お知らせと補足です。
昨日の日記は、27日の夜に書いたものをそのまま28日にアップしたのですが、日記をアップするまでの間に、民主党の鈴木寛さんからの抗議を受けて、与野党で協議した結果、国立感染症研究所主任研究官の森兼啓太さんと検疫官の木村盛世さんの参考人招致が再可決して、急きょ、28日の参議院の予算委員会で実現しました。そのため、あたしの日記の内容は、2日ほど遅れた情報に基づいた内容になってしまいました。
28日の参議院の予算委員会では、民主党の鈴木寛さんの質問を受けて、参考人の森兼啓太さんは、「空港での検疫はまったく無意味ということはないが、規模や人件費に対する効果、また検疫にばかり重点を置いて国内の発見が遅れたことなどを考えて、今後の参考にするべき」という趣旨の発言をした上で、「舛添大臣の迅速な対応によって、報告から3日後に効果の低い機内検疫が縮小された」と発言しました。
しかし、その次の参考人の木村盛世さんは、「森兼さんは、舛添大臣の迅速な対応で機内検疫が縮小されたと発言したが、現場としてはほとんど変わっていない。今でもかなりの人的負担を強いられている」と現場の生の声を伝えた上で、「毎日毎日、テレビで、成田空港でN95マスクやガウンをつけた検疫官が飛び回っている姿を放送することは、非常にパフォーマンス的な共感を呼ぶ。そういうことで(政府に)利用されたのではないかと疑っている」と発言しました。
実際の質疑の様子は、以下の「参議院インターネット審議中継」で観ることができます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/result_consider.php
※閲覧の手順は、「予算委員会」→「参照」→「鈴木寛」です。
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