世界一生活費の高い都市は東京
「世界一生活費の高い都市は東京」(世田谷通信)
アメリカの経営コンサルタント会社「マーサー社」が毎年行なっている「世界主要都市の生活費番付」の2009年度版が発表されたが、日本の東京が、昨年の2位から1位に浮上し、世界143都市の中でもっとも生活費の高い都市という不名誉な栄冠に輝いた。この番付は、世界143都市の住宅費や交通費、食費など200項目以上を調査し、ドル建てに換算し、ニューヨークを基準にして指数化したもの。1位の東京に続く2位も日本の大阪で、以下、3位がモスクワ(ロシア)、4位がジュネーブ(スイス)、5位が香港(中国)と続いている。また、143都市の中でもっとも生活費の安い都市は、ヨハネスブルク(南アフリカ)だった。東京の生活費が上昇したのは、福祉予算を次々と縮小する一方で、新銀行東京や築地市場の移転、東京オリンピックや八ッ場ダムの建設など、都民の望んでいない大型利権にばかり予算を割り当て続ける石原都政のツケが回って来た結果と見られている。今回の番付結果が、12日に投開票される東京都議選や、オリンピック招致にも大きく影響が出ることは間違いないだろう。(2009年7月9日)
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