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2009.06.12

イルカが鳴いた日/前編

今日は、あたしが世界で一番愛する人とのデートの日、つまり、人生でもっとも幸せな日だった。5月10日の日記、「肉球温暖化」に書いたように、今年の「母の日」は、お仕事の都合で、どうしても丸1日お休みにすることができなくて、地元の高島屋で「うな重」を食べたり、プレゼントのお洋服を一緒に選んだりしただけで、母さんをどこにも連れてってあげられなかった。それで、あたしは、お仕事が一段落したら母さんとデートしようと思って、「1ヶ月以内に必ず時間を作るからね」って約束してたのだ。

で、あたしが平日しかお休みを取れないこととか、目的地の「しながわ水族館」の定休日が火曜日だってこととか、6月11日の木曜日は2週間に一度の母さんの通院日だってこととかを総合的に判断して、今日、朝イチで母さんを病院に連れてって、そのまま「しながわ水族館」へレッツゴー!っていう「特攻野郎Aチーム」みたいに強引な作戦を決行することに決めたのだ。5月10日に「1ヶ月以内」って約束しときながら、この6月11日っていうビミョ~な日がギリギリセーフなのか、それとも1日オーバーなのかはサテオキ、あたしは、朝9時に車で母さんを迎えに行って、そのまま病院に直行した。今日は、簡単な問診と2週間ぶんのお薬をもらうだけだから、いつものように待たされたけど、それでも1時間ちょいで済み、10時半すぎには病院を出られた。

母さんは、最初から体調がバッチリだったけど、お医者さまから二重丸をもらえたから、さらに元気マンマンになって、車のラジオから流れる変な洋楽に合わせて、ゴキゲンに鼻歌を炸裂させてた。それで、あたしが、「こんな曲を知ってるの?」って聞いたら、「知るワケないじゃん!」て言ってケラケラと笑い出した。あたしは、母さんの笑顔が何よりも好きだ。母さんの笑い声が何よりも好きだ。母さんが笑っててくれれば、それだけで幸せになれる。だから、そのために今までがんばって来たんだし、だからこそがんばって来れたんだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、母さんのケラケラと笑う声を聞いてたら、あたしもおかしくなって来て一緒に笑い出しちゃったんだけど、寝不足だったからなのか、いつもは「あははははは~!」って感じの笑い声なのに、ノドに引っ掛かるみたいに、小刻みに「ああああああ‥‥」ってなっちゃった。そしたら、母さんが「わんぱくフリッパーの鳴き声みたいだね!」って言うから、あたしが「わんぱくフリッパーって、ああああああ‥‥って鳴くの?」って聞いたら、「う~ん、ああああああ‥‥って言うか、カカカカカカ‥‥って感じだったかしら? それとも、キキキキキキ‥‥って感じだったかしら?」って悩み始めて、他にも「クククククク‥‥」とか「ケケケケケケ‥‥」とか、「カ行」の鳴き声を順番にやり始めて、最後に「ココココココ‥‥」って言い出しちゃった。

それで、あたしが「ココココココ‥‥ならニワトリじゃん!」てツッコミを入れたら、「そりゃそうだけど、ササササササ‥‥でもないし、タタタタタタ‥‥でもないし、ナナナナナナ‥‥のワケもないから、やっぱり、カカカカカカ‥‥か、キキキキキキ‥‥か、クククククク‥‥か、ケケケケケケ‥‥か、ココココココ‥‥だったと思うのよね~」ってマジメに悩んでる。それも、母さんのほうをチラッと見たら、「カカカカカカ‥‥」とか「キキキキキキ‥‥」とか言うたびに、イルカのヒレみたいに両手をパタパタさせて、イルカに成りきって鳴いてるもんだから、あたしは笑いが止まらなくなっちゃって、運転ができなくなるほどお腹が痛くなっちゃった。

で、環七を馬込のあたりで左折して、大森の駅前を抜けて、第一京浜の鈴ヶ森の手前に出るころまで、母さんは「カカカカカカ‥‥じゃなくて、カッカッカッカ‥‥だったかな?」とか言ってるから、あたしは笑いすぎてクタクタになっちゃった。それで、あたしが、「これから本物のイルカを観るんだから、その時に鳴き声を確かめようよ」って言ったんだけど、母さんは「わんぱくフリッパーは人間のバド君と会話するイルカだから、普通のイルカとは鳴き声が違うんだよ、たぶん」とかって言ってた。よく分からないけど、とにかく、フリッパーの鳴き声の話題だけでこんなに笑えるなんて、やっばり、元気な母さんと一緒にいられることこそが、あたしの何よりの元気のミナモトだって思った。

