バカが飛ばした借金ロケット
オトトイの日記、「自公政権のエサが到着(笑)」で、あたしのとこにも定額給付金の申請書が届いたってことを書いたら、たくさんの人からメールをいただいたので、何通か紹介させていただく。
お名前:TAKA
コメント:きっこさん、こんにちは。いつも日記を楽しみに読ませて頂いて居ります。世田谷区の定額給付金申請には金融機関の通帳やキャッシュカードの写し(コピー)が必要とのお話しでしたが、私が住む隣りの杉並区は通帳などの写しのほかに、本人確認書類の写しも必要なのです。お隣りの区で方法が違うのも驚きでした。これって全国にいくつ市町村があるのかわかりませんが、色々な方法があって、その数だけカラーの説明書やらが作られて、詐欺にご注意を!っていうチラシも作られて、、、って考えると税金がどれだけ無駄使いされてるのか気が遠くなる思いです。きっこさんが書かれているように、お年寄りは誰かの助けを借りなきゃコンビニで通帳や身分証明書のコピーなんてとれないだろうし、それが出来ずに、あきらめて申請をやめてしまう人もきっとたくさんいるだろうと心配です。そこで杉並区役所の給付金対策係に、コピーがとれない人はどうするのかと問い合わせてみたのですが、なんと明確な取り決めはないとの答えだったのです。本当に困っている人や弱者の為の対策が決められていないのは驚きでした。じゃあ申請書一枚持って行って役所の窓口で受給出来ないのか?と聞いたら、今回の申請書の「口座をお持ちでない方」っていう欄にチェックを入れて送付すれば、改めて窓口受給の日時等のお知らせが届くってことでしたが、受給は7月以降の予定になってしまうそうです。一番助けを必要としてるような人が受け取り損ねてしまわないように願いますが、そもそもこんな間抜けな制度を自治体に丸投げして選挙対策にしてる自民党と公明党をさっさと政権から追い出さないと、どんどん無駄が増えるばかりだと言いたいです。長くなって失礼いたしました。これからもお体に気をつけて楽しい日記を書いて下さいね。
‥‥そんなワケで、今日は、レイアウトの都合上、「いかがお過ごしですか?」はナシにしてくけど、TAKAさんのメールには、杉並区の申請書には「通帳かカードのコピー」の他に「本人確認書類のコピー」も必要だって書いてある。だから、この点では、あたしの住んでる世田谷区のほうがゆるくなってる。だけど、TAKAさんは、口座のない人は「申請書の『口座をお持ちでない方』っていう欄にチェックを入れて送付すれば、改めて窓口受給の日時等のお知らせが届く」って書いてる。それで、あたしの手元の申請書を見てみたら、世田谷区の申請書には「口座をお持ちでない方」なんて欄はなかった。世田谷区の申請書は、有無を言わさずに「銀行口座」か「郵便局口座」の二者択一になってて、隅から隅まで読んだけど、「口座をお持ちでない方」なんて欄はなかったし、口座を持ってない人への説明などもヒトコトもなかった。
で、最後のとこに、「ご不明な点、ご質問等ありましたら、下記までお問い合わせください」って専用ダイヤルの番号が書いてあったけど、もちろんフリーダイヤルなんてワケもなく、こっちが電話代を払って電話する普通の番号だった。コピー代が自腹だってだけでもムカついてるのに、こんなに分かりずらくて不親切な申請書を送りつけといて、電話で質問するのも自腹だなんて、ふざけんのもタイガイにしろ!‥‥って、別にそんなには怒ってないし、どっちかって言うと、あまりのアホさ加減に呆れてるだけだ(笑)
だって、ニポンの首都の東京の、それも中央の23区ですら、隣り同士の区で、申請書に添えるコピーも違えば、口座を持ってない人に対する対応もぜんぜん違うなんて、あまりにもデタラメだからだ。こうした事実を見れば、改めて自公政権の無責任さ、自公政権の丸投げ具合がよく分かる。2兆円もバら撒くんだから、たとえ各自治体に丸投げするにしても、最低限、申請書は全国統一の書式を作り、添付する必要書類についてもガイドラインを作り、その上で各自治体に丸投げすべきなのに、このテイタラクを見れば、「金だけは出してやるから、あとは勝手にやってくれ」っていう国民をバカにした自公政権の本質がよく分かる。
