« マイケル・ジャクソンさんの未発表曲が流出 | トップページ | エコカー減税という環境破壊 »

2009.07.18

小さなきっこの大冒険

「ルイーダ」の存在に気づかずに、船を手に入れて「戦士」に転職してレベル36になるまで、ずっと1人で旅をして来たあたしは、それまでの中ボスも、ぜんぶ1人で倒して来た。だから、ものすごく苦労してたし、ものすごく心細かった。だけど、「ルイーダ」に話しかければ仲間を作れるってことを知ったので、遅ればせながら、武闘家、僧侶、魔法使いの3人の仲間を作った。そして、ナサム村の西の洞窟の地下広場で「はぐれメタル狩り」をして、戦士きっこがレベル40になり、最初のうちはお荷物だった武闘家みるく、僧侶まりあ、魔法使いじゅりあの3人もレベル25前後になり、もう4人のパーティーでそこそこ戦えるようになったので、ようやくドラクエらしくなって来た。

Abc2で、今は、新しい町で売ってる強力な武器と防具が欲しいから、セッセとゴールドマンを倒して貯金をしてるとこだ。やっぱり、仲間が増えると戦闘はラクチンになるけど、そのぶん、武器と防具にお金が掛かる。グビアナ城へルーラして、お城の右上にあるオアシスの、ちょっと上にある古井戸のとこで、井戸のまわりをグルグルと回ったり、井戸の上の枯れ草がある場所をウロウロしてから、ゆっくりと下に移動して来ると、そこにゴールドマンが出現する‥‥ってことに気づいたから、ここでお金を稼いでる。雰囲気としては、10回のうち、デザートタンクが6~7回、ゴールドマンが3~4回って感じの出現率だけど、デザートタンクが出現しても、仲間にゴールドマンを連れてる時もあるから、出現した相手はカタッパシから倒してる。

とにかく、ゴールドマンを倒すと、ゴールドマンサックスの守銭奴どもをぶん殴ってるみたいな気がして、ものすごくスッキリする。一部の守銭奴どものマネーゲームのツケが、全世界に大迷惑を掛けたんだから、あたしの「はやぶさ斬り」を食らっても文句なんか言えないだろう。そして、何回かに1回は、枯れ草のとこに「ひかりの石」が落ちてるし、貯金するためにセントシュタインへルーラで戻ってくれば、入口の左側の草むらに「どくがのこな」が落ちてるから、必ず拾い集めて、10個になったら売ってる。「ひかりの石」は10個で480円、「どくがのこな」は10個で450円で売れるから、チリも積もればマウンテン‥‥って感じの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、「ドラクエ9」があまりにも面白くて、毎晩、寝る前に2時間くらいプレイしてる。だけど、ドラクエに限らずRPGって、1時間だけとか、2時間だけとか、時間を区切ってプレイできない。「今日は1時間だけ」って決めてても、55分経過したとこで、戻ることができないダンジョンの最深部にいたりとかって、セーブできない状況に陥ってる場合もあるからだ。それに、思わぬ展開になっちゃって、やめるにやめられないって場合も多い。ゆうべも、ある人に会うために、山のテッペンにを目指して登ってて、その人に会ったらセーブして寝ようって思ってたのに、手ごわいモンスターを倒しながら登ってて、ようやくテッペンに到着したと思ったら、その人が中ボス的な存在で、襲いかかってきちゃった。

あたしは、そんなこと予想もしてなかったから、4人ともHPもMPも減ってる状態で、そこからの強制的なバトル。結局、何とかギリギリで倒すことはできたけど、最初の何ターンかは、自分たちのHPを回復するのに忙しくて、まるでフロッピー麻生の政治みたいに、すべて後手後手に回って戦ってたから、倒すまでに20分くらい掛かっちゃった。そして、その後の付随のストーリーとかも含めると、セーブするまでに30分もヨケイにプレイしちゃった。これで、少ない睡眠時間が、さらに30分も短くなっちゃったってワケだ。

とにかく、ニンテンドーDSは、画面がちっちゃくて文字が読みにくいクセに、意外と本体が重たい。だから、ソファーやベッドに寝転がってプレイしてると、5分もしないうちに腕が痛くなって来る。仰向けになってやってると、すぐに両腕が痛くなるし、右を向けば左腕が、左を向けば右腕が痛くなる。結局、イスに腰掛けて、テーブルの上でやるのが一番ラクなんだけど、それだと、画面が遠くて文字が読みずらい上に、画面がちっちゃくて迫力がゼロだ。ゲームとしては、今までのドラクエの中で一番面白いのに、これをニンテンドーDSなんかで出したことが、決定的なマイナスだろう。

でも、この次の「ドラクエ10」は、今から「Wiiで出す」って予告してるから、そんなことになったら、もう完全にバカバカしくてやってらんない。モンスターを倒すたびに、あのコントローラーみたいなのを振りまわしたり、広いフィールドを旅するのに、変な板みたいな上で足踏みしたりとか、バカ丸出しとはこのことだ。そんなことするくらいなら、モンスターは出ないけど、実際に旅行に行ったほうが遥かにマシだ。

