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2009.06.02

おばあちゃんのハッピーターン

今日のお昼休み、仕事場の近くの銀行のATMコーナーへ行った。振り込まれてるハズのギャラを下して、カードの引き落とし用の口座にいくら、医療用の口座にいくら、自分の生活費用の口座にいくら‥‥って振り分けるためだ。だけど、ATMコーナーの前まで来てみたら、すごく長い列ができてた。月末が週末で、明けての6月1日ってことと、月曜日のお昼休みってことで、付近の会社の人たちがドバッと押し寄せてたみたいで、ATMが2台、両替機が1台のATMコーナーは、まるで体内の大腸みたいに、右、左、右、左‥‥って人が並んでるのがガラス越しに見えた。

それで、あたしは、お昼休みがなくなっちゃうから、一刻も早く最後尾に並ぼうと思ったのもトコノマ、そのATMコーナーから出て来たおばあちゃんから「もしもし」って声を掛けられた。あたしは、電話以外で「もしもし」なんて言われるのは久しぶりだな~なんて思いつつ「はい?」って答えると、そのおばあちゃんは、「すみませんが、この辺にタクシー乗り場はありませんか?」って聞いて来た。この場所は、片側3車線もある大きな国道沿いで、反対側に渡ってしばらく行ったとこに駅があって、その前がタクシー乗り場になってる。だけど、こっち側には、タクシー乗り場はない。

それで、あたしは、ちょっと道路の車の流れを見て、タクシーが来たら拾ってあげようと思ったんだけど、通過するタクシーはみんなお客が乗ってる。それで、おばあちゃんに、「こっちだと拾えないから、ちょっと距離があるけど、この道路を渡って、しばらく向こうへ行ったとこにタクシー乗り場があるから、そこまで行ったほうが間違いないですよ」って教えた。だけど、おばあちゃんは、こっち側でタクシーを拾おうとしてたんだから、反対側から乗ったら、うんと遠回りされちゃうかもしれないと思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、マクラに収めようと思った話が、収まりきらなくて、結局、本文にまでまたがっちゃったワケだけど、その場所は、ずっとUターン禁止が続いてる国道の1区画で、こっち側も反対側も、車はずっと直進か左折しかできない。Uターンするためには、大きな交差点の近くまで進んでから、その手前を左折して、グルッと迂回しなきゃなんなくて、自分の車なら時間が掛かるだけで済むんだけど、タクシーだとヨケイにお金が掛かっちゃう。

それで、あたしは、ヨケイついでに、おばあちゃんにどこへ行くのか聞いてみた。そしたら、駅2つ先の病院に行って、それから自宅に帰るって言う。それなら、道路を渡って、タクシー乗り場のとこの駅から電車に乗ったほうが、お金も安く済むし時間も掛からない。それで、そういうふうに教えたら、おばあちゃんは、「駅は階段が長くて上り下りができない」ってことと、「今、銀行から少しまとまったお金を下ろして来たとこだから、電車に乗るのは怖い」って理由で、今日は特別にタクシーを使おうとしてるって教えてくれた。

結局、おばあちゃんは、あたしが教えた場所に駅があることも、その前がタクシー乗り場になってることも知ってたのだ。だけど、そこまで歩くのが大変だったから、このATMコーナーの近くに別のタクシー乗り場がないかと思って、それで、あたしに聞いて来たってことが分かった。で、あたしはと言えば、おばあちゃんと話しながらも、ATMコーナーのほうをチラチラと見てた。そして、どんどん人が増えて来て、とうとうATMコーナーに入りきらなくなって、自動ドアの外にも何人かが並んで、1人が出て来るたびに1人が中に入る‥‥ってパターンになっちゃったから、もう、この時点で諦めた。

