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2009.04.25

言論を弾圧する人たち

24日の午後に釈放されて、ようやく「草なぎフェスティバル」も一段落したので、また今日から日記を再開するけど‥‥って言うか、「草なぎフェスティバル」とは関係なく、あたしが個人的に忙しかっただけで、その忙しさは今も続いてる。実は、まだ発表できないんだけど、今、複数の大きなプロジェクトが並行して進んでて、ここ数日、平均睡眠時間が2~3時間て感じなのだ。だから、書きたいことがいろいろとあるのに、オトトイくらいから、ゆっくりと日記を書くことができなかったので、「世田谷通信」の「草なぎフェスティバル」で場をつないでた。

だけど、皮肉なことに、ちゃんと日記を書いてる日よりも、こんなどうでもいいバカニュースを伝えてるほうが、不思議とアクセス数が多かった。「きっこの日記」は、ふだんは1日に3万5000から4万くらいのアクセスなのに、昨日の「草なぎフェスティバル」では、ネット上でどこよりも早く「草なぎ逮捕」を伝えたことや、どこよりも早く最新情報を伝え続けたからか、ふだんよりも1万も多い5万近いアクセスがあった。「きっこのブログ」に至っては、ふだんは1日に5万から6万くらいなのに、2倍近い10万ものアクセスがあった。

あたしの場合は、アクセス数は目的じゃないし、逆に、これ以上アクセス数が増えたら困るから、ずいぶん前からスクープ的なことは書かないようにして来た。以前、スクープ的なことを書いてたころは、1日に20万も30万もアクセスがあったから、その数に比例して、嫌がらせや誹謗中傷も多かった。何かと言えば酷いデマを流されて、ホントに不愉快だった。そのころは「出る杭は打たれる」とか「有名税」とか思ってガマンしてたけど、やっぱり、アクセス数が飛び抜けて多いと、いろんなヤッカミもあるし、知らないとこに敵ができる。ま、あたしの場合は、誰に何を言われても、基本は「無視」だから別にいいんだけど、一部のキチガイにあたしの母さんを侮辱するデマを流されて、完全に堪忍袋の緒が切れたので、それからはできるだけ目立たないように、つまり、アクセス数を減らすように努力して来た今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、最初は、「きっこの日記」のミラーサイトとしてスタートした「きっこのブログ」だったけど、始めてみたら、1日でも早く読みたい人は「きっこの日記」を読みに来てくれるし、1日遅れでものんびりと読みたい人は「きっこのブログ」を読みに来てくれるし‥‥ってことで、それまで「きっこの日記」だけに集中してたアクセスが、2つに分散されるようになった。これは、アクセス数を減らして目立たないようになりたかったあたしとしては、まさに「渡りに舟」ってワケで、思ってもみなかった副産物が得られた「棚からボタモチ」ってワケで、猫にもアイサツをしちゃう「猫のコンバンワ」ってワケで、このオカゲで、デマを流されたり嫌がらせをされることが大幅に減った。

いくら「有名税」って言っても、今回の「草なぎフェスティバル」みたいに、何億円も荒稼ぎしてるタレントが、自らの不祥事で、犯した罪の何倍もの社会的制裁を受けることと、1円もお金を取らずに書いてる個人の日記で、あたしの日記の人気に対するヤッカミで、見ず知らずの頭のおかしい人たちから嫌がらせをされるのとでは、まったく話が違う。たとえば、この「きっこの日記」が有料で配信してる媒体なら、いくら個人の日記って体裁を取ってても、いろんな意味で責任が生じて来るだろう。だけど、この「きっこの日記」は、いつも言ってるように、誰でも自由に読めるように無料で公開してる、あたしの個人的な日記だ。

だから、読んで文句を言うのはルール違反だ。高卒のヘアメークのあたしが、自分の書きたいことを書きたいように書いてるだけの個人の日記なんだから、文句があるなら読まなきゃいい。読みたい人だけ読めばいい。ただそれだけのことだ。今まで、何度も繰り返して来たように、人の感性や考え方、主義主張は十人十色なんだから、すべての人が納得する答えなんてあるワケがない。あたしは、いろんな考え方やいろんな意見がある中で、「あたしはこう思う」ってことを書いてるだけなんだから、自分と違う考え方の人から文句を言われるスジアイはない。あたしの書いてる内容と違う考え方を持ってるのなら、あたしに文句を言って来るんじゃなくて、自分のブログに自分の考えを書けばいい。