Ss10‥‥そんなワケで、グルッと回って海岸通りから「しながわ水族館」の20分100円の駐車場に車を入れたころには、朝からの霧雨もほとんどやんでて、傘をささなくても歩けるくらいになってた。天気予報によると、このあと晴れるってことだったから、傘は持たずに、園内の人工海岸やアジサイを眺めながら、のんびりとお散歩しつつ、水族館の入り口を目指した。母さんは、ブルーのアジサイのとこで足を止めて、ぼんやりと眺め始めたから、あたしも一緒に眺めてみた。家の周りでもたくさん見られるブルーのアジサイなのに、こうした場所に来て、母さんと一緒に眺めてると、何か特別のアジサイのように感じられて、ひときわ美しく見えた。

Ss12スタスタと歩けば5分ほどの距離だけど、母さんと一緒にのんびりと楽しみながら歩いてたら、30分以上も掛かっちゃって、入口に着いた時には11時半になっちゃった。今日のイルカショーは、11時、13時半、15時半の3回だから、13時半のを観ればいいや‥‥ってワケで、あたしは、「しながわ水族館」のホームページからプリントアウトしたアンケート用紙をバッグから出して、券売機じゃなくて隣りの窓口へ向かった。このアンケート用紙を出せば、1300円の入館料が、一度に5人まで、100円引きで1200円になるのだ‥‥ってなワケで、こうした準備にはソツのないあたしだけど、「今日は平日だから空いてるだろう」って思ってた予想は、ミゴトにハズレちゃった。

あたしの行く手をさえぎるのは、ものすごい数の幼稚園児の軍団とハリキリまくってる引率の先生、そして、中学生か高校生のグループと、車椅子のお年寄りを10人以上含んだ老人ホームの一団‥‥ってワケで、なかなかの大盛況だった。でも、久しぶりに、ここのイルカたちに会えるから、あたしはすごくワクワクしてたし、何よりも母さんと一緒だから、井上和香がスキップしちゃうほど楽しい気分だった。あたしは、ずっと、バンドウイルカのサーフやカイやホップたちに会いたかったのだ。もともとは、もう1頭、サンディーっていうメスのイルカがいて、カイとサンディーの2頭がイルカショーのメインだった。だけど、サンディーは、去年の10月30日に亡くなっちゃったのだ。それで、あたしは、どうしても「しながわ水族館」に来たかった。

この「しながわ水族館」は、3年前の夏に「アザラシ館」が増設されたのにともなって、それまで1100円だった入場料が、一気に1300円に値上げになっちゃった。それで、ギリギリの節約生活をしてたあたしは、それ以来、ずっとガマンしてたのだ。だけど、そうこうしてるうちに、サンディーが亡くなっちゃったから、あたしは、会いに行かなかったことをすごく後悔した。そして、今年になり、長年の夢だった母さんの手術も無事に終わり、リハビリも順調で、ようやく一緒に出かけられるようになったから、サンディーにはもう会えないけど、母さんと一緒に、サンディーの仲間のサーフやカイやホップたちに会いに行こうって決めたのだ。

‥‥そんなワケで、今回、ちょっと残念だったのは、あたしの大好きな「東京湾に注ぐ川」が、リニューアル工事中だったことだ。これは、アンケート用紙をプリントアウトした時にホームページの告知で知ったんだけど、多摩川の源流から東京湾までをジオラマみたいな長い水槽で表現してて、あたしのお気に入りの展示だった。その上、ジミなお魚しかいないから、一般の人たちには人気がなくて、いつでも空いてるのだ。あたしは、クチボソとかハヤとかのジミな淡水魚が好きだから、この展示が大好きだった。工事が終わるのは7月の頭だそうだから、どんなふうに変わるのか、今からとっても楽しみだ。

Ss11で、中に入ってみたら、ビミョ~に展示が変わってて、前にはなかったクラゲの部屋とか、どれも小規模ながら、他の水族館の人気の展示をパクッてる感じがした。旭山動物園が「行動展示」で大成功したら、あちこちの動物園がマネして「行動展示」を始めたように、みんな生き残りに必死なんだね‥‥ってワケで、あたしは、まずは「トンネル水槽」を母さんに見せてあげようと思い、順路を無視して地下へ下りて行った。とにかく、幼稚園児の軍団の発狂ぶりがものすごくて、ギャーギャーわめきながら壁に飾ってあるプラスチックのイルカを寄ってたかってガンガン叩いてるし、引率の先生たちは見て見ぬふりをしてたから、とてもじゃないけど、そのあとを着いてくなんてできなかったのだ。

