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2009.06.22

六ヶ所村の再処理工場で被曝事故

「六ヶ所村の再処理工場で被曝事故」(世田谷通信)

日本原燃は、22日、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ヶ所村)で、19日に40代の男性作業員が被曝していたと発表した。19日午後4時ころ、使用済み燃料受け入れ貯蔵建屋での点検作業を終えた男性作業員が脱衣所で着替えをしていたところ、床に落ちていた放射性物質を裸足で踏んでしまったことが原因と見られている。日本原燃では「被曝線量は0.3ミリシーベルト未満で微量である」「すぐに拭き取ったので健康に影響はない」「別の作業員の作業着に付着していた放射性物質が着替えの時に床に落ちたと思われる」としているが、同施設では2007年8月にも脱衣所に落ちていた放射性物質を裸足で踏んだ作業員が被曝する事故が起こっており、微量だから安全だ、すぐに拭き取ったから影響はない、という問題ではないはずだ。また点検中の作業員の作業着に簡単に放射性物質が付着し、それが床に落ちるということは、施設内のいろいろな場所に放射性物質が散乱している状況が予想される。日本原燃は「再発防止のために作業手順を見直したい」としているが、施設自体の抜本的な見直し以外に再発防止の手立てはないと思われる。(2009年6月22日)


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