石の中から玉を拾え
世の中は、人の弱みにつけ込んで金儲けを企むペテン師だらけだし、そうしたペテン師たちは、次から次へと新しいペテンを考えて来るから、あたしたちは、そこら中にウジャウジャと仕掛けてあるペテンに引っ掛からないように気をつけなきゃなんない‥‥つーか、ぺテンと本物とを見分ける目を持たなきゃなんない。たとえば、これらの言葉は多くの人が耳にしたことがあると思うけど、「アロマテラピー」「ピラティス」「コアリズム」「デトックス」「マクロビオティック」「スローフード」「ロハス」「スピリチュアルヒーリング」‥‥って、こうしたナニゲにウサン臭い言葉を並べて、この中でペテンと本物とを正確に判別できる人が、いったいどれほどいるだろうか。
ペテンに引っ掛からないひとつの手段として、「こうしたウサン臭いものはすべて拒絶する」って方法がある。もちろん、これなら、悪質なペテン師たちに騙されることもないし、まったく効果のないバカバカしいことにお金を払わせられることもない。だけど、その人が何らかの心配事、健康上の問題や精神面での不安なんかを抱えてて、こうしたものの中にホントにその人の問題を緩和したり改善したりする効果のあるものが含まれてた場合には、せっかくのチャンスを逃すことにもなっちゃう。だから、できることなら、「すべてを拒絶」っていうソ連の鉄のブロック from 「アタックNO1」よりも、ペテンと本物とを正確に見分けられる目を持ったほうが、自分のためではある。
たとえば、マリファナは、何万回吸っても中毒にはならないし、幻覚や幻聴も現われず、人体への害もタバコの2000分の1以下であり、麻薬や覚醒剤への入口にもならないってことが、多くの研究で証明されてる上に、ニポンでも何千年も前から薬や食品や日用品の原料として利用されて来た歴史ある素晴らしい万能の植物だ。だけど、アメリカにシッポを振り続ける売国政権が、麻薬や覚醒剤なんかとイッショクタにして禁止してることによって、何も知らない一般の人たちからは、麻薬も覚醒剤もマリファナもみんなおんなじように見られてる。だから、マリファナが解禁されてる先進国に旅行に行った時に、せっかくマリファナの素晴らしさを体験してみる機会があっても、間違った知識から拒絶しちゃったりする。あたしは、これほどもったいないことはないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、世の中のたいていのジャンルは「玉石混淆」なワケで、このインターネットにしたって、無責任な匿名掲示板から大手新聞社の記事に至るまで、平然とデマが垂れ流されてるけど、個人の小さなブログが、誰も伝えないような真実を書いてることも多い。だから、たくさんの「石」の中から、そうした「玉」を見つけるためには、ペテンと本物とを正確に見分けられる目が必要だってワケだ。そして、無責任な匿名掲示板や大手新聞社の記事に騙されたくないからって、インターネットそのものを「すべて拒絶」しちゃえば、騙されることはなくなるけど、「玉」を見つけて真実を知る機会も失っちゃうってワケだ。
毎日、インターネット上に日記をアップして、お友達のブログを読んだり、知りたいことを検索したり、アニメや映画を楽しんだりしてるあたしとしては、インターネットは「あって当たり前」だし、「なけりゃ困る」し、くだらないテレビや偏向的な新聞よりも遥かに使えるツールになってる。だけど、世の中には、「インターネットは恐い」って思ってる年配の人が多いのも事実だ。「匿名によるイジメ」「アダルトサイトの会費詐欺」「出会い系サイトによる売春」「自殺を助長するサイト」「通販やオークションによる詐欺」「麻薬やピストルの売買」「闇サイトによる犯罪」‥‥って、インターネットの現実を知らない人たちには、テレビや新聞が取り上げる、こうした「負の部分」だけが集約してインプットされてるから、自分の子供がインターネットをやりたがると、真っ青になって止めたりする。
そして、こうした時代遅れの人たちは、未だに、テレビや新聞の垂れ流し続ける偏向報道やデマを鵜呑みにして、ホントに小沢一郎の秘書が悪いことをしたとか、ホントに麻生内閣の支持率が持ち直したとかって、インターネットを利用してる人たちには噴飯モノの「政府発のデマ」を本気で信じ込んじゃってる。ようするに、権力の思うがままに操られてる気の毒な人たちだってワケだ。