‥‥そんなワケで、ナンダカンダと文句を言いつつも、とにかくメチャクチャ面白い「ドラクエ9」だから、毎晩、楽しくプレイし続けて来たら、ちっちゃくて見にくい画面も、それはそれで楽しめるようになって来た。今まで、32インチの大画面でプレイしてた時は、あたし自身が主人公になりきって、ドラクエの世界に入り込んで楽しんで来たんだけど、今回は、「あたしが小さなきっこを操作して冒険をさせてる」っていう見方になって来た。そして、そう思ってプレイしてると、今までのドラクエとは違った、新しい感覚で楽しめるようになって来たのだ。

あたしたちの身の周りにあるもののほとんどは、よく目にするものばかりで、珍しくも何ともない。身の周りの日用品も、スーパーに並んでる食材も、ほとんどのものは見なれたものばかりで、「おっ!」って思うような珍しさはない。たとえば、スーパーに行って、お野菜や果物のコーナーを見ても、リンゴ、バナナ、イチゴ、グレープフルーツ、パイナップル‥‥って、どれを見ても、別に珍しくはない。麻布や自由が丘なんかのチョー高級なスーパーに行けば、スターフルーツだのドリアンだの珍しい果物も並んでるけど、普通のスーパーに並んでるのは、普通の果物だけ、普通の食材だけだ。

だけど、日常、よく目にする「珍しくも何ともないもの」でも、それが極端にちっちゃくなったり、極端に大きくなったりすると、トタンに「珍しいもの」になる。トマトは別に珍しくないけど、子供のころ、初めてプチトマトを見た時には、あたしは激しく驚いた。食べてみて、もっと驚いた。こんなにちっちゃいのに、普通のトマトとおんなじ味がしたからだ。最近では、プチトマトよりもっとちっちゃいマイクロトマトなんてのが出て来て、これにもビックル一気飲みだった。芽キャベツしかり、ヤングコーンしかり、今でこそ当たり前に食べてるけど、初めて見た時には、ホントに驚いた。そして、「なんて可愛いんだろう」って思った。

そう、いつも身の周りにある「珍しくも何ともないもの」でも、それがちっちゃくなると、トタンに「珍しいもの」になる上に、可愛く思えてきちゃうのだ。動物のミニチュアの置き物とか、リカちゃんハウスのちっちゃな家具とかなら、可愛いのは当然だけど、トマトやキャベツ、トウモロコシなんかの単なるお野菜でも、それがちっちゃくなったトタンに、可愛く思えてきちゃう。

これは、お菓子にもよくある。明治製菓の「きのこの山」や「たけのこの里」は有名だけど、単なる丸とか四角とかじゃなくて、ちっちゃなキノコやタケノコの形にしたからこそ、大ヒットしたんだと思う。あたしが子供のころ、大好きだったのは、ブルボンの「エブリバーガー」だ。ちっちゃなハンバーガーの形をしてるのが、可愛くて大好きだった。もちろん、これらは、トマトをちっちゃくしたプチトマトや、キャベツをちっちゃくした芽キャベツとは違って、チョコやクッキーの形を別のものに似せただけのお菓子だ。だけど、それが、キノコやタケノコやハンバーガーっていう、ふだん目にしてる何でもないものなのに、大きさがちっちゃいからこそ、可愛く思えちゃうのだ。

‥‥そんなワケで、あたしの大好物で、カライーカってのがある。イカの形に成形したお菓子、イカフライのピリ辛バージョンだ。たいていのコンビニで、100円のお菓子コーナーに並んでるから、知ってる人も多いと思うけど、ふつうのカライーカは、1袋に5枚入ってる。あたしは、これをお酒のオツマミとしてもタマに買うけど、お好み焼きを作る時に、砕いて生地に混ぜる。そうすると、キリイカと天カスの両方の役割になる‥‥って、これは別にいいんだけど、とにかく、ちょっと前に、何かオヤツを買おうと思って、たまたま寄ったスリーエフの100円のお菓子コーナーを眺めてたら、思わず「おおっ!」って声を出しちゃった。

Abc1あたしが見つけたのは、「ミニカライーカ」だった。大好物のカライーカが、ちっちゃくなってて、それがいっぱい入ってて、105円。あたしは、すぐに飛びついた。そして、お家に帰って、お茶をいれて、「ドラクエ9」をやりながら、食べることにした。ミニカライーカは、1個が約3センチで、とっても可愛かった。ちっちゃいからなのか、辛さも少しマイルドになってるみたいな感じがしたんだけど、試しに3個まとめて食べてみたら、やっぱり、いつもの辛さだった。そして、こんなにちっちゃいカライーカでも、ニンテンドーDSのちっちゃな画面の中にいるちっちゃな戦士きっこには、ちょうどいい大きさだと思った。

