自公推薦の千葉市長を収賄容疑で逮捕
「自公推薦の千葉市長を収賄容疑で逮捕」(世田谷通信)
警視庁捜査2課は、22日、千葉市長の鶴岡啓一容疑者(68)を収賄容疑で逮捕した。鶴岡啓一容疑者は、自治省(現総務省)や国土庁(現国土交通省)などを渡り歩いてから国土庁の外郭団体へと天下りし、平成13年に自民党と公明党の推薦を受けて千葉市長選に出馬、初当選を果たした。任期満了にともなう17年の市長選でも自民党と公明党の推薦を受けて再選を果たしたが、その裏では、官僚時代に築いた政官財の癒着システムを利用して、初当選以来、長年に渡り数々の公共事業で企業からの賄賂を受け取り続けて来た。警視庁捜査2課が把握しているだけでも、14年12月の排水施設改良工事(落札額3950万円)、15年1月の下水道排水施設工事(落札額41億7000万円)、16年2月の下水道施設移転工事(落札額1億5500万円)、17年10月の街路築造工事(落札額4270万円)、19年2月の道路改良工事(落札額2500万円)などで、特定の企業から多額の賄賂を受け取り、その見返りとして便宜を図っていたことが分かっている。(2009年4月22日)
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