老齢加算に続いて母子加算も廃止
フロッピー麻生は、こないだの高知県での講演で、「来週からG20の金融サミットでワシントンに行って来る」だなんてオッペケペーなことをノタマッてたから、19カ国の首脳がみんなロンドンに集まってるのに、フロッピー麻生だけがワシントンに行っちゃって、「あれ?」なんてことにならないか心配してたんだけど、サスガ、周りの側近たちはフロッピー麻生ほどはボケてなかったみたいで、ちゃんとあのバカをロンドンまで連れてってくれたみたいだ。で、フロッピー麻生は、今回のG20で、今後2年間に渡って途上国向けに総額で220億ドル(約2.2兆円)以上の金融支援を行なうって発表するらしい。これが、今回のお土産みたいだけど、当然、ホントに途上国に対する支援が必要だと思ってるハズもなく、これは、5月の選挙を少しでも有利に戦うための「国内向け」のアピールでしかない。G20で、ニポンの首相として各国から評価されれば、それが自分の支持率につながるって考えてるワケだ。
去年の11月にワシントンで開催された「世界金融サミット」の時、フロッピー麻生は、IMF(国際通貨基金)に対して10兆円もの支援を約束して、帰国後は「高く評価された」って自画自賛してた。だけど、各国の新聞に書かれたのは、「国内ではまったく支持されていない首相」だの「次の首相は誰だ?」なんていうポスト麻生の話題だった。ようするに、10兆円も払ったのに、フロッピー麻生にとっては、何のメリットもなかったってワケだ。その上、親友の中川昭一が、歴史に残る泥酔会見で全世界に大恥をさらしてくれたオカゲで、ニポンの評価は下がるばかり。どんなに巨額な支援を続けても、ニポンの評価は下がるばかり。つーか、お金を出せば出すほど、ニポンの評価は下がるばかり。それは、大バカどもが総理大臣や閣僚をやってるからだ。
そして、今度は、国内の経済対策に10兆円規模の追加の財政出動をするそうだ。去年の10月に、フロッピー麻生は、「一次補正予算だけで十分だ」って言ってたクセに、それからわずか5ヶ月で、あっちに2兆円、こっちに2兆円、あっちに10兆円、こっちに10兆円‥‥って、まるで、大金持ちのバカ殿様が、お城の天守閣から小判をバラ撒いてるみたいに、湯水のごとくオオバンブルマイを続けてる。だけど、これって、みんな、次の世代の人たちの借金なんだよね。フロッピー麻生が短期政権中にバラ撒いた天文学的なお金は、すべて今の子供たちが借金として背負わされてて、大人になった時に返してかなきゃなんない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、10兆円だの2兆円だのって、海外にジャンジャンお金をバラ撒くのもいいんだけど、今日、4月1日からは、年金暮らしのお年寄りの保険料は引き上げになったし、生活保護を受けてる母子家庭の「母子加算」も廃止になったし、社会的弱者はどんどん痛めつけられて行く。「母子加算」てのは、15才以下の子供がいる母子家庭に対して、通常の生活保護費に加えて、東京23区の場合なら2万3000円をプラスしてたものだ。これにしたって、最初は「18才以下の子供のいる母子家庭」に対して支払われてたんだけど、コイズミが断行した「社会的弱者切り捨て政策」の1つの「廃止へ向けた段階的削減」によって、まずは「15才以下」へと引き下げられて、とうとう今日から「全面廃止」になっちゃった。
でも、この「母子加算」を受けてた母子家庭って、全国で約9万世帯しかなくて、廃止したとこで、削減できる予算て、わずか60億円なんだよね。現在の生活保護費の総額って、約2兆5000億円で、このうちの60億円なんだから、たったの「0.2%」に過ぎないんだよ。こんなのを削減したって「焼け石に水」じゃん‥‥つーか、暴力団員やペテン師どもに何百万円もの生活保護費を支払ってるのに、何で母子家庭をイジメなきゃなんないの?予算を削減するにしても、手をつける場所が違うと思わない?