たとえば、ネットウヨクって呼ばれてる人の中には、ニポンは核武装すべきだって考えてる人も多いし、そうした内容を自分のブログに書いてる人も多い。平和を愛するあたしから見れば‥‥って言うか、それ以前に、世界唯一の被爆国の国民であるあたしから見れは、あまりにもトンデモな主張だけど、そうした人たちには、それなりの背景があってのことなんだろうから、その人に対して文句のメールを送ったり、その人を名指しして批判すべきじゃない。これが、政治家などの公人や、テレビなどで発言する機会の多い著名人などの場合なら、名指しで批判してもいいと思う。だけど、単なる一般のブロガーの場合には、お互いを名指ししての批判合戦は、どんなに繰り返しても「水かけ論」以上には発展しないんだから、時間と労力のムダでしかないし、民主主義を否定することになる。

あたしは、「言論の自由」ってのは、「どんなに少数派であっても自分の意見をハッキリと述べることができる世の中」だと思ってる。決して、「自分と違う考え方の人を名指しで批判してもよい世の中」だとは思ってない。そして、あたしは、オールマイティーな神様じゃなくて、十人十色の人間の中の「一色」にしか過ぎないんだから、他の「九色」の人たちから、自分の色を押しつけられても困る。あたしは、誰にもあたしの色を押しつけてないんだから、あたしに自分の色を押しつけるのもやめて欲しい。

あたしは、人間の飽食のために動物を殺すことが耐えられないから、動物のお肉を食べないことにしてるし、そうした内容のことを日記に書くこともある。だけど、「あたしはこう思う」「あたしはこうしてる」ってことを書いてるだけで、決して動物のお肉を食べてる人たちのことを批判してはいない。これとおんなじで、ニポンが核武装すべきだと思ってる人は、自分のブログに、「自分はこう思う」ってことを書いてればいいワケで、自分と違う考えの人を批判すべきじゃない。つーか、自分と違う考えの人を批判しなけりゃ自論を展開できないなんて、自分の頭が悪いってことをアピールしてるのとおんなじことだから、やめといたほうが無難だと思うけど。

あたしはパチンコが好きだし、タバコも吸うし、お酒も飲むし、マリファナの解禁を願ってる。こうしたことは、1つ1つが、あたしの「色」であって、パチンコが嫌いな人から文句を言われるスジアイもなければ、タバコが嫌いな人から説教されるスジアイもない。たとえば、ゴト(イカサマ)をして違法に出玉を稼いでたり、そこらに吸いがらをポイ捨てしてるのなら、いろんな人たちから文句を言われても仕方がない。だけど、あたしは、清く正しくルールを守ってパチンコを打ってるし、ちゃんと自分のポリシーも持ってる。たとえば、大ウソつきの「完全自民党員」の森田健作がタイアップしてる「CRおれは男だ!」は絶対に打たないとか(笑)

そして、あたしは、パチンコのオカゲで家賃や光熱費を払うことができてるワケだし、タバコだってちゃんとマナーを守って吸ってる。だから、誰からも文句を言われるスジアイはない。だけど、世の中には、自分の考えを主張するための手段として、自分と違う考えの人を攻撃して、相手の言論を封じようとする人たちがいる。こういう人たちの多くは、世の中のすべてのことを二元論でしか考えることができない単細胞な人たちで、どんなことでも「正しいことと間違ってること」「善と悪」「白か黒」って見方しかできないから、自分と違う考えに対しては、常に聞く耳持たずの攻撃しかできない。これは、幼稚で乱暴な「言論の弾圧」でしかなく、右翼の街宣車が個人の家の前で街宣活動をするのとおんなじことだ。そして、こうした「言論の自由」を奪う卑劣な行為は、こうした「暴力」の他に、「お金の力」を使うケースも多い。

‥‥そんなワケで、4~5日前のテレビ朝日の「ニュースステーション」で、国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員が来日したニュースを取り上げてたんだけど、あたしには、首を傾げるような放送内容だった。この日のために5億円もかけて作ったっていう例のバカ丸出しの東京都のジオラマを紹介する時も、古舘伊知郎は、ヒトコトもツッコミを入れずに、サラッと流してたからだ。多くの都民から、「こんなくだらないオモチャのために5億円もムダづかいするな!」って声が上がってることを古舘伊知郎が知らなかったハズはないし、都内各所で東京オリンピックに反対する集会やデモが行なわれてたことだって知らなかったハズはない。