あたしは、おばあちゃんの事情も分かったことだし、お昼休みはあと30分もあるし、おばあちゃんをタクシー乗り場まで連れてってあげることにした。いくらだか知らないけど、おばあちゃんは、タクシーに乗らないと心配なほどの大金を持ってるんだから、変なヤツに騙し取られちゃう危険性もある。総理大臣から千葉県知事までが平然と大ウソをついて有権者を騙す時代なんだから、人のいいおばあちゃんなんかすぐに騙されちゃう。それで、あたしは、「あたしもちょうど駅に行くとこだったから、おばあちゃん、タクシー乗り場まで一緒に行きましょう」って言って、おばあちゃんの手を引いて歩き出した。

だけど、おばあちゃんは、足が悪いみたいで、あまりにもスローリー。杖とか持ってなかったから、そんなに遅くはないだろうとタカをくくってたのもチョイノマ、時速1メートルかと思うほどのスピードで、セッカチなあたしは、マジで、おんぶして走り出したくなっちゃうほどだった。横断歩道も、ここは青になるまで時間が掛かるから、点滅し始めててもダッシュで渡らないと何分も待たされる。だけど、スローリーなおばあちゃんと手をつないで歩いてたら、あと2~30メートルで横断歩道で、今、まさに、青に変わるとこなのに、その2~30メートルを走ることができない。結局、横断歩道のとこに到着した時には、信号は赤に変わってた。

そして、ようやく青になったから、おばあちゃんの手を引いて渡り始めたんだけど、おばあちゃんのスピードに合わせて歩いてたら、片側3車線を渡り切る前に点滅が始まっちゃって、中央分離帯のとこで動けなくなっちゃった。わずか1メートルほどの中央分離帯は、車の窓から投げ捨てられた空き缶やペットボトル、コンビニのお弁当のカラなんかがマウンテンだ。そして、車のほうの信号が変わり、両側の車線の車がいっせいに動き出した。目と鼻の先を切れ目なく車が通過してく。それも、中央寄りの車線だから、巨大なトラックだのトレーラーだのが多くて、ものすごい排気ガスを撒き散らしながら目の前を通過してく。あたしは、危なくないように、両手でおばあちゃんを抱きかかえるようにして信号が変わるのを待った。

やっとのことで信号が変わり、何とか横断歩道を渡り切ったら、もうヘトヘト。あと100メートルほど進めば駅でタクシー乗り場なんだけど、あたしでさえヘトヘトなんだから、おばあちゃんはひと休みしないと歩けないかな?って思って様子を見たら、そうでもないみたい。念のために、「おばあちゃん、大丈夫?」って聞いたら、「いつものことだから大丈夫ですよ」って言う。それで、ゆっくりと歩き出したんだけど、おばあちゃんが言うには、この横断歩道を渡るのが怖いから、さっきのATMコーナーのほうにタクシー乗り場がないか聞いたんだって。今日は、あたしが一緒だったから良かったけど、1人の時は、中央分離帯のとこに取り残されると、大きなトラックが目の前を通過する時の風圧で飛ばされそうになるんだって。危ないよね。

‥‥そんなワケで、マクラに収めようとした話が、本文へとまたがっちゃった上に、「本文にまたがったから、もう文字数を気にしないで書けるな」って思ったのがイタノマ、結局、こんなに長くなっちゃって、すでに、この話だけで、今日の日記が終わりそうなイキオイになっちゃってる。ま、「ビーパル」のシェルパ斉藤さんの「行きあたりばっ旅」のスピリッツを踏襲してるあたしとしては、日記も常に「行きあたりばったり」、英語で言えば「Happy Go Lucky」のノリだから、「明日は明日の風が吹いて、明日は明日の桶屋が儲かる」ってことでオッケー(笑)

で、距離にして、わずか200メートル、あたしが普通に歩けば2~3分の距離なのに、おばあちゃんに合わせて歩いたら、その10倍もの時間が掛かっちゃって、あやうくお仕事に遅刻するとこだった。それも、おばあちゃんの側だけに責任があるワケじゃなくて、お年寄りのことをまったく考えてない横断歩道や、お年寄りのことをまったく考えてない段差など、半分は行政の問題だった。そして、ここから地下鉄に乗ろうと思ったら、狭くて急な階段をずっと下りて行かなきゃなんない。あたしは、普段は普通に使ってた地下鉄だけど、今回、おばあちゃんと一緒に歩いてみて、お年寄りはとても1人じゃ地下鉄を利用できないなって思った。

