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2009.04.02

マリファナにガン抑制の効果

「マリファナにガン抑制の効果」(世田谷通信)

マリファナにガン細胞の増殖を抑制する効果があるという研究結果が、1日、米国の医学専門誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション」及び同誌の電子版で発表された。スペイン、マドリードのコンプルテンス大学のジェルモ・べラスコ博士のチームの研究によると、ガンを発症しているマウスにマリファナの主要成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)を投与したところ、ガン細胞の増殖が抑制されただけでなく、ガン細胞が破壊されたケースも認められたという。また脳腫瘍の患者2人にTHC投与の臨床試験を行なった結果、同じくガン細胞の抑制が認められたという。マリファナは今までにもアルツハイマー病やクローン病を始めとした難病の治療や緩和に効果があるとして、多くの先進国で「医療大麻」の使用が認められて来た。製薬会社と癒着した一部の権力筋は「大麻は中毒になる」「大麻を吸うと幻覚や幻聴が起こる」「大麻は強い麻薬へのゲートウェイ(入口になる)ドラッグである」など何の根拠もないことを流布してマリファナの医療化に歯止めをかけようとしているが、マリファナが人体に害を及ぼさないことはすでに多数の研究結果によって証明されており、オバマ大統領も「全米での医療大麻の解禁」を「当然のこと」として公約に掲げている。(2009年4月2日)


「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション誌の該当記事」
http://www.jci.org/articles/view/37948


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