平田副大臣が保有株を大量売却
「平田副大臣が保有株を大量売却」(世田谷通信)
自民党の平田耕一財務副大臣(60)が、今月2日、自身の名義で保有していたジャスダック上場企業の株を相場の2倍近くの価格で自身のオーナー企業へ売却し、市場で公正な取引をするよりも約2億9000万円も多く得ていたことが分かった。これは大臣在任中の株取引などの自粛を求めた大臣規範に抵触する行為であり、任命者の責任も問われるだろう。平田副大臣が売却したのは、平田副大臣の父親が創業した石こう製品製造「チヨダウーテ」(三重県四日市市)の株112万株で、売却先は平田副大臣の弟が社長をつとめ、平田副大臣自身がオーナーと取締役も務める石油製品販売会社「ゼロシステム」(同市)だった。今月2日の「チヨダウーテ」の株価は、市場では290円だったが、平田副大臣は2倍近い550円で、市場を通さずに自身のオーナー企業「ゼロシステム」へ売却し、総額で6億1600万円、市場よりも約2億9000万円も多く得ていた。全世界に恥を晒して日本の信用を失墜させた中川昭一元財務金融担当大臣に続き、大臣規範に抵触してまで私利私欲に走った平田耕一財務副大臣によって、麻生内閣の日本経済に対する姿勢が明確になったと言える。(2009年3月26日)
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