そして、あなたが、今、これを読んでるってことは、少なくとも、そうした人たちよりは、真実に近い場所にいるってワケで、ぺテンと本物とを見分ける目を持っていれば、インターネット上にゴロゴロしてるウサン臭い「石」の中から、わずかな本物の「玉」を見つけ出すことができるってワケだ。たとえば、今日の「デヴィ夫人VS右翼」の事件でも、テレビと新聞からしか情報を得てない人は、「デヴィ夫人の投げた植木鉢が右翼の街宣車に当たって破損させた」って思ってるだろう。だけど、インターネットをやってる人は、みんな、デヴィ夫人のブログによって、デヴィ夫人の投げた植木鉢が街宣車まで届いていないことや、デヴィ夫人が街宣車に轢き殺されそうになったことや、警察がずっと右翼の味方をしてたことなど、テレビや新聞の報道とは正反対のデヴィ夫人側の証言を知っている。
‥‥そんなワケで、まずは、マクラのとこに書いた「アロマテラピー」「ピラティス」「コアリズム」「デトックス」「マクロビオティック」「スローフード」「ロハス」「スピリチュアルヒーリング」を順番に説明してこうと思う。
「アロマテラピー」は、説明の必要もないと思うけど、お花や樹皮から抽出した香りの成分によって、ストレスや不眠症とかを解消するもので、何も値段の高い道具やオイルなんかを揃えなくたって、昔からそこらの雑貨屋さんで200円~300円程度で売られてるインドのお香を使ってもいいし、ニポンのお香でも問題ない。たとえば、北海道や富士五湖とかのお土産屋さんで売られてる、乾燥したラベンダーが入ってる匂い袋だっておんなじだ。アレを枕元に吊るしとけば、それだけでグッスリと眠れるし、ストレスも緩和される。
「ピラティス」は、何年か前に流行ったケーキのことで‥‥って、そりゃあ「ティラミス」だろ? 「ピラティス」は、南米はアマゾン川に生息してる巨大な淡水魚で‥‥って、そりゃあ「ピラルク」だろ?って、こんなこと書いてたら先に進まないから、トットと書いちゃうけど、「ピラティス」は、西洋風のヨーガのことだ。一番大きな違いは、ヨーガが腹式呼吸なのに対して、ピラティスは胸式呼吸だって部分で、あたしはヨーガをやってるけど、ピラティスにもそれなりの効果がある。
「コアリズム」は、1年前に「クワバタオハラ」のくわばたりえさんの実践レポートを「きっこのブログ」で紹介したけど、現在のすべてのダイエット方法の中で、もっとも効果と即効性のあるものだ。これは、あたしの周りでもたくさんの女性が美しい「くびれ」を手に入れてて、あたしもその効果を目の当たりにしてたから「きっこのブログ」でも紹介したってワケだけど、スタートからわずか45日で、85cmもあったウエストが65cmになったくわばたりえさんを見て、自分のことのように感動した女性も多かっただろう。あたしの場合は、もともとウエストは55cmなので、これ以上細くなると困るし、それよりも腰からお尻にかけてもっと丸みが欲しいから、「ベリーダンス」を始めたけど、夏に向って細くなりたい人は、1ヶ月で効果が得られるコアリズムは、何よりもオススメの方法だ。当然、辛いけどね。
「デトックス」は、サプリメントを飲んだりお風呂に入ったりすることで、体内に蓄積されてる毒素を排出するっていう健康法なんだけど、これは、あまりにもホニャララだろう。たとえば、よくあるパターンとして、キャッチして来たターゲットに対して、あれこれとセールストークをかましてから、両足を浸ける「フットバス」に入れさせる。そうすると、数分間でお湯が真っ黒になる。で、「これがあなたの体から出た毒素です」って言うアレ。もう、完全にギャグの世界だよね。しばらく前に、指先に針を刺して採取した血液を画面で見せて、次にインチキ磁気ブレスレットを腕にはめさせてからおんなじことをやって、「どうです!こんなに血液がサラサラになりました!」って言って、そのインチキ磁気ブレスレットを何万円もで売りつけるペテン師が全国に出没してたけど、まったくおんなじシステムだ。
「マクロビオティック」は、簡単に言えば、ニポンで生まれた「東洋風のベジタリアン」てことで、玄米を基本にした菜食と、地産地消に基づいた考え方が基本になってる。そして、「スローフード」は、イタリアにマクドナルドが進出したことに恐怖を感じたイタリア人たちが、「ファーストフード」に対してのアンチテーゼとして確立したもので、食べていいものと悪いものに関するスタンスはいろんな点で違うけど、地産地消と食の歴史を重んじる姿勢は共通してる。
‥‥そんなワケで、これが一番カン違いされてるんだけど、「スローフード」と「ローフード」の違いだ。「スローフード」は、「ファーストフード」に対してのアンチテーゼとして確立してから、今では食生活だけじゃなくて、化学塗料を使ってない木の家具だの、農薬を使ってない綿の服だのって、生活そのものを原点に戻すための「スローライフ」なんてジャンルまで生まれちゃって、それで金儲けを企んでる人たちが「ロハス」なんて言葉を流行らせようと必死になってる。