こんなことしてるクセに、フロッピー麻生は、「金融サミット」に出席するたびに得意満面で「10兆円出しましょう」とか「2.2兆円出しましょう」とかやってるから、あたしは「おいおいおいおい!」って思っちゃうんだよね。もちろん、予算の出どころは別々で、たとえば、IMFへの支援の10兆円は、100兆円くらい隠し持ってるって言われてる外貨準備金から出すワケで、これと生活保護費とをおんなじテーブルの上で論じることはできない。そんなこたー分かってる。
だけど、不条理な税金を巻き上げ続けられてる納税者の1人として言わせてもらえば、一方で巨額のお金を海外へバラ撒き続けていながら、その一方では爪に火を灯すような生活をしてる母子家庭への予算を削ったり、障害者やお年寄りへの予算を削り続けてるなんて、どうしても納得できない。たとえば、ニポン政府が、在日アメリカ軍の人殺しどもに、ゴルフをさせたりボート遊びをさせたり飲み屋でドンチャン騒ぎをさせたりするために支払ってる「思いやり予算」て言う名の上納金は、毎年2000億円を軽く超えてる。これにしたって、予算の出どころが違うんだから、生活保護費とおんなじテーブルの上で論じられないことくらい分かってる。でも、ニポン人の女性をレイプして殺すような野蛮人どもに2000億円もくれてやってるのに、なんで母子家庭へのたった60億円の支援を打ち切らなきゃなんないのかって思うのは、極めて正常な感覚だと思う。だって、防衛予算にしたって福祉予算にしたって、両方ともあたしたち国民が払ってる税金だからだ。
あたしは、今までに何度も言って来たように、ちゃんと国民のために使われるのなら、ホントに困ってる人たちのために使われるのなら、今よりも税金が高くなったって構わないと思ってる。だけど、今みたいに、お年寄り、障害者、母子家庭、難病患者‥‥って、本来なら、国が真っ先に手を差し伸べるべき人たちから順番に切り捨てて行くようなやり方をされてたら、とてもじゃないけど「2年後の消費税の大幅引き上げ」なんかには納得できない。
ただでさえ、ずっと100円だった明治の「スーパーカップ」やグリコの「ジャイアントコーン」を始めとしたアイスが軒並み125円に値上がりしちゃって、アイスの世界じゃ、すでに消費税が25%になっちゃったみたいな雰囲気がマンマンなのに、この上、さらに消費税が上がったら、社会的弱者の唯一の味方である赤城の「ガリガリ君」や「ガリ子ちゃん」までもが、60円から80円へと値上がりしちゃうかもしれない。
ちなみに、今の「ガリ子ちゃん」の「クリームバナナ味」って、めっちゃ美味しいよね。だけど、100円もする「ガリガリ君リッチ」の「杏仁マンゴー味」って、激しく「杏仁豆腐」の味はするんだけど、「マンゴー」の味は1ピコグラムもしない。色も真っ白だから、見た目にも「マンゴー」の要素はゼロで、どう考えても、単なる「杏仁豆腐味」だと思うんだけど、なんで「杏仁マンゴー味」って謳ってるんだろう?‥‥って、アイスのことは置いといて、国民のことよりも、外ヅラと政官財の癒着システムの死守のために血税を使いまくってる自民党政権のことだけど、たった60億円の「母子加算」を廃止したクセに、今度は「地デジの普及などのために3兆4000億円の追加景気対策」を行なうそうだ。こうなって来ると、もう世も末だね。
‥‥そんなワケで、ヒトコトで「母子家庭」って言っても、両親が離婚して母子家庭になったケースと、お父さんが病気や事故で亡くなって母子家庭になったケースとでは、いろんな面で違って来る。そして、両親が離婚したケースでも、キチンと話し合って離婚したケースもあれば、ダンナがヨソに女を作って出て行っちゃったケースもあれば、ダンナから酷い暴力を受けて仕方なく離婚したケースもあるし、これまた状況は様々だ。
だから、すべての母子家庭をイッショクタにはできないけど、あたしの家庭を例に挙げると、父さんと母さんが離婚した時には、1円も慰謝料をもらわなかったし、あたしに対する養育費ももらわなかった。多少はもらうこともできたんだと思うけど、母さんは、離婚届けにハンコを押す時も、まだ父さんのことを愛してたから、お金は要求しなかったそうだ。それに、母さんはまだ若かったから、自分ががんばれば、あたし1人くらい育てるのは何とかなるって思ってたそうだ。