Ss8母さんは、「トンネル水槽」に大感激してた。あたしも、4~5年ぶりだから、ものすごくコーフンしちゃって、写メを撮りまくっちゃった。まずは、スミッコにいた大好きなハタの顔をアップと撮って、それから頭上を横断するエイの裏側を撮ろうとしたら、その向こうに2匹のGTを発見しちゃった。

Ss9大きさは80cmくらいの小ぶりなGTだったけど、2匹が寄り添って泳いでて、すごくカッコ良かったから、しばらく泳ぐルートを観察して、ルートが分かったとこで、一番ガラスの近くに来る場所で待ち伏せしてて、そこでバッチリ写メに収めた。

あとは、もうひとまわり小さい60cmくらいのカスミアジがいて、可愛かったからこれも写メしたかったんだけど、イナダの軍団に押され気味でムリだった。それから、50cmくらいのマダイで、下アゴを大ケガして口が開いたままになってて、捕食できなくて痩せてる個体もいたし、完全に病気で脊椎が「くの字」に曲がっちゃってる個体もいて、なかなか悲惨な状況だった。でも、母さんが、「あのシマシマのは何?」とか、「あの黄色いのは何?」とか、次から次へと質問するから、あたしは、次から次へとお魚の名前を教えて、ついでにその特徴まで説明して、ちょっとした「さかなクン」の気分になれた。「ギョギョギョー!」とは叫ばなかったし、ダレカレ構わずヤミクモに「敬礼」もしなかったけど(笑)

それにしても、「もう中学生」とかいう変なお笑い芸人、「さかなクン」とキャラがかぶりすぎだと思うのは、あたしだけ?‥‥って、だいたひかるの懐かしいネタを織り込みつつ、せっかく地下に下りたんだから、幼稚園児の軍団が攻めて来る前に、イルカのプールに行ってみた。ここは、屋外のプールでイルカショーをやるんだけど、そのプールの一部が、地下の窓から見えるようになってるのだ。ようするに、水中でのイルカの様子を真横から観察できるってワケで、室内が薄暗いぶん、ヨケイに神秘的な感じがする。

Ss6で、イルカのプールに行ってみたら、その手前に、ナポレオンフィッシュの水槽を発見! ナポレオンフィシュは、和名を「メガネモチノウオ」って言って、世界最大の「ベラ」なんだよね。「ベラ」って言うと、ニポンの沿岸だと、ニシキベラとかキュウセンとか、ほとんどが大きくても20cm程度のお魚ばかりだから、60cm以上もある上に、オデコに大きなコブのあるナポレオンフィッシュは、あまりにも異様に見える。でも、母さんは、ものすごく興味を示して、「この魚、誰かに似てるんだけど、名前が出て来ないのよ‥‥」って言って、しばらく悩んでから、「そうだ!田村さんのご主人だ!」って言った。そんなこと言われても、田村さんのことも知らないあたしは、そのご主人のことなんてまったく分からない。それで、「田村さんのご主人てどんな人なの?」って聞いてみたら、母さんは、水槽の中のナポレオンフィシュを指さして、「だから、この魚にソックリな人なのよ」って言った。おいおいおいおい‥‥(笑)

Ss5それから、イルカのプールを見に行ったら、2頭のイルカが泳いでた。2頭とも普通の大きさのイルカだったから、サーフじゃない。サーフは唯一のオスで、他のメスたちよりもずっと大きいからだ。それで、あたしは、母さんに、「この2頭は両方ともメスで、カイ、ホップ、ランのうちのどれか2頭だと思うよ」って言ったら、母さんたら、「もしかしたらフリッパーかもしれないわよ。カカカカカカ‥‥って鳴いたらフリッパーよ、きっと」ってボケたんだけど、この「カカカカカカ‥‥」の時に、また両手をパタパタさせてたから、あたしは車内でのことを思い出しちゃって、また笑いが止まらなくなっちゃった。

‥‥そんなワケで、母さんとのデートも、いよいよこれから佳境に入ってくんだけど、今日は目いっぱい遊びすぎちゃってクタクタだから、ひとまず、ここで終わりにして、続きは明日へとコンティニューしたいと思う。ハッキリ言って、何を見て、何をしゃべって、何をして‥‥ってのが、ゴチャゴチャになっちゃってるから、ケータイの写メを見ながら頭を整理して、明日の後半はキチンとまとめたいと思う。そして、今夜は、幸せな気分に包まれて、グッスリと眠りたいと思う今日この頃なのだ♪


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