麻生首相が国際的問題発言
「麻生首相が国際的問題発言」(世田谷通信)
20日の参議院予算委員会において、麻生太郎首相は、民主党の峰崎直樹参議院議員との答弁の中で、ヒトラーの国家社会主義とスターリンのスターリニズムとルーズベルトのニューディールとが戦中の3大思想であったという趣旨の問題発言をした。峰崎議員が鳩山由紀夫新代表の「友愛」の思想について述べ、それに対して舛添要一厚生労働相がスターリニズムを引き合いに出して自論を述べたことに対して、続く麻生首相は「今言われた話は、戦前くらいから言われたと思うのですが、いわゆるヒットラー率いる国家社会主義、これが1つ、もう1つが、スターリンが栄えましたスターリニズム、そして、こっち側にありましたのが、ルーズベルトのニューディール。あの時代の思想としては3つあったんだと。若い方はぜんぜん勉強しとりませんからだめでしょうが、みんな習ったはずですよ、学校で。学校で習ったと思いますね、我々は」と発言した。漢字が読めない程度であれば、日本国内で笑い者になるだけで済むが、スターリンやルーズベルトをヒトラーと並べ称した問題発言は、およそ外務相経験者のものとは思えず、中川昭一元財務相の泥酔会見以上に、今後、国際社会から厳しい批判が巻き起こることは避けられないだろう。ちなみに、靖国神社内の歴史資料館「遊就館」では、かつて、ヒトラー、スターリン、ルーズベルトを同列に並べて展示していたが、国際社会からの厳しい批判があり、2006年、この展示をとりやめた経緯がある。この時、この問題を担当したのが、当時の外務大臣だった麻生首相である。麻生首相が3年前のこの問題を忘れていなければ、今回の問題発言は確信犯的なものと見ることもできる。(2009年5月22日)
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