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2009.05.31

米軍の核兵器持ち込みに日米間の密約

「米軍の核兵器持ち込みに日米間の密約」(世田谷通信)

核兵器を積んだ米軍の艦船や航空機が日本へ立ち寄ることは非核三原則に反するが、日米両政府の間で「黙認する」という密約がなされていると指摘されて来た。この問題に対して日本政府は一貫して「密約はない」と主張して来たが、今回、外務省の事務次官経験者らの報告により、密約があったことが認められた。4人の次官経験者によると、1960年の日米安全保障条約改定に際して、日米両政府の間で米軍の日本への核兵器持ち込みを黙認する密約が交わされ、その密約の内容は、官僚の判断によって橋本龍太郎氏や小渕恵三氏などを始めとした一部の首相や外相だけに伝えられて来たという。つまり政府ではなく官僚が主導して密約を管理して来たことになり、政府の長年の主張が国民を欺くための嘘であっただけでなく、核兵器の持ち込みというこの国の根幹に関わる最重要事項を政府ではなく官僚が管理していたという驚くべき事実が発覚したことになる。法案から予算まですべて官僚の言いなりになっている現在の自公政権だが、戦争に関する最重要事項までもが官僚によって管理されていたとは、現在の政府が単なる官僚の操り人形であることをさらに裏づけた形となった。(2009年5月31日)


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