そして、戦士きっこはレベル40、武闘家みるく、僧侶まりあ、魔法使いじゅりあの3人もレベル25前後になって、まあまあパーティーで戦えるようになって来たから、新天地のモンゴル草原みたいなとこへ遠征してみた。そしたら、そこでのイベントで、ものすごく巨大な上に、いろんな魔法を使う強力な中ボスが登場。力としては勝てると思ったけど、こっちは1人の犠牲も出さずに勝ちたかったので、ものすごく慎重に戦った。どんな魔法で攻撃して来るのか分からないから、まずは戦士きっこに魔法を跳ね返す特技の「ミラーシールド」、2番手の武闘家みるくには「ためる」、3番手の僧侶まりあには様子見で「通常攻撃」、しんがりの魔法使いじゅりあには相手の魔法を跳ね返す「マホカンタ」‥‥って感じで、相手の出方を見た。

相手は一度に2ターンみたいで、補助魔法を使ってから、通常攻撃を繰り出して来た。じゅりあが食らって、ダメージ50とMPを7くらい盗まれた。HPは、きっこが240、みるくが180で安心なんだけど、まりあとじゅりあは100ちょいなので、2発くらったらオダブツだ。それで、きっこに「はやぶさ斬り」をさせたら、70+70くらいのダメージを与えられたので、きっこはずっとこの攻撃に決定。みるくにも攻撃させようと思ったんだけど、まだ「ためる」が1回で5%しかパワーアップしてないので、もう1回「ためる」で20%を目指す。まりあは、さっきの攻撃でダメージ50を受けたじゅりあに「ベホイミ」、じゅりあは「防御」にした。

そしたら、相手がマヌーサと通常攻撃を繰り出して来て、みるくとまりあがマヌーサに掛かっちゃった。それで、きっこに、もう一度「はやぶさ斬り」をさせつつ、みるくに攻撃させてもマヌーサの影響でヒットしないだろうから、もう1回「ためる」にして、通常攻撃を受けたまりあに自分でベホイミ。じゅりあは様子見で特技の「結界」を張らせてみた。

相手から、ルカナン系の補助魔法と全体攻撃。みるくとまりあのマヌーサが解けないので、みるくは、もう1回「ためる」にした。これで、次のターンでフルパワーになる。だけど、マヌーサが解けないと、せっかくの攻撃もヒットする確率が低い。そして、次のターンで、きっこに「はやぶさ斬り」をさせたら、お次のみるくの「ためる」が100%に達して、スーパーハイテンションになった!久しぶりに見たけど、スーパーサイヤ人みたいでカッコイイ!でも、マヌーサ中だけど(笑)

この時点で、みるくとまりあがマヌーサ状態で、まりあとじゅりあのHPがヤバかったので、こりゃあ1人くらいはやられちゃうかも?‥‥って思った瞬間、強力な一撃を食らったまりあが「ひっさつチャージ」して、「ゴスペル」を使えるようになった!「ゴスペル」は、全員のHPを満タンにした上に、全員の異常も治癒してもらえるっていう、まさに、願ってもなかった必殺ワザだ。当然、まりあに「ゴスペル」を歌わせて、きっこに「はやぶさ斬り」、みるくには「攻撃」だ。

まりあが「ゴスペル」を歌うと、4人のHPがすべて満タンになった上に、みるくとまりあのマヌーサも解けた。そして、きっこの「はやぶさ斬り」に続いて、スーパーハイテンションになってたみるくが、巨大な敵の胸元へとシューマッハで飛び込み、フルパワーの一撃を炸裂させた! 504ポイントのダメージ! 一拍遅れて、敵の巨大な体が崩れるように倒れ、小さなきっこチームの勝利! ああ~気持ち良かった~♪

‥‥そんなワケで、今までのドラクエは、1つの町へ進んだら、そこでのイベントをクリアしない限り、その次の町や目的地には行くことができなかった。ようするに、ストーリーの本線が強制的に決められてた。だけど、今度の「ドラクエ9」は、第1章、第2章、第3章‥‥っていう大マカな枠組みは決められてるけど、それぞれの中では自由にストーリーを進めることができる。だから、できるだけ誰とも会話しないで進めてたあたしの場合は、小さな町や村のイベントに気づかずに、仲間を作れることにも気づかずに、転職できることも知らずに、それよりも先に船を手に入れちゃって、たった1人で、ずっと先の町へ行っちゃった。そして、転職したり仲間を作ったりした今は、飛ばして来ちゃったイベントを順番に片づけてるとこだ。だから、自分が強すぎて、洞窟に入ってもぜんぜん恐くないし、ホントなら難関なハズのエリアもズンズンと進むことができる。ま、これがいいか悪いかはプレイする人の好みによるとこだけど、臆病者のあたしとしては、洞窟に入るたびにビクビクしてるよりも、遥かに楽しく冒険ができる今日この頃なのだ。


★ 今日も最後まで読んでくれてありがとう♪
★ よかったら応援のクリックをポチッとお願いしま~す!
   ↓
人気ブログランキングへ


|

« マイケル・ジャクソンさんの未発表曲が流出 | トップページ | エコカー減税という環境破壊 »