだ。

ま、そんなことは置いといて、カンジンの「眠れる森の美女」の場合は、この「眠れる」が、「森」じゃなくて「美女」のほうに掛かってるってことは分かったけど、そうなって来ると、今度は、この「眠れる」って言い方に疑問が生じて来る。だって、これが、「眠れる森」っていう固有名詞なら、こうしたオシャレで変わった言い回しをするのも不思議じゃないけど、「美女」のほうに掛かってる言葉なら、何も「眠れる」なんてしなくても、「眠る」でも「眠っている」でも「寝ている」でもいいじゃん。つーか、そんなこと以前に、この「眠れる」って、いったい何?

あたしたちが普通に会話してる上では、「眠る」とか「眠たい」とか「眠れば」とかは使うけど、「眠れる」なんて使わない。それに、目上の人に尊敬語とかを使う時にも、「眠れる」なんて言葉は使わない。目上の人には「おやすみになりますか?」とか「おやすみになられますか?」とかって言うから、「眠る」って動詞自体をあんまり使わない。で、あたしたちが、この「眠れる」って言葉を使うのは、こんな場合だけだ。


「ねえねえ、ヨ―コ、こんなに騒がしくて眠れる?」

「うん、眠れる」


こうした使い方なら、誰でも日常会話の中でも使うことがあると思う。だけど、これは、俗に言う「ら抜き言葉」みたいな感じがする。「食べられる」のことを「食べれる」って言ったり、「見られる」のことを「見れる」って言ったりするのが「ら抜き言葉」で、これは正しいニポン語じゃない。それに、このケースをあてはめると、「眠れる?森の美女」とか、「眠れる。森の美女」とかって形になっちゃって、「眠れる」は「美女」にかからなくなっちゃう。

じゃあ、この「眠れる森の美女」の「眠れる」は何なのかって言うと、これは「ら抜き言葉」じゃない。これは、ちゃんとしたニポン語の「文語体」で、ラ行五段活用の「眠る」って動詞を下一段活用に変化させたもので、フランク・ザッパに言えば、「叶姉妹」‥‥じゃなくて、「可能動詞」ってものだ。「可能動詞」ってのは、読んで字のごとく、「○○することが可能だ」「○○することができる」って意味になる。だから、さっきのヨ―コとの会話も、一見、アホな女子高生が「ら抜き言葉」を使ってるみたいに見えるけど、これは正しいニポン語なのだ。だから、若者が「眠れる」って使った時に、知った顔して「ら抜き言葉は使うな!」なんて注意しちゃうと、自分のほうが恥をかいちゃうのだ。

で、この「可能動詞」ってのは、五段活用の動詞じゃないと使えない小ワザで、「行く」を「行ける」とか、「立つ」を「立てる」とか、「遊ぶ」を「遊べる」とかってふうに、下一段活用に変化させて使う。だから、五段活用の「眠る」の場合には「眠れる」に変化させられるんだけど、もともと下一段活用の「寝る」の場合には、「寝れる」にすると「ら抜き言葉」になっちゃってNGなのだ。

だけど、これも、口語体と文語体とでメンドクサイことがあって、たとえば、「蹴る」って動詞は、口語体だとラ行五段活用だけど、文語体だと下一段活用なのだ。つまり、口語なら「蹴れる」って言っても「ら抜き言葉」にならないんだけど、文語の場合には「蹴れる」はNGなのだ。‥‥って、もうゴチャゴチャで分かんないよね? だから、もっと詳しく知りたい人は、道頓堀に投げ込まれた「カーネル・サンダース」のことを「ら抜き言葉」だって指摘して、これからは「カーネラレル・サンダース」って呼ぶようにって訴え続けて来たかもしれない、大阪でもっとも危険な国語教師、「江草 乗 先生」に質問メールを送ってみよう(笑)

‥‥そんなワケで、「眠れる森の美女」の「眠れる」は、他にも「眠れる獅子」なんてふうにも使われてるけど、決して「ら抜き言葉」なんかじゃなくて、ちゃんとした正しいニポン語なのだ。でも、せっかく「正しいニポン語」だなんて断言しちゃったソバからで申し訳ないんだけど、この「眠れる」って言葉自体は正しいのに、「眠れる森の美女」とか「眠れる獅子」とかって使い方にすると、何か変じゃない?

だって、この「眠れる」って言葉は、さっきも書いたように、「可能動詞」、つまり、「○○することが可能だ」「○○することができる」って意味だからだ。そうすると、「眠れる森の美女」は「眠ることができる森の美女」って意味になっちゃうし、「眠れる獅子」は「寝ることができる獅子」って意味になっちゃう。つまり、美女にしても獅子にしても、今は眠ってない状態ってことになっちゃう。

だけど、「眠れる森の美女」は100年間も眠り続けてるワケだし、「眠れる獅子」のほうも「眠れる獅子を起こすな」なんて使い方をするんだから、今はグッスリと眠ってるワケだ。そしたら、すでに眠ってる美女や獅子に対して、「寝ることができる」っていうのは、やっぱりおかしい‥‥って、自分で自分に振ってるワケだけど、これは、これらの「眠れる」が、「眠ることができる」って意味の「可能動詞」じゃなくて、「眠る」って動詞の已然形の「眠れ」に、完了の助動詞の「り」の連体形の「る」を合体ロボしたものなのだ。

そして、完了の助動詞を合体ロボさせたんだから、当然の結果として、「完了」の意味が生じる上に、この「完了」ってのは、「完了しました」ってだけじゃなくて、その「完了した状態がずっと続いてる」って意味もある。俳句の「けり」や「をり」とおんなじだ。だから、この「眠れる」は、「眠る」って行為が完了した上に、その状態が今もずっと継続してるって意味で、ようするに、「眠り続けてる」って意味なのだ。で、何が何だか分かんなくなっちゃった人は、やっぱり、江草先生に聞いてみよう!(笑)

‥‥そんなワケで、正直なとこを言うと、繰り返しになっちゃうけど、美女が大好物のあたしとしては、「眠る」って動詞の已然形の「眠れ」に、完了の助動詞の「り」の連体形の「る」を合体ロボさせて、それで「眠り続けてる」って意味を表わす「完了の結果の継続」って形なら、それはそれで、眠り続けてる美女に対して、ホニャララしたりチョメチョメしたりするって楽しみがあるワケだ。この場合、漠然と「美女」って言っててもイメージが湧かないから、う~ん、う~ん、今の気分だと、米倉涼子ちゃんがいいな♪‥‥ってなワケで、米倉涼子ちゃんて決めたからには、どっちかって言うと、「可能動詞」のほうにして、「眠れる?」なんて聞いてみたい。そして、やっぱり「可能動詞」で「うん、眠れる」って言われちゃったらむガッカリだけど、トロンとした目で「眠れないの‥‥」なんて言われちゃった日にゃあ、もう、あたしは、エクスカリバーだかマゴロクソードだかシンケンマルだかの高性能な剣をブンブンと振り回しちゃって、暴走モードから妄想モードへと突入しちゃって、また今夜も徹夜になっちゃいそうな今日この頃なのだ(笑)


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