だけど、「ローフード」ってのは、これとはまったく別のもので、「ローフード」の「ロー」は、「生(なま)」を意味する「raw」のことだ。ようするに、お野菜や果物を焼いたり煮たりしないで、すべて生のままで食べることだ。メリットとしては、生のお野菜や果物に含まれてる酵素をそのまま摂取できるため、脳や内臓や筋肉を始めとした体内の動きが活発になって、リフレッシュできる上に、ダイエットにも役立つ。そのため、「ローフードダイエット」なんてのもある。
だから、「スローフード」と「ローフード」とはまったく別のものなのに、「L」と「R」の発音がゴッチャになってる上に、何でも横文字にしただけでオシャレだと思い込んじゃうニポン人にとっては、「よく分からないけど今っぽい感じ?」なんていうダッフンな認識になっちゃってる。たとえば、「スピリチュアルヒーリング」って言葉にしたって、もともとは「心霊治療」なんていうペテンが全開の言葉だったのに、英語に変えただけで、インチキ臭さが薄れちゃって、また新たなマーケットを開発して、ぺテン師たちが荒稼ぎを始めちゃったってワケだ。
怪しげな「心霊治療師」から、「あなたのオーラは水色です」とか「和田アキ子さんにはレイ・チャールズの霊が憑いています」とかって言われたら、みんなその場で噴き出しちゃって、誰ひとり騙される人なんていないだろう。だけど、こうしたバカバカしいセールストークでも、テレビにも出てるような「スピリチュアルヒーラー」や「スピリチュアルカウンセラー」って肩書きの人から言われると、横文字に弱いニポン人の何パーセントかの人たちは、ウッカリと騙されちゃうのだ。
「ロハス」にしたって、もともとは「Lifestyles Of Health And Sustainability (健康と持続可能性を重視した生活様式)」の頭文字から作られたビジネス用語だった。だけど、この言葉を流行させて、金儲けに結びつけようって考えた人間によって、ニポンでは捻じ曲げられて広められちゃった。ホントは、自分の健康のことだけじゃなくて、環境問題とかに高い関心を持ってる人たちのことを「ロハス」って呼ぶワケで、ニポンで言えば、沖縄の辺野古でジュゴンとサンゴの海を守るために座り込みを続けてる人たち、高江でヤンバルの自然を守るためにがんばってる人たち、青森の六ヶ所村で政府の核燃料製造工場に反対して活動してる人たち、こうした人たちこそが本物の「ロハス」なのに、ニポンではぜんぜん違う意味として広まっちゃった。
無農薬の「安全だけど高価なお野菜」で作られた「オシャレな自然食レストラン」のランチを食べたり、天然由来成分だけで作られた「安全だけど高価な化粧品」を愛用したりって、こうした生活にゼイタク感を実感するような人たち、ようするに、「ロハス」をブームにして新たなマーケットを作り、そこで金儲けしようとしてる人の策略にまんまと乗せられちゃってる人たち、こうしたオメデタイ人たちのことこそを「ロハス」って呼ぶようになっちゃったのだ。ま、詳しくは、こちらの「LOHASのウソと真実」を読んでもらうとして、とにかく、今の世の中は、ドイツもコイツも守銭奴とペテン師ばかりなので、あたしたち消費者は、インターネットを駆使して真実の「玉」を探し続けてないと、悪意に満ちた「石コロ」どもに簡単に騙されちゃうことウケアイだ。
‥‥そんなワケで、あたしは、断言しちゃうけど、「デトックス」や「スピリチュアルヒーリング」みたいなイカサマは論外としても、ちゃんと効果のある「アロマテラピー」や「スローフード」だって、何もこうした健康ブームを利用して金儲けを企む守銭奴なんかに踊らされる必要はない。お部屋に「伽羅(きゃら)」や「白檀(びゃくだん)」のお線香を1本立てただけで、ものすごく気持ちがリフレッシュされるし、12匹で100円の千葉県のメザシをおかずにしてご飯を食べてるあたしは、最初からスローフードを実践してる。ヨーガにしたって、ベリーダンスにしたって、教育テレビやYOU TUBEの動画で習ってるからタダだし、「ロハス」なんてアホ丸出しの言葉は、「スイーツ」とおんなじに口にするのも恥ずかしいから、あたしにとってはバカにする対象でしかない。だから、皆さんも、たくさんの「石」の中から、本物の「玉」を見つけ出す目を養って、間違っても「ロハス」なんていう「クズ石」を拾わないように気をつけて欲しいと思う今日この頃なのだ。
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