さらに言わせてもらえば、TAKAさんは「一番助けを必要としてるような人が受け取り損ねてしまわないように願いますが~」って書いてるけど、この定額給付金をバラ撒く理由って、当初の「困ってる人たちを助けるため」から、いつの間にか「景気回復」にスリ変わってるんだよね。3歩で自分の言ったことを忘れちゃうニワトリ並みの知能しかないフロッピー麻生は、最初は「年収が1億円あっても、さもしく1万2000円が欲しいという人もいるかもしれない」って言って、大金持ちの自分は「受け取る気はない」って言ってたのに、いつの間にか、「これは景気回復のための政策なのだから、私も喜んで受け取り、使わせてもらう」だなんて、心にもないことを言い出しちゃった。
‥‥そんなワケで、卑劣な国策捜査を連発してまで、1日も長く総理大臣のイスに座ってたい恥知らずのことは置いといて、もう1通、メールを紹介する。
お名前:淳一
コメント:はじめまして!いつも楽しく見ております。さて、定額給付金ですが、受け取る為の手続きが各市町村によって違うようですね。私が住んでいる東京都日野市では、基本的に「銀行通帳かキャッシュカードのコピー」「本人確認書類」を添付しなければいけません。しかし隣の八王子市では「銀行通帳かキャッシュカードのコピー」のみです。母親とも話していたのですが、市町村で手続き方法が違うのもいかがなものかと?同じく日野市にすんでいる知人は、運転免許証も無く、会社も倒産し(小さい会社で社長さんや幹部連中は夜逃げしてしまった)社会保険なども無くなり、健康保険の切り替えも出来ていない状況の中で、まともな「本人確認書類」が提出できない状況だったので、わざわざ仕事を途中抜けして窓口に相談に行ったそうです。(1万2千円を受け取る為、数千円の日給をフイにして窓口に行ったわけです)もし、彼が八王子の住民だったら、書類に記入し、銀行通帳などのコピーを添付するだけですんだのですけどね。日記にも書いてありましたが、寝たきりの方や、コピー機が自宅に無い方は、わざわざ時間を割いてコンビニなどに足を運んでコピーしたりしなきゃいけないですもんね。いずれにせよ、その1万2千円を受け取る為に、住んでる地域や受け取る方の状況によっては、大変な労力かけて手続きするなんて、なんかおかしいですよね。
‥‥う~ん、あたし的には、まず、「いかがなものかと?」って部分が、フロッピー麻生が多様するフレーズなので気になった。フロッピー麻生って、頭も悪いけど性格も悪いから、常に相手を見下したような言い回しを多様する。たとえば、自分が難しいことや専門的なことを言う時に、必ず「ご承知の通り」ってカンムリをつけてから本題に入る。性格が悪い上に自分を偉く見せたくてジンジャエールなフロッピー麻生は、この言葉を「当然こんなことくらい知ってるだろうね?」っていう意味で多様してるワケで‥‥って、こんな「恥知らずのことは置いといて」って言ったのに、また書いちゃった(笑)
とにかく、あんなバカとおんなじ言葉を使ってると、自分までバカっぽく見られちゃうから、フロッピー麻生のデタラメなニポン語や意味の通じない英語は、「反面教師」として見といたほうがいいと思う。で、TAKAさんのメールにも淳一さんのメールにもあるように、今回の申請のネックになってるのは、通帳にしろ身分証明にしろ、それをコピーして同封しなくちゃなんないって点だ。そして、痒いとこに猫の手が届く「きっこの日記」としては、続いて、こんなメールを紹介しちゃう。
お名前:One of PSW
コメント:きっこさん、こんにちは!いつも読ませていただいております。定額給付金の申請時に通帳や身分証明書のコピーが必要である事について、きっこさんに同感しており、「職場で免許証のコピーとるかなあ。自分は手段があるからいいけど動けない人はたいへんだなあ」と思い、自宅でできる方法を考えてみました。「写し(コピー)を添付」に注目して、免許証と通帳をデジカメで撮影、プリントアウトして、「だめもと」で申請書に添付して役所に送り返してみました。もしコピーでなければいけないのなら、あとからコピーをとって役所に届ければいいかという気持ちでいたところ、数日が経ち、定額給付金交付決定通知が送られてきました。まさに作戦大成功。まあ、私の住む街はいい意味でいいかげんな田舎町なので通用したのかもわかりませんが、困っている人には有効な手段かもわかりません。以上、参考になればと連絡させていただきます。http://air.ap.teacup.com/oneofpsw/