古舘伊知郎の今までの発言や報道姿勢を見れば、皮肉のヒトコトくらい言うのは当然だし、「新銀行東京の1500億円を超える累積赤字もまったく回収のメドが立っていないのに、今度は5億円もかけてのジオラマ作りですか‥‥、まあ、数々の福祉予算を削ってまでオリンピックの招致活動をしているのですから、都民の血税だということを肝に銘じて大切に使って欲しいものですね」って、これくらいのことは言ってくれるのかと思ってた。

それなのに、古舘伊知郎は、このバカげた5億円のオモチャに何のツッコミも入れなかったばかりか、まるでオリンピック招致が成功すればいいようなシメの言葉で次のニュースへと流したのだ。あたしは、この、あまりにも異様な古舘伊知郎の姿を見て、頭の上に「?マーク」が浮かんじゃった。だけど、この謎は、番組の終わりに解氷した。この日の放送の最後には、こんなナレーションが流れたのだ。


「この番組は、東京オリンピック招致委員会の提供でお送りしました」


これが何を意味するのかは、誰にでも一瞬で分かるだろう。これは、テレビ朝日だけじゃなくて、「朝日新聞」にも言えることだ。もともと自民党の広報紙である「産経新聞」や「読売新聞」が、民主党を攻撃した内容の記事を乱発するのは当たり前のことだけど、西松建設事件の時には、どこよりも「朝日新聞」が民主党を攻撃した。それも、連日、一面を使って、まだ「推定無罪」の秘書のことをまるで「犯罪者」のように書き続け、小沢一郎のイメージダウンを煽りまくった。

これには、多くの人が驚いたと思うけど、答えは簡単だ。西松建設事件が起こる直前に、「朝日新聞」に、カルト教団「ナンミョー」の全面広告がドカッと掲載されたのだ。全国紙の全面広告だから、一般には3000万円から3500万円て言われてる。もちろん、ナンミョーの広告が掲載されるのは、これが初めてじゃない。「朝日新聞」は、ニポンイチのナンミョー癒着新聞だから、年間のナンミョー広告の掲載料は、「読売新聞」が約4億5000万円、「毎日新聞」が約1億9000万円なのに対して、「朝日新聞」は年間に5億5000万円を超える。

ふだんから、これほどの広告を打ってもらってるんだから、どの新聞もナンミョー批判なんてできるワケがないし、逆に言えば、カルト教団にとって都合の悪いことを書かせないために、これほどの大金を払ってるって考えるのが普通だろう。ようするに、口止め料みたいなもんだ。じゃなかったら、単なる宗教団体が、これほどの広告費を使ってる理由が分からない。たとえば、自動車メーカーが新車の広告を出す場合には、費用対効果を考えて、広告費以上の売り上げアップを計算して広告を打つワケだから、理屈が通る。だけど、単なる宗教団体が、年間に10億円以上もの新聞広告費を払って、それ以上の費用対効果が得られるのだろうか? つまり、これらの広告を目にしたたくさんの人たちがナンミョーに入信して、合計で10億円を超える寄付をするなんてことがあるんだろうか?‥‥ってことだ。

‥‥そんなワケで、ナンミョーは、ふだんから「朝日新聞」に対して年間5億5000万円を超える口止め料‥‥じゃなくて、広告費を払ってるワケだけど、1つ1つの広告を見れば、1000万円程度の「3分の1面」の広告だ。それが、西松建設事件の直前には、異例の全面広告が、まるで「分かってるだろうな?」って感じで打たれたワケだ。そしたら、「朝日新聞」は、それまでの論調とは手のひらを返したような「民主党攻撃」「小沢攻撃」を連発し始めたってワケだ。「ニュースステーション」の大口スポンサーになって、古舘伊知郎の口を封じた東京オリンピック招致委員会と言い、「朝日新聞」に全面広告を打って、自公政権の延命を図った「ナンミョー」と言い、一部の権力者がお金の力を使ってテレビや新聞の「言論の自由」を封じ込めるこれらの行為は、右翼の街宣車と何ら変わりない反民主主義的な愚行だと思う今日この頃なのだ。


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