実際、おばあちゃんもいたから、おばあちゃんの内職と年金もあったし、母さんが働きに出ただけで、それまでの借家に住み続けることもできたし、あたしは小学校に通い続けることもできた。小さなことを言えば、クラスのみんなが持ってるものをあたしは買ってもらえなかったり、晩ご飯のおかずがシンプルになったりしたけど、それほど大きな変化はなかった。だけど、おばあちゃんが亡くなり、おばあちゃんの内職と年金がなくなった時点で、もうその借家に住み続けることはできなくなって、母さんとあたしは、お風呂のない2部屋のアパートに引っ越しした。
あたしの場合は、こんな感じだけど、自分の親が離婚したことのない多くの人は、親が離婚して母子家庭になると、別れたダンナから養育費ってものをもらえるもんだと思ってる人が多い。事実、法律では決まってることだけど、実際に養育費をもらってる母子家庭なんて、ほとんどない。現在、全国の母子家庭の数は、約123万世帯なんだけど、このうち、離婚の時にキチンと養育費の支払いを書面で約束してるのは、約50万世帯、全体の40%に過ぎず、さらには、この中で約束通りに支払われてるのは、わずか17%にしか過ぎないのだ。ようするに、全国の母子家庭のうち、8割以上は、養育費なんて1円ももらってないワケだ。
それでも、この約123万世帯のうち、92%にあたる約114万世帯は、生活保護を受けずに、お母さんが必死に働いて、何とかギリギリの生活をしてる。あたしの母さんも、昼も夜もカケモチで、日曜日まで働いて、お休みしてたのは年に数回だけだった。そして、生活保護を受けずに、こうしてお母さんが必死になって働いてる母子家庭の平均年収は、約180万円ほどで、これに各自治体の児童扶養手当とか他の手当とかを足すと、200万円から220万円くらいになる。これが、全国の母子家庭の平均年収だ。
で、生活保護を受けてる母子家庭の場合は、これも子供の人数や状況によっても様々なんだけど、平均すると、生活保護を受けてない母子家庭の平均年収を少し上回る。つまり、お母さんが必死に働いてる母子家庭よりも、生活保護を受けてる母子家庭のほうが、年収が上ってことで、これが、わずか2万3000円の「母子加算」を廃止にした理由だそうだ。
だけど、ちょっと待って欲しい。生活保護を受けずに、お母さんががんばって働いてる母子家庭にしたって、家賃や食費から子供の学費や病院代に至るまで、すべてを年収200万円でヤリクリするなんて、ものすごく厳しいことで、特に、まだ子供が小さいお母さんの場合は、自分が働きに行ってる間に子供を保育所とかに預けなきゃなんないし、ホントに大変なのだ。あたしの場合は、お家にはおばあちゃんがいたし、あたしも、もう小学生になってたから、母さんは何の心配もなく働きに行けてたけど、母ひとり子ひとりで、その子供がちっちゃかったりしたら、働きに行くこと自体にお金が掛かるのだ。
だから、いくら「全国平均」とは言え、年収200万円で、何ひとつ不自由せずに暮らしてる母子家庭なんてアリエナイザーなワケで、そのレベルに合わせて生活保護費を削るなんて、本末転倒もいいとこだ。ホントなら、全国のがんばってるお母さんたちの母子家庭の年収が、「母子加算」をもらってる生活保護家庭のほうの年収に近づくように、シングルマザーの労働条件のほうを改善すべき話であって、これほどモノゴトの本質が分かってないアホな政策は前代未聞‥‥でもないんだよね。
だって、今回の「母子加算」の廃止の前には、この国の政府が、もっともジャマ者扱いしてるお年寄りたちの「老齢加算」が廃止されてるからだ。こんなこと言うのもアレだけど、生活保護を受けてる母子家庭のお母さんは、「母子加算」が削られても、生活保護自体を打ち切られても、ホントにどうしようもなくなったら、死ぬ気になれば、何らかの方法で生き残ることができるかもしれない。それは、まだ若いからだ。だけど、お年寄りの場合は、働くこともできないし、身寄りもなくて寝たきりだったりしたら、こうした国の保護だけが命をつないでるワケで、保護を「切られる」ってことは「死」を意味するワケだ。
