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2009.06.19

東京地検に司法取引の疑惑

「東京地検に司法取引の疑惑」(世田谷通信)

19日、西松建設前社長、国沢幹雄被告(70)の初公判で、検察側は小沢一郎氏の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)の供述調書だとするものを朗読し、その中で大久保被告が「新政治問題研究会、未来産業研究会からの献金が実質的に西松建設側からの献金だと知っていた」と陳述した。また支店幹部の供述調書だとするものを朗読し、その中で西松建設側からの献金を受けた大久保被告が「よし分かった。西松にしてやろう」と答えたと指摘した。検察側はこれらの供述をもとに、小沢氏の事務所から談合組織に「天の声」があったと陳述し、国沢被告も大筋でこれを認めた。しかし大久保被告の弁護士団は「大久保氏が公共工事の受注者を決めたという事実は一切なく、この点に関しては検事から取り調べを受けたこともない」と反論した。献金を受けた側が「取り調べを受けたこともない」と言っている内容が、献金した側の公判で重要な供述として取り上げられ、被告側もそれを認めたということは、検察側が国沢被告に対して「この内容を認めなければ実刑になるが、認めれば執行猶予がつく」と事前に減刑をちらつかせて圧力をかけたのではないかとの疑惑を持たれても仕方ないだろう。また大久保被告の弁護士団は「検察官の主張はゼネコン関係者の一方的な供述に基づくものに過ぎない」とした上で「大久保氏のみを狙い撃ちしたことは明らか。欠席裁判に等しいだけでなく著しくバランスを欠いている」と批判した。(2009年6月19日)


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