‥‥そんなワケで、各自治体ごとに、申請書の書式や内容から、添付するコピーに至るまで、なにもかもがバラバラなんだから、この方法にしたって、One of PSWさんの地域では通用したけど、他の地域じゃNGにされちゃう可能性もある。それに、もしも通用するとしても、デジカメやカメラ付ケータイと、プリンターを持ってない人にはできないことだ。だから、この方法も、すべての人が使える裏ワザじゃないけど、それでも、ある地域では「写し(コピー)が写真でも大丈夫だった」ってことが実証されたんだから、少し選択肢が広がったってことになる。
とにかく、年間に3億円以上もの企業献金をダミーの政党支部で受け取り、それを全額、自分の個人資金管理団体へと迂回させてるフロッピー麻生なんかから、「さもしい」って言われてまで受け取る定額給付金なんだから、こっちとしては、徹底的にさもしく、コピー代や電話代もケチらなきゃ意味がない‥‥って、どうしてもフロッピー麻生の話題に戻ってきちゃうけど、それは、フロッピー麻生のやり方があまりにも無責任だからだ。
さっきも書いたけど、たとえ各自治体に丸投げするにしても、申請書は全国統一の書式を作り、添付する必要書類についてもガイドラインを作り、その上で各自治体に任せるのが、国民の8割もの反対の声を無視して強引に推し進めた政府の最低限の責任だろう。だけど、フロッピー麻生は、何ひとつ責任を果たさずに、完全に各自治体に丸投げした。だから、すでに全国のあちこちで、申請書の不備の問題が起こってる。
一例を挙げれば、香川県の高松市では、申請書に同封した説明文が分かりにくかったために、通帳のコピーが同封されていない申請書が次々と届き、一時は全体の70%もの申請書が「不備」で受け付けられない状態になった。職員が総出で対応して、現在の不備は20%程度までに下がったけど、それでも、13日までに届いてる約8万通のうち、1万5000通の申請書が不備のために受け付けられない状態だったそうだ。高松市の大西秀人市長は、14日の定例会見で、「説明文書が分かりにくく、市の不手際だった。迷惑と混乱を招いたことをお詫びしたい」って謝罪したそうだけど、これにしたって、政府が全国統一の書式や説明文を作ってれば、こんなことにはならなかったのだ。
結局、高松市では、申請書に不備があった何万人という人たちに通知書を送って、改めて申請し直すように手続きを開始したそうで、これだけでも大きな出費になるだろう。こうした自治体側の不手際が全国各地で起こってるんだから、それに掛かる費用は、きっとものすごい金額になるハズだ。そして、これらの「追加の出費」も、もちろん、すべて税金が使われるワケだ。だから、当初は「2兆円を配るための事務費用は825億円」てノタマッてて、これだけでもトンデモなムダづかいだけど、さらに税金のムダづかいが大きくなるってワケだ。
政府が出した、この「825億円」ていう莫大な予算は、ザクッと内分けすると、各家庭への申請書の郵送料が約270億円、各人への口座への振り込み手数料が約160億円‥‥ってふうになってるんだけど、たとえば、すべて窓口での現金支給にすれば、この振り込み手数料の160億円は浮くワケだ。でも、現実には、こうしたムダづかいがフル回転しちゃってる上に、香川県の高松市だけでも数万人に通知書を送り、申請書も2度に渡って送らせるワケだから、郵送料が大幅にアップしちゃう。そして、そんな自治体が全国にたくさんあるんだから、少なくとも数十億円の郵送料が上乗せされちゃうワケで、あまりにもデタラメだ。
‥‥そんなワケで、フロッピー麻生が各自治体へ無責任に丸投げしたことによる、こうした「追加の出費」がどんどん膨れ上がってる他にも、全国では、すでに250件近くもの定額給付金を利用した詐欺や詐欺未遂が起こってる。こんな感じで、まだまだ続く定額給付金のドタバタ劇だけど、こんなバカバカしいことのために、あたしたちの血税が湯水のごとくムダづかいされてる現実を見れば、今の自公政権が、いかに選挙のことしか考えてないかってことがよく分かる。わずか半年の間に、2回の補正予算と21年度の本予算に続いて、大型の追加予算なんていう北朝鮮よりアホな「バラ撒き4段ロケット」を飛ばしちゃった歴史に残る大バカ、フロッピー麻生は、税収の2倍を超える戦後最大の借金を国民に背負わせた。そして、この「借金ロケット」の行きつく先は、当然、「3年後の大増税」に決まってる今日この頃なのだ。
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