だけど、史上最低の冷血漢、コイズミが強行した「社会的弱者切り捨て政策」は、こうしたお年寄りたちを真っ先に血祭りに上げることだった。コイズミが在任中の5年間だけでも、二度にも渡る「介護保険料引き上げ」を筆頭に、「老人医療費の改悪」「老年者控除の廃止」「生活保護生活扶助基準額引き下げ」「厚生年金・共済年金保険料引き上げ」「国民年金保険料引き上げ」など、まだまだ挙げたらキリがないけど、これでもか!これでもか!のお年寄りイジメを連発したけど、その中の1つが、この、生活保護における「老齢加算の廃止」なのだ。
身寄りもなくて寝たきりのお年寄りにとっては、わずか1万8000円の「老齢加算」が、生きてくためにはすごく必要なお金だった。だから、「老齢加算」が廃止になり、生活に困窮したお年寄りたちは、「老齢加算の廃止は憲法が保障した国民の生存権をおびやかすものだ」として、「老齢加算の廃止」の撤廃を求めて、東京や京都や神戸など、全国8ヶ所で裁判を起こした。だけど、去年の6月には、東京都内の12人のお年寄りが訴えてた裁判で、東京地裁の大門匡裁判長は、「老齢加算の廃止は合法」だとして、お年寄りたちの訴えを退けた。
この「老齢加算」てのは、70才以上のお年寄りは暖房や消化のいい食べ物などが必要だからって、昭和35年に作られた法案だった。昭和30年代は、まだ、お年寄りを大切にした社会だったんだよね。だけど、自民党の独裁が続いてくうちに、政官財の癒着システムが出来上がり、厚生労働省は、国民のことよりも自分たちのことを優先するようになって来た。その象徴が、天下りのいる外郭団体への毎年4000億円にも及ぶ税金のバラ撒きであり、580億円もかけて作った「私のしごと館」を始めとした箱モノの数々だろう。ま、これは、厚生労働省に限ったことじゃないけど、今回は「母子加算」と「老齢加算」の廃止について書いてるから、厚生労働省のムダづかいに限定して書かせてもらう。
この「私のしごと館」1つを見ても、580億円もかけて作った上に、毎年10億円もの赤字を垂れ流して来たんだから、こんなもの作らなければ、「老齢加算」も「母子加算」も廃止にする必要はなかったってことになる。ちなみに、「私のしごと館」が作られたのもコイズミ政権下の2003年なんだから、コイズミは、国民には「痛みをともなう改革だ!」って連呼しながら、実際は霞が関の言いなりになってたワケだ。厚生労働省に好きなだけムダづかいをさせといて、その穴埋めのためにお年寄りや母子家庭や障害者の支援を打ち切るなんて、ホントに「痛みをともなう改革」だよね(笑)
‥‥そんなワケで、政府の広報機関であるマスコミは、定額給付金を受け取って喜んでるオバサンとか、高速料金が1000円になって喜んでるドライバーとかばかりテレビで流してるけど、この定額給付金にしたって、2兆円を配布するために掛かる費用が800億円で、これもあたしたちの血税だ。たった60億円の「母子加算」を廃止にした裏で、その10倍以上もの血税を自民党とナンミョー党の選挙対策としてムダづかいしてるんだから、これじゃあますます税金なんか納めるのはバカらしくなって来る。フロッピー麻生の外ヅラのために海外に何十兆円もバラ巻き、アメリカの戦争に加担するために何兆円も上納し、各省庁の天下りどもを太らせるために何千億円も垂れ流し、北朝鮮の人工衛星を迎撃するために何百億円もドブに捨て、そして、たった60億円を削るために全国9万世帯の生活保護を受けてる母子家庭の「母子加算」を廃止する政府、これが、現在の自公政権てワケだ。ま、5月には解散総選挙をしてくれるらしいから、あたしたち有権者は、あたしたちの血税が正しく使われる世の中が来るように、どっかの青春バカみたいな「隠れ自民党」には騙されないように、ちゃんとした候補者に一票を投じたいと思う今日この頃なのだ。
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