« 旧套墨守 | トップページ | 森田健作氏に公選法違反の疑い »

2009.04.01

横須賀の原子力空母から大量の放射性廃棄物

「横須賀の原子力空母から大量の放射性廃棄物」(世田谷通信)

昨年9月、住民の声を無視して横須賀基地に配備された米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントンが、米政府が発表したエード・メモワール(米政府の書簡)に反して、放射性廃棄物約1トンを3月28日、船外へ搬出していたことが分かった。1964年に米政府が発表したエード・メモワールでは「米国以外では原子力艦船の外に放射性廃棄物を移すことは行なわない」と明記されているが、今回、横須賀基地において、ジョージ・ワシントンのメンテナンス中に出た大量の放射性廃棄物を船外へと搬出し、米海軍がチャーターした貨物船に積み込み、米国へ向けて運搬されていた。米海軍は「搬出した放射性廃棄物は専用の容器に密封されており人体や環境に影響はない」と報告しているが、ジョージ・ワシントンは昨年5月22日に起こした火災事故の時も、艦内の80区画に大きな被害が出たほどの大事故を単なる「ぼや」として過少報告するなど、極めて悪質な情報操作を繰り返して来た前科があるため、多くの住民は米海軍の報告を信用していない。米国側が宣言した書簡の内容に自らが反し、近隣の民家まで数百メートルの場所で、1トンもの放射性廃棄物を搬出していた事実は、原子力空母の母港化に反対している住民たちに、さらなる不安を与えることとなった。基地問題に取り組む呉東正彦弁護士は「市や国は米国側に情報公開を求めるべきだ」と指摘しているが、国民の生命や財産を守るという観点からも、日本政府には確固たる態度での対応が求められる。(2009年4月1日)


★ マスコミが報じないこのニュースに報道価値があると思った人は、クリックにご協力を。
   ↓
人気ブログランキングへ


★ こちらもどうぞ♪
   ↓



|

« 旧套墨守 | トップページ | 森田健作氏に公選法違反の疑い »