今は元気に駅の階段を駆け上がってる人たちも、20年後、30年後、40年後に、自分がお年寄りになった時のことを想像してみて欲しい。お年寄りが渡り切る前に点滅が始まる長い横断歩道。お年寄りが渡り切る前にカンカン鳴り始める長い踏切。そして、その踏切を閉鎖して代わりに造ったのが、何百メートルも迂回して長い階段を上り下りしなきゃなんない陸橋や地下道。先進国であるニポンの、それも首都である東京が、こんなアリサマなんだから、あまりにも酷すぎる。今日のおばあちゃんは、84才だって言ってたけど、杖も使わずに自分の足で歩ける元気なおばあちゃんだった。それでも、こんなに苦労してるんだから、体の悪いお年寄りや車椅子の人、目の不自由な人は、もっと大変な思いをしてると思った。

東京都民から巻きあげた税金を私物化して、連日のように高級料亭に高級イタリアン、高級フレンチと、タイコモチどもを引き連れて豪遊してる厚顔無恥な東京都知事は、自分のプライドだけのために強引に推し進めた慎銀行東京だけでも、1500億円を超える累積赤字を出しておきながら、今度は自分のレクリエーションのためにバカ丸出しのオリンピックなんかを強引に招致して、4000億円を超える負債を都民にかぶせようとしてる。そして、その裏じゃ、「お年寄りのシルバーパスの全面有料化」「寝たきり高齢者への老人福祉手当の段階的廃止」「障害者への医療費助成の縮小」「特別養護老人ホームへの補助を85%削減」「難病医療費助成の対象から慢性肝炎を除外」「盲導犬の飼育代の廃止」「盲ろう者のための通訳者養成講座の廃止」などを始めとして、次から次へとお年寄りや障害者への切り捨て政策を断行し続けて来た。

たとえ、福祉の予算を縮小しても、それが都民のために、東京都で暮らすお年寄りや障害者のために有効に使われるんなら、まだ納得はできる。だけど、次から次へと福祉予算を切り捨てて、それで何をやってるのかと思えば、自分が発案したバカ銀行の尻拭いや、タダでさえ大渋滞してる東京を大混乱に陥れるアホオリンピックと来たもんだ。いったいぜんたい、脳みそをどれだけヌカみそと入れ替えたらこれほどバカなことができるのか、「CR石原裕次郎~嵐を呼ぶ男~」でも打ちながら考えてみたいと思う。

‥‥そんなワケで、「CR石原裕次郎~嵐を呼ぶ男~」の次は、「CR石原慎太郎~税を食う男~」っていうパチンコが出るのか出ないのか知らないけど、おばあちゃんをタクシー乗り場まで連れてったら、おばあちゃんはすごく喜んでくれて、「じゃあ、おばあちゃん、気をつけて行ってね」って言って、急いで仕事場に戻ろうとしたあたしを呼び止めて、巾着バックの中をゴソゴソし始めた。あたしは、もしかしたら大富豪のおばあちゃんで、あたしに1億円の小切手をくれるのかな?‥‥とか、ヘタしたら「あなたに私の全財産をあげましょう」とか言い出すのかな?‥‥とか、まるで少女マンガみたいな展開が脳裏をかすめつつも、心の中じゃ「お仕事に遅刻しちゃうよ~!」って思って待ってたら、おばあちゃんは、飴玉を3個と、ハッピーターンを2個、「このままでごめんね」って言いながら、あたしに差し出した。サスガに、1億円の小切手や全財産は受け取れないけど、飴玉とハッピーターンなら遠慮なく受け取れる。お昼ご飯も食べてないし‥‥ってワケで、ナニゲない日常の出来事だったけど、この国がどれほどお年寄りに冷たい国なのかってことを実感して、これからの老齢社会に向けて1日も早く政権交代を実現させないと、文字通り「明日は我が身」だってことを再確認した今日この頃